英国Syntonymによる革新的な「情報損失なしのデータ匿名化」技術が日本進出。AI学習用画像データの有用性を保持しながら個人情報保護を実現
[25/03/27]
提供元:PRTIMES
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従来の画像マスキングや顔ぼかし処理で課題であったドライバーモニタリングシステム(DMS)、先進運転支援システム(ADAS)、歩行者検知など重要なAI機能に必要な視覚情報が失われる問題を解消
2025年3月26日 東京 - 自動車および交通分野のビジョンAIシステムにおけるプライバシー保護技術の英国リーディングカンパニーSyntonym社は本日、特許出願中の「ロスレスデータ匿名化」技術を日本市場で正式に提供開始することを発表しました。併せて、日本での国内総販売代理店であるチャネルブリッジと共同で、ユーザーが自身の画像や動画をアップロードして匿名化技術を試せる無料トライアル環境も公開しました。
この革新的な技術は、個人特定につながる生体認証データを不可逆的に匿名化しながら、AIシステムに必要な視覚情報を維持する新しいアプローチを実現します。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130232/5/130232-5-cb4f96a9e81baadc8a0b708c0bb79a40-605x274.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
外部カメラの画像内で、通行人の顔やナンバープレートを正確に認識し、匿名化
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130232/5/130232-5-df9d12dce4850c4b842d5e3703786863-605x302.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
社内カメラでの搭乗者の顔部分に必要最低限の匿名加工を行うぼかし処理とAIによる匿名加工処理
従来のプライバシー保護手法の課題を解決
従来の画像マスキングや顔ぼかし処理では、ドライバーモニタリングシステム(DMS)、先進運転支援システム(ADAS)、歩行者検知など重要なAI機能に必要な視覚情報が失われるという問題がありました。この課題は安全上のリスクを高め、AI開発と実装の妨げとなっていました。
Syntonym社のCEOであるBatuhan OZCAN氏は次のようにコメントしています。「当社の技術は、表情、視線方向、頭部位置、年齢層、性別などの重要データを保持したまま、個人を特定できる生体情報のみを合成データに置き換えます。日本のナンバープレートも匿名化できます。これにより企業は、EU・GDPR、米国・CCPA、日本・APPI、中国・PIPLなど世界各国のプライバシー規制を遵守しながら、高性能AIの学習や運用に必要なデータセットを安全に共有できるようになります」
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130232/5/130232-5-a1c2f40934fbf3f1acbdd034914b6d9b-197x207.gif?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
オリジナル画像
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130232/5/130232-5-0a56c8f966b4fd711144c8848e43a98c-197x207.gif?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Syntonymぼかし処理後の画像
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130232/5/130232-5-8d402d45e318853c498d0f4f4d175b59-197x207.gif?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Syntonymによる匿名加工後の画像
日本市場における個人情報保護の重要性
日本の個人情報保護法では、防犯カメラで撮影された顔画像や、顔から抽出された特徴データが個人情報として定義されています。
自動車業界においても、運転者モニタリングカメラなどの車室内カメラや、自動運転機能のための車外カメラの搭載が進んでおり、車内での顔画像データの取り扱いは、プライバシー保護の観点から大きな課題となっています。
主な市場と応用分野
Syntonymの技術は、特に次の分野において活用が期待されています。
1.自動車およびモビリティ分野
・外部カメラ:歩行者検知、セグメンテーション、行動予測
・車内カメラ:運転手および同乗者モニタリング、車両管理
・車両セキュリティカメラ:関係者以外の顔およびナンバープレートの匿名化
・事故・インシデント記録:第三者との安全なデータ共有
2. スマートシティアプリケーション
・小売および消費者分析:商業施設の来訪者動向把握
・公共交通機関:プライバシーに配慮した乗客分析
・都市・交通管理:スマート交通監視および最適化
・職場安全分析:安全重視環境でのプライバシー配慮型従業員モニタリング
3. 自律型ロボット
・サービスロボット・配送ロボット:公共空間でのプライバシー保護ナビゲーション
・産業用ロボット:製造・倉庫環境でのプライバシー配慮型モニタリング
・家庭用・介護支援ロボット:家族や訪問者のプライバシーを保護した健康モニタリング
およびスマートホームセキュリティ
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130232/5/130232-5-d246ebe035d46ce2caba24b019e17917-605x269.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
家族や訪問者のプライバシー保護
様々な環境への柔軟な展開
Syntonymのソリューションは、クラウド、オンプレミス、エッジデバイスなど、あらゆる環境に柔軟に展開可能です。企業は自社のニーズに最も適した導入方法を選ぶことができます。
エッジ処理とオンデバイス処理の強み
Syntonymの技術の大きな特長の一つは、エッジ処理能力です。これにより車両に直接搭載して、データ収集時点で匿名化処理を行うことが可能になります。
この機能は自動車メーカーとサプライヤーに以下の機会をもたらします:
・実世界のデータを価値ある学習用データセットに変換
・ライブデータを活用した製品の継続的改善
・プライバシー懸念なしの国境を越えたシームレスなデータ共有
また、既に大量のデータを保有する企業向けに、様々なビジネスニーズに合わせたオンプレミスおよびクラウドベースのソリューションも提供しています。
グローバルパートナーシップの拡大
Syntonym社は戦略的提携を通じて、自動車・モビリティ分野でのグローバル展開を加速しています。現在、ドイツのTier1サプライヤーとの提携や、北米のAI・データソリューション企業と日米での自動車データプロジェクトを進行中です。さらに、業界大手プロバイダーのドライバーモニタリングシステムへの統合実証(PoC)にも成功し、モビリティ分野におけるプライバシー重視型AIソリューションへの取り組みを示しています。
Syntonymの主軸は自動車産業ですが、同社の技術は幅広い用途に適用可能です。既に大手銀行と提携し、ビデオ通話中の従業員の視覚的プロファイルを匿名化するソリューションを提供しています。レスポンシブルなインジケータ(ラベル)を施した合成顔を導入することで、プライバシー保護目的の合成顔が一目で識別できるようにしています。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130232/5/130232-5-fa3382099723913c37ae51246cce5b3f-302x208.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
オンデバイス仮想カメラのオリジナル画像
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130232/5/130232-5-68aa15a1a528f22add9bb0c72f68d97c-302x209.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
オンデバイス仮想カメラの匿名加工後画像
モバイル・デスクトップを問わずシームレスに動作するSyntonym社の多用途技術は、様々な将来アプリケーションの可能性を拓きます。スマートホームのドアベルやセキュリティカメラ、さらには次世代のウェアラブルデバイスやスマートグラスに至るまで、すべてのカメラ搭載デバイスがこのロスレス匿名化技術の恩恵を受けることが可能です。
データ共有と収益化の可能性
本技術により企業は、プライバシー規制に準拠したAIトレーニングや、拠点を超えた第三者とのデータ交換が可能になります。これは保険請求処理、事故調査、緊急対応などの分野で特に有用です。自動車メーカーStellantisの事例では、登録所有者1人あたり588.24ドルのデータ価値が示されており、データ収益化の高い可能性を示しています。
認証と受賞歴
Syntonymの技術はISO 27001認証を取得しており、2023年のIAPP Privacy Innovation Awardsのファイナリストに選出されました。さらに、NVIDIA Inception Program、Google for Startups Accelerator、Creative Destruction Lab、Alchemist Acceleratorなど、世界的に権威あるイノベーション・プログラムからの支援を受けています。
日本市場について
日本市場は、先進的な自動車技術と高い水準のプライバシー基準が融合した独自の環境を持ち、Syntonymのソリューションにとって重要な成長市場です。チャネルブリッジではSyntonym社と協力し、日本の自動車メーカー、公共交通機関事業者、スマートシティプロジェクトとの連携を強化し、革新的なAI技術とプライバシー保護の両立に貢献して行きます。
Syntonym社について
Syntonym社は、ビジョンAIシステム向けのロスレスプライバシー技術を開発する先進テクノロジー企業です。
https://www.syntonym.com/
本件に関するお問い合わせ先:
東京都港区赤坂8-4-14 青山タワープレイス8F
株式会社チャンネルブリッジ
Syntonym営業担当(syntonym-sales@ch-bridge.com)
TEL: 03-6824-6520 FAX: 03-6824-6521
https://www.ch-bridge.com
https://www.ch-bridge.com/syntonym/
※注釈
ビジョンAIシステム
ビジョンAIシステムは、人工知能技術を用いて画像や映像を解析し、物体認識、分類、評価を行う高度なコンピュータビジョンシステムです。カメラやセンサーを通じて取得した視覚データを処理し、複雑な画像情報から有用な情報を抽出します
ロスレスデータ匿名化:
データを匿名化する際に、データの価値や分析可能性を損なわずに個人を特定できないように加工する技術。Syntonym社の技術は、匿名化後も元のデータの情報量を保持し、データ分析や研究において有用性を高めることを目的としています。
生体認証データ:
個人の身体的特徴や行動パターンを数値化したもので、本人確認に使用される情報。
ドライバーモニタリングシステム(DMS):
車内に設置されたカメラを使用してドライバーの状態を監視し、安全運転を支援する先進的な技術。例えば、眠気や注意散漫の検知や危険運転の検出、顔認証機能等に用いられます。
先進運転支援システム(ADAS):
Advanced Driver Assistance Systemsの略。ドライバーの運転を支援し、安全性や快適性を向上させるために設計された技術の総称。
EU・GDPR:
General Data Protection Regulation(EU一般データ保護規則)の略。2018年5月25日に施行された、欧州連合(EU)および欧州経済領域(EEA)における個人データの保護を目的とした法令
米国・CCPA:
California Consumer Privacy Actの略。2020年1月1日に施行された、アメリカ・カリフォルニア州で制定された消費者プライバシー保護法
日本・APPI:
Act on the Protection of Personal Information(個人情報保護法)の略。日本国民の個人情報を保護するために制定された個人情報の保護に関する法律。2025年以降も改正予定。
中国・PIPL:
General Data Protection Regulation(中国個人情報保護法)の略。2021年11月1日に施行された中国における包括的な個人情報保護に関する法律
データセット:
ある目的で集められ、一定の形式に整理されたデータの集合体。画像データセットは、AI開発において大量の画像データを用いてAIモデルを学習させ、画像認識能力を向上を図る機械学習モデルの訓練等に用いられます。
エッジ処理:
データの発生源に近い場所でデータ処理を行う分散コンピューティング。従来のクラウドコンピューティングモデルとは異なり、エッジ処理では端末やその近くに配置されたサーバーでデータを処理することで、データ処理の分散化、リアルタイム性の向上、通信コストの削減、セキュリティにより、クラウドコンピューティングの弱点を補完し、より効率的なデータ処理システムを構築することが可能になります。
PoC:
Proof of Conceptの略。新しい技術やアイデア、ビジネスモデルの実現可能性や効果を検証するプロセスで、主に実現可能性の確認、リスク評価、コストと利益の分析等の目的で実施されます。
ISO 27001:
国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)が共同で策定した、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS:Information Security Management System)に関する国際規格
IAPP Privacy Innovation Awards:
国際プライバシー専門家協会(IAPP)が主催する賞で、プライバシー分野における革新的なアイデアや取り組みを表彰するもの。この賞は、顧客の信頼を構築し、競合他社との差別化を図るために、製品、プロセス、サービスにプライバシーを統合する優れたアイデアを称えることを目的とされています。
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130232/5/130232-5-fe425905d497379190341d5d67407a27-1452x451.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]株式会社チャネルブリッジ
AIビジョン開発技術、テスト検証自動化技術をメインに、海外先端技術ベンダーの日本市場への橋渡し役として、また国内での専門技術サポートを提供しています。
2025年3月26日 東京 - 自動車および交通分野のビジョンAIシステムにおけるプライバシー保護技術の英国リーディングカンパニーSyntonym社は本日、特許出願中の「ロスレスデータ匿名化」技術を日本市場で正式に提供開始することを発表しました。併せて、日本での国内総販売代理店であるチャネルブリッジと共同で、ユーザーが自身の画像や動画をアップロードして匿名化技術を試せる無料トライアル環境も公開しました。
この革新的な技術は、個人特定につながる生体認証データを不可逆的に匿名化しながら、AIシステムに必要な視覚情報を維持する新しいアプローチを実現します。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130232/5/130232-5-cb4f96a9e81baadc8a0b708c0bb79a40-605x274.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
外部カメラの画像内で、通行人の顔やナンバープレートを正確に認識し、匿名化
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130232/5/130232-5-df9d12dce4850c4b842d5e3703786863-605x302.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
社内カメラでの搭乗者の顔部分に必要最低限の匿名加工を行うぼかし処理とAIによる匿名加工処理
従来のプライバシー保護手法の課題を解決
従来の画像マスキングや顔ぼかし処理では、ドライバーモニタリングシステム(DMS)、先進運転支援システム(ADAS)、歩行者検知など重要なAI機能に必要な視覚情報が失われるという問題がありました。この課題は安全上のリスクを高め、AI開発と実装の妨げとなっていました。
Syntonym社のCEOであるBatuhan OZCAN氏は次のようにコメントしています。「当社の技術は、表情、視線方向、頭部位置、年齢層、性別などの重要データを保持したまま、個人を特定できる生体情報のみを合成データに置き換えます。日本のナンバープレートも匿名化できます。これにより企業は、EU・GDPR、米国・CCPA、日本・APPI、中国・PIPLなど世界各国のプライバシー規制を遵守しながら、高性能AIの学習や運用に必要なデータセットを安全に共有できるようになります」
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130232/5/130232-5-a1c2f40934fbf3f1acbdd034914b6d9b-197x207.gif?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
オリジナル画像
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130232/5/130232-5-0a56c8f966b4fd711144c8848e43a98c-197x207.gif?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Syntonymぼかし処理後の画像
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130232/5/130232-5-8d402d45e318853c498d0f4f4d175b59-197x207.gif?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Syntonymによる匿名加工後の画像
日本市場における個人情報保護の重要性
日本の個人情報保護法では、防犯カメラで撮影された顔画像や、顔から抽出された特徴データが個人情報として定義されています。
自動車業界においても、運転者モニタリングカメラなどの車室内カメラや、自動運転機能のための車外カメラの搭載が進んでおり、車内での顔画像データの取り扱いは、プライバシー保護の観点から大きな課題となっています。
主な市場と応用分野
Syntonymの技術は、特に次の分野において活用が期待されています。
1.自動車およびモビリティ分野
・外部カメラ:歩行者検知、セグメンテーション、行動予測
・車内カメラ:運転手および同乗者モニタリング、車両管理
・車両セキュリティカメラ:関係者以外の顔およびナンバープレートの匿名化
・事故・インシデント記録:第三者との安全なデータ共有
2. スマートシティアプリケーション
・小売および消費者分析:商業施設の来訪者動向把握
・公共交通機関:プライバシーに配慮した乗客分析
・都市・交通管理:スマート交通監視および最適化
・職場安全分析:安全重視環境でのプライバシー配慮型従業員モニタリング
3. 自律型ロボット
・サービスロボット・配送ロボット:公共空間でのプライバシー保護ナビゲーション
・産業用ロボット:製造・倉庫環境でのプライバシー配慮型モニタリング
・家庭用・介護支援ロボット:家族や訪問者のプライバシーを保護した健康モニタリング
およびスマートホームセキュリティ
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130232/5/130232-5-d246ebe035d46ce2caba24b019e17917-605x269.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
家族や訪問者のプライバシー保護
様々な環境への柔軟な展開
Syntonymのソリューションは、クラウド、オンプレミス、エッジデバイスなど、あらゆる環境に柔軟に展開可能です。企業は自社のニーズに最も適した導入方法を選ぶことができます。
エッジ処理とオンデバイス処理の強み
Syntonymの技術の大きな特長の一つは、エッジ処理能力です。これにより車両に直接搭載して、データ収集時点で匿名化処理を行うことが可能になります。
この機能は自動車メーカーとサプライヤーに以下の機会をもたらします:
・実世界のデータを価値ある学習用データセットに変換
・ライブデータを活用した製品の継続的改善
・プライバシー懸念なしの国境を越えたシームレスなデータ共有
また、既に大量のデータを保有する企業向けに、様々なビジネスニーズに合わせたオンプレミスおよびクラウドベースのソリューションも提供しています。
グローバルパートナーシップの拡大
Syntonym社は戦略的提携を通じて、自動車・モビリティ分野でのグローバル展開を加速しています。現在、ドイツのTier1サプライヤーとの提携や、北米のAI・データソリューション企業と日米での自動車データプロジェクトを進行中です。さらに、業界大手プロバイダーのドライバーモニタリングシステムへの統合実証(PoC)にも成功し、モビリティ分野におけるプライバシー重視型AIソリューションへの取り組みを示しています。
Syntonymの主軸は自動車産業ですが、同社の技術は幅広い用途に適用可能です。既に大手銀行と提携し、ビデオ通話中の従業員の視覚的プロファイルを匿名化するソリューションを提供しています。レスポンシブルなインジケータ(ラベル)を施した合成顔を導入することで、プライバシー保護目的の合成顔が一目で識別できるようにしています。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130232/5/130232-5-fa3382099723913c37ae51246cce5b3f-302x208.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
オンデバイス仮想カメラのオリジナル画像
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130232/5/130232-5-68aa15a1a528f22add9bb0c72f68d97c-302x209.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
オンデバイス仮想カメラの匿名加工後画像
モバイル・デスクトップを問わずシームレスに動作するSyntonym社の多用途技術は、様々な将来アプリケーションの可能性を拓きます。スマートホームのドアベルやセキュリティカメラ、さらには次世代のウェアラブルデバイスやスマートグラスに至るまで、すべてのカメラ搭載デバイスがこのロスレス匿名化技術の恩恵を受けることが可能です。
データ共有と収益化の可能性
本技術により企業は、プライバシー規制に準拠したAIトレーニングや、拠点を超えた第三者とのデータ交換が可能になります。これは保険請求処理、事故調査、緊急対応などの分野で特に有用です。自動車メーカーStellantisの事例では、登録所有者1人あたり588.24ドルのデータ価値が示されており、データ収益化の高い可能性を示しています。
認証と受賞歴
Syntonymの技術はISO 27001認証を取得しており、2023年のIAPP Privacy Innovation Awardsのファイナリストに選出されました。さらに、NVIDIA Inception Program、Google for Startups Accelerator、Creative Destruction Lab、Alchemist Acceleratorなど、世界的に権威あるイノベーション・プログラムからの支援を受けています。
日本市場について
日本市場は、先進的な自動車技術と高い水準のプライバシー基準が融合した独自の環境を持ち、Syntonymのソリューションにとって重要な成長市場です。チャネルブリッジではSyntonym社と協力し、日本の自動車メーカー、公共交通機関事業者、スマートシティプロジェクトとの連携を強化し、革新的なAI技術とプライバシー保護の両立に貢献して行きます。
Syntonym社について
Syntonym社は、ビジョンAIシステム向けのロスレスプライバシー技術を開発する先進テクノロジー企業です。
https://www.syntonym.com/
本件に関するお問い合わせ先:
東京都港区赤坂8-4-14 青山タワープレイス8F
株式会社チャンネルブリッジ
Syntonym営業担当(syntonym-sales@ch-bridge.com)
TEL: 03-6824-6520 FAX: 03-6824-6521
https://www.ch-bridge.com
https://www.ch-bridge.com/syntonym/
※注釈
ビジョンAIシステム
ビジョンAIシステムは、人工知能技術を用いて画像や映像を解析し、物体認識、分類、評価を行う高度なコンピュータビジョンシステムです。カメラやセンサーを通じて取得した視覚データを処理し、複雑な画像情報から有用な情報を抽出します
ロスレスデータ匿名化:
データを匿名化する際に、データの価値や分析可能性を損なわずに個人を特定できないように加工する技術。Syntonym社の技術は、匿名化後も元のデータの情報量を保持し、データ分析や研究において有用性を高めることを目的としています。
生体認証データ:
個人の身体的特徴や行動パターンを数値化したもので、本人確認に使用される情報。
ドライバーモニタリングシステム(DMS):
車内に設置されたカメラを使用してドライバーの状態を監視し、安全運転を支援する先進的な技術。例えば、眠気や注意散漫の検知や危険運転の検出、顔認証機能等に用いられます。
先進運転支援システム(ADAS):
Advanced Driver Assistance Systemsの略。ドライバーの運転を支援し、安全性や快適性を向上させるために設計された技術の総称。
EU・GDPR:
General Data Protection Regulation(EU一般データ保護規則)の略。2018年5月25日に施行された、欧州連合(EU)および欧州経済領域(EEA)における個人データの保護を目的とした法令
米国・CCPA:
California Consumer Privacy Actの略。2020年1月1日に施行された、アメリカ・カリフォルニア州で制定された消費者プライバシー保護法
日本・APPI:
Act on the Protection of Personal Information(個人情報保護法)の略。日本国民の個人情報を保護するために制定された個人情報の保護に関する法律。2025年以降も改正予定。
中国・PIPL:
General Data Protection Regulation(中国個人情報保護法)の略。2021年11月1日に施行された中国における包括的な個人情報保護に関する法律
データセット:
ある目的で集められ、一定の形式に整理されたデータの集合体。画像データセットは、AI開発において大量の画像データを用いてAIモデルを学習させ、画像認識能力を向上を図る機械学習モデルの訓練等に用いられます。
エッジ処理:
データの発生源に近い場所でデータ処理を行う分散コンピューティング。従来のクラウドコンピューティングモデルとは異なり、エッジ処理では端末やその近くに配置されたサーバーでデータを処理することで、データ処理の分散化、リアルタイム性の向上、通信コストの削減、セキュリティにより、クラウドコンピューティングの弱点を補完し、より効率的なデータ処理システムを構築することが可能になります。
PoC:
Proof of Conceptの略。新しい技術やアイデア、ビジネスモデルの実現可能性や効果を検証するプロセスで、主に実現可能性の確認、リスク評価、コストと利益の分析等の目的で実施されます。
ISO 27001:
国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)が共同で策定した、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS:Information Security Management System)に関する国際規格
IAPP Privacy Innovation Awards:
国際プライバシー専門家協会(IAPP)が主催する賞で、プライバシー分野における革新的なアイデアや取り組みを表彰するもの。この賞は、顧客の信頼を構築し、競合他社との差別化を図るために、製品、プロセス、サービスにプライバシーを統合する優れたアイデアを称えることを目的とされています。
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130232/5/130232-5-fe425905d497379190341d5d67407a27-1452x451.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]株式会社チャネルブリッジ
AIビジョン開発技術、テスト検証自動化技術をメインに、海外先端技術ベンダーの日本市場への橋渡し役として、また国内での専門技術サポートを提供しています。