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ボッシュが OpenChain プロジェクトのプラチナ メンバーに

業界のオープンソース コンプライアンス標準を活用し、自動車とIoTサプライチェーン全体のコラボレーションのための共通のアプローチと理解を提供

Linux Foundation傘下のOpenChainプロジェクト (オープンソースのライセンス コンプライアンスをシンプルで一貫性のあるものにすることでオープンソースの信頼を高めようとするプロジェクト) は2月28日 (米国時間)、ボッシュ (Bosch) がプラチナメンバーとして加盟したことを発表しました。




[画像: https://prtimes.jp/i/42042/6/resize/d42042-6-478461-0.png ]

2019年2月28日サンフランシスコ発 - OpenChainプロジェクト(オープンソースのライセンス コンプライアンスをシンプルで一貫性のあるものにすることでオープンソースの信頼を高めようとするプロジェクト https://www.openchainproject.org/ )は、ボッシュ (Bosch) がプラチナ メンバーとして加盟したことを発表しました。OpenChainには、数週間前にマイクロソフトが、12月にUber、Google、Facebookなどの大企業が加盟し、メンバーシップの成長が続いています。OpenChainは、オープンソース ライセンス コンプライアンスを企業が無理なく管理するために必要な仕様、包括的なプロセス、ポリシー、トレーニングを提供します。これにより、オープンソース ライセンス コンプライアンスは、ソフトウェア サプライ チェーンの参加者にとって予測可能で理解しやすく、効率的なものになります。

企業は、新しい製品やサービスを構築する際に、サプライチェーンを通じて何十億行というオープンソース ソフトウェアを使用します。企業間のコードフローにおける重要な課題の1つは、関連するライセンス要件が確実に、タイムリーかつ効果的に満たされるようにすることです。OpenChainプロジェクトは、これらの課題をクリアするための一貫した方法を企業に提供します。OpenChainの仕様 ( https://www.openchainproject.org/spec ) に適合することは、組織が高品質なオープンソース コンプライアンス プログラムの重要要件を順守していることの証明となり、サプライチェーンにおける組織間の信頼関係を高めます。購買者は調達しやすくなり、提供者は優先ステータスを手に入れやすくなります。

過去15年間にわたり、ボッシュは、Eclipse IDEを使った自動車用のオープンソース ツーリングの使用や、ボッシュ製品へのLinux組み込み、公的資金プロジェクトにおけるソフトウェアの共同イノベーションなど、オープンソース ソフトウェアを採用してきました。現在では、1ダース以上のオープンソース プロジェクトをリードし、150万行以上のコードがコントリビュートされたEclipse IoT上のBosch IoT Suiteのオープン プラットフォーム戦略を積極的に推進しています。そのため、成熟したオープンソース管理プロセスを使用し、協力する企業数を増やすことに特に関心があります。ボッシュは、OpenChainがグッド プラクティスを共有し、オープンソース管理システム / プロセスを改善し、他の企業がオープンソース コミュニティに参加できる優れたプラットフォームであると考えています。

OpenChain仕様書は、サプライチェーンにおけるオープンソース コンプライアンスの唯一の標準であり、自動車関連企業から大きな関心を集めています。トヨタ自動車は現在プラチナ メンバーであり、スカニアは最近OpenChain適合企業になりました。また、パナソニックやルネサスエレクトロニクスなどの企業は、コミュニティ ワークグループに積極的に参加しています。

ボッシュの Competence Open Source センター長である Hans Malte Kern 氏は、次のように述べています。
「オープンソース管理システム標準は、オープンソース管理インフラストラクチャとサービスに関するコラボレーションを成功させるための鍵となります。OpenChainプロジェクトは、適合したオープンソースの使用、配布、コントリビューションの重要性を反映しており、私たちはプロジェクトへの参加を大変嬉しく思います。オープンソース要件に関して全てのパートナーおよびサプライヤーと交渉する代わりに、OpenChainを自動車業界だけではなくIoTのコネクティッド ワールドにおいても、オープンソース コラボレーションのための共通のアプローチと理解を提供するオープン スタンダードとして活用していきます。私たちは、OpenChain標準が二国間交渉、教育、オープンソースのリスク軽減ディスカッションに代わるものと確信しています。」

OpenChain のゼネラル マネージャーである Shane Coughlan は、次のように述べています。
「ボッシュがプラチナ メンバーとしてトヨタ自動車のような自動車会社と活動を共にすることは素晴らしいことです。ボッシュはOpenChainプロジェクトに精通しており、オープンソース コンプライアンス活動に貢献してきた長い歴史があります。ボッシュが今後、理事会、運営・アウトリーチ委員会や、コミュニティを前進させるための作業チームの電話会議やミーティングに参加することに興奮しています。」

なお、プラチナ メンバーであるボッシュは、その代表者がOpenChainの理事会メンバーにもなります。OpenChainプロジェクトには、同社のほかにプラチナ メンバーとして、Adobe、ARM Holdings、Cisco、Comcast、Facebook、Google、Harman International、日立製作所、マイクロソフト、Qualcomm、Siemens、ソニー、東芝、トヨタ自動車、Uber、Western Digital の各社が加盟しています。

参考サイト

OpenChainサイト https://www.openchainproject.org/
オンラインの自己評価プログラム https://www.openchainproject.org/conformance
OpenChain適合プログラムを使用する企業 https://www.openchainproject.org/conformance

OpenChainプロジェクトについて

同プロジェクトは、オープンソースのライセンス コンプライアンスをよりシンプルで一貫性のあるものにすることで、オープンソースへの信頼を高めます。OpenChain仕様書は、すべての上質なコンプライアンス プログラムが満たすべき一連の主要な要件を定義しています。OpenChainカリキュラムは、オープンソースのプロセスとソリューションに関する教育的な基盤を提供し、OpenChain仕様書の重要な要件をカバーしています。OpenChainに適合することにより、組織はこれらの要件を順守していることを表明できます。その結果、ソフトウェア サプライ チェーンの参加者にとって、オープンソースのライセンス コンプライアンスがより予測可能で理解しやすく、効率的なものになります。

Linux Foundationについて

2000年に設立されたLinux Foundationは、1,000を超えるメンバーにサポートされており、オープンソース ソフトウェア、オープン スタンダード、オープン データ、およびオープン ハードウェアに関するコラボレーションにおいて世界をリードしています。Linux、Kubernetes、Node.jsをはじめとするLinux Foundationのプロジェクトは、世界のインフラに必要不可欠な存在です。Linux Foundationは、ベスト プラクティスを活用し、貢献者、ユーザー、およびソリューション プロバイダーのニーズに対応することにより、サステナブルなオープン コラボレーション モデルを生み出しています。詳細については、linuxfoundation.org をご覧ください。
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