「量より質」の観光地経営へ。オーバーツーリズム課題に直面する白川郷で観光客にアンケートを実施。
[19/12/29]
提供元:PRTIMES
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データ活用からマネジメントを最優先課題とし、白川郷らしさを取り戻していく。
地域商社である合掌ホールディングス(以下、弊社)は、観光公害、オーバーツーリズム問題にに対峙する白川郷に関するアンケート調査を実施しました。
弊社ではDMOではなく民間企業の地域商社として、
地域住民と観光客の共存する地域づくりを目指しており、白川村ではレジデンス・ファーストすなわち居住者を最優先させる施策を数多く行なっております。
居住者の3,000倍もの観光客が押し寄せる白川郷(対象集落600人弱、年間観光客推計約180万人)では、プロモーションよりもマネジメントが最優先課題となっており、持続可能な地域となるため、地域住民と向き合い、観光のもたらすメリットを最大化していくことを目指しています。
国内の京都や他地域のみならず海外のオーバーツーリズム問題に対処する自治体や民間企業と積極的に交流をしております。
“受け入れる観光客のクオリティをコントロールする”、という新しいマネジメント手法で量より質を重視する弊社ではデータ活用により現状を正しく把握し、次世代への投資を積極的に行なっていきます。
今回のデータは今後の体験造成や商品開発の参考とし、白川郷らしさを創り出していきます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/47734/6/resize/d47734-6-891435-2.png ]
回答者基礎情報
国籍、年齢層
国籍の回答者比率では台湾 (35.6%), 日本(18%), タイ (14.2%), 香港 (13.1%), 中国 (5.1%)。
年齢層はインターネットでのアンケートということもあり、20-40代が大半を占めました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/47734/6/resize/d47734-6-488247-0.png ]
来日回数(訪日外国人のみ対象)
51%が5回以上、4回9%、3回14%、2回13%、1回9%、なし4%
今回は個人旅行者対象だが、来村予定のほとんどが来日経験あり。
旅行頻度
3ヶ月に1度23%、半年に1度44%、1年に1度27%と旅行頻度は高め。
旅行スタイル
友人と、家族とが共に29%と高く、続いて恋人同士、夫婦。ひとり旅も9%と高め。
白川郷に関して
来村回数
76%が初めてで、1回来たことがある方は17.5%。
住民生活圏かつ世界遺産エリアであることへの理解
世界遺産であり、住民が生活を送っているエリアであることを97%が知っていた。
期待すること
美しい景色 (39%)、また多くの方が文化体験をしたい(25%)とあり、現状体験プログラムが充実しておらず、現地での体験事業創出は必須。
[画像3: https://prtimes.jp/i/47734/6/resize/d47734-6-754592-1.png ]
お土産
主に下記3つに分類;
白川村特産品: 他の地域では販売していないもの。例えばポストカード、アクセサリー、ミニチュアの合掌造り、手工芸品など
友人への土産物:中華圏からの要望が多かったのが日本のお菓子や和菓子。パッケージデザイン含め、合掌造り特有のお菓子が好まれる
カスタマイズ商品:日付や名前の刻印ができるなどお客様によって対応できる柔軟な商品
現地体験
主に下記2つに分類;
現地グルメ:地域食材を使用した食事や軽食
文化、地域体験:合掌造りへの宿泊、地元住民との会話
冬季ライトアップに関して
完全予約制となったことへの認知度
90%の人が完全予約制となったことを知っており、日本国内のみならず台湾のメディアなどでも取り上げられ海外でも話題となっている。
展望台の大混雑を避けるため、2019年より事前予約制を実施。
展望台までの待ち時間はどの程度許容できるか。
73%が30分以上待つことは許容できると回答。予約制や混雑緩和への理解を示した。
イベントを維持していくためにイベント入場料を徴収すること
89%が入場料を支払うことに賛成する一方で、イベントは無料であるべきだ(11%)という意見もあった。混雑が緩和され、ゆっくり鑑賞できるのであれば4千円以上払っても良いという回答も5%程度あった。また現在の1日券は1台当たり4千円となっているが、人数の少ない場合(1名や2名利用)には高くなり公平性に欠けるという意見も多く、入場料は1人当たりの料金が妥当。
完全予約制への意見
2019年の完全予約制導入と実行を評価する観光客が多かった。
来場者数を制限することは、地域住民への理解、世界遺産を保持していくこと、そして観光品質の向上のために必要であるという肯定的な意見が多数寄せられた。京都や鎌倉などのオーバーツーリズムで問題を抱える地域への期待値は高い。
また宿泊の抽選予約システムなどもこれまで旅行代理店や代理業者に買い占められて個人旅行者に不利なイベントだったことが判明した。
一方で訪日外国人の少数は、旅行日程の組み立てが難しいなどの意見も。
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会社概要
■会社名 :合掌ホールディングス株式会社
■設立日 :令和元年八月八日
■代表 :鈴口悦子
■業務内容:地域ブランディング、現状課題維持解決
■連絡先 :藤田 info@gassho-travel.com
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地域商社である合掌ホールディングス(以下、弊社)は、観光公害、オーバーツーリズム問題にに対峙する白川郷に関するアンケート調査を実施しました。
弊社ではDMOではなく民間企業の地域商社として、
地域住民と観光客の共存する地域づくりを目指しており、白川村ではレジデンス・ファーストすなわち居住者を最優先させる施策を数多く行なっております。
居住者の3,000倍もの観光客が押し寄せる白川郷(対象集落600人弱、年間観光客推計約180万人)では、プロモーションよりもマネジメントが最優先課題となっており、持続可能な地域となるため、地域住民と向き合い、観光のもたらすメリットを最大化していくことを目指しています。
国内の京都や他地域のみならず海外のオーバーツーリズム問題に対処する自治体や民間企業と積極的に交流をしております。
“受け入れる観光客のクオリティをコントロールする”、という新しいマネジメント手法で量より質を重視する弊社ではデータ活用により現状を正しく把握し、次世代への投資を積極的に行なっていきます。
今回のデータは今後の体験造成や商品開発の参考とし、白川郷らしさを創り出していきます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/47734/6/resize/d47734-6-891435-2.png ]
回答者基礎情報
国籍、年齢層
国籍の回答者比率では台湾 (35.6%), 日本(18%), タイ (14.2%), 香港 (13.1%), 中国 (5.1%)。
年齢層はインターネットでのアンケートということもあり、20-40代が大半を占めました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/47734/6/resize/d47734-6-488247-0.png ]
来日回数(訪日外国人のみ対象)
51%が5回以上、4回9%、3回14%、2回13%、1回9%、なし4%
今回は個人旅行者対象だが、来村予定のほとんどが来日経験あり。
旅行頻度
3ヶ月に1度23%、半年に1度44%、1年に1度27%と旅行頻度は高め。
旅行スタイル
友人と、家族とが共に29%と高く、続いて恋人同士、夫婦。ひとり旅も9%と高め。
白川郷に関して
来村回数
76%が初めてで、1回来たことがある方は17.5%。
住民生活圏かつ世界遺産エリアであることへの理解
世界遺産であり、住民が生活を送っているエリアであることを97%が知っていた。
期待すること
美しい景色 (39%)、また多くの方が文化体験をしたい(25%)とあり、現状体験プログラムが充実しておらず、現地での体験事業創出は必須。
[画像3: https://prtimes.jp/i/47734/6/resize/d47734-6-754592-1.png ]
お土産
主に下記3つに分類;
白川村特産品: 他の地域では販売していないもの。例えばポストカード、アクセサリー、ミニチュアの合掌造り、手工芸品など
友人への土産物:中華圏からの要望が多かったのが日本のお菓子や和菓子。パッケージデザイン含め、合掌造り特有のお菓子が好まれる
カスタマイズ商品:日付や名前の刻印ができるなどお客様によって対応できる柔軟な商品
現地体験
主に下記2つに分類;
現地グルメ:地域食材を使用した食事や軽食
文化、地域体験:合掌造りへの宿泊、地元住民との会話
冬季ライトアップに関して
完全予約制となったことへの認知度
90%の人が完全予約制となったことを知っており、日本国内のみならず台湾のメディアなどでも取り上げられ海外でも話題となっている。
展望台の大混雑を避けるため、2019年より事前予約制を実施。
展望台までの待ち時間はどの程度許容できるか。
73%が30分以上待つことは許容できると回答。予約制や混雑緩和への理解を示した。
イベントを維持していくためにイベント入場料を徴収すること
89%が入場料を支払うことに賛成する一方で、イベントは無料であるべきだ(11%)という意見もあった。混雑が緩和され、ゆっくり鑑賞できるのであれば4千円以上払っても良いという回答も5%程度あった。また現在の1日券は1台当たり4千円となっているが、人数の少ない場合(1名や2名利用)には高くなり公平性に欠けるという意見も多く、入場料は1人当たりの料金が妥当。
完全予約制への意見
2019年の完全予約制導入と実行を評価する観光客が多かった。
来場者数を制限することは、地域住民への理解、世界遺産を保持していくこと、そして観光品質の向上のために必要であるという肯定的な意見が多数寄せられた。京都や鎌倉などのオーバーツーリズムで問題を抱える地域への期待値は高い。
また宿泊の抽選予約システムなどもこれまで旅行代理店や代理業者に買い占められて個人旅行者に不利なイベントだったことが判明した。
一方で訪日外国人の少数は、旅行日程の組み立てが難しいなどの意見も。
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会社概要
■会社名 :合掌ホールディングス株式会社
■設立日 :令和元年八月八日
■代表 :鈴口悦子
■業務内容:地域ブランディング、現状課題維持解決
■連絡先 :藤田 info@gassho-travel.com
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