AIツールとコーチが支える『メンタルトレーニングクラブ BOOOST』、社員のストレス対処力向上への効果を示唆する結果を公開
[24/08/31]
提供元:PRTIMES
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科学的エビデンスに基づくアプローチで、職場におけるメンタルヘルス対策・生産性向上に資する具体的介入を目指す
booost health株式会社(東京都中央区、代表取締役CEO・創業者:芳賀彩花)は、AIを活用した独自オンラインツールとコーチによる伴走を提供する企業向けメンタルケアプラットフォーム「メンタルトレーニングクラブBOOOST」を提供しています。今回、企業社員を対象としたパイロットスタディ(研究デザインの実現性を確認するための小規模調査)にて、ストレスに対処する力を向上させる可能性が示唆されました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140263/5/140263-5-526dfee0e1a982020aa63fc6bee666cb-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
この知見の一部は、2024年8月31日〜9月1日開催の産業・組織心理学会 第39回大会にて【労働者のストレス状態の自己理解と対処方略実践を支援する「メンタルトレーニングクラブBOOOST」の効果検証】としてポスター発表を実施する予定です*。(共著:創発考房バンケ 江川 伊織、立教大学 現代心理学部 心理学科 中島 実穂)
*ポスター発表は当初8/31に予定されていましたが、台風10号の影響より後日のオンライン発表に変更となりました。
近年、多くの企業が社員のストレス対策に取り組んでいますが、以下のような課題が指摘されています。
・一方的な知識提供にとどまり、実践的でない
・継続的な支援ができていない
・職場の業務形態に合わず、使いづらい
・効果や根拠のエビデンスの開示の必要性(※1)
「メンタルトレーニングクラブBOOOST」は、こうした課題を解決するために、AIツールとコーチによる介入を活用し、ストレス緩和とストレス対処力の向上を目指す実践的なアプローチを提供します。
学術研究でも、ストレスの原因に適切に対処するための具体的な方法や心構えを身につけることで、心理的なストレスを軽減し、ワーク・エンゲイジメントの向上を通じて生産性にもポジティブな影響が見られることについては、知見が蓄積されています。(※2 など)
今回の効果検証では、メンタルトレーニングクラブBOOOSTを使用することで、利用者がストレスにうまく対処できるようになり、組織の生産性と従業員のエンゲージメントを高める重要な一歩となる可能性が示唆されました。
(※1)経済産業省 職域における心の健康関連サービス活用に向けた研究会. (2024). 職域の心の健康関連サービスの創出と活用に向けて -民間サービスの情報開示のあり方ー (概要版)
(※2)島津明人. (2010). 職業性ストレスとワーク・ エンゲイジメント. ストレス科学研究, 25, 1-6.
■学会概要
【大会名】産業・組織心理学会 第39回大会
【学会HP】https://www.jaiop.jp/taikai39
【発表内容】労働者のストレス状態の自己理解と対処方略実践を支援する「メンタルトレーニングクラブBOOOST」の効果検証:パイロットスタディ
【発表者】創発考房バンケ 江川 伊織、立教大学 現代心理学部 心理学科 中島 実穂、booost health株式会社 Founder & CEO 芳賀 彩花
■研究発表概要
【検証内容】
継続的なストレスマネジメントトレーニングを主軸としたセルフケアプログラム「メンタルトレーニングクラブBOOOST」の効果を検証。プログラム利用あり / なしのグループ別(利用群・待機群)に、利用期間前後のストレス対処方略スコア(ストレスに対処する行動の実施頻度)の変化を比較する分析をサンプル数10で行いました。
【方法】
・週に1度,自身のPCでWebアプリケーションにてセッションを実施
・毎週のセッションでは以下を実施(約20分間)
> 前週の振り返り: コンディションや,計画したストレス対処方略の実施状況
> 自身のストレスの原因を特定し,具体的なアクションとして設定
・コーチスタッフが,初回の入力サポートや,入力内容へのメッセージによるフィードバックを行ってプログラム継続を支援
※コーチスタッフはbooost health(株)と契約した外部スタッフであり,キャリアコーチ,メンタルカウンセラー,公認心理師,臨床心理士などが所属
・実施期間は8週間であり,基本的に全8回のセッションを実施
・8週間の利用前後でストレス対処方略スコアを調査
【結果】
利用期間前後の差の大きさ(効果量)に着目すると、ストレス対処方略のうち
適応的と見られる下記3つの方略で、利用群群にのみ向上傾向が見られました。
1.物事の良い面に目を向けていく「肯定的思考」
2.趣味などで気分転換を図る「気晴らし」
3.嫌なことを考えないようにする「回避的思考」
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140263/5/140263-5-c2e4daee6c8677eed610f2b0a500fbba-503x447.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
結果抜粋: 「気晴らし」の得点変化。利用群はスコアが減少せず、趣味などで気分転換を図る気晴らしが実施できていることが分かる。
【追加調査】
別の企業の18名を対象に追加調査を実施したところ、期間中の利用回数にばらつきが見られました(最大8回)。そこで、利用なし・利用回数少(5回未満)・利用回数多(6回以上)の3つのグループで、ストレス対処力** のスコア変化を比較しました。その結果、利用回数が多かった参加者でストレス対処力が特に大きく向上していました。「メンタルトレーニングクラブBOOOST」の積極利用が効果的なストレス対処につながる可能性が示唆されます。
**ストレス対処力: ストレスへの対処に特に有用と見られる建設的な6種の対処方略(気晴らし、計画立案、肯定的解釈、他者への共有・発散、情報収集、前向きな諦め)のスコアを合計したもの。先行研究をもとにbooost health社で設定。
結果抜粋: ストレス対処力スコアの得点変化。利用回数が多いグループでスコアの向上が顕著(分散分析によるグループ×利用前後の交互作用: p = .003; η2 = 0.064)
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140263/5/140263-5-9b504c3f2d0e31c8a5a7e9409fe73b20-947x667.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
この結果より、「メンタルトレーニングクラブBOOOST」を使うと、ストレスにうまく対処できるようになる可能性が示唆され、特に積極利用群でその傾向が強く見られました。今回はパイロットスタディということもあり、得られた結果は限定的なものですが、今後も継続的な調査による知見と効果検証を進めていきます。
■発表者プロフィール:booost health株式会社 Founder & CEO 芳賀 彩花
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140263/5/140263-5-1969d0ab92ed4e6420aee1c6181a7774-912x1368.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
東京大学文学部社会心理学専修課程卒業。 IESE Business School MBA卒業。 マッキンゼー&カンパニーにて、戦略策定、オペレーション改善、企業変革に約8年従事。 経営コンサルタントとしての経験を経て、「日本の働く人々をもっと心身ともに健康にしたい」という課題意識からbooost healthを2022年に創業。心理カウンセラー、メンタルトレーナー資格。
■独自のデジタルツールと専属コーチによる伴走型社員ケア「メンタルトレーニングクラブBOOOST」
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140263/5/140263-5-21c12ac47e51a1d0d8caffee5ac119aa-1367x782.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
現代の企業が直面する「社員のメンタルヘルス問題」や「ストレス管理の課題」を根本解決
BOOOSTは、認知行動療法を基に設計されたデジタルコーチングを通じて、社員の心身の健康を強化し、組織全体のパフォーマンスを向上させます。その結果、離職やバーンアウトを防止し、生産性・レジリエンスの向上、そして健康経営への具体的対処を実現します。
AIデジタルツールとコーチの伴走支援で、メンタルの変化に気づき、セルフケアできるようにトレーニング
人間は自分の悩みほど、自分自身で気づくことが難しいものです。特に目の前の仕事に精一杯で、1週間前、1か月前の自分の心理状態を比較することができません。
BOOOSTは定期的(最短1週間)のセッションで、メンタルの変化を客観的に認知し、課題の特定、ユーザー自身が取り組むアクションを決定していきます。ユーザーの変化に応じて最適なコーチを専属で配置し、継続的に伴走します。
■会社概要
booost health株式会社は、組織と個人の持続的成長を実現する伴走型トレーニングクラブ「BOOOST」を提供するスタートアップ企業です。
正式名称:booost health株式会社
所在地:東京都中央区銀座一丁目22番11号
事業概要:企業向け人材開発・ヘルスケアサービス
代表者:代表取締役CEO・創業者 芳賀彩花
設立年月:2022年5月20日
booost health株式会社(東京都中央区、代表取締役CEO・創業者:芳賀彩花)は、AIを活用した独自オンラインツールとコーチによる伴走を提供する企業向けメンタルケアプラットフォーム「メンタルトレーニングクラブBOOOST」を提供しています。今回、企業社員を対象としたパイロットスタディ(研究デザインの実現性を確認するための小規模調査)にて、ストレスに対処する力を向上させる可能性が示唆されました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140263/5/140263-5-526dfee0e1a982020aa63fc6bee666cb-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
この知見の一部は、2024年8月31日〜9月1日開催の産業・組織心理学会 第39回大会にて【労働者のストレス状態の自己理解と対処方略実践を支援する「メンタルトレーニングクラブBOOOST」の効果検証】としてポスター発表を実施する予定です*。(共著:創発考房バンケ 江川 伊織、立教大学 現代心理学部 心理学科 中島 実穂)
*ポスター発表は当初8/31に予定されていましたが、台風10号の影響より後日のオンライン発表に変更となりました。
近年、多くの企業が社員のストレス対策に取り組んでいますが、以下のような課題が指摘されています。
・一方的な知識提供にとどまり、実践的でない
・継続的な支援ができていない
・職場の業務形態に合わず、使いづらい
・効果や根拠のエビデンスの開示の必要性(※1)
「メンタルトレーニングクラブBOOOST」は、こうした課題を解決するために、AIツールとコーチによる介入を活用し、ストレス緩和とストレス対処力の向上を目指す実践的なアプローチを提供します。
学術研究でも、ストレスの原因に適切に対処するための具体的な方法や心構えを身につけることで、心理的なストレスを軽減し、ワーク・エンゲイジメントの向上を通じて生産性にもポジティブな影響が見られることについては、知見が蓄積されています。(※2 など)
今回の効果検証では、メンタルトレーニングクラブBOOOSTを使用することで、利用者がストレスにうまく対処できるようになり、組織の生産性と従業員のエンゲージメントを高める重要な一歩となる可能性が示唆されました。
(※1)経済産業省 職域における心の健康関連サービス活用に向けた研究会. (2024). 職域の心の健康関連サービスの創出と活用に向けて -民間サービスの情報開示のあり方ー (概要版)
(※2)島津明人. (2010). 職業性ストレスとワーク・ エンゲイジメント. ストレス科学研究, 25, 1-6.
■学会概要
【大会名】産業・組織心理学会 第39回大会
【学会HP】https://www.jaiop.jp/taikai39
【発表内容】労働者のストレス状態の自己理解と対処方略実践を支援する「メンタルトレーニングクラブBOOOST」の効果検証:パイロットスタディ
【発表者】創発考房バンケ 江川 伊織、立教大学 現代心理学部 心理学科 中島 実穂、booost health株式会社 Founder & CEO 芳賀 彩花
■研究発表概要
【検証内容】
継続的なストレスマネジメントトレーニングを主軸としたセルフケアプログラム「メンタルトレーニングクラブBOOOST」の効果を検証。プログラム利用あり / なしのグループ別(利用群・待機群)に、利用期間前後のストレス対処方略スコア(ストレスに対処する行動の実施頻度)の変化を比較する分析をサンプル数10で行いました。
【方法】
・週に1度,自身のPCでWebアプリケーションにてセッションを実施
・毎週のセッションでは以下を実施(約20分間)
> 前週の振り返り: コンディションや,計画したストレス対処方略の実施状況
> 自身のストレスの原因を特定し,具体的なアクションとして設定
・コーチスタッフが,初回の入力サポートや,入力内容へのメッセージによるフィードバックを行ってプログラム継続を支援
※コーチスタッフはbooost health(株)と契約した外部スタッフであり,キャリアコーチ,メンタルカウンセラー,公認心理師,臨床心理士などが所属
・実施期間は8週間であり,基本的に全8回のセッションを実施
・8週間の利用前後でストレス対処方略スコアを調査
【結果】
利用期間前後の差の大きさ(効果量)に着目すると、ストレス対処方略のうち
適応的と見られる下記3つの方略で、利用群群にのみ向上傾向が見られました。
1.物事の良い面に目を向けていく「肯定的思考」
2.趣味などで気分転換を図る「気晴らし」
3.嫌なことを考えないようにする「回避的思考」
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140263/5/140263-5-c2e4daee6c8677eed610f2b0a500fbba-503x447.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
結果抜粋: 「気晴らし」の得点変化。利用群はスコアが減少せず、趣味などで気分転換を図る気晴らしが実施できていることが分かる。
【追加調査】
別の企業の18名を対象に追加調査を実施したところ、期間中の利用回数にばらつきが見られました(最大8回)。そこで、利用なし・利用回数少(5回未満)・利用回数多(6回以上)の3つのグループで、ストレス対処力** のスコア変化を比較しました。その結果、利用回数が多かった参加者でストレス対処力が特に大きく向上していました。「メンタルトレーニングクラブBOOOST」の積極利用が効果的なストレス対処につながる可能性が示唆されます。
**ストレス対処力: ストレスへの対処に特に有用と見られる建設的な6種の対処方略(気晴らし、計画立案、肯定的解釈、他者への共有・発散、情報収集、前向きな諦め)のスコアを合計したもの。先行研究をもとにbooost health社で設定。
結果抜粋: ストレス対処力スコアの得点変化。利用回数が多いグループでスコアの向上が顕著(分散分析によるグループ×利用前後の交互作用: p = .003; η2 = 0.064)
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140263/5/140263-5-9b504c3f2d0e31c8a5a7e9409fe73b20-947x667.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
この結果より、「メンタルトレーニングクラブBOOOST」を使うと、ストレスにうまく対処できるようになる可能性が示唆され、特に積極利用群でその傾向が強く見られました。今回はパイロットスタディということもあり、得られた結果は限定的なものですが、今後も継続的な調査による知見と効果検証を進めていきます。
■発表者プロフィール:booost health株式会社 Founder & CEO 芳賀 彩花
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140263/5/140263-5-1969d0ab92ed4e6420aee1c6181a7774-912x1368.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
東京大学文学部社会心理学専修課程卒業。 IESE Business School MBA卒業。 マッキンゼー&カンパニーにて、戦略策定、オペレーション改善、企業変革に約8年従事。 経営コンサルタントとしての経験を経て、「日本の働く人々をもっと心身ともに健康にしたい」という課題意識からbooost healthを2022年に創業。心理カウンセラー、メンタルトレーナー資格。
■独自のデジタルツールと専属コーチによる伴走型社員ケア「メンタルトレーニングクラブBOOOST」
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140263/5/140263-5-21c12ac47e51a1d0d8caffee5ac119aa-1367x782.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
現代の企業が直面する「社員のメンタルヘルス問題」や「ストレス管理の課題」を根本解決
BOOOSTは、認知行動療法を基に設計されたデジタルコーチングを通じて、社員の心身の健康を強化し、組織全体のパフォーマンスを向上させます。その結果、離職やバーンアウトを防止し、生産性・レジリエンスの向上、そして健康経営への具体的対処を実現します。
AIデジタルツールとコーチの伴走支援で、メンタルの変化に気づき、セルフケアできるようにトレーニング
人間は自分の悩みほど、自分自身で気づくことが難しいものです。特に目の前の仕事に精一杯で、1週間前、1か月前の自分の心理状態を比較することができません。
BOOOSTは定期的(最短1週間)のセッションで、メンタルの変化を客観的に認知し、課題の特定、ユーザー自身が取り組むアクションを決定していきます。ユーザーの変化に応じて最適なコーチを専属で配置し、継続的に伴走します。
■会社概要
booost health株式会社は、組織と個人の持続的成長を実現する伴走型トレーニングクラブ「BOOOST」を提供するスタートアップ企業です。
正式名称:booost health株式会社
所在地:東京都中央区銀座一丁目22番11号
事業概要:企業向け人材開発・ヘルスケアサービス
代表者:代表取締役CEO・創業者 芳賀彩花
設立年月:2022年5月20日