米セールスフォースが、米デマンドウェアを総額約28億ドルで買収の正式契約を発表
[16/06/07]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
デマンドウェア買収により、セールスフォースは、新たなセールスフォースコマースクラウドでカスタマーサクセスプラットフォームをさらに強化
カスタマーサクセスプラットフォームと世界最大手のCRM企業である、セールスフォースと、企業向けコマースクラウドソリューションのトッププロバイダー、デマンドウェアは、セールスフォースがデマンドウェアを総額約28億ドルで買収する正式契約を締結したと発表しました。同契約条件に基づき、セールスフォースは1株あたり75ドルでデマンドウェアの発行済み株式の公開買い付けを開始する予定です。同契約手続きは、2016年7月31日までに成立する見込みです。
【Press Release】【参考日本語訳】
国内配信:2016年6月6日
Demandware, Inc.
デマンドウェア株式会社
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米セールスフォースが、米デマンドウェア買収の正式契約を発表
デマンドウェア買収により、
世界トップの顧客管理(CRM)企業であるセールスフォースは、
新たなセールスフォースコマースクラウドで
カスタマーサクセスプラットフォームをさらに強化
デマンドウェアは、数十億ドル規模のコマース市場をリードする、
世界有数のクラウドソリューションプロバイダーです。
デザイン・ウィズイン・リーチ、ランズエンド、ロレアル、
マークス&スペンサーなど世界のトップブランドが
電子取引にデマンドウェアのソリューションを導入し、
ウェブ、モバイル、ソーシャル、店頭など、さまざまな場面で
お客様との1対1のコミュニケーションを実現しています。
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2016年6月1日、米サンフランシスコ / バーリントン発、PRNewswire -- カスタマーサクセスプラットフォームと世界最大手のCRM企業である、セールスフォース(NYSE:CRM)と企業向けコマースクラウドソリューションのトッププロバイダー、デマンドウェア(NYSE:DWRE)は、セールスフォースがデマンドウェアを総額約28億ドルで買収する正式契約を締結したと発表しました。同契約条件に基づき、セールスフォースは1株あたり75ドルでデマンドウェアの発行済み株式の公開買い付けを開始する予定です。同契約手続きは、2016年7月31日に終了する、セールスフォースの2017年度第2四半期に成立する見込みです。
ニュースに関するコメント:
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「デマンドウェアは素晴らしい企業です。グローバルなクラウドプロバイダーとして、数十億ドル規模となっているデジタルコマース市場をリードしています」と、セールスフォースの会長兼CEOであるマーク・ベニオフ氏は語ります。「デマンドウェアが傘下に入ることによって、セールスフォースはカスタマーサクセスプラットフォームの一環として未来のコマースシステムを提供し、数十億ドル規模のクラウドを作り出すことができます」
「デマンドウェアとセールスフォースは、顧客の成功を支援するという点で、共通した熱意を持っているのです」と、デマンドウェア社CEOのトム・エブリンは述べています。「セールスフォースの一事業部になることによって、あらゆるチャネルで顧客と1対1で対応できる革新的なデジタルコマースソリューションを実現し、世界のトップブランドのパフォーマンスを高めるというビジョンの実現に近づけるはずです」
ガートナー社によると、世界全体のデジタルコマースプラットフォーム費は、年間14%以上増えており、2020年までに85億4,400万ドルに到達する見込みです(Gartner, Inc. Forecast:Enterprise Software Markets, Worldwide, 2013-2020, 1Q16 Update, March 17, 2016)。
セールスフォースが業界の認めるリーダーであるデマンドウェアを買収したことにより、同社のCRMにおける牽引力をさらに高めるとともに、新たなセールフォースコマースクラウドによって数十億ドル規模のデジタルコマース市場を取り込める地位を確立することになるでしょう。
セールスフォース コマースクラウドは、まったく新しい方法で顧客との関係を作り、セールスフォースのカスタマーサクセスプラットフォームにとって不可欠な要素になることが期待されています。セールスフォースの顧客は、業界トップのエンタープライズ クラウドコマース プラットフォームにアクセスできるようになる一方で、デマンドウェアの顧客はセールスフォースが誇るセールス、サービス、マーケティング、コミュニティ、分析、IoT(モノのインターネット)、プラットフォームソリューションを活かし、包括的でありながらカスタマイズされた消費者体験を実現することができるようになります。
デマンドウェア - 業界をリードするエンタープライズ クラウドコマース プラットフォーム
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デマンドウェアは、デザイン・ウィズイン・リーチ、ランズエンド、ロレアル、マークス&スペンサーなど世界のトップブランドのシステム作りを支援し、ウェブ、モバイル、ソーシャル、店頭など、さまざまな場面において、顧客とブランドのパーソナルな1対1のコミュニケーションを可能にしています。
デマンドウェア買収案に関する詳細情報
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同契約条件に基づき、セールスフォースは1株あたり75ドル(現金)でデマンドウェアの発行済み株式の公開買い付けを開始する予定です。
この契約手続きは、デマンドウェア社株の公開買い付け募集、ハート・スコット・ロディノ反トラスト改正法に基づく待機期間の満了など、慣習的な買収条件を満たした後、2016年7月31日に終了するセールスフォースの2017年度第2四半期に完了する予定です。公開買い付け期間終了後、公開買い付けで買い取られなかったデマンドウェア株は、公開買い付けと同じ1株あたり75ドルを対価とする買収合併権に転換されます。
デマンドウェア買収案によるセールスフォースへの財政的影響
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2017年度収益:買収成立により、セールスフォースでは2017年度通期の売上高について、1億ドルから1億2,000万ドルの増収を見込んでいます。この予測は、前受収益と未収の前受収益に対する資産の評価替え、統合後の顧客ベースの調整、収入の内部取引の調整を含めた約5,000万ドルを反映しています。
2017年度 非GAAP EPS:以下で詳しく説明するように、当該全期間のGAAP EPSの新ガイダンスは現在入手できないため、手続きが成立し、パーチェス法による会計処理が完了することを前提として、セールスフォースでは、2016年8月に第2四半期の業績発表の際に、最新情報を提供できるものと考えています。買収により、2017年度の非GAAP希薄化後EPSは約0.07ドル減少するとみられています。この見積額は、標準的な統合費用とトランザクション費用(3,000万ドルの範囲内になると思われる)を反映しています。
2017年度第2四半期収入:買収成立により、セールスフォースでは2017年度第2四半期について、最大1,000万ドルの増収を見込んでいます。
2017年度第2四半期 非GAAP EPS:買収に関して発生する手続き費用により、2017年度第2四半期の非GAAP希薄化後EPSは約0.03ドル減少するとみられています。
上記を基にして、セールスフォースは2016年5月18日に報告したガイダンスを以下のように更新します:
2017年度第2四半期収入:セールスフォースの2017年度第2四半期の収入は、20億500万ドルから20億2,500万ドルの範囲内になるとみられており、対前年比23%から24%の増加になります。
2017年度第2四半期の非GAAP希薄化後EPSは、0.21ドルから0.22ドルの範囲になると予測されています。
2017年度通算ガイダンス:セールスフォースの2017年度の通算収入は、82億6,000万ドルから83億2,000万ドルの範囲内になるとみられており、対前年比24%から25%の増加になります。
2017年の非GAAP希薄化後EPSは、0.93ドルから0.95ドルの範囲になると予測されています。非GAAP EPSの見積額は、非GAAPの税率を約35%と仮定して計算したものです。非GAAP EPSは、完全希薄化後の平均株式数を約7億株と仮定して計算しています。
通期の営業キャッシュフローの伸び率は、対前年比22%から23%の範囲になるとみられています。
これらの予測は、第2四半期最終日を仮定して計算したもので、手続きが成立する日付によって実際の結果は大きく異なる可能性があります。現段階では、セールスフォースは、第2四半期または通年の買収によるGAAP EPSへの影響を正確に予測することはできません。また、契約が成立し、パーチェス法による会計処理が完了するまで、予測することはできません。セールスフォースでは、2016年8月に第2四半期の業績発表の際に、最新情報を提供できるものと考えています。株式報酬費用や買収に関連する無形資産の減価償却や所得税調整を含む現金以外の項目による影響があるため、非GAAP EPSと比較すると、GAAP EPSへの影響は大きいとみられています。
GAAPに基づかない財務指標:
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本プレスリリースには、GAAP(一般会計原則)に基づかないEPSおよび税率に関する情報(総称して「非GAAP財務情報」)が含まれています。GAAPに基づかない財務指標を使用するのは、会社の業績への現金以外の項目や経常外損益の影響を考慮したいという投資家にとって有益であると同時に、投資家が経営陣と同じ方法で企業の業績を評価できる内容の補足情報を提供することが目的です。GAAPに基づかないEPSの見積には、以下の現金以外の項目の影響は除外されています:株式報酬費用、買収に関連する無形資産の減価償却、転換優先社債の負債割引の純償却費、所得税調整など。GAAPに基づかない税率の計算には、上記の除外対象の非現金経費項目に関連した税額調整や税効果は含まれません。非GAAP財務指標を算出する方法は、米国で一般的に認められた会計原則に従った計算ではなく、他の企業で用いられる方法とは異なる可能性があります。非GAAP財務指標は、同等のGAAP指標と分離して、またはその代替法としてみなされるものではなく、GAAPに従って作成された企業の連結財務諸表と組み合わせて読むものとします。
バンクオブアメリカ・メリル・リンチは、セールスフォースの専属財務顧問を務めています。ゴールドマン・サックスは、デマンドウェアの専属財務顧問を務めています。
追加情報
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株式公開買い付けは、まだ開始されていません。本プレスリリースは情報提供のみを目的としており、株式の購入申し込みまたは購入申し込みを勧誘するものではありません。株式公開買い付けが開始された時点で、セールスフォースは証券取引委員会に公開買い付け説明書(書式Schedule TO)を提出し、デマンドウェアは公開買い付けに関する意見表明書(書式Schedule 14D-9)を提出します。デマンドウェアの株主およびその他の投資家は、株式公開買い付けに関する資料(株式買い付けの申し込み、送付状、未提出の株式公開買い付けに関する書類などを含む)のほか、意見表明書を読むことをおすすめします。株式公開買い付けに関して何らかの意思決定を行う前に、よく読んでおくべき重要な情報が記載されている可能性があります。株式の公開買い付け説明書や意見表明書は、証券取引委員会のウェブサイト(www.sec.gov)で無料にて閲覧できます。また、各種資料は、株式公開買い付けに関する情報エージェントで、無料でコピーできます。
株式買い付けの申し込み、送付状、その他の株式公開買い付けに関する書類のほか、セールスフォースとデマンドウェアは年次、四半期、特別報告書、株主総会招集通知などの情報を証券取引委員会に提出しています。両社が提出した報告書、声明書、その他の情報は、証券取引委員会閲覧室(100 F Street, N.E., Washington, D.C. 20549)で閲覧、またはコピーできます。閲覧室の詳細については、同委員会にお電話(1-800-SEC-0330)でお問い合わせください。両社が証券取引委員会に提出した文書は、公共の文書検索サービスや同委員会のウェブサイト(www.sec.gov)でも閲覧できます。
将来予想に関する記述
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本プレスリリースには、セールスフォースによるデマンドウェア買収に関する「将来予想に関する記述」が含まれています。過去の事実を除く本プレスリリースに含まれるすべての記述(契約手続きの時期および成立、手続きに関連する財務情報、買収成立により予測される利益、業績予測、将来的な事業計画、および前述の項目に基づく推測を含みますが、これに限定されない)は、将来予想に関する記述に該当します。これらの記述は、将来の出来事に対する現在の予測に基づいて書かれたものです。基盤となる前提が不正確または不明であると判明した場合、または未知のリスクや不確実要素が実体化した場合、実際の結果は両当事者の予測や期待と大きく異なる可能性があります。リスクおよび不安定要素には、以下の項目が含まれます:契約手続き成立の時期に関する不確実性、株式公開買い付けで株式を買い付けるデマンドウェアの株主数に関する不確実性、政府機関による手続き完了の認可の差し止め、遅延、却下を含め、株式公開買い付けおよび合併手続きに関する各種成立条件が適合しない、または撤回される可能性、デマンドウェアの重大な事態の変更、契約手続きに関して行われた法的手続き、デマンドウェアの事業のセールスフォースへの統合は予想に反して失敗するという可能性、期待された相乗効果やコスト削減が実現されないという可能性、買収成立によってセールスフォースが財務上および商業上の予測した成果を達成できないという可能性、両社では支配できない業界、経済、政治的状況による影響、契約手続きの費用、実際または偶発的な負債を含む事業の影響、証券取引委員会に提出されたセールスフォースおよびデマンドウェアの定期報告書またはその他の報告書に記載された注意事項(Form 10-Kの年次報告書、Form 10-Qの四半期報告書、Schedule TOの株式公開買い付けの説明文、その他セールスフォースが提出した書類、デマンドウェアが提出したSchedule 14D-9の意見声明文を含む)これらの将来予想に関する記述は、本報告書の発行日現在のセールスフォースの予測を反映するものです。セールスフォースは、本書に記載する情報の更新や改訂について一切の責任を負わないものとします。
経営会議招集
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セールスウェアとデマンドウェアは、2016年6月1日午前8時(ET)/午前5時(PT)、この契約手続きに関する会議を開催します。国内の場合は、866-901-SFDCまたは866-901-7332、海外からの場合は706-902-1764(パスコード:23989005)でご参加頂けます。セールスフォースの投資家関連ウェブサイト(http://www.salesforce.com/investor)またはデマンドウェアのウェブサイト(http://investors.demandware.com/)でも、ライブオーディオキャストで視聴できます。2016年7月1日深夜(ET)まで、800-585-8367または855-859-2056で視聴いただけます。
追加情報
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デマンドウェア社CEO、トム・エブリンのブログ:
http://blog.demandware.com/community/salesforce
セールスフォースのブログとFAQ(よくある質問):
https://www.salesforce.com/blog/2016/06/salesforce-agrees-acquire-demandware.html
買収契約が進行中であることを考慮して、デマンドウェアは本日6月1日に開催されるバンクオブアメリカ・メリルリンチの2016年度Global Technology Conference、および6月6日のStifel Technology, Internet & Media Conferenceには出展しません。
デマンドウェアについて
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デマンドウェアは、企業向けクラウドコマースソリューション分野をリードするプロバイダーとして、複雑かつ消費者中心の市場を革新するためのソリューションを世界の一流小売企業に提供しています。デマンドウェアのオープンなクラウドプラットフォームは、シームレスなイノベーション、最高レベルのパートナー企業で構成されたLINKエコシステム、顧客体験を最適化するコミュニティからの洞察など、独自のメリットを提供します。デマンドウェアのこうした優位性は、市場をリードし、急成長を遂げる顧客企業を強力にバックアップしています。詳しい情報については、www.demandware.comをご覧いただくか、お電話(+1-888-553-9216)または電子メール(info@demandware.com)にてお問い合わせください。
セールスフォースについて
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カスタマーサクセスプラットフォームと世界トップのCRM企業であるセールスフォースは、革新的な方法で顧客と企業を繋げる役割を果たしています。セールスフォース(NYSE:CRM)の詳細については、http://www.salesforce.comをご覧ください。
本プレスリリースの英文オリジナルは下記をご参照ください。
http://investors.demandware.com/phoenix.zhtml?c=247632&p=irol-newsArticle&ID=2173848
カスタマーサクセスプラットフォームと世界最大手のCRM企業である、セールスフォースと、企業向けコマースクラウドソリューションのトッププロバイダー、デマンドウェアは、セールスフォースがデマンドウェアを総額約28億ドルで買収する正式契約を締結したと発表しました。同契約条件に基づき、セールスフォースは1株あたり75ドルでデマンドウェアの発行済み株式の公開買い付けを開始する予定です。同契約手続きは、2016年7月31日までに成立する見込みです。
【Press Release】【参考日本語訳】
国内配信:2016年6月6日
Demandware, Inc.
デマンドウェア株式会社
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米セールスフォースが、米デマンドウェア買収の正式契約を発表
デマンドウェア買収により、
世界トップの顧客管理(CRM)企業であるセールスフォースは、
新たなセールスフォースコマースクラウドで
カスタマーサクセスプラットフォームをさらに強化
デマンドウェアは、数十億ドル規模のコマース市場をリードする、
世界有数のクラウドソリューションプロバイダーです。
デザイン・ウィズイン・リーチ、ランズエンド、ロレアル、
マークス&スペンサーなど世界のトップブランドが
電子取引にデマンドウェアのソリューションを導入し、
ウェブ、モバイル、ソーシャル、店頭など、さまざまな場面で
お客様との1対1のコミュニケーションを実現しています。
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2016年6月1日、米サンフランシスコ / バーリントン発、PRNewswire -- カスタマーサクセスプラットフォームと世界最大手のCRM企業である、セールスフォース(NYSE:CRM)と企業向けコマースクラウドソリューションのトッププロバイダー、デマンドウェア(NYSE:DWRE)は、セールスフォースがデマンドウェアを総額約28億ドルで買収する正式契約を締結したと発表しました。同契約条件に基づき、セールスフォースは1株あたり75ドルでデマンドウェアの発行済み株式の公開買い付けを開始する予定です。同契約手続きは、2016年7月31日に終了する、セールスフォースの2017年度第2四半期に成立する見込みです。
ニュースに関するコメント:
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「デマンドウェアは素晴らしい企業です。グローバルなクラウドプロバイダーとして、数十億ドル規模となっているデジタルコマース市場をリードしています」と、セールスフォースの会長兼CEOであるマーク・ベニオフ氏は語ります。「デマンドウェアが傘下に入ることによって、セールスフォースはカスタマーサクセスプラットフォームの一環として未来のコマースシステムを提供し、数十億ドル規模のクラウドを作り出すことができます」
「デマンドウェアとセールスフォースは、顧客の成功を支援するという点で、共通した熱意を持っているのです」と、デマンドウェア社CEOのトム・エブリンは述べています。「セールスフォースの一事業部になることによって、あらゆるチャネルで顧客と1対1で対応できる革新的なデジタルコマースソリューションを実現し、世界のトップブランドのパフォーマンスを高めるというビジョンの実現に近づけるはずです」
ガートナー社によると、世界全体のデジタルコマースプラットフォーム費は、年間14%以上増えており、2020年までに85億4,400万ドルに到達する見込みです(Gartner, Inc. Forecast:Enterprise Software Markets, Worldwide, 2013-2020, 1Q16 Update, March 17, 2016)。
セールスフォースが業界の認めるリーダーであるデマンドウェアを買収したことにより、同社のCRMにおける牽引力をさらに高めるとともに、新たなセールフォースコマースクラウドによって数十億ドル規模のデジタルコマース市場を取り込める地位を確立することになるでしょう。
セールスフォース コマースクラウドは、まったく新しい方法で顧客との関係を作り、セールスフォースのカスタマーサクセスプラットフォームにとって不可欠な要素になることが期待されています。セールスフォースの顧客は、業界トップのエンタープライズ クラウドコマース プラットフォームにアクセスできるようになる一方で、デマンドウェアの顧客はセールスフォースが誇るセールス、サービス、マーケティング、コミュニティ、分析、IoT(モノのインターネット)、プラットフォームソリューションを活かし、包括的でありながらカスタマイズされた消費者体験を実現することができるようになります。
デマンドウェア - 業界をリードするエンタープライズ クラウドコマース プラットフォーム
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デマンドウェアは、デザイン・ウィズイン・リーチ、ランズエンド、ロレアル、マークス&スペンサーなど世界のトップブランドのシステム作りを支援し、ウェブ、モバイル、ソーシャル、店頭など、さまざまな場面において、顧客とブランドのパーソナルな1対1のコミュニケーションを可能にしています。
デマンドウェア買収案に関する詳細情報
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同契約条件に基づき、セールスフォースは1株あたり75ドル(現金)でデマンドウェアの発行済み株式の公開買い付けを開始する予定です。
この契約手続きは、デマンドウェア社株の公開買い付け募集、ハート・スコット・ロディノ反トラスト改正法に基づく待機期間の満了など、慣習的な買収条件を満たした後、2016年7月31日に終了するセールスフォースの2017年度第2四半期に完了する予定です。公開買い付け期間終了後、公開買い付けで買い取られなかったデマンドウェア株は、公開買い付けと同じ1株あたり75ドルを対価とする買収合併権に転換されます。
デマンドウェア買収案によるセールスフォースへの財政的影響
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2017年度収益:買収成立により、セールスフォースでは2017年度通期の売上高について、1億ドルから1億2,000万ドルの増収を見込んでいます。この予測は、前受収益と未収の前受収益に対する資産の評価替え、統合後の顧客ベースの調整、収入の内部取引の調整を含めた約5,000万ドルを反映しています。
2017年度 非GAAP EPS:以下で詳しく説明するように、当該全期間のGAAP EPSの新ガイダンスは現在入手できないため、手続きが成立し、パーチェス法による会計処理が完了することを前提として、セールスフォースでは、2016年8月に第2四半期の業績発表の際に、最新情報を提供できるものと考えています。買収により、2017年度の非GAAP希薄化後EPSは約0.07ドル減少するとみられています。この見積額は、標準的な統合費用とトランザクション費用(3,000万ドルの範囲内になると思われる)を反映しています。
2017年度第2四半期収入:買収成立により、セールスフォースでは2017年度第2四半期について、最大1,000万ドルの増収を見込んでいます。
2017年度第2四半期 非GAAP EPS:買収に関して発生する手続き費用により、2017年度第2四半期の非GAAP希薄化後EPSは約0.03ドル減少するとみられています。
上記を基にして、セールスフォースは2016年5月18日に報告したガイダンスを以下のように更新します:
2017年度第2四半期収入:セールスフォースの2017年度第2四半期の収入は、20億500万ドルから20億2,500万ドルの範囲内になるとみられており、対前年比23%から24%の増加になります。
2017年度第2四半期の非GAAP希薄化後EPSは、0.21ドルから0.22ドルの範囲になると予測されています。
2017年度通算ガイダンス:セールスフォースの2017年度の通算収入は、82億6,000万ドルから83億2,000万ドルの範囲内になるとみられており、対前年比24%から25%の増加になります。
2017年の非GAAP希薄化後EPSは、0.93ドルから0.95ドルの範囲になると予測されています。非GAAP EPSの見積額は、非GAAPの税率を約35%と仮定して計算したものです。非GAAP EPSは、完全希薄化後の平均株式数を約7億株と仮定して計算しています。
通期の営業キャッシュフローの伸び率は、対前年比22%から23%の範囲になるとみられています。
これらの予測は、第2四半期最終日を仮定して計算したもので、手続きが成立する日付によって実際の結果は大きく異なる可能性があります。現段階では、セールスフォースは、第2四半期または通年の買収によるGAAP EPSへの影響を正確に予測することはできません。また、契約が成立し、パーチェス法による会計処理が完了するまで、予測することはできません。セールスフォースでは、2016年8月に第2四半期の業績発表の際に、最新情報を提供できるものと考えています。株式報酬費用や買収に関連する無形資産の減価償却や所得税調整を含む現金以外の項目による影響があるため、非GAAP EPSと比較すると、GAAP EPSへの影響は大きいとみられています。
GAAPに基づかない財務指標:
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本プレスリリースには、GAAP(一般会計原則)に基づかないEPSおよび税率に関する情報(総称して「非GAAP財務情報」)が含まれています。GAAPに基づかない財務指標を使用するのは、会社の業績への現金以外の項目や経常外損益の影響を考慮したいという投資家にとって有益であると同時に、投資家が経営陣と同じ方法で企業の業績を評価できる内容の補足情報を提供することが目的です。GAAPに基づかないEPSの見積には、以下の現金以外の項目の影響は除外されています:株式報酬費用、買収に関連する無形資産の減価償却、転換優先社債の負債割引の純償却費、所得税調整など。GAAPに基づかない税率の計算には、上記の除外対象の非現金経費項目に関連した税額調整や税効果は含まれません。非GAAP財務指標を算出する方法は、米国で一般的に認められた会計原則に従った計算ではなく、他の企業で用いられる方法とは異なる可能性があります。非GAAP財務指標は、同等のGAAP指標と分離して、またはその代替法としてみなされるものではなく、GAAPに従って作成された企業の連結財務諸表と組み合わせて読むものとします。
バンクオブアメリカ・メリル・リンチは、セールスフォースの専属財務顧問を務めています。ゴールドマン・サックスは、デマンドウェアの専属財務顧問を務めています。
追加情報
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株式公開買い付けは、まだ開始されていません。本プレスリリースは情報提供のみを目的としており、株式の購入申し込みまたは購入申し込みを勧誘するものではありません。株式公開買い付けが開始された時点で、セールスフォースは証券取引委員会に公開買い付け説明書(書式Schedule TO)を提出し、デマンドウェアは公開買い付けに関する意見表明書(書式Schedule 14D-9)を提出します。デマンドウェアの株主およびその他の投資家は、株式公開買い付けに関する資料(株式買い付けの申し込み、送付状、未提出の株式公開買い付けに関する書類などを含む)のほか、意見表明書を読むことをおすすめします。株式公開買い付けに関して何らかの意思決定を行う前に、よく読んでおくべき重要な情報が記載されている可能性があります。株式の公開買い付け説明書や意見表明書は、証券取引委員会のウェブサイト(www.sec.gov)で無料にて閲覧できます。また、各種資料は、株式公開買い付けに関する情報エージェントで、無料でコピーできます。
株式買い付けの申し込み、送付状、その他の株式公開買い付けに関する書類のほか、セールスフォースとデマンドウェアは年次、四半期、特別報告書、株主総会招集通知などの情報を証券取引委員会に提出しています。両社が提出した報告書、声明書、その他の情報は、証券取引委員会閲覧室(100 F Street, N.E., Washington, D.C. 20549)で閲覧、またはコピーできます。閲覧室の詳細については、同委員会にお電話(1-800-SEC-0330)でお問い合わせください。両社が証券取引委員会に提出した文書は、公共の文書検索サービスや同委員会のウェブサイト(www.sec.gov)でも閲覧できます。
将来予想に関する記述
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本プレスリリースには、セールスフォースによるデマンドウェア買収に関する「将来予想に関する記述」が含まれています。過去の事実を除く本プレスリリースに含まれるすべての記述(契約手続きの時期および成立、手続きに関連する財務情報、買収成立により予測される利益、業績予測、将来的な事業計画、および前述の項目に基づく推測を含みますが、これに限定されない)は、将来予想に関する記述に該当します。これらの記述は、将来の出来事に対する現在の予測に基づいて書かれたものです。基盤となる前提が不正確または不明であると判明した場合、または未知のリスクや不確実要素が実体化した場合、実際の結果は両当事者の予測や期待と大きく異なる可能性があります。リスクおよび不安定要素には、以下の項目が含まれます:契約手続き成立の時期に関する不確実性、株式公開買い付けで株式を買い付けるデマンドウェアの株主数に関する不確実性、政府機関による手続き完了の認可の差し止め、遅延、却下を含め、株式公開買い付けおよび合併手続きに関する各種成立条件が適合しない、または撤回される可能性、デマンドウェアの重大な事態の変更、契約手続きに関して行われた法的手続き、デマンドウェアの事業のセールスフォースへの統合は予想に反して失敗するという可能性、期待された相乗効果やコスト削減が実現されないという可能性、買収成立によってセールスフォースが財務上および商業上の予測した成果を達成できないという可能性、両社では支配できない業界、経済、政治的状況による影響、契約手続きの費用、実際または偶発的な負債を含む事業の影響、証券取引委員会に提出されたセールスフォースおよびデマンドウェアの定期報告書またはその他の報告書に記載された注意事項(Form 10-Kの年次報告書、Form 10-Qの四半期報告書、Schedule TOの株式公開買い付けの説明文、その他セールスフォースが提出した書類、デマンドウェアが提出したSchedule 14D-9の意見声明文を含む)これらの将来予想に関する記述は、本報告書の発行日現在のセールスフォースの予測を反映するものです。セールスフォースは、本書に記載する情報の更新や改訂について一切の責任を負わないものとします。
経営会議招集
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セールスウェアとデマンドウェアは、2016年6月1日午前8時(ET)/午前5時(PT)、この契約手続きに関する会議を開催します。国内の場合は、866-901-SFDCまたは866-901-7332、海外からの場合は706-902-1764(パスコード:23989005)でご参加頂けます。セールスフォースの投資家関連ウェブサイト(http://www.salesforce.com/investor)またはデマンドウェアのウェブサイト(http://investors.demandware.com/)でも、ライブオーディオキャストで視聴できます。2016年7月1日深夜(ET)まで、800-585-8367または855-859-2056で視聴いただけます。
追加情報
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デマンドウェア社CEO、トム・エブリンのブログ:
http://blog.demandware.com/community/salesforce
セールスフォースのブログとFAQ(よくある質問):
https://www.salesforce.com/blog/2016/06/salesforce-agrees-acquire-demandware.html
買収契約が進行中であることを考慮して、デマンドウェアは本日6月1日に開催されるバンクオブアメリカ・メリルリンチの2016年度Global Technology Conference、および6月6日のStifel Technology, Internet & Media Conferenceには出展しません。
デマンドウェアについて
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デマンドウェアは、企業向けクラウドコマースソリューション分野をリードするプロバイダーとして、複雑かつ消費者中心の市場を革新するためのソリューションを世界の一流小売企業に提供しています。デマンドウェアのオープンなクラウドプラットフォームは、シームレスなイノベーション、最高レベルのパートナー企業で構成されたLINKエコシステム、顧客体験を最適化するコミュニティからの洞察など、独自のメリットを提供します。デマンドウェアのこうした優位性は、市場をリードし、急成長を遂げる顧客企業を強力にバックアップしています。詳しい情報については、www.demandware.comをご覧いただくか、お電話(+1-888-553-9216)または電子メール(info@demandware.com)にてお問い合わせください。
セールスフォースについて
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カスタマーサクセスプラットフォームと世界トップのCRM企業であるセールスフォースは、革新的な方法で顧客と企業を繋げる役割を果たしています。セールスフォース(NYSE:CRM)の詳細については、http://www.salesforce.comをご覧ください。
本プレスリリースの英文オリジナルは下記をご参照ください。
http://investors.demandware.com/phoenix.zhtml?c=247632&p=irol-newsArticle&ID=2173848