【119番通報を音声自動入力で即時共有】千葉市消防局が「Smart119」システムを本運用開始
[20/07/20]
提供元:PRTIMES
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重大疾患に役立つ「予測診断」機能と“個人アプリ”も鋭意開発中
株式会社Smart119(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長/CEO:中田孝明)は、同社が開発・運用を手がける救急医療支援システム「Smart119」が千葉市消防局に採用され、7月20日よりちば消防共同指令センター、同局の救急車25台に搭載されて実際の救急医療に運用されることを発表しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/56624/6/resize/d56624-6-431413-0.jpg ]
株式会社Smart119(スマート イチ イチ キュウ)は『今の「119」を変える』ため、千葉県千葉市が実施したアプリケーションおよびシステム利用に関する入札「次期救急情報共有システム賃貸借」を落札し、本年4月24日に契約を締結しました。5月の賃貸借開始後、システムのテスト運用を経て、7月20日より実際の救急医療現場で救急情報共有システム「Smart119」の本運用が開始されます。
「Smart119」は日本医療研究開発機構(AMED)の研究開発事業(事業費:2億7500万円 平成28年〜31年3月)を通じ、千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学と共同で、救急・消防の現場の要望を踏まえて開発されました。
救急医療の現場は,多くの課題を抱えており,それらを先進的な技術と独創的な発想で解決して,安心できる救急医療を実現したいと考えています。119通報による救急出動件数は「増加傾向」であり、「効率化・最適化」が必要とされ、日本全国共通の「社会的課題」となっています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/56624/6/resize/d56624-6-900943-7.png ]
その大きな問題として、現在119通報から救急隊が駆けつけ、病院へ搬送するフローは、アナログ・リレー方式となっており、結果として情報制限とたらい回しが起きています。
世の中では、ITなどが進歩していますが、救急での本課題は未だに未解決です。
[画像3: https://prtimes.jp/i/56624/6/resize/d56624-6-277737-6.png ]
そこで「Smart119」は、ちば消防共同指令センターに入った119番通報の情報をタブレット端末に入力、即時に医療機関による受け入れ体制を確認し、患者の情報を救急隊に共有できる体制を整えました。いわゆる「たらい回し」を減らして、早く、正しい医療機関に搬送することに貢献します。
[画像4: https://prtimes.jp/i/56624/6/resize/d56624-6-945072-1.png ]
既存のシステムと異なる「Smart119」の特徴は、専用のAndroid端末にタッチパネルやキーボードを通じてだけでなく、音声認識による自動的な入力が可能な点です。消防指令センターのオペレーターが発する確認音声を拾うことで、入力に要する時間をおよそ8割短縮することに成功しています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/56624/6/resize/d56624-6-303512-2.png ]
◆AIを活用した「予測診断」アルゴリズムも完成間近
「Smart119」は、AI(人工知能)を活用した「予測診断」アルゴリズムの開発を行っていることも、他社システムにない特徴です。脳卒中や急性心筋梗塞といった重大疾患の場合は搬送先に専門病院を選ぶことが重要ですが、搬送の過程で救急隊によって「Smart119」に入力された症状を元に、実際の医師による診断の前にその可能性を予測しています。これまで千葉市消防局の協力のもと収集したデータに基づいたアルゴリズムは、ROC曲線(Receiver Operating Characteristic Curve)のAUC(Area Under Curve)=0.881という高精度の予測が可能になっており、本年秋ごろそのアルゴリズムの「Smart119」への実装を目標に開発が進められています。
[画像6: https://prtimes.jp/i/56624/6/resize/d56624-6-766710-3.png ]
株式会社Smart119代表取締役CEOで千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授 の中田孝明医師は、次のように述べています。
「4年におよぶ開発を経て、ついにSmart119が救急車に搭載され医療の現場で活躍することとなり、大きな達成感を感じています。今後は『Smart119』を全国の救急医療現場に広めていくことはもちろん、『AI予測』の実用化に加えて、患者の許諾の元であらかじめ常用薬や既往症の情報を預かり、いざという時に救急隊や病院に伝達する“個人用アプリ”の開発も進めるなど、より良い急性期医療の実現に貢献することを目指します。」
<株式会社Smart119について>
株式会社Smart119は「現役救急医が設立した、千葉大学医学部発ベンチャー」です。
『今の「119」を変える』ため、音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」を開発・運用。
千葉市において、日本医療研究開発機構 (AMED) の救急医療に関する研究開発事業を実施。
緊急時医師集合要請システム「ACES」、災害時の病院初期対応を「Smart DR」の開発・運用を行なっています。Smart119は「安心できる未来医療を創造する」を目指します。
[画像7: https://prtimes.jp/i/56624/6/resize/d56624-6-902516-5.jpg ]
【株式会社Smart119 会社概要】
会社名: 株式会社Smart119
住所: 千葉県千葉市中央区中央2丁目5-1千葉中央ツインビル2号館 7階
設立: 2018年5月
代表者: 中田 孝明
事業内容:
音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」の開発・運用
緊急時医師集合要請システム「ACES」の開発・運用
災害時の病院初期対応を「Smart DR」の開発・運用
URL: https://smart119.biz
Twitter: https://twitter.com/Smart119_jp
メールアドレス: press@smart119.biz (担当:中村)
株式会社Smart119(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長/CEO:中田孝明)は、同社が開発・運用を手がける救急医療支援システム「Smart119」が千葉市消防局に採用され、7月20日よりちば消防共同指令センター、同局の救急車25台に搭載されて実際の救急医療に運用されることを発表しました。
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株式会社Smart119(スマート イチ イチ キュウ)は『今の「119」を変える』ため、千葉県千葉市が実施したアプリケーションおよびシステム利用に関する入札「次期救急情報共有システム賃貸借」を落札し、本年4月24日に契約を締結しました。5月の賃貸借開始後、システムのテスト運用を経て、7月20日より実際の救急医療現場で救急情報共有システム「Smart119」の本運用が開始されます。
「Smart119」は日本医療研究開発機構(AMED)の研究開発事業(事業費:2億7500万円 平成28年〜31年3月)を通じ、千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学と共同で、救急・消防の現場の要望を踏まえて開発されました。
救急医療の現場は,多くの課題を抱えており,それらを先進的な技術と独創的な発想で解決して,安心できる救急医療を実現したいと考えています。119通報による救急出動件数は「増加傾向」であり、「効率化・最適化」が必要とされ、日本全国共通の「社会的課題」となっています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/56624/6/resize/d56624-6-900943-7.png ]
その大きな問題として、現在119通報から救急隊が駆けつけ、病院へ搬送するフローは、アナログ・リレー方式となっており、結果として情報制限とたらい回しが起きています。
世の中では、ITなどが進歩していますが、救急での本課題は未だに未解決です。
[画像3: https://prtimes.jp/i/56624/6/resize/d56624-6-277737-6.png ]
そこで「Smart119」は、ちば消防共同指令センターに入った119番通報の情報をタブレット端末に入力、即時に医療機関による受け入れ体制を確認し、患者の情報を救急隊に共有できる体制を整えました。いわゆる「たらい回し」を減らして、早く、正しい医療機関に搬送することに貢献します。
[画像4: https://prtimes.jp/i/56624/6/resize/d56624-6-945072-1.png ]
既存のシステムと異なる「Smart119」の特徴は、専用のAndroid端末にタッチパネルやキーボードを通じてだけでなく、音声認識による自動的な入力が可能な点です。消防指令センターのオペレーターが発する確認音声を拾うことで、入力に要する時間をおよそ8割短縮することに成功しています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/56624/6/resize/d56624-6-303512-2.png ]
◆AIを活用した「予測診断」アルゴリズムも完成間近
「Smart119」は、AI(人工知能)を活用した「予測診断」アルゴリズムの開発を行っていることも、他社システムにない特徴です。脳卒中や急性心筋梗塞といった重大疾患の場合は搬送先に専門病院を選ぶことが重要ですが、搬送の過程で救急隊によって「Smart119」に入力された症状を元に、実際の医師による診断の前にその可能性を予測しています。これまで千葉市消防局の協力のもと収集したデータに基づいたアルゴリズムは、ROC曲線(Receiver Operating Characteristic Curve)のAUC(Area Under Curve)=0.881という高精度の予測が可能になっており、本年秋ごろそのアルゴリズムの「Smart119」への実装を目標に開発が進められています。
[画像6: https://prtimes.jp/i/56624/6/resize/d56624-6-766710-3.png ]
株式会社Smart119代表取締役CEOで千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授 の中田孝明医師は、次のように述べています。
「4年におよぶ開発を経て、ついにSmart119が救急車に搭載され医療の現場で活躍することとなり、大きな達成感を感じています。今後は『Smart119』を全国の救急医療現場に広めていくことはもちろん、『AI予測』の実用化に加えて、患者の許諾の元であらかじめ常用薬や既往症の情報を預かり、いざという時に救急隊や病院に伝達する“個人用アプリ”の開発も進めるなど、より良い急性期医療の実現に貢献することを目指します。」
<株式会社Smart119について>
株式会社Smart119は「現役救急医が設立した、千葉大学医学部発ベンチャー」です。
『今の「119」を変える』ため、音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」を開発・運用。
千葉市において、日本医療研究開発機構 (AMED) の救急医療に関する研究開発事業を実施。
緊急時医師集合要請システム「ACES」、災害時の病院初期対応を「Smart DR」の開発・運用を行なっています。Smart119は「安心できる未来医療を創造する」を目指します。
[画像7: https://prtimes.jp/i/56624/6/resize/d56624-6-902516-5.jpg ]
【株式会社Smart119 会社概要】
会社名: 株式会社Smart119
住所: 千葉県千葉市中央区中央2丁目5-1千葉中央ツインビル2号館 7階
設立: 2018年5月
代表者: 中田 孝明
事業内容:
音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」の開発・運用
緊急時医師集合要請システム「ACES」の開発・運用
災害時の病院初期対応を「Smart DR」の開発・運用
URL: https://smart119.biz
Twitter: https://twitter.com/Smart119_jp
メールアドレス: press@smart119.biz (担当:中村)