アイシロン、新たにスケールアウトNAS向けバックアップ製品発表
[09/06/10]
提供元:PRTIMES
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2009年6月10日 - スケールアウト NAS 分野をリードするアイシロン・システムズ(Isilon Systems, Inc. 本社: 米国ワシントン州シアトル、社長兼CEO: スジョー・パテル(Sujal Patel)、日本法人: アイシロン・システムズ株式会社、代表取締役: 瀧口 昭彦、以下アイシロン)は本日、ファイルベース データのテープ バックアップの新たな方式として、スケールアウトNAS技術を採用した新製品「Backup Accelerator」を発表しました。
Backup Acceleratorは、データ量の増加に伴い多数のボリュームが散在し、バックアップ処理が複雑化すると共に膨大なバックアップ時間がかかってしまうという従来のストレージの問題を、スケールアウトNASという最先端のテクノロジーを活用して解決することができます。Isilon IQクラスタに約60秒たらずでBackup Acceleratorを追加することができ、Backup Acceleratorを1台追加する毎にバックアップ・パフォーマンスが線形的に向上し、バックアップにかかる所要時間を大幅に短縮可能です。シングルファイルシステムというアイシロンのスケールアウトNASアーキテクチャに対応したBackup Acceleratorは、従来のストレージのバックアップ処理の複雑さの問題とファイルベース データのテープ バックアップの処理時間の問題を解決します。
アイシロンのプロダクト マネージメント担当シニア ディレクタ、サム・グロコット(Sam Grocott)は次のように述べています。「企業が求めるデータ ストレージ要件がスケールアウト NAS が提供する利点と重なる中、これまで以上にミッションクリティカルなファイルベース データを効率的かつ確実にバックアップすることが求められています。アイシロンの Backup Accelerator は、OneFS OS ソフトウェアの特長であるシンプルさを活かすことで、バックアップ処理における業界最高レベルのパフォーマンスと使いやすさを提供、従来の NAS や SAN につきものの高コスト、複雑さ、高いビジネスリスクを解消します」。
IDC のリサーチマネージャ、ノエミ・グレイツドルフ(Noemi Greyzdorf)氏はこう話します。「ファイル数、ボリューム、データ量は増加の一途をたどっており、従来の方法ではファイルベース データのバックアップが困難になってきています。アイシロンは、クラスタ アーキテクチャを活用することにより、ファイルベースのバックアップの高速化に成功しています」 。
■ Isilon IQ Backup Accelerator概要
Backup Acceleratorは、1ラックユニットの筐体にIntel のクワッドコア プロセッサ、8 GB RAM、4Gbpsファイバチャネル、そしてアイシロンの新しい OneFS(R) 5.5 オペレーティング・システム(http://www.isilon.co.jp/news/press/release_213.html参照) を搭載した、Isilon IQ スケールアウト NAS専用のバックアップ・ソリューションで、1台あたり同時に4ストリームで最大 480 MB/秒のバックアップ・パフォーマンスを実現可能です。
○ 特長:
・ 4ポートの4Gbpsファイバチャネル・インタフェース
・ 8GBキャッシュメモリ
・ Intel クアッドコアプロセッサ 2台
・ 高性能InfiniBand対応バックエンドノード間通信
なお、本日よりこれらの製品の提供が開始されます。1ノードあたりの参考価格は 620万円 となっています。ご提供価格は、アイシロン・システムズ販売代理店までお問い合わせください。
【アイシロン・システムズについて】
Isilon Systems (NASDAQ: “ISLN”)は、スケールアウトNASストレージ分野の世界的リーダーとして、お客様のアプリケーションやワークフロー、業務プロセスのパフォーマンス を最大化し、ユニークなビジネスの価値をもたらすクラスタ・ストレージとデータ管理ソリューションを提供しています。スケーラビリティの高さと容易な管理 性を備え、コスト効率のよいIsilon IQ は、企業が大容量かつ急激に増大するファイルベースのデータを管理することを可能にします。詳しい情報は http://www.isilon.co.jp もしくはhttp://www.isilon.com をご参照ください。