「IWAOモデル」を具現する緩和ケアの臨床教育・研究拠点となる「まごころの杜」(名古屋)が体制強化し、本格始動
[17/02/28]
提供元:PRTIMES
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今後は、東京・大阪・名古屋における訪問看護ステーションづくりに注力
アイカ工業株式会社(本社:愛知県清須市、代表取締役社長:小野勇治)は、「IWAOモデル」に賛同し、2009年に「社会福祉経済学寄附講座」を、現在は「CBM (Community Based Medicine)ヘルスケア・イノベーション寄附講座」を名古屋大学に開設して以来、同モデルの普及を支援しています。
一方、名古屋大学発ベンチャーとして設立された高齢社会街づくり研究所は、医療法人陽明会を始め地域の医師会・医療機関・介護事業所と連携して医療・看護・介護のケアミックス、およびその臨床教育・研修拠点として「IWAOモデル」を具現する「まごころの杜(もり)」(名古屋市熱田区)を昨年11月に開所しました。
「まごころの杜」のケアチームとして、新たに日本摂食・嚥下リハビリテーション学会の理事であり、嚥下リハビリの第一人者である馬場尊医師や、若手セラピストで多職種連携にたけている細川寛将作業療法士を中心としたセラピスト集団も加わり、痛みと片麻痺にフォーカスした新たな「IWAOモデル」を本格的に推進しています。
(※本プレスリリースは、高齢社会街づくり研究所、アイカ工業株式会社の連名での発表です)
開所後4ヵ月で20名に達する方々が既に入居し、社会的な要請が窺える中で、こうした背景について高齢社会街づくり研究所の代表であり、医師で老年学分野の第一人者でもある名古屋大学大学院経済学研究科の岩尾聡士特任教授は、次のように述べています。
「平均在院日数の短縮など様々な要因により緩和ケアを病院で最後まで受けるのが困難となり、緩和ケアは、民間でという時代が到来していることの証左ともいえます。今後、医療難民や介護難民が増大する東京、大阪、名古屋といった大都市圏で訪問看護・リハビリステーションを拡大していくことは、不可欠、かつ急務となっています」
アイカ工業では、介護をする人、される人の立場にたった空間づくりの観点から、介護に最適な安心・安全な建材づくりを岩尾教授と共同で行い、「まごころの杜」や「聖霊陽明ドクターズタワー」において、それらの建材が活用されています。
こうして、安心・安全をキーワードにした技術や製品開発手法は、高齢者向けだけでなく園児施設向け製品にも活かされ、「2015年に発売したキッズ洗面セットは、売り行き好調(売上高2.5億円・前年比300%超え)で、この3月には、園児向けトイレブースを新たに発売する計画です。近年は高齢者と園児との交わりなどを通して医療・介護施設と園児施設製品との相乗効果を高めていきたい」とアイカ工業の小瀬村久取締役(首都圏統括、東京支社長兼IWAOモデル推進プロジェクト担当)は語っています。
岩尾教授は、3月15日(水)から17日(金)の間、東京ビッグサイトを会場に催される「CareTEX2017」最終日の17日11:40〜12:40の専門セミナーにおいて「地域における医療介護体制の新しい仕組みづくり『IWAOモデル』〜医療モデルから産・官・学・医で考える超高齢社会に対応した生活モデルへの転換とは〜」をテーマに講演します。
また、アイカ工業は「CareTEX2017」の「介護施設産業展」において医療・介護現場で気になるニオイを低減する壁材のデモ展示を始め、車いす利用者の使用に特化した設計の洗面カウンター、転倒リスクを低減する衝撃吸収フロア、キッズ向け洗面台、家具什器のカンタン改修を可能にした「メラタック」などを展示します(ブースNo.12-17)。
■緩和ケアの臨床教育・研究拠点「まごころの杜」の概要
・所在地:名古屋市熱田区幡野町17番地
・スタッフ:がん末期のスペシャリストである経験豊かな内科医と外科医、精神科医など5人の専門医師に加え、看護師、介護士、リハビリ専門職など医療介護のほぼ全職種を配置。
・3階建てフロア構成:1階は、外来と訪問診療を行うクリニックと訪問看護・介護ステーション、リハビリ室などを配置。住居部分は2、3階。1部屋約18平方メートルで全40室。家賃は50,000円〜70,000円(共益費¥10,000)。循環型の施設として、地域の病院や地域の病院や訪問看護ステーションと連携し、在宅療養時の急性増悪時や退院後の一時受け入れも行なう計画。
■高齢社会街づくり研究所株式会社の概要
日本が世界に類の無い超高齢社会を迎えつつある中で、高齢社会街づくり研究所(CSR: Consortium for Senior Research)は、2011年(平成23年)5月11日に名古屋大学発ベンチャーとして発足。「社会保障と財政の持続可能性を確保し、健康長寿社会の実現」、「医療関連産業を活性化し、経済成長への寄与」、そして「課題解決先進国として、世界への貢献」を基本理念し、地域社会と産・官・学が連携して高齢者を街全体で看守るタウンホスピタル「IWAOモデル」普及の母体となっている。
また、中部経済産業局 中部経済連合会、名古屋商工会議所などとのコラボレーションで出来た、新ヘルスケア産業フォーラムの事務局になっている。
http://machikenhp.wixsite.com/home
■医療法人陽明会の概要
陽明会は、これまで 「まごころ在宅医療クリニック」(2007年 3月12日開設)を中心として地域医療を担ってきた。訪問診療や住宅型有料老人ホーム、サービス付高齢者住宅において「IWAOモデル」を導入し、高齢者の在宅での生活サポートを続けている。グループでまごころ在宅医療クリニック、聖霊陽明ドクターズタワー、陽明ドクターズケア医大前やまごころ居宅介護支援事業所、訪問看護ステーション、訪問介護ステーションを運営している。
http://www.iryouhoujin-youmeikai.com/
■アイカ工業株式会社の概要
アイカ工業(東京・名古屋市場1部)は1936年10月20日の設立で、昨年10月に創立80周年を迎えた。資本金は98億9,170万円で東京・名古屋市場1部に上場。従業員は、3,745人(単独では1,096人)で、連結売上高1500億61百万円(単独では973億4百万円)。海外の営業・生産拠点は経済成長の著しいアジア圏を中心に拡がっている(平成28年3月末現在)。
同社の「IWAOモデル」の理念を基に開発された医療・介護分野の主要製品として、衝撃吸収メラミンフロア、消臭・抗菌壁材、車イス対応の洗面カウンター、ケア・看守りに適した建具などが挙げられる。これらは、いずれも高齢者の方に対する現場ヒアリングからの生まれた製品群である。
http://www.aica.co.jp/
アイカ工業株式会社(本社:愛知県清須市、代表取締役社長:小野勇治)は、「IWAOモデル」に賛同し、2009年に「社会福祉経済学寄附講座」を、現在は「CBM (Community Based Medicine)ヘルスケア・イノベーション寄附講座」を名古屋大学に開設して以来、同モデルの普及を支援しています。
一方、名古屋大学発ベンチャーとして設立された高齢社会街づくり研究所は、医療法人陽明会を始め地域の医師会・医療機関・介護事業所と連携して医療・看護・介護のケアミックス、およびその臨床教育・研修拠点として「IWAOモデル」を具現する「まごころの杜(もり)」(名古屋市熱田区)を昨年11月に開所しました。
「まごころの杜」のケアチームとして、新たに日本摂食・嚥下リハビリテーション学会の理事であり、嚥下リハビリの第一人者である馬場尊医師や、若手セラピストで多職種連携にたけている細川寛将作業療法士を中心としたセラピスト集団も加わり、痛みと片麻痺にフォーカスした新たな「IWAOモデル」を本格的に推進しています。
(※本プレスリリースは、高齢社会街づくり研究所、アイカ工業株式会社の連名での発表です)
開所後4ヵ月で20名に達する方々が既に入居し、社会的な要請が窺える中で、こうした背景について高齢社会街づくり研究所の代表であり、医師で老年学分野の第一人者でもある名古屋大学大学院経済学研究科の岩尾聡士特任教授は、次のように述べています。
「平均在院日数の短縮など様々な要因により緩和ケアを病院で最後まで受けるのが困難となり、緩和ケアは、民間でという時代が到来していることの証左ともいえます。今後、医療難民や介護難民が増大する東京、大阪、名古屋といった大都市圏で訪問看護・リハビリステーションを拡大していくことは、不可欠、かつ急務となっています」
アイカ工業では、介護をする人、される人の立場にたった空間づくりの観点から、介護に最適な安心・安全な建材づくりを岩尾教授と共同で行い、「まごころの杜」や「聖霊陽明ドクターズタワー」において、それらの建材が活用されています。
こうして、安心・安全をキーワードにした技術や製品開発手法は、高齢者向けだけでなく園児施設向け製品にも活かされ、「2015年に発売したキッズ洗面セットは、売り行き好調(売上高2.5億円・前年比300%超え)で、この3月には、園児向けトイレブースを新たに発売する計画です。近年は高齢者と園児との交わりなどを通して医療・介護施設と園児施設製品との相乗効果を高めていきたい」とアイカ工業の小瀬村久取締役(首都圏統括、東京支社長兼IWAOモデル推進プロジェクト担当)は語っています。
岩尾教授は、3月15日(水)から17日(金)の間、東京ビッグサイトを会場に催される「CareTEX2017」最終日の17日11:40〜12:40の専門セミナーにおいて「地域における医療介護体制の新しい仕組みづくり『IWAOモデル』〜医療モデルから産・官・学・医で考える超高齢社会に対応した生活モデルへの転換とは〜」をテーマに講演します。
また、アイカ工業は「CareTEX2017」の「介護施設産業展」において医療・介護現場で気になるニオイを低減する壁材のデモ展示を始め、車いす利用者の使用に特化した設計の洗面カウンター、転倒リスクを低減する衝撃吸収フロア、キッズ向け洗面台、家具什器のカンタン改修を可能にした「メラタック」などを展示します(ブースNo.12-17)。
■緩和ケアの臨床教育・研究拠点「まごころの杜」の概要
・所在地:名古屋市熱田区幡野町17番地
・スタッフ:がん末期のスペシャリストである経験豊かな内科医と外科医、精神科医など5人の専門医師に加え、看護師、介護士、リハビリ専門職など医療介護のほぼ全職種を配置。
・3階建てフロア構成:1階は、外来と訪問診療を行うクリニックと訪問看護・介護ステーション、リハビリ室などを配置。住居部分は2、3階。1部屋約18平方メートルで全40室。家賃は50,000円〜70,000円(共益費¥10,000)。循環型の施設として、地域の病院や地域の病院や訪問看護ステーションと連携し、在宅療養時の急性増悪時や退院後の一時受け入れも行なう計画。
■高齢社会街づくり研究所株式会社の概要
日本が世界に類の無い超高齢社会を迎えつつある中で、高齢社会街づくり研究所(CSR: Consortium for Senior Research)は、2011年(平成23年)5月11日に名古屋大学発ベンチャーとして発足。「社会保障と財政の持続可能性を確保し、健康長寿社会の実現」、「医療関連産業を活性化し、経済成長への寄与」、そして「課題解決先進国として、世界への貢献」を基本理念し、地域社会と産・官・学が連携して高齢者を街全体で看守るタウンホスピタル「IWAOモデル」普及の母体となっている。
また、中部経済産業局 中部経済連合会、名古屋商工会議所などとのコラボレーションで出来た、新ヘルスケア産業フォーラムの事務局になっている。
http://machikenhp.wixsite.com/home
■医療法人陽明会の概要
陽明会は、これまで 「まごころ在宅医療クリニック」(2007年 3月12日開設)を中心として地域医療を担ってきた。訪問診療や住宅型有料老人ホーム、サービス付高齢者住宅において「IWAOモデル」を導入し、高齢者の在宅での生活サポートを続けている。グループでまごころ在宅医療クリニック、聖霊陽明ドクターズタワー、陽明ドクターズケア医大前やまごころ居宅介護支援事業所、訪問看護ステーション、訪問介護ステーションを運営している。
http://www.iryouhoujin-youmeikai.com/
■アイカ工業株式会社の概要
アイカ工業(東京・名古屋市場1部)は1936年10月20日の設立で、昨年10月に創立80周年を迎えた。資本金は98億9,170万円で東京・名古屋市場1部に上場。従業員は、3,745人(単独では1,096人)で、連結売上高1500億61百万円(単独では973億4百万円)。海外の営業・生産拠点は経済成長の著しいアジア圏を中心に拡がっている(平成28年3月末現在)。
同社の「IWAOモデル」の理念を基に開発された医療・介護分野の主要製品として、衝撃吸収メラミンフロア、消臭・抗菌壁材、車イス対応の洗面カウンター、ケア・看守りに適した建具などが挙げられる。これらは、いずれも高齢者の方に対する現場ヒアリングからの生まれた製品群である。
http://www.aica.co.jp/