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日本初 絶滅危惧動物のサイがテーマのアート展 「サイ展」を開催 11月7日(木)から 12日(火)まで  ~ 表現手法の異なる7名のアーティストが描くサイの 30点の作品を一堂に展示 ~




絶滅危機の動物、サイを題材としたアート作品30点が展示される「サイ展」が、11月7日から12日まで開催されます。主催団体である認定NPO法人アフリカゾウの涙の調べでは、サイをテーマとするアート展としては日本初の実施です。

参加アーティストは7名。刺繡画、精密画、墨絵、ファインアートフォト、アクリル画、ボールペン細密画、イラスト、ホイルアートといった各作家の相異なる表現手法を用いた作品30点が展示されます。絵画やアートの題材として選ばれることが少ないサイを表現した作品を技法の比較をしながら見られる希少な機会です。作品の売上の一部は、主催団体「アフリカゾウの涙」のサイの保全活動のために寄付されます。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/100184/5/100184-5-f3b38d8fa4215c50844f7baa060c7b4c-2126x2126.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
展示作品4例。

全展示作品30点のうち15点はサイ展のための新作、イラスト10点は今後の出版物のために書き溜められた作品です。

■開催概要
「サイ展」
● 会場:ギャラリー・フィールド(東京都文京区関口1-10-8 東京メトロ有楽町線 江戸川橋駅2番出口徒歩2分)。
● 会期 :11月7日(木)から12日(火)まで
● 開催時間:11時より18時(初日7日は13:30 〜 最終日12日は〜17時)
● ギャラリートーク:11月9日(土)14時〜 
 
● 主催:認定NPO法人「アフリカゾウの涙」

見どころは7名の作家の表現手法の比較
サイ展に参加する作家は以下7名。

●稲垣ヒロ子(テキスタイル・アーティスト): 刺繡と布のコラージュにより絵画のような表現をする珍しい手法。サイ展に出品される2作品は、F60号(130cm×90cm)の大きさに、シロサイとインドサイがそれぞれ描かれているので、近くで見ると大変な迫力と表現の繊細さが感じられる。

●岡田宗徳(野生動物画家):野生動物を高度な技法で精密に描くことで知られる。NHKのTV番組「ダーウィンが来た!の2023年のニホンオオカミの放送回のために制作したニホンオオカミの復元イラストの超絶技巧が話題となる。☆

●佐藤周作(動物墨絵師):墨の濃淡のグラデーションの手法で多種の動物を表現。ライブペイントも得意とし、クルーズ船内での実施、有馬記念のPRイベントでは競争馬を描くなど多彩な活動を展開。 ★

●中村晃(ファインアート・フォトグラファー):動物や自然をモチーフにした写真とグラフィックを融合してコラージュ手法で創作。グラフィックデザイナーでもあり、サイ展のDMデザイン、会場で配布するリーフレットのデザインも担当。★

●原田鎮郎(建築家・画家):建築家としても自然環境を重視し、2005年の愛知万博では自然への負担が少ないバリアフリーの「木道」であるグローバルループを設計し実現させた。画家としてはアクリル画で主に絶滅危惧動物を描き、台湾でも定期的に個展を開催。 ★

●彦坂ゆね(ボールペン超細密画・ホイルアート作家):主に恐竜、古生物などを題材としボールペンを使用して制作。今回はサイをテーマとした作品に挑む。ホイルアートの立体作品も出品。 ★

●ヒサクニヒコ(漫画家・イラストレーター):恐竜研究家でもあり、絵と文を担当した恐竜の本の著作も多い。当展は高名なイラストレーターによるペーソスとユーモアを交えたサイのイラスト作品10点がまとめて見られる貴重な機会となる。

各作家のサイをテーマとした、刺繡画、精密画、墨絵、ファインアートフォト、アクリル画、ボールペン細密画、イラスト、ホイルアートが一堂に展示されます。

★:展示作品を販売。
☆:原画は販売しないが、展示する1作品の原画サイズのジークレー版画を10枚限定で予約販売。

参加作家がもつ共通の思い
各作家の表現手法はそれぞれ相異なりますが、作家たちには共通の思いがあります。それは自らの創作活動を野生動物を守ることに繋げたい、というものです。その思いは今回のサイ展のコンセプトそのものであり、この展覧会が伝えたいことです。

サイ展は野生動物の保全団体が企画するアート展
サイ展を主催するのは認定NPO法人「アフリカゾウの涙」です。サイの保全を活動内容のひとつとする日本で唯一の団体として、絶滅危機の問題を様々な方法で伝えていますが、その新たな試みとして今回のサイ展を企画しました。

とは言え、サイ展の目的は多くの人々にアートとしてのサイを楽しんでもらうことです。テーマのユニークさ、参加作家の力量と動物への思い、楽しむのに充分なアート作品を揃えた展覧会です。

会場にはサイの種類や問題について解説する赤いリーフレット(A5・8頁)も用意しています。
サイの現状を伝えることの緊急性の意味を込め全頁を赤色で作成しています。作品を見ながらサイについて知りたいことがあれば、質問に答えられるスタッフがいますので気軽にお尋ね下さい。

サイ展が、サイのことを少しでも気にかけて頂く機会になれば、主催者として望外の喜びです。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/100184/5/100184-5-ca279913a700f48e7e942e4d92d6006e-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
サイ展の会場で配布されるリーフレット。


認定NPO法人「アフリカゾウの涙」について
2015年にNPO法人格を取得、ケニアと日本に活動拠点をおくゾウとサイの保全のための団体。ケニアでは当団体設立者の1人である滝田明日香が野生動物獣医をしながら密猟対策のためのドッグユニットの育成と運営などの活動、日本では象牙消費の問題や絶滅危機のアフリカのゾウとサイの現状を広く伝える活動をしています。

サイの絶滅危機について
サイは角めあての密猟の急増により深刻な絶滅危機となっています。ベトナムや中国で驚くほどの高値でサイの角が密売されることが原因です。「サイの角は万能薬」という迷信が伝えられるそれらの国々では、サイ角は漢方薬として富裕層に好まれていますが、その主成分は人間の爪や髪の毛と同じケラチンというタンパク質なので科学的には薬効はないとされています。

◯ 各参加作家からサイ展に向けてのメッセージ
アフリカのシロサイはこれから闇となってしまう、陽が落ち切る前の斜陽の中を独歩する姿。インドサイはこちらに背を向けて遠ざかる姿で作りました。ともに遠ざかり、視界から消えゆくイメージです。次には陽の光の下を力強く突進する姿を描きたい。稲垣ヒロ子

野に棲むものは、黙って変化を受け入れるしかないのか・・昔からその地に生きるものたちが生き難くなっている状況を私たちはどのような目を持ち見ているのか・・描いた作品が 何かを考える切っ掛けになれたらこんなに嬉しいことはありません。岡田宗徳

動物のアートを通じて少しでも動物たちに関心を持って頂ければと思います!アートがわからないという方も、かわいい!かっこいい!という素直な気持ちで楽しめたら幸いです。佐藤周作

アートを通して “サイ”という魅力的な生命体について改めて見つめ直し、また彼らの厳しい現状について知って頂けたら幸いです。中村晃

今までに数多くのいきものを絶滅させてきた人類がさらに密猟という愚かな手段でサイやゾウまでを地球上から抹殺しようとしている。彼らが抹殺された地球上にはやがて人類も姿を消すことになることをサイ展で訴えたい。原田鎮郎

この魅力的な存在をめぐる環境がいつの日か、人類が犯した多くの愚行と迷妄の果てに迎えた取り返しのつかない悲惨な結末のひとつとしてではなく、過ちを経ても土俵際で踏み止まり理性と良識の片鱗を示すことのできたおはなしのひとつとして記録されるのを願っております。彦坂ゆね

ケニアには25回、シロサイにもクロサイにも会いました。アジアではスマトラやボルネオで出会ったサイが忘れられません。・・・悲劇が起きないような環境ができないとゾウもキリンもシマウマもライオンもみんないなくなってしまいます。人の意識が一番大切だと思います。貧富の格差も最悪です。21世紀、絶滅の世紀にしないようにしないと!!ヒサクニヒコ


サイ展・特設サイト:
「サイ展」特設HP:
https://saiten2024.jimdofree.com/

各参加作家についての詳しい紹介、各作家のサイ以外の作品紹介、サイ展に向けたメッセージの全文、サイ展に関する最新情報などを掲載しています。

認定NPO法人アフリカゾウの涙 :
○アフリカゾウの涙 HP:http://taelephants.org
◯アフリカゾウの涙 FB: https://www.facebook.com/tearsofelephants


<サイ展についてのお問い合わせ先>
■ 認定NPO法人「アフリカゾウの涙」 サイ展担当:
理事 今泉 木綿子 (イマイズミ ユウコ)

■ 担当者連絡先:
□ Email: sainomimy@yahoo.co.jp
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