大好評!フードバンクと大学が共同で在学生や留学生の生活支援
[22/08/24]
提供元:PRTIMES
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2022年8月24日
.フードバンクとテンプル大学ジャパンキャンパスが協同で在学生やウクライナ人留学生の生活支援を開始
一般社団法人食品ロス・リボーンセンター(本部:東京都千代田区代表理事山田英夫)とテンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区/学長マシュー・J・ウィルソン)は協同で、同大学の学生(学位プログラム学生数約 1,600人)の生活支援に乗り出すことで合意しました。
具体的には食品ロス・リボーンセンターがテンプル大学ジャパンキャンパスに年に3〜4回定期的に食料品を寄贈し、同大学では在学生や秋学期(8月末)から受け入れ予定のウクライナ人留学生の支援に充当します。
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(左:テンプル大学ジャパンキャンパス:ウィルソン学長、右:食品ロス・リボーンセンター:山田代表)
寄贈品は企業や自治体が防災用品として備蓄していた食料品で、賞味期限切れの時期が迫っている『ミネラルウオーター・レトルト食品(カレー・ハンバーグ)・缶詰(ツナ缶・惣菜・パン)・アルファ米(白米・味付きライス)』など多種多様です。
賞味期限切れまでの期間は、短いもので約 1 ケ月、長いもので1年数ケ月になりますが、期間管理は食品ロス・リボーンセンターが確認を行い、提供していきます。寄贈品を受け取る側の費用負担は、配送料を含めて一切ありません。
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食品ロス・リボーンセンター 山田英夫代表のコメント
「昨今、自然災害用の備蓄をすることが必須となってきた世の中の動きに対して、入れ替え時の大量廃棄が課題となっています。賞味期限が到来し廃棄せざるを得ないケースが多々ある中、このような活動が世界的な問題となっている大幅な食品ロスを防ぐ意味で、SDGsにも大きく貢献することになります。ぜひご活用いただきたいと思います。
特に人気の食品は味付きの缶詰パンとのことですが、今後は学生から希望の多い果物やツナの缶詰、パスタ類なども提供していければと考えています。また乾パンなど、日頃あまり食べる機会が少ない食品については、栄養士の先生方にご考案いただいた、美味しい食べ方のレシピを開発し提供するなどをしていきます。寄贈側と受取側、双方のメリットに繋がるようなお手伝いができれば嬉しく思います」。
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テンプル大学ジャパンキャンパス マシュー・J・ウィルソン学長のコメント
「本学は、以前から経済的な事情で生活が厳しい学生とこの 8 月から受入れ予定のウクライナ人避難民学生の生活援助を考えていました。この度、食品ロス・リボーンセンターから素晴らしいお申し出をいただき感謝しております。
大学としても、とても良いタイミングで学生への生活支援を開始することができました。
大学内に設置されたフードロッカーに、食品ロス・リボーンセンターからいただいた食品や、別途寄付をいただいたもの、または寄付金によって大学で購入したものを入れています。学生のプライバシーを尊重し、学生は誰にも知られずにいつでも利用できるようにしています」。フードロッカー方式は学生に大変好評で、配布開始初日で在庫の 85%が学生の手に渡ったとのことです。
団体概要
[画像5: https://prtimes.jp/i/86534/6/resize/d86534-6-b68cfbc9a16dc0119e12-4.jpg ]
会社名:一般社団法人食品ロス・リボーンセンター 代表理事 山田英夫
郵便番号:101―0054
所在地:東京都千代田区神田錦町千代田プラットフォームスクエア 1132
設立:2016 年 3 月 1 日
電話番号(事務局042-290-2615) URLhttp://foodloss1.com/
官公庁事業実績(表彰含む)
・2022 年 1 月 14 日環境庁表彰第4回環境カウンセラー環境保全活動表彰の受賞
・2016 年 7 月東京都モデル事業採択『物流センターを利用して防災備蓄食品を減量・リサイクルし、食品ロス削減に寄与する事業』同年 10 月事業開始
・2016 年 5 月農林水産省エコフィード事業受託
業務内容(取組例)
食品リサイクルマッチング事業
食品ロス・リボーンセンターが寄贈者と提供を受ける側の中間に入り、有効な使い道を図ります。
(1)賞味期限前の防災備蓄食品を自治体・企業から回収し、学校(大学、専門学校、夜間中学)・子ども食堂
・ 社会福祉協議会・社会福祉施設・老人福祉施設などに寄贈
千代田区・足立区などの自治体と協定し継続的に寄贈先をコーディネート配布先実績約2,000 カ所(2021 年 3 月期)
(2)雇用促進
障害者を積極雇用している企業と提携し、食品の分別作業を通じて、障害のある方の雇用促進に寄与。
2.リサイクルループ構築支援事業
リサイクルループ構築支援事業
リサイクルループ製品の消費者への普及、啓発
リサイクルループ製品の開発
リサイクルループ優良事例の普及
リサイクルループ計画の事業申請書サポート
・家畜用飼料へのリサイクル
賞味期限切れや保存状態の良くないものは、
飼料メーカーに提供し家畜用飼料などへの転換
などに有効活用。
3.1静脈物流構築事業
食品関連事業者の静脈物流を活用した仕組みのサポート(例 消費期限切れ災害備蓄品等の効率的食品リサイクルのサポート)
1 静脈物流とは、消費者からの返品や回収する商品、一般家庭からの廃棄物、リサイクル家電、産業廃棄物などを企業に輸送する物流のこと。リバースロジスティクスともいう。
エコフィード認証・エコフィード利用畜産物認証支援
「エコフィード認証」と「エコフィード利用畜産物認証」の総合窓口として「エコフィード認証 」の認証機関である(一社)日本科学飼料協会と安全性確認のための調査を行っているFAMIC(農林水産消費安全技術センター)、「エコフィード利用畜産物認証」の認証機関である(公社)中央畜産会と連携して普及啓発に当たっている。
食品関連事業者に対する啓発事業
エコフィードを与えた家畜から得られた畜産物やその加工食品を「エコフィード利用畜産物」として広める活動を行っています。
食品リサイクル、食品ロス問題に関するセミナー、研修会の開催食品リサイクル時の分別手法や関係法令の啓発
消費者に対する啓発事業(食品ロス問題の解決に向けた支援活動)
(1)食品リサイクル、食品ロス問題に関する消費者向けセミナーの開催 食品リサイクルや発生抑制の手法に
ついての啓発、普及活動。
(2)教育事業として食育を実施。防災備蓄食品の調理法のレシピも開発し福祉施設・小学校給食に提供。
(3)直近セミナー実績(Zoom ウェビナー)
1.令和4年7月2日食育実践セミナー「子どもたちへの食育から地域で取り組む SDGs
へ〜食育と地域の小さな資源循環の実践を学ぶ」を開催。
2.令和4年2月26日「食育を通して子どもたちに SDGs を伝える授業ノウハウとエコフィード」を開催講師 武庫川女子大学 藤本先生
7. 寄贈にあたっての諸条件
(1)寄贈先の費用負担はありません。食品配送料は本団体がすべて負担します。
※本団体の寄贈品配布内容(時期、対象地域)は都度変動します。マッチングした団体様に限り配布が
可能となります。
※配送料が高額になる沖縄県・小笠原諸島を始めとする諸島部は除きます。
(2)都内の子供食堂などは個別に送付の対応が可能ですが、学校などで学生に個別配布をする場合は
基本的に団体が一括して受領をしていただき、団体で個別の配布をお願いしています。
(3)寄贈先は合意書の締結が必要です。後日結果報告の回答依頼があります。
問合せ先
一般社団法人食品ロス・リボーンセンター備蓄担当
電話:042-290-2615
E-mail info@foodloss1.com
(取材記事作成・構成・インタビュー写真撮影)
株式会社ロードツリー小林秀樹