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高品質な炭素クレジットで気候変動および途上国の社会課題の解決と所得向上に貢献する、JAHQCC (Japan Alliance for High Quality Carbon Credit) を設立




Degas(デガス)株式会社 (本社:東京都渋谷区、代表取締役:牧浦土雅 以下、Degas)が、高品質な炭素クレジットによって気候変動およびその根底にある途上国の社会課題の解決と、所得の水準に貢献するためのアライアンス JAHQCC (Japan Alliance for High Quality Carbon Credit 通称:ジャック)を立ち上げました。Degasが事務局を務め、活動を開始したことをご報告申し上げます。

JAHQCCについて


JAHQCC (Japan Alliance for High Quality Carbon Credit) は、高品質な炭素クレジットによって気候変動の解決に貢献するとともに、さらにその根底にある途上国の社会課題の解決と所得水準の向上に貢献することを目指します。短期的な目標としては、高品質なカーボンクレジットに関する情報と、賛同パートナーらとのセミナーなどを通じた学びを日本企業にご提供します。また、参画企業(年会費300万円)の皆さまに対し、脱炭素・アフリカの緩和活動に関する様々な事業機会をご提供してまいります。中長期的な目標としては、日本企業LP(Limited Partner)による炭素クレジットファンドの設立を目指します。また、2030年には3千万tのCO2を除去し、300万人の農家の所得向上に貢献するという野心的な目標を掲げます。
[画像: https://prtimes.jp/i/48157/6/resize/d48157-6-b95eb3a564e8c2e247f4-1.png ]

JAHQCC設立の経緯


高品質な炭素クレジットとは、厳格な基準と監査に基づいて発行されたクレジットであり、単なるGHG除去に留まりません。2023年3月にICVCM(The Integrity Council for the Voluntary Carbon Market)が、高品質で信頼性が高いコア・カーボン原則(Core Carbon Principles)を発表。日本でも炭素クレジットへの注目は集まっていますが、Degasが事業を行うアフリカでは、欧米企業が積極的に緩和活動に携わり、高品質な炭素クレジット生成を目指し、積極的に活動を行っています。この潮流を日本企業とも共有し、アフリカを中心とする新興・途上国で、日本企業が積極的な緩和活動を実施出来る素地を作りたいと願い、JAHQCCを設立しました。

途上国の中でも特に気候変動の影響を受けているアフリカは、世界の未開拓耕作地の約6割を占め、大規模な二酸化炭素の吸収・隔離を行えるポテンシャルを秘めています。昨今、高品質な炭素クレジットが国際的な注目を集めていることなどから、新興・途上国は多発する気候変動というピンチをチャンスに変えることが可能です。


JAHQCCの活動内容


1. 情報発信(レポートやウェビナーなど)
JAHQCCが発行するMonthly reportや、ICVCMをはじめとする国際機関の日本語版レポートを随時配信いたします。また、高品質な炭素クレジットに関する参画企業向け限定のWebinarを開催予定です。

2,他団体との意見交換・交流
途上国政府閣僚をすえる国際機関などを推進メンバーとして迎え、高品質な炭素クレジットの利用拡大に向けた政府への働きかけをおこないます。

3, 事業機会の提供
世界を代表する高品質なカーボンクレジット生成のためのファンドや、団体と合同の情報交換会を開催し、最先端の情報収集を支援。様々なプロジェクトへの参画機会の提供などを通じ、参画企業の事業機会創出に寄与してまいります。

JAHQCCは、参画企業・パートナーと皆さまとの活動を通じ、高品質な炭素クレジットに関する事業を創出するとともに、気候変動、ならびに社会問題の解決に寄与してまいります。

JAHQCC参画企業(ファウンディングメンバー)様からのコメント(五十音順)


味の素株式会社 執行役常務 欧州アフリカ本部長 柏倉 正巳 様
味の素株式会社は2050年度までに温室効果ガス排出量を正味ゼロとするカーボンニュートラルを目標としています。環境意識が高い欧州、アフリカ地域において、味の素グループは発酵技術を基にした農業事業を展開しており、脱炭素への取組はその柱の1つです。カーボンクレジットやアフリカへの造詣が深いJAHQCC様との連携に期待しています。

日本たばこ産業株式会社 執行役員Chief Sustainability Officer 妹川 久人 様
自然や社会の持続可能性につき、私たちならではの価値の創造・提供を通じ、ステークホルダーや地域社会の皆様とともに、自然との共生をも志向するJTグループとして、高品質な炭素クレジットに注目した社会課題解決に取り組むJAHQCCの志に強く共感します。
これからの展開に心から期待しています。

株式会社三菱UFJ銀行 サステナブルビジネス部長 西山 大輔 様
当行は、お客さまとのエンゲージメントをサステナビリティに関する活動の中心に据え、お客さまの脱炭素戦略を支援し、障害となるリスクを取り除きながら、幅広い金融支援を通じた貢献を目指しています。一方、国内外の関心が高まっているカーボンクレジット市場については、今後、健全な事業活動と適正な審査・認証を通じた品質確保を土台として醸成されていくことが想定されます。当行は、今般のJAHQCCへの加盟を通じて、アフリカの高品質なクレジットの創出・流通に貢献しつつ、国際的なカーボンクレジット市場の活性に向けたルール作りにも関与していくことで、金融機関としての新たな役割を担っていきたいと考えています。

JAHQCC代表/Degas株式会社CEO 牧浦土雅のコメント


世界が抱える喫緊の課題は、気候変動と、その根底にあるグローバルサウス(南半球に多いアフリカやアジアはじめとした新興・途上国の総称)の社会問題です。
昨今、二酸化炭素の削減の次のフェーズとして注目されているのが、高品質なカーボンクレジットの創出と流通です。同クレジットは、第三者機関の認証を得ることはもちろんのこと、同時に社会課題の解決に繋がらなければいけないという定義になりつつあります。社会課題の大きさとクレジットの創出ポテンシャルは比例し、このルールメイキングの場に多くのプレイヤーが入り込んでいます。特に欧米のファミリーオフィスや機関投資家は、気候変動対策に加え、グローバルサウスの社会課題の解決は中長期的投資観点から重要視しており、大きな影響力を持ちます。
私はこの2年間、このような欧米のリーダーたちとの対話を重ねる中で、日本への大きな期待を感じました。そして日本のプレゼンスを高めるため、この度JAHQCCを設立。気候変動業界の最新の潮流と、私たちがフロントラインで獲得してきた情報を日本企業の皆さまにご共有することに加え、脱炭素技術や高品質なカーボンクレジットの創出プロジェクト等の事業機会をご提供することで、世界の気候変動と社会課題の解決に貢献してまいります。
こうして、日本を代表する企業の皆さまにJAHQCCのファウンディングメンバーになって頂き、ともにアフリカはじめとしたグローバルサウスを変え、世界の脱炭素化に向けた取り組みをご一緒できること、非常に嬉しく思っております。

株式会社Degasについて


会社名:Degas株式会社/ Degas Ghana Ltd.
代表者:牧浦土雅
HP: https://degasafrica.com/
資本金:256,106,799円
従業員数:130人
事業内容:テクノロジーを使った小規模農家マネジメントを中心とした、アフリカ小規模農家のへのファイナンス、リジェネラティブ農業、関連テクノロジーの開発
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