日本のソーシャルレンディング業界は2020年も堅調。コロナ禍の影響は限定的か
[20/10/27]
提供元:PRTIMES
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一旦の落ち込みの後、市場規模は順調に回復
コロナ禍は日本のソーシャルレンディング市場にどのような影響を与えたのか。
2020年1〜9月のソーシャルレンディング会社9社の募集実績の調査結果をご紹介します。
2020年、世界中で新型コロナウイルスの流行による経済危機、いわゆる「コロナ禍」が発生しています。
日本国内の流行は海外と比較するとそれほど感染者数、死者数ともに多くはないものの、観光業や飲食業を中心に、各産業への影響は無視できないものがあります。
投資業界への影響を見ると2020年2月から3月にかけて発生した「コロナショック」の影響で、日経平均が大きな下落を見せましたが、その後は値を徐々に戻し、2020年10月末時点ではコロナショック発生前とほぼ同程度の水準となっています。
ただし、日本の2020年のGDPは大幅に落ち込むとの予測もあり、今後さらに大きな影響が発生する可能性もあります。
そこで、CrowdCross(https://crowdcross.jp/)では、日本のソーシャルレンディング市場へのコロナ禍の影響を、各ソーシャルレンディングサイトの募集規模から測りました。
この記事を読むことで
コロナ禍による各ソーシャルレンディングサイトの募集規模の推移
2020年日本のソーシャルレンディング市場の推移
を確認することが出来ます。
2020年 各ソーシャルレンディングサイトの合計市場規模
CrowdCrossでは、各ソーシャルレンディングサイトにおける各案件を検索する機能を備えています。
そこでその機能を利用し、2020年1月から9月まで、日本で今運営されているソーシャルレンディングサイト9サイト(SBIソーシャルレンディング、クラウドバンク、クラウドクレジット、OwnersBook、Funds、LENDEX、Pocket funding、CRE Funding、SAMURAI FUND)の合計募集金額の推移を調査しました。
なお、数値は調査時点で確認できた情報を元に作成しておりますので、実際の数値と多少異なる場合がございます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/49880/6/resize/d49880-6-322225-4.png ]
1月 5,868,226,000
2月 9,661,886,000
3月 13,127,467,000
4月 4,204,490,000
5月 4,695,818,000
6月 5,829,810,332
7月 10,107,563,000
8月 9,858,022,000
9月 10,949,842,000
合計 74,303,124,332
(単位:円)
(クラウドバンク米ドル建て案件、SBIソーシャルレンディング不動産担保ローン事業者ファンドを除く)
各ソーシャルレンディングサイトの募集規模を見ると、2020年1月から3月は大きく募集金額を伸ばしたものの、コロナショックの影響が顕在化した2020年4月には前月の30%ほどまで募集規模を縮小しています。
その後5月、6月と徐々に金額を戻したものの、3月と比べると募集規模の減少が続いていました。
しかし、7月には前月比173%と募集金額を戻し、8月、9月も堅調な推移が続いています。
2020年3月に発生したコロナショックの影響は、春から夏にかけてソーシャルレンディング市場へは募集規模の縮小という形で影響を見せましたが、その後は株価同様にコロナショック前の水準に戻りつつあるといえるでしょう。
各ソーシャルレンディングサイトの募集金額推移
各ソーシャルレンディングサイト別の募集規模の推移も確認していきましょう。
データは、各ソーシャルレンディングサイトが公開している案件データより収集しています。
SBIソーシャルレンディング
[画像2: https://prtimes.jp/i/49880/6/resize/d49880-6-370307-1.png ]
1月 760,000,000
2月 4,794,000,000
3月 5,562,250,000
4月 150,000,000
5月 1,737,800,000
6月 1,230,000,000
7月 2,497,000,000
8月 2,500,000,000
9月 6,329,000,000
合計 25,560,050,000
(単位:円)
2020年の募集金額は250億円を超えるSBI ソーシャルレンディング。
2020年は1〜3月までの募集を伸ばし、3月には単月で50億円以上の募集を行いました。
しかし、コロナショック直後の4月には1億5千万円まで募集を縮小しました。
この SBI ソーシャルレンディングの募集金額の減少が、2020年4月の日本のソーシャルレンディング業界全体の募集規模の縮小に大きく影響を及ぼしたのです。
一方で、9月には60億円以上の募集を行っており、募集金額は回復傾向にあります。
SBI ソーシャルレンディングは、常時募集ファンドとして不動産担保ローン事業者ファンドの募集を行っており、その数字を含めた2020年の累計募集金額は約300億円となっています。
クラウドバンク
[画像3: https://prtimes.jp/i/49880/6/resize/d49880-6-196713-11.png ]
1月 3,380,000,000
2月 2,586,750,000
3月 4,834,250,000
4月 2,762,900,000
5月 1,799,500,000
6月 3,334,450,000
7月 6,283,869,000
8月 4,781,000,000
9月 3,052,700,000
合計 32,815,419,000
(単位:円)
(別途米ドル建てファンド 合計9,147,470ドルあり)
累計募集金額1,100億円を突破し、国内で第2位の募集規模を誇るクラウドバンク。
クラウドバンクは安定した募集規模の推移を続けており、コロナショックの影響はそこまで大きくは現れてはいません。
類家の募集希望も320億円以上と 、2020年に限ってはSBI ソーシャルレンディング以上の募集金額となっています。
クラウドクレジット
[画像4: https://prtimes.jp/i/49880/6/resize/d49880-6-132751-2.png ]
1月 425,000,000
2月 550,000,000
3月 405,000,000
4月 640,000,000
5月 385,000,000
6月 415,000,000
7月 445,000,000
8月 630,000,000
9月 625,000,000
合計 4,095,000,000
海外向け案件を専門的に取り扱っていることが特徴のクラウドクレジット。
クラウドクレジットは、毎月4億から6億円前後の募集を行っています。
一方で、クラウドクレジットは途上国向け融資案件もあり、募集を行っても満額まで集まらないこともあります。実際には、ここに現れている数字よりも募集金額は小さくなっています。
海外向けの融資案件では、国内向け案件よりリスクが高いと感じる投資家が多いようです。
OwnersBook
[画像5: https://prtimes.jp/i/49880/6/resize/d49880-6-321133-13.png ]
1月 377,000,000
2月 420,000,000
3月 500,000,000
4月 0
5月 160,000,000
6月 0
7月 0
8月 600,000,000
9月 240,000,000
合計 2,297,000,000
(単位:円)
東証マザーズ上場企業、ロードスターキャピタル株式会社が運営するソーシャルレンディングサイトがOwnersBookです。
OwnersBookは4月から7月にかけて募集規模を行わない月が3ヶ月も発生するなど、コロナショックの影響があったことが推測できます。
ただし、サイトリニューアルを行った2020年8月から再度募集を開始しており、コロナショックの影響からは脱しつつあります。
Funds
[画像6: https://prtimes.jp/i/49880/6/resize/d49880-6-107485-12.png ]
1月 293,000,000
2月 115,000,000
3月 100,000,000
4月 129,000,000
5月 150,000,000
6月 249,890,332
7月 150,000,000
8月 200,000,000
9月 150,000,000
合計 1,536,890,332
(単位:円)
上場企業向けの融資ファンドを専門的に取り扱うFunds。
Fundsの募集金額を見ると、コロナショックの影響はそこまで大きくは現れていません。
毎月1億円から3億円ほどの募集規模の推移を続けており、大きな変化はない模様です。
またFundsでは、2020年10月から毎月の募集金額を10億円規模まで拡大することを発表しています。
LENDEX
[画像7: https://prtimes.jp/i/49880/6/resize/d49880-6-758959-7.png ]
1月 355,000,000
2月 678,070,000
3月 635,000,000
4月 269,070,000
5月 340,770,000
6月 290,130,000
7月 410,180,000
8月 564,120,000
9月 334,090,000
合計 3,876,430,000
(単位:円)
不動産事業者向け案件を取り扱うLENDEX.
2020年2月、3月には6億円以上の募集を実施しましたが、4月から6月にかけては募集金額を約半分にまで落としています。
しかし2020年7月には再度募集ペースを戻しており、コロナショックの影響は限定的であったと言えます。
ポケットファンディング
[画像8: https://prtimes.jp/i/49880/6/resize/d49880-6-923598-0.png ]
1月 28,226,000
2月 36,066,000
3月 161,967,000
4月 90,460,000
5月 53,138,000
6月 44,340,000
7月 96,514,000
8月 82,702,000
9月 134,052,000
合計 727,465,000
(単位:円)
沖縄県を中心とした案件の募集を行っているポケットファンディング。
2020年3月には1億6千万円と2020年内では最大規模の募集を行っており、その後は募集規模の縮小が見られています。
一方で、9月には1億円3,000万円を超える募集を実施しており、徐々に募集金額が戻っています。
CRE Funding
[画像9: https://prtimes.jp/i/49880/6/resize/d49880-6-841605-3.png ]
1月 0
2月 10,000,000
3月 30,000,000
4月 25,000,000
5月 35,000,000
6月 31,000,000
7月 70,000,000
8月 0
9月 85,000,000
合計 286,000,000
(単位:円)
CRE Fundingは、株式会社FUELと株式会社シーアールイー が共同で運営を行っているソーシャルレンディングサイトです。
2020年2月から案件募集を開始し、徐々に募集金額が増加しています。
株式会社シーアールイーは、不況に強いといわれる物流不動産を取り扱っており、コロナショックの影響はほぼ無いものと見られます。
SAMURAI FUND
[画像10: https://prtimes.jp/i/49880/6/resize/d49880-6-520717-6.png ]
1月 250,000,000
2月 472,000,000
3月 899,000,000
4月 138,060,000
5月 34,610,000
6月 235,000,000
7月 155,000,000
8月 500,200,000
9月 0
合計 2,683,870,000
(単位:円)
SAMURAI FUNDは2020年3月の約9億円という募集規模から、4月、5月は大きく数字を減らしています。
その後も9月は案件募集中止があるなど、比較的コロナショックの影響が見て取れるソーシャルレンディングサイトと言えます。
まとめ
今回の集計結果をまとめると以下のようになります。
ソーシャルレンディングサイト9サイトの2020年1月〜9月の募集金額合計は743億円。
2020年4月には募集金額を大きく落としたものの、2020年7〜9月はコロナショック前の水準近くまで数字を戻している。
最も募集金額が大きいのはクラウドバンク。ついでSBIソーシャルレンディング。
ソーシャルレンディングサイトの動向を見ても、返済遅延や貸し倒れ(デフォルト)の発生もなく、ソーシャルレンディングサイトからの投資家への配当、元本償還も順調に行われています。
コロナ禍でも順調に募集を続け投資家にも利益を配当するソーシャルレンディング。
不況の影響を受けにくい投資先として、今こそ投資を検討してみてはいかがでしょうか。
CrowdCross(https://crowdcross.jp/)では各ソーシャルレンディングサイトの過去・現在募集状況を検索して確認できます。
ソーシャルレンディング業界の動向確認にご利用ください。
◆調査概要
調査テーマ: ソーシャルレンディングサイト9社の募集規模の推移
サンプル数:ソーシャルレンディングサイト9社
調査期間:2020年1月1日〜2020年9月30日
調査方法:各ソーシャルレンディングサイトの公開されている募集案件データ
■会社概要
商号 : 株式会社ネクストライフ
代表者 : 代表取締役 古川渉一
所在地 : 東京都中央区銀座1-22-11 銀座大竹ビジデンス 2F
設立 : 2019年10月
事業内容 : メディア事業、在宅ワーク支援事業、制作事業
資本金 : 200万円
URL :https://nextlifeinc.co.jp/
コロナ禍は日本のソーシャルレンディング市場にどのような影響を与えたのか。
2020年1〜9月のソーシャルレンディング会社9社の募集実績の調査結果をご紹介します。
2020年、世界中で新型コロナウイルスの流行による経済危機、いわゆる「コロナ禍」が発生しています。
日本国内の流行は海外と比較するとそれほど感染者数、死者数ともに多くはないものの、観光業や飲食業を中心に、各産業への影響は無視できないものがあります。
投資業界への影響を見ると2020年2月から3月にかけて発生した「コロナショック」の影響で、日経平均が大きな下落を見せましたが、その後は値を徐々に戻し、2020年10月末時点ではコロナショック発生前とほぼ同程度の水準となっています。
ただし、日本の2020年のGDPは大幅に落ち込むとの予測もあり、今後さらに大きな影響が発生する可能性もあります。
そこで、CrowdCross(https://crowdcross.jp/)では、日本のソーシャルレンディング市場へのコロナ禍の影響を、各ソーシャルレンディングサイトの募集規模から測りました。
この記事を読むことで
コロナ禍による各ソーシャルレンディングサイトの募集規模の推移
2020年日本のソーシャルレンディング市場の推移
を確認することが出来ます。
2020年 各ソーシャルレンディングサイトの合計市場規模
CrowdCrossでは、各ソーシャルレンディングサイトにおける各案件を検索する機能を備えています。
そこでその機能を利用し、2020年1月から9月まで、日本で今運営されているソーシャルレンディングサイト9サイト(SBIソーシャルレンディング、クラウドバンク、クラウドクレジット、OwnersBook、Funds、LENDEX、Pocket funding、CRE Funding、SAMURAI FUND)の合計募集金額の推移を調査しました。
なお、数値は調査時点で確認できた情報を元に作成しておりますので、実際の数値と多少異なる場合がございます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/49880/6/resize/d49880-6-322225-4.png ]
1月 5,868,226,000
2月 9,661,886,000
3月 13,127,467,000
4月 4,204,490,000
5月 4,695,818,000
6月 5,829,810,332
7月 10,107,563,000
8月 9,858,022,000
9月 10,949,842,000
合計 74,303,124,332
(単位:円)
(クラウドバンク米ドル建て案件、SBIソーシャルレンディング不動産担保ローン事業者ファンドを除く)
各ソーシャルレンディングサイトの募集規模を見ると、2020年1月から3月は大きく募集金額を伸ばしたものの、コロナショックの影響が顕在化した2020年4月には前月の30%ほどまで募集規模を縮小しています。
その後5月、6月と徐々に金額を戻したものの、3月と比べると募集規模の減少が続いていました。
しかし、7月には前月比173%と募集金額を戻し、8月、9月も堅調な推移が続いています。
2020年3月に発生したコロナショックの影響は、春から夏にかけてソーシャルレンディング市場へは募集規模の縮小という形で影響を見せましたが、その後は株価同様にコロナショック前の水準に戻りつつあるといえるでしょう。
各ソーシャルレンディングサイトの募集金額推移
各ソーシャルレンディングサイト別の募集規模の推移も確認していきましょう。
データは、各ソーシャルレンディングサイトが公開している案件データより収集しています。
SBIソーシャルレンディング
[画像2: https://prtimes.jp/i/49880/6/resize/d49880-6-370307-1.png ]
1月 760,000,000
2月 4,794,000,000
3月 5,562,250,000
4月 150,000,000
5月 1,737,800,000
6月 1,230,000,000
7月 2,497,000,000
8月 2,500,000,000
9月 6,329,000,000
合計 25,560,050,000
(単位:円)
2020年の募集金額は250億円を超えるSBI ソーシャルレンディング。
2020年は1〜3月までの募集を伸ばし、3月には単月で50億円以上の募集を行いました。
しかし、コロナショック直後の4月には1億5千万円まで募集を縮小しました。
この SBI ソーシャルレンディングの募集金額の減少が、2020年4月の日本のソーシャルレンディング業界全体の募集規模の縮小に大きく影響を及ぼしたのです。
一方で、9月には60億円以上の募集を行っており、募集金額は回復傾向にあります。
SBI ソーシャルレンディングは、常時募集ファンドとして不動産担保ローン事業者ファンドの募集を行っており、その数字を含めた2020年の累計募集金額は約300億円となっています。
クラウドバンク
[画像3: https://prtimes.jp/i/49880/6/resize/d49880-6-196713-11.png ]
1月 3,380,000,000
2月 2,586,750,000
3月 4,834,250,000
4月 2,762,900,000
5月 1,799,500,000
6月 3,334,450,000
7月 6,283,869,000
8月 4,781,000,000
9月 3,052,700,000
合計 32,815,419,000
(単位:円)
(別途米ドル建てファンド 合計9,147,470ドルあり)
累計募集金額1,100億円を突破し、国内で第2位の募集規模を誇るクラウドバンク。
クラウドバンクは安定した募集規模の推移を続けており、コロナショックの影響はそこまで大きくは現れてはいません。
類家の募集希望も320億円以上と 、2020年に限ってはSBI ソーシャルレンディング以上の募集金額となっています。
クラウドクレジット
[画像4: https://prtimes.jp/i/49880/6/resize/d49880-6-132751-2.png ]
1月 425,000,000
2月 550,000,000
3月 405,000,000
4月 640,000,000
5月 385,000,000
6月 415,000,000
7月 445,000,000
8月 630,000,000
9月 625,000,000
合計 4,095,000,000
海外向け案件を専門的に取り扱っていることが特徴のクラウドクレジット。
クラウドクレジットは、毎月4億から6億円前後の募集を行っています。
一方で、クラウドクレジットは途上国向け融資案件もあり、募集を行っても満額まで集まらないこともあります。実際には、ここに現れている数字よりも募集金額は小さくなっています。
海外向けの融資案件では、国内向け案件よりリスクが高いと感じる投資家が多いようです。
OwnersBook
[画像5: https://prtimes.jp/i/49880/6/resize/d49880-6-321133-13.png ]
1月 377,000,000
2月 420,000,000
3月 500,000,000
4月 0
5月 160,000,000
6月 0
7月 0
8月 600,000,000
9月 240,000,000
合計 2,297,000,000
(単位:円)
東証マザーズ上場企業、ロードスターキャピタル株式会社が運営するソーシャルレンディングサイトがOwnersBookです。
OwnersBookは4月から7月にかけて募集規模を行わない月が3ヶ月も発生するなど、コロナショックの影響があったことが推測できます。
ただし、サイトリニューアルを行った2020年8月から再度募集を開始しており、コロナショックの影響からは脱しつつあります。
Funds
[画像6: https://prtimes.jp/i/49880/6/resize/d49880-6-107485-12.png ]
1月 293,000,000
2月 115,000,000
3月 100,000,000
4月 129,000,000
5月 150,000,000
6月 249,890,332
7月 150,000,000
8月 200,000,000
9月 150,000,000
合計 1,536,890,332
(単位:円)
上場企業向けの融資ファンドを専門的に取り扱うFunds。
Fundsの募集金額を見ると、コロナショックの影響はそこまで大きくは現れていません。
毎月1億円から3億円ほどの募集規模の推移を続けており、大きな変化はない模様です。
またFundsでは、2020年10月から毎月の募集金額を10億円規模まで拡大することを発表しています。
LENDEX
[画像7: https://prtimes.jp/i/49880/6/resize/d49880-6-758959-7.png ]
1月 355,000,000
2月 678,070,000
3月 635,000,000
4月 269,070,000
5月 340,770,000
6月 290,130,000
7月 410,180,000
8月 564,120,000
9月 334,090,000
合計 3,876,430,000
(単位:円)
不動産事業者向け案件を取り扱うLENDEX.
2020年2月、3月には6億円以上の募集を実施しましたが、4月から6月にかけては募集金額を約半分にまで落としています。
しかし2020年7月には再度募集ペースを戻しており、コロナショックの影響は限定的であったと言えます。
ポケットファンディング
[画像8: https://prtimes.jp/i/49880/6/resize/d49880-6-923598-0.png ]
1月 28,226,000
2月 36,066,000
3月 161,967,000
4月 90,460,000
5月 53,138,000
6月 44,340,000
7月 96,514,000
8月 82,702,000
9月 134,052,000
合計 727,465,000
(単位:円)
沖縄県を中心とした案件の募集を行っているポケットファンディング。
2020年3月には1億6千万円と2020年内では最大規模の募集を行っており、その後は募集規模の縮小が見られています。
一方で、9月には1億円3,000万円を超える募集を実施しており、徐々に募集金額が戻っています。
CRE Funding
[画像9: https://prtimes.jp/i/49880/6/resize/d49880-6-841605-3.png ]
1月 0
2月 10,000,000
3月 30,000,000
4月 25,000,000
5月 35,000,000
6月 31,000,000
7月 70,000,000
8月 0
9月 85,000,000
合計 286,000,000
(単位:円)
CRE Fundingは、株式会社FUELと株式会社シーアールイー が共同で運営を行っているソーシャルレンディングサイトです。
2020年2月から案件募集を開始し、徐々に募集金額が増加しています。
株式会社シーアールイーは、不況に強いといわれる物流不動産を取り扱っており、コロナショックの影響はほぼ無いものと見られます。
SAMURAI FUND
[画像10: https://prtimes.jp/i/49880/6/resize/d49880-6-520717-6.png ]
1月 250,000,000
2月 472,000,000
3月 899,000,000
4月 138,060,000
5月 34,610,000
6月 235,000,000
7月 155,000,000
8月 500,200,000
9月 0
合計 2,683,870,000
(単位:円)
SAMURAI FUNDは2020年3月の約9億円という募集規模から、4月、5月は大きく数字を減らしています。
その後も9月は案件募集中止があるなど、比較的コロナショックの影響が見て取れるソーシャルレンディングサイトと言えます。
まとめ
今回の集計結果をまとめると以下のようになります。
ソーシャルレンディングサイト9サイトの2020年1月〜9月の募集金額合計は743億円。
2020年4月には募集金額を大きく落としたものの、2020年7〜9月はコロナショック前の水準近くまで数字を戻している。
最も募集金額が大きいのはクラウドバンク。ついでSBIソーシャルレンディング。
ソーシャルレンディングサイトの動向を見ても、返済遅延や貸し倒れ(デフォルト)の発生もなく、ソーシャルレンディングサイトからの投資家への配当、元本償還も順調に行われています。
コロナ禍でも順調に募集を続け投資家にも利益を配当するソーシャルレンディング。
不況の影響を受けにくい投資先として、今こそ投資を検討してみてはいかがでしょうか。
CrowdCross(https://crowdcross.jp/)では各ソーシャルレンディングサイトの過去・現在募集状況を検索して確認できます。
ソーシャルレンディング業界の動向確認にご利用ください。
◆調査概要
調査テーマ: ソーシャルレンディングサイト9社の募集規模の推移
サンプル数:ソーシャルレンディングサイト9社
調査期間:2020年1月1日〜2020年9月30日
調査方法:各ソーシャルレンディングサイトの公開されている募集案件データ
■会社概要
商号 : 株式会社ネクストライフ
代表者 : 代表取締役 古川渉一
所在地 : 東京都中央区銀座1-22-11 銀座大竹ビジデンス 2F
設立 : 2019年10月
事業内容 : メディア事業、在宅ワーク支援事業、制作事業
資本金 : 200万円
URL :https://nextlifeinc.co.jp/