PicoCELA(ピコセラ)とハカルス、エッジAIシステムを共同開発
[18/09/18]
提供元:PRTIMES
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大規模AIソリューションをもっと簡易に!空間に分散配置された多数のエッジAIをLANケーブル配線無くして結合
空間に分散配置された多数のエッジコンピュータ上でそれぞれAI処理を行うことで、高リアルタイム性、通信トラフィックの削減、分散並列処理などを特徴とする高度なAIソリューションが実現できます。しかし、このような空間に分散配置された大規模AIシステムでは、エッジコンピュータ同士をインターネット接続するために大量のLANケーブル配線が必要でした。またディープラーニング等によるAI処理は膨大な計算量を必要としエッジコンピュータの消費電力を増加させる問題もありました。この度、PicoCELA(ピコセラ)株式会社が有する多段無線中継技術と株式会社ハカルスが有する軽量AI技術を組み合わせることで、これらの課題を解決し、空間に分散配置された大規模なエッジAI(*1)システムをより簡易に実現可能としました。本エッジAIシステムの適用事例の第一弾として、動体検知ソリューションの提供を開始します。
無線バックホール技術(*2)の開発と実用化を行うPicoCELA(ピコセラ)株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:古川浩)は人工知能のパッケージを開発・展開する株式会社ハカルス(本社:京都市中京区、代表取締役:藤原健真)、との協業により、エッジ側AIソリューションを共同で開発しましたので、お知らせします。
この共同開発により、ハカルスのAIエンジン「HACARUS-X(ハカルスエックス)」をPicoCELAのエッジコンピュータ「PCWL-0400」に搭載し、その適用事例の第一弾として、「PCWL-0400」とカメラを用いた動体検知ソリューションの提供を開始します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/35736/6/resize/d35736-6-871566-0.png ]
「PCWL-0400」は、PicoCELA独自の無線多段中継により、LANケーブル配線を7割以上削減できることを特徴とするエッジコンピュータです。「PCWL-0400」により、LANケーブル配線問題を解決すると同時に、エッジコンピュータとしてIoTデバイスからのデータを圧縮処理することで通信回線の負担を軽減します。
HACARUS-Xは、現在の主流であるディープラーニングを使わない軽量な人工知能パッケージで、少ないデータから特徴を抽出することに優れるスパースモデリング技術を機械学習に応用したものです。ディープラーニングは、実行に潤沢な計算資源が必要になるため、AIの再学習や推論処理をクラウド側で実行することが多くなります。クラウド側のディープラーニングを用いた画像処理を行う場合は、カメラを設置する度に通信量が増加し、通信料金や消費帯域が課題となります。また、公共施設、医療機関、小売店などで人流解析を行う場合は、クラウドへの画像アップロードに伴うプライバシーの課題が発生します。
PicoCELAが持つLANケーブルレスでエッジコンピュータを空間に多数分散配置できる技術と、ハカルスが持つエッジ端末上で実行可能なAI技術を組み合わせることで、屋外・屋内を含む広域なエリアから収集した画像データを、「PCWL-0400」上で動作するAIで処理を行い、処理された結果データのみをクラウドで受け取ることが出来ます。これにより、プライバシーに配慮した、AIソリューションを低コストで構築することが可能になります。
■エッジ側AIソリューションの事例
下記は、「PCWL-0400」に汎用のウェブカメラを接続し、設置された環境の特徴を画像からエッジ端末上で学習し、学習した結果を用いてカメラで移動体を認識・追従するソリューションの事例です。これにより、事前の学習を行わずに、設置後にAIの学習を行うことが可能になります。具体的なソリューションとしては、小売店での人流解析、駐車場の空き状況計測、交通量の監視、工場・倉庫におけるセキュリティ用途が挙げられます。今後は、拡張機能として指定領域への侵入検知、移動体の速度予測、ヒト以外の物体検知を予定しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/35736/6/resize/d35736-6-507881-1.png ]
■PicoCELA株式会社について
PicoCELAは2008年の創業以来、世界最高品質の無線バックホール技術の開発と実用化を目指してきました。技術の根幹は動的ツリー経路制御方式ならびに電波干渉を抑制する無線フレーム転送技術を核とする独自プロトコルスイーツによって実現されており、全世界で20件以上の登録済み特許により保護されています。10段以上の多段無線中継環境でも低遅延、ブロードバンド伝送を安定して提供します。日本国内で100サイト以上の運用実績を有しており、多くの導入サイトにおいてケーブル敷設を7割以上削減しました。広域無線LAN空間の導入コスト削減と同時に、保守性や回線品質の拡張性が高く評価されています。
URL: https://jp.picocela.com
■株式会社ハカルスについて
ハカルスは、ヘルスケア分野のAIベンチャーとして2014年に創業して以来、少量データからの特徴抽出に優れるスパースモデリング技術を機械学習に応用した独自のAI開発を行っています。スパースモデリング技術を機械学習に応用することで、膨大な学習データが必要である、AIの意思決定の過程がブラックボックス化されており人間には解釈できない、学習フェーズにおいて大量の計算資源が必要であるといったディープラーニングが抱える課題の解決を試みています。
URL: https://hacarus.com/
【本件に関するお問い合わせ先】
PicoCELA株式会社
電話 03-6661-2780(代表)
Mail: info@picocela.com
*1 エッジAI: エッジコンピュータ上に実装されたAI
*2 無線バックホール: エッジコンピュータとインターネットをつなぐ回線をLANケーブル配線の必要なく多段無線中継によって実現する通信技術
空間に分散配置された多数のエッジコンピュータ上でそれぞれAI処理を行うことで、高リアルタイム性、通信トラフィックの削減、分散並列処理などを特徴とする高度なAIソリューションが実現できます。しかし、このような空間に分散配置された大規模AIシステムでは、エッジコンピュータ同士をインターネット接続するために大量のLANケーブル配線が必要でした。またディープラーニング等によるAI処理は膨大な計算量を必要としエッジコンピュータの消費電力を増加させる問題もありました。この度、PicoCELA(ピコセラ)株式会社が有する多段無線中継技術と株式会社ハカルスが有する軽量AI技術を組み合わせることで、これらの課題を解決し、空間に分散配置された大規模なエッジAI(*1)システムをより簡易に実現可能としました。本エッジAIシステムの適用事例の第一弾として、動体検知ソリューションの提供を開始します。
無線バックホール技術(*2)の開発と実用化を行うPicoCELA(ピコセラ)株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:古川浩)は人工知能のパッケージを開発・展開する株式会社ハカルス(本社:京都市中京区、代表取締役:藤原健真)、との協業により、エッジ側AIソリューションを共同で開発しましたので、お知らせします。
この共同開発により、ハカルスのAIエンジン「HACARUS-X(ハカルスエックス)」をPicoCELAのエッジコンピュータ「PCWL-0400」に搭載し、その適用事例の第一弾として、「PCWL-0400」とカメラを用いた動体検知ソリューションの提供を開始します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/35736/6/resize/d35736-6-871566-0.png ]
「PCWL-0400」は、PicoCELA独自の無線多段中継により、LANケーブル配線を7割以上削減できることを特徴とするエッジコンピュータです。「PCWL-0400」により、LANケーブル配線問題を解決すると同時に、エッジコンピュータとしてIoTデバイスからのデータを圧縮処理することで通信回線の負担を軽減します。
HACARUS-Xは、現在の主流であるディープラーニングを使わない軽量な人工知能パッケージで、少ないデータから特徴を抽出することに優れるスパースモデリング技術を機械学習に応用したものです。ディープラーニングは、実行に潤沢な計算資源が必要になるため、AIの再学習や推論処理をクラウド側で実行することが多くなります。クラウド側のディープラーニングを用いた画像処理を行う場合は、カメラを設置する度に通信量が増加し、通信料金や消費帯域が課題となります。また、公共施設、医療機関、小売店などで人流解析を行う場合は、クラウドへの画像アップロードに伴うプライバシーの課題が発生します。
PicoCELAが持つLANケーブルレスでエッジコンピュータを空間に多数分散配置できる技術と、ハカルスが持つエッジ端末上で実行可能なAI技術を組み合わせることで、屋外・屋内を含む広域なエリアから収集した画像データを、「PCWL-0400」上で動作するAIで処理を行い、処理された結果データのみをクラウドで受け取ることが出来ます。これにより、プライバシーに配慮した、AIソリューションを低コストで構築することが可能になります。
■エッジ側AIソリューションの事例
下記は、「PCWL-0400」に汎用のウェブカメラを接続し、設置された環境の特徴を画像からエッジ端末上で学習し、学習した結果を用いてカメラで移動体を認識・追従するソリューションの事例です。これにより、事前の学習を行わずに、設置後にAIの学習を行うことが可能になります。具体的なソリューションとしては、小売店での人流解析、駐車場の空き状況計測、交通量の監視、工場・倉庫におけるセキュリティ用途が挙げられます。今後は、拡張機能として指定領域への侵入検知、移動体の速度予測、ヒト以外の物体検知を予定しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/35736/6/resize/d35736-6-507881-1.png ]
■PicoCELA株式会社について
PicoCELAは2008年の創業以来、世界最高品質の無線バックホール技術の開発と実用化を目指してきました。技術の根幹は動的ツリー経路制御方式ならびに電波干渉を抑制する無線フレーム転送技術を核とする独自プロトコルスイーツによって実現されており、全世界で20件以上の登録済み特許により保護されています。10段以上の多段無線中継環境でも低遅延、ブロードバンド伝送を安定して提供します。日本国内で100サイト以上の運用実績を有しており、多くの導入サイトにおいてケーブル敷設を7割以上削減しました。広域無線LAN空間の導入コスト削減と同時に、保守性や回線品質の拡張性が高く評価されています。
URL: https://jp.picocela.com
■株式会社ハカルスについて
ハカルスは、ヘルスケア分野のAIベンチャーとして2014年に創業して以来、少量データからの特徴抽出に優れるスパースモデリング技術を機械学習に応用した独自のAI開発を行っています。スパースモデリング技術を機械学習に応用することで、膨大な学習データが必要である、AIの意思決定の過程がブラックボックス化されており人間には解釈できない、学習フェーズにおいて大量の計算資源が必要であるといったディープラーニングが抱える課題の解決を試みています。
URL: https://hacarus.com/
【本件に関するお問い合わせ先】
PicoCELA株式会社
電話 03-6661-2780(代表)
Mail: info@picocela.com
*1 エッジAI: エッジコンピュータ上に実装されたAI
*2 無線バックホール: エッジコンピュータとインターネットをつなぐ回線をLANケーブル配線の必要なく多段無線中継によって実現する通信技術