在宅血液透析のフィジオロガス・テクノロジーズ、東京都AMDAPの令和6年度事業者に採択
[24/10/29]
提供元:PRTIMES
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製品イメージ
フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社(本社:神奈川県相模原市、代表取締役:宮脇一嘉、以下「当社」という)は、東京都が実施する、先端医療機器アクセラレーションプロジェクト(AMDAP)に採択されたことをお知らせいたします。
当社は、北里大学発のスタートアップとして、末期腎不全患者の方々が、ご自宅で簡単、安全に導入と運用ができる在宅専用の血液透析装置の開発をしております。
本アクセラレータープロジェクトを活用し、当社は、薬事、法規制、保険収載、体制整備、技術開発他にかかるビジネスプランのブラッシュアップを図り、高度管理医療機器等先端医療機器開発のモデルケースとなることを目指します。
在宅血液透析について
クリニックにおける血液透析治療は、日本で34万人の末期腎不全患者が標準的に1回4時間、週3回受けている時間的な制約と身体的な負担の大きい治療法となります。一方で、在宅での血液透析治療は、通院も不要で頻回治療ができるため、患者QOLは高く、生命予後も良い治療法として知られております。
しかし、日本においては在宅向けに開発された透析装置がないことから、クリニックで使われている大型で給排水配管が必要な、水質管理や警報対応など複雑な操作を必要とする機器を自宅に導入しなくてはならないため、患者数が800名程度と、日本における在宅血液透析は殆ど普及していない状況となっております。
当社プロジェクトについて
当社は、北里大学の小久保謙一(北里大学医療衛生学部准教授 兼 当社取締役CTO)の研究成果を基に、尿毒素を吸着除去することにより透析液を装置内で再循環させる仕組みを実用化し、小型で安全な在宅専用の血液透析装置を開発しております。
当社開発品の導入により、通院も不要で頻回透析が可能となることから、臨床面において高い生命予後が期待されます。また、患者やそのご家族のQOLが向上することから、社会的なインパクトとして末期腎不全患者の社会復帰や就業促進が見込まれ、経済的有用性の高さが期待されます。
先端医療機器アクセラレーションプロジェクト(AMDAP)について
AMDAPは、東京都が実施するアクセラレーションプロジェクトで、優れた技術やビジネスアイデアを持つベンチャー・中小企業に対し、都内に集積する臨床機関や 薬事などの各分野の専門家による集中的な指導・助言を通じて、医療の発展に貢献する先端医療機器の開発・ 事業化に向けた支援を行っております。
最大3件のビジネスプランに対して専任のカタライザー(伴走支援者)と各分野の専門家による指導・助言といった集中支援を行い、最も優れたビジネスプランに対しては、治験費用を含めた研究開発補助(1期あたり最長3年・上限3億円・補助率2/3以内を最長2期まで(最長6年・最大6億円・補助率2/3以内) ) を行います。
https://amdap.metro.tokyo.lg.jp/
フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社について
フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社は、「テクノロジーで医療を革新し、患者さんとそのご家族により幸せな生活を届ける」ことをパーパスに、2020年に設立された北里大学発のスタートアップです。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/81835/table/6_1_f0f04b8bb7f8db379ece63391f130241.jpg ]
本件に関するお問合せ
フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社 広報担当
お問合せ https://physiologas.co.jp/jp-contact.html