“銀座の柳“を使用した、銀座ならではの草木染 「『銀座の柳染』30周年記念展〜いのちの輝き〜」を銀座もとじにて開催
[24/03/30]
提供元:PRTIMES
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呉服小売業・株式会社銀座もとじ(東京都中央区銀座4-8-12)は、銀座の柳を染料にした「銀座の柳染」に取り組み続け、30周年を迎える本年。この特別なアニバーサリーを祝して、「銀座の柳染」が並ぶ特別な記念展「『銀座の柳染』30周年記念展〜いのちの輝き〜」を、2024年4月5日(金)から4月7日(日)まで、「銀座もとじ 和染」、「男のきもの」2店舗と公式オンラインショップにて開催します。
今回は、2023年夏に全国各地の作り手のもとへ柳を送り届け、染・織・繍の18名の作家と2産地によって創り出された40点余りの作品が銀座もとじに集結。同じ銀座の柳から染め出されながらも、唯一無二の多彩な表情を見せる“全て一点物”の帯や羽織紐が一堂に揃います。
[画像1: https://prtimes.jp/i/91730/6/resize/d91730-6-4bf543cb17ad9e8e6dce-0.jpg ]
手前)西山英子作 浮織 九寸名古屋帯 「いのちの響き」
中央)大高美由紀作 紬織 九寸名古屋帯 「雨夜」
奥)本場夏結城 着尺 縞
「銀座の柳染」の始まり
全国津々浦々に、その土地の植物で染めた草木染がありますが、大都会・銀座の街でしなやかに生きる“柳”の命の色を染料にしている、銀座もとじオリジナル商品「銀座の柳染」。毎年、春から初夏にかけて伸びる柳の枝葉を剪定したものを全国の作家、産地へと発送し、それぞれが染めた作品が、再び銀座もとじの店舗へと里帰りする30年前からスタートした人気のプロジェクトです。
1993年銀座もとじの店舗がまだ銀座一丁目の柳通りにあった当時、創業者の泉二弘明が、ふと空を見上げると、黄緑色の柳の新芽が風に揺られて、キラキラと輝いている様を目にしました。その清らかな美しさに心を打たれた泉二は、「この柳の命をなんとか草木染で表現できないか」と考案。その後、毎年中央区が銀座の柳を刈り込み処分しているという事実を知り、剪定された柳の枝葉を店舗へと分けてもらう仕組みを確立しました。
しかし、 “柳”という植物自体が、従来の植物と比べ、草木染には不向きな染料であったことから、そのプロセスは困難な道を辿ります。結果として、これまでも当店と深い信頼関係を築き上げてきた全国各地の作家の協力もあり、現在へと続く「銀座の柳染」を確立。草木の成長の度合いや採取する季節、また媒染剤によっても、その年ごとに多様な色を生み出す魅力的な作品を生み出すことに成功したのです。
銀座と柳の歴史
銀座と柳には深い繋がりがあり、その歴史は明治時代にまで遡ります。1874年(明治7年)、欧米並みの街路樹を植栽しようと、桜や松、楓の3種が銀座通りの四辻に植えられましたが、埋立地である銀座は土中に水分が多く植樹が枯れてしまい、水栽培も可能な柳が選ばれました。当時、柳は街路樹に選ばれるような樹木ではなかったため、かえって新鮮にうつり、「銀座の柳」として定着。その後、関東大震災や東京大空襲などの歴史的な被害により、その数は激減してしまいましたが、1984年より柳の植樹活動が再びスタートし、“中央区の木”として銀座に復活を遂げることとなったのです。
[画像2: https://prtimes.jp/i/91730/6/resize/d91730-6-7d3bd014a5bb8680cf96-1.jpg ]
銀座もとじが次世代に伝える、染文化の重要性〜社会貢献活動
銀座もとじは、1998年から現在に至るまで、銀座で唯一の小学校・中央区立泰明小学校にて、「銀座の柳染 課外授業」(小学校5年生が対象)を継続的に実施。今年で27回目を迎えます。「銀座の柳染」を通して、郷土愛を育み、モノづくりの楽しさを次世代へと伝え続けています。
【詳細】
■催事名:「『銀座の柳染』30周年記念展〜いのちの輝き〜」
https://www.motoji.co.jp/blogs/events/yanagizome202404
■期間:2024年4月5日(金)〜4月7日(日)
■開催場所:銀座もとじ 和染(東京都中央区銀座4-8-12)、男のきもの(東京都中央区銀座3-8-15)、公式オンラインショップ
■お問合せ先:(電話受付時間:11:00〜19:00 )
銀座もとじ 和染 03-3538-7878 / 銀座もとじ 男のきもの 03-5524-7472
■参加作家(18名)
運天裕子、遠藤聡子、大高美由紀、香月美穂子、角元弥子、岡山佳嗣、久保原由佳理、下井伸彦、須賀恭子、築城則子、西山英子、平山八重子、藤山千春・優子、森康次、矢野まり子、山岸幸一、山崎広樹、柳晋哉
■産地(2産地)
結城紬、丹波布
■<ぎゃらりートーク>
開催日時:2024年4月6日(土)10:00〜11:00
場所:銀座もとじ 和織定員=40名様(無料・要予約)
内容:「銀座の柳染」の創始者である現会長・泉二弘明(一代目店主)と、二代目店主・泉二啓太が、30年の歩みを振り返り、伝承する心と、銀座で育まれる柳染めについて語ります。
【銀座もとじについて】
1979年創業。東京・銀座に女性の「織り」と「染め」の着物専門店「銀座もとじ 和織・ 和染」と2002年に日本初・男性の着物専門店としてオープンした「銀座もとじ 男のきもの」の2店舗を展開。
人間国宝による作品や重要無形文化財をはじめ、日本全国から集めた選りすぐりの着物や帯(染織品)を通して、日本の手仕事の素晴らしさを紹介しています。また、世界初・雄だけの純国産蚕品種「プラチナボーイ」の絹糸を使った一本の糸からこだわった生産履歴のわかる“顔の見えるものづくり”や、蚕から世界でひとつの着物を誂えていただく体験型プロジェクト「プラチナボーイ物語」。店内に大島紬の機織を設置し、実際に織り手が反物を織る様子をご覧いただく「銀座生まれの大島紬」や定期的に作り手を招いてのトーク会など、お客様と作り手の懸け橋として、自分の目で見て、耳で聞いて、手で触れて感じたことを、自分の言葉で伝えることを大切にし、着物の裏側にあるストーリーをお届けしています。
※「銀座の柳染」は、「銀座もとじ」の商標登録です。
今回は、2023年夏に全国各地の作り手のもとへ柳を送り届け、染・織・繍の18名の作家と2産地によって創り出された40点余りの作品が銀座もとじに集結。同じ銀座の柳から染め出されながらも、唯一無二の多彩な表情を見せる“全て一点物”の帯や羽織紐が一堂に揃います。
[画像1: https://prtimes.jp/i/91730/6/resize/d91730-6-4bf543cb17ad9e8e6dce-0.jpg ]
手前)西山英子作 浮織 九寸名古屋帯 「いのちの響き」
中央)大高美由紀作 紬織 九寸名古屋帯 「雨夜」
奥)本場夏結城 着尺 縞
「銀座の柳染」の始まり
全国津々浦々に、その土地の植物で染めた草木染がありますが、大都会・銀座の街でしなやかに生きる“柳”の命の色を染料にしている、銀座もとじオリジナル商品「銀座の柳染」。毎年、春から初夏にかけて伸びる柳の枝葉を剪定したものを全国の作家、産地へと発送し、それぞれが染めた作品が、再び銀座もとじの店舗へと里帰りする30年前からスタートした人気のプロジェクトです。
1993年銀座もとじの店舗がまだ銀座一丁目の柳通りにあった当時、創業者の泉二弘明が、ふと空を見上げると、黄緑色の柳の新芽が風に揺られて、キラキラと輝いている様を目にしました。その清らかな美しさに心を打たれた泉二は、「この柳の命をなんとか草木染で表現できないか」と考案。その後、毎年中央区が銀座の柳を刈り込み処分しているという事実を知り、剪定された柳の枝葉を店舗へと分けてもらう仕組みを確立しました。
しかし、 “柳”という植物自体が、従来の植物と比べ、草木染には不向きな染料であったことから、そのプロセスは困難な道を辿ります。結果として、これまでも当店と深い信頼関係を築き上げてきた全国各地の作家の協力もあり、現在へと続く「銀座の柳染」を確立。草木の成長の度合いや採取する季節、また媒染剤によっても、その年ごとに多様な色を生み出す魅力的な作品を生み出すことに成功したのです。
銀座と柳の歴史
銀座と柳には深い繋がりがあり、その歴史は明治時代にまで遡ります。1874年(明治7年)、欧米並みの街路樹を植栽しようと、桜や松、楓の3種が銀座通りの四辻に植えられましたが、埋立地である銀座は土中に水分が多く植樹が枯れてしまい、水栽培も可能な柳が選ばれました。当時、柳は街路樹に選ばれるような樹木ではなかったため、かえって新鮮にうつり、「銀座の柳」として定着。その後、関東大震災や東京大空襲などの歴史的な被害により、その数は激減してしまいましたが、1984年より柳の植樹活動が再びスタートし、“中央区の木”として銀座に復活を遂げることとなったのです。
[画像2: https://prtimes.jp/i/91730/6/resize/d91730-6-7d3bd014a5bb8680cf96-1.jpg ]
銀座もとじが次世代に伝える、染文化の重要性〜社会貢献活動
銀座もとじは、1998年から現在に至るまで、銀座で唯一の小学校・中央区立泰明小学校にて、「銀座の柳染 課外授業」(小学校5年生が対象)を継続的に実施。今年で27回目を迎えます。「銀座の柳染」を通して、郷土愛を育み、モノづくりの楽しさを次世代へと伝え続けています。
【詳細】
■催事名:「『銀座の柳染』30周年記念展〜いのちの輝き〜」
https://www.motoji.co.jp/blogs/events/yanagizome202404
■期間:2024年4月5日(金)〜4月7日(日)
■開催場所:銀座もとじ 和染(東京都中央区銀座4-8-12)、男のきもの(東京都中央区銀座3-8-15)、公式オンラインショップ
■お問合せ先:(電話受付時間:11:00〜19:00 )
銀座もとじ 和染 03-3538-7878 / 銀座もとじ 男のきもの 03-5524-7472
■参加作家(18名)
運天裕子、遠藤聡子、大高美由紀、香月美穂子、角元弥子、岡山佳嗣、久保原由佳理、下井伸彦、須賀恭子、築城則子、西山英子、平山八重子、藤山千春・優子、森康次、矢野まり子、山岸幸一、山崎広樹、柳晋哉
■産地(2産地)
結城紬、丹波布
■<ぎゃらりートーク>
開催日時:2024年4月6日(土)10:00〜11:00
場所:銀座もとじ 和織定員=40名様(無料・要予約)
内容:「銀座の柳染」の創始者である現会長・泉二弘明(一代目店主)と、二代目店主・泉二啓太が、30年の歩みを振り返り、伝承する心と、銀座で育まれる柳染めについて語ります。
【銀座もとじについて】
1979年創業。東京・銀座に女性の「織り」と「染め」の着物専門店「銀座もとじ 和織・ 和染」と2002年に日本初・男性の着物専門店としてオープンした「銀座もとじ 男のきもの」の2店舗を展開。
人間国宝による作品や重要無形文化財をはじめ、日本全国から集めた選りすぐりの着物や帯(染織品)を通して、日本の手仕事の素晴らしさを紹介しています。また、世界初・雄だけの純国産蚕品種「プラチナボーイ」の絹糸を使った一本の糸からこだわった生産履歴のわかる“顔の見えるものづくり”や、蚕から世界でひとつの着物を誂えていただく体験型プロジェクト「プラチナボーイ物語」。店内に大島紬の機織を設置し、実際に織り手が反物を織る様子をご覧いただく「銀座生まれの大島紬」や定期的に作り手を招いてのトーク会など、お客様と作り手の懸け橋として、自分の目で見て、耳で聞いて、手で触れて感じたことを、自分の言葉で伝えることを大切にし、着物の裏側にあるストーリーをお届けしています。
※「銀座の柳染」は、「銀座もとじ」の商標登録です。