イグルー、フランス語とスペイン語圏への訪日インバウンド事業も本格始動。欧州・北米・豪州を中心としたトラベルブロガーの育成と発信事業を強化。
[16/08/01]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
株式会社イグルー(神奈川県鎌倉市、代表取締役CEO:小林令)は、自社運営サイト「VOYAPON(ヴォヤポン)」で、フランス語圏とスペイン語圏向けに日本の様々な地方の観光資源や伝統・文化を発信する事業を正式開始しました。既に運営の英語に加え、フランス語とスペイン語の3言語体制となり、欧州・北米とオセアニアを中心に、本質的な日本の魅力を発信する環境が整いました。
先行して既に5月下旬よりfacebookファンページを運営しており、既にフランス語とスペイン語合計で約7000人を超えるファンにご覧頂いてます。
■フランス語版
http://voyapon.com/fr/
https://www.facebook.com/voyaponguidedevoyageaujapon/
■スペイン語版
http://voyapon.com/es/
https://www.facebook.com/voyaponguiasdeviajeajapon/
昨年、日本を訪れたフランス人は約21万人、スペイン人とラテンアメリカ(ブラジルを除くスペイン語圏)は
約15万人で、成長率も20%以上と着々と伸びています。
[画像1: http://prtimes.jp/i/17490/6/resize/d17490-6-841804-0.jpg ]
一方で、例えば中国を訪れるフランス人は年間50万人以上と、タイを訪れるフランス人は年間70万人以上と、日本の3倍程度もおり、まだまだ訪日数の高いポテンシャルがあると思っています。1つ起爆剤として期待されるのが、3年後に日本全国12都市で開催されるラグビーワールドカップです。東京だけでなく、大分や熊本、静岡、釜石など地方での開催もあり、多くの海外観戦者が地方周遊することが期待できます。
またラグビーは試合の間隔が1週間程度と長いため、長期滞在も期待できます。ラグビーワールドカップは、夏季オリンピック、FIFAサッカーワールドカップと並ぶ世界3大スポーツ大会の1つで、2015年の前回イングランド大会では、総観戦者数が約250万人と史上最大の観客動員数となりました。初のアジア開催となる2019年も大いに注目されるでしょう。
[画像2: http://prtimes.jp/i/17490/6/resize/d17490-6-387974-1.jpg ]
上記は、ラグビー強豪国(2015年イングランド大会のベスト8)に見る、言語の内訳ですが、全て英語とフランス語、スペイン語の3言語圏です。オセアニアやイギリス、アイルランドはもちろん、熱狂的なファンの多いフランスやアルゼンチンからの多くの来日観戦者も大きく期待できるでしょう。
※なお、2015年イングランド大会の成績上位12カ国に対し、2019年日本大会への出場権が与えられますので、上記8つの国と地域は既に来日が決まっています。
例えば、記憶に新しいところですと、2015年12月に日本で開催されたFIFAサッカークラブワールドカップで、南米代表のアルゼンチンのクラブ・リーベルプレートから、なんと2万人ものファンが日本に来日しました。「ロス・プーマス(Los Pumas)」の愛称で親しまれているアルゼンチンナショナルチームの熱狂的な数多くのファンが日本に大挙されることが予想されるでしょう。
弊社がサービスを作る上で大切にしていることは、その国の方の目線で伝えること。そのためフランス人やスペイン人などその国のネイティブスタッフが、各facebookページ等SNSのコミュニティ運営を担っております。また現在英語・フランス語・スペイン語合計で100名を超える主に日本在住のトラベルライターが、日本各地を訪れ体験に基づく取材記事の作成、そして作成した記事の編集・校正をする別の外国人スタッフも採用しており、極力”日本人”を介さない外国人目線で日本の魅力を発信する組織体制を構築しております。
今回フランス語とスペイン語の事業を開始するのに際し、共同創設者兼CPO(チーフ・プロダクト・オフィサー)の池田が2016年7月初旬にパリで開催されたJAPAN EXPOの時期に合わせて、フランス、スペインと北アフリカのチュニジア(教育大国でフランス語普及率高く、フランスへの大学進学者が多い)へ視察に行きました。出来る限り現地の一般宅に宿泊させて頂き、現地メディアとのリレーションシップ構築や、日本好きが集まる現地のミートアップへの参加、現地の生活者へのインタビューなど、各国の生の生活者インサイトを知ることが目的です。
そこから見えてきたことは、
例えばフランスの場合、
[画像3: http://prtimes.jp/i/17490/6/resize/d17490-6-741259-2.jpg ]
■日仏交流の影響で、パリには多くの日本関連施設(パリ日本文化会館、パリ国際大学日本館、Cool Japanパリオフィス)があり、Japan Expoもパリでは1999年より開始しているため、パリでの日本文化に対する認知度は高い
■一方でパリ以外の地方都市になると、日本に対する認知度は大きく下がり、都市部と地方での認知格差→ロケーションに合せたマーケティング戦略の構築が必要(=フランス6600万人のうちパリの人口は224万人で、パリ都市圏人口全体でも約1000万人程度なので、パリ都市圏以外の人口は約80%を占め非常にポテンシャルが高い)
■パリで人気の日本文化のトレンドは、少し前までは、「弁当」「蕎麦」「抹茶」が流行っていたが、今年の流行りは「うどん」「どらやき」なのだそう。またウイスキー(山崎・白鶴など)も人気高いそう。
■行ってみたい日本の観光地は、東京・京都・広島・高山・金沢が主流。また島根県の隠岐諸島や、岡山県の笠岡諸島なども観光地として知られています。歴史と文化が宿る観光地を好まれるようです。
→弊社では、日本の田舎・地方の本質的な魅力をストーリー性を持たせた切り口で積極的にご紹介しております。
■フランスでは、雇用法に基づき年に5週間の有給が与えられており、大体7月8月はバカンスに出かけるのが主流。バカンスの行き先は、特にパリは天候が悪いので、南仏・スペイン・地中海・カリブ海ビーチに行きたがる傾向。
※例えばビーチリゾートという点では沖縄もある程度は知られているが、ほとんどの日本旅行者はJRpass(新幹線含むJR乗り放題パス)を購入するため、航空券が高いという誤認による価格障壁により行かないケースが多い。ただ実際は沖縄への国内LCCや、JALやANAの外国人専用国内均一1万800円プランなどがあるので、しっかり事実を伝えることで、沖縄へ訪問するフランス人が増える余地があります。
■BIO啓蒙活動が行き届いているフランスでは、「オーガニックかどうか」という視点が非常に大切で、ベジタリアンまたはペスカトリアンが多い。(特に教養が高い人ほど、その傾向が強い)
■欧州を旅行する際は車でキャンプorキャンピングカーで横断というケースも多く、それゆえ欧州で彼らが慣れている旅行パターンも最近求められている場合が多い。キャンピングカーを活用した日本旅行というスタイルに大きな可能性あり。
→弊社では先月キャンピングカーレンタル大手のレヴォレーター社と業務提携させて頂き、キャンピングカーによる地方周遊を推進してまいります。
■情報収集ソースとして、旅行ガイドブック・旅行雑誌や、日本に特化したフリーペーパーやデジタルメディアも多くあり、情報収集手段としては充実している。またトラベルブロガーの存在も大きく、彼ら彼女らの旅行体験を参考にする場合が多い。
→弊社は本質的な体験を発信するトラベルブロガーの採用と育成に注力しています。
といった具合です。今後もフランス、スペインやチュニジアはもちろん、イギリス、オーストラリア、アメリカ、カナダなど、それぞれの国の方のトレンドや価値観を理解し、現地のメディアや人的交流も大切にし、表面的では無い、本質的な日本の魅力を世界中に伝えてまいります。
そして、訪日インバウンドの促進はもちろん、アウトバウンドつまり欧米豪への輸出(越境EC含む)等で現地でのプロモーションとしても活用して頂けるサービスを展開してまいります。
[本件に関するお問い合わせ]
株式会社IGLOOO(イグルー)
メール:info@igloojapan.com
担当/代表取締役 小林まで
※会社ホームページ:http://www.iglooo.net/