2018年に約3億台のノッチディスプレイ搭載スマートフォンが販売される見通し
[18/06/28]
提供元:PRTIMES
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- Apple の iPhoneX がノッチディスプレイ搭載スマートフォン全体の45%を占める
- Huawei、Oppo、Vivo、Xiaomiのノッチディスプレイ搭載スマートフォンの合計販売数量は1億台を超える可能性も
-しかし、ディスプレイメーカーにとっては、低い生産量により費用が増加してしまい、負担として働く可能性も
カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、Counterpoint社)は、2018年に約3億台のノッチディスプレイ搭載スマートフォンが販売される見通しであるとの最新の市場展望調査を発表致しました。
3億台という数字は、スマートフォン全体販売数量の19%を占める規模となり、その内訳は、Apple が45%、Android搭載スマートフォンが55%になると予想されています。とりわけ、中国の主要メーカーであるHuawei、Oppo、Vivo、Xiaomiの4社合計で約1億台以上のノッチディスプレイ搭載スマートフォンを販売すると予想されています。
Apple が iPhoneX にノッチディスプレイを搭載したことで、そのデザインが世界的に広まることとなり、その後、Android搭載のスマートフォンメーカーによる追従によって、現在のノッチディスプレイのトレンドが形成されました。MWC 2018にて、Zenfone 5 を発表した Asus に続き、Oppo の F7、Vipo のV9、Huawei の P20 及び P20 Pro等の主要スマートフォンメーカーも軒並みフラッグシップモデルにノッチデザインを導入する様相を見せており、消費者の動きと、競合の状況によっては、200米ドル台の価格帯においてもノッチデザインを採用するものと予想されます。
このようにノッチデザインは現在、ディスプレイデザインのトレンドにおいて主流となりましたが、スマートフォンメーカーがノッチデザインを選択する理由はそれぞれ異なります。
Apple の場合は、フルスクリーン対応へ転換する過程で、これまで採用してきたホームボタンと指紋認識センサーの代わりに、スクリーン下に内蔵型の指紋認識センサーを採用しました。しかし、その内蔵型の指紋認識センサーに完全に満足できなかった Apple は、その代案として顔認証による Face ID を選択しましたが、この Face ID を管理するセンサー配列が大きかった為、自然とノッチデザインのディスプレイを採用するに至りました。
他の主要メーカーの場合は、ディスプレイ占有スペースを最大化する目的もありますが、鍵となるコンポーネントをスクリーンに搭載するにはまだ技術的限界がある為、ノッチデザインを採用するといったケースも見られます。また、ディスプレイ製造メーカーの要望により、一部のスマートフォンメーカーはノッチデザインを採用した可能性もあります。
その他スマートフォンメーカーは、その他にも差別化を図る要素があるにも関わらず、Apple のデザインに追従し、トレンドに沿ってノッチデザインを採用しています。これらのメーカーは、主に低価格帯の購買層に焦点を当てている為、150米ドル価格帯でノッチデザインディスプレイ搭載のスマートフォンを発売しており、この動きと同様、各国の中小メーカー各社が、短期的な差別化を図る為、多様なノッチデザインの製品を発売するものと予測されます。
ディスプレイを最大化という点において、スマートフォンメーカー間の競争は続いており、過去2年間において、16:9 、ベゼルレス、カーブ、ノッチといった多様な方式の製品が発売されました。Apple が次のモデルにもノッチを採用するものと予測を立て、LG や Google もノッチデザインを搭載した製品を発売している為、ノッチデザインを採用した製品は当分の間続くものとみられます。一方、Samsung はビデオやアプリを最適化する為に、ノッチデザイン搭載ベゼルレスデザインを採用しています。カウンターポイント社のリサーチ・ディレクター、カン・ギョンスは「ディスプレイの下にカメラモジュールを含む全てのセンサーを搭載する技術が開発され、完全なベゼルレスデザインが完成するまで、都度、最適化されたディスプレイを開発しなければならない製造業の悩みは継続されるものと見られる」とコメントしています。
ノッチデザインを採用したスマートフォンのグローバル市場の推移予測
[画像: https://prtimes.jp/i/33140/6/resize/d33140-6-954644-0.jpg ]
【カウンターポイント社 会社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/
- Huawei、Oppo、Vivo、Xiaomiのノッチディスプレイ搭載スマートフォンの合計販売数量は1億台を超える可能性も
-しかし、ディスプレイメーカーにとっては、低い生産量により費用が増加してしまい、負担として働く可能性も
カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、Counterpoint社)は、2018年に約3億台のノッチディスプレイ搭載スマートフォンが販売される見通しであるとの最新の市場展望調査を発表致しました。
3億台という数字は、スマートフォン全体販売数量の19%を占める規模となり、その内訳は、Apple が45%、Android搭載スマートフォンが55%になると予想されています。とりわけ、中国の主要メーカーであるHuawei、Oppo、Vivo、Xiaomiの4社合計で約1億台以上のノッチディスプレイ搭載スマートフォンを販売すると予想されています。
Apple が iPhoneX にノッチディスプレイを搭載したことで、そのデザインが世界的に広まることとなり、その後、Android搭載のスマートフォンメーカーによる追従によって、現在のノッチディスプレイのトレンドが形成されました。MWC 2018にて、Zenfone 5 を発表した Asus に続き、Oppo の F7、Vipo のV9、Huawei の P20 及び P20 Pro等の主要スマートフォンメーカーも軒並みフラッグシップモデルにノッチデザインを導入する様相を見せており、消費者の動きと、競合の状況によっては、200米ドル台の価格帯においてもノッチデザインを採用するものと予想されます。
このようにノッチデザインは現在、ディスプレイデザインのトレンドにおいて主流となりましたが、スマートフォンメーカーがノッチデザインを選択する理由はそれぞれ異なります。
Apple の場合は、フルスクリーン対応へ転換する過程で、これまで採用してきたホームボタンと指紋認識センサーの代わりに、スクリーン下に内蔵型の指紋認識センサーを採用しました。しかし、その内蔵型の指紋認識センサーに完全に満足できなかった Apple は、その代案として顔認証による Face ID を選択しましたが、この Face ID を管理するセンサー配列が大きかった為、自然とノッチデザインのディスプレイを採用するに至りました。
他の主要メーカーの場合は、ディスプレイ占有スペースを最大化する目的もありますが、鍵となるコンポーネントをスクリーンに搭載するにはまだ技術的限界がある為、ノッチデザインを採用するといったケースも見られます。また、ディスプレイ製造メーカーの要望により、一部のスマートフォンメーカーはノッチデザインを採用した可能性もあります。
その他スマートフォンメーカーは、その他にも差別化を図る要素があるにも関わらず、Apple のデザインに追従し、トレンドに沿ってノッチデザインを採用しています。これらのメーカーは、主に低価格帯の購買層に焦点を当てている為、150米ドル価格帯でノッチデザインディスプレイ搭載のスマートフォンを発売しており、この動きと同様、各国の中小メーカー各社が、短期的な差別化を図る為、多様なノッチデザインの製品を発売するものと予測されます。
ディスプレイを最大化という点において、スマートフォンメーカー間の競争は続いており、過去2年間において、16:9 、ベゼルレス、カーブ、ノッチといった多様な方式の製品が発売されました。Apple が次のモデルにもノッチを採用するものと予測を立て、LG や Google もノッチデザインを搭載した製品を発売している為、ノッチデザインを採用した製品は当分の間続くものとみられます。一方、Samsung はビデオやアプリを最適化する為に、ノッチデザイン搭載ベゼルレスデザインを採用しています。カウンターポイント社のリサーチ・ディレクター、カン・ギョンスは「ディスプレイの下にカメラモジュールを含む全てのセンサーを搭載する技術が開発され、完全なベゼルレスデザインが完成するまで、都度、最適化されたディスプレイを開発しなければならない製造業の悩みは継続されるものと見られる」とコメントしています。
ノッチデザインを採用したスマートフォンのグローバル市場の推移予測
[画像: https://prtimes.jp/i/33140/6/resize/d33140-6-954644-0.jpg ]
【カウンターポイント社 会社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/