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Sysdig社、Kubernetesのコストを40%削減する「Cost Advisor」を発表

クラウドにかかるコストが急騰する中、Sysdigは数千ドルのコスト削減を可能に

10/19/2022 - 米国カリフォルニア州サンフランシスコ発 - クラウドとコンテナの統合セキュリティリーダーであるSysdig Inc.は、クラウド上で稼働するKubernetes環境向けのコスト削減ツール「Cost Advisor(コストアドバイザー)」を発表しました。クラウドのコストデータとSysdig MonitorのKubernetesワークロード利用データを組み合わせることで、利用者はクラウドサービスプロバイダーの請求額を数千ドル、場合によっては数十万ドル単位と大幅に削減することができます。
また「Cost Advisor」を使うことで、利用者が適切なKubernetesコストを適切なチームに割り当てることができ、個別のKubernetesコストツールの必要性排除にも貢献します。





Cloud Native Computing Foundation (CNCF) の FinOps for Kubernetes 調査によると、68%の人が「Kubernetes のコストが上昇している」と回答しています。クラウドネイティブ環境の熱狂的な開発ペースとオートスケールにより、特に開発者にセルフサービスのデプロイメントオプションが与えられると、コストは突然制御不能となる可能性があります。

さらに69%の回答者は、コストの監視を行っていない、またはコストの見積もりしか行っていないと回答しています。Kubernetes環境の利用情報がないため、開発者はクラウドリソースの過不足がどこにあるのかがわからないのです。環境を最適化することで、クラウドプロバイダーからの請求額を数千ドル削減できますが、間違った場所で削減しすぎると、アプリケーションのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。現在、多くのチームが複数の情報源と表計算ソフトウェアを使ってKubernetesのコストを把握しています。このアプローチは非効率的であり、多くの場合、見積もりを表しているに過ぎません。

Cost Advisorの主な特徴


リソースの無駄を平均40%削減:コスト、パフォーマンス、使用率のデータを1つのツールに統合することで、利用者は相関性のあるコストの可視性を即座に得ることができます。知見のある提案により、節約の可能性を特定し、パフォーマンスを犠牲にすることなくソースで自信を持って修正を行うなど、簡単に修正することができます。
説明責任を推進:コストデータをチャージバックモデルへ統合することで、DevOpsチームは実際の使用量とコストに関する情報を得ることができます。この情報があれば、組織はFinOpsのベストプラクティスの確立に着手できます。たとえば、コスト規律の文化を醸成して、チームがシフトレフトの考え方を採用しながら、より良い情報に基づく意思決定を行えるようにします。
支出の急増を察知:簡単に設定できるアラートにより、支出が予想以上に増加した場合に可視化し、次の請求サイクルまでに迅速に是正措置を講じることができます。
DevOpsツールの数を削減:Sysdig Monitorを使用し、監視とコスト管理を単一のツールに統合することで、Kubernetesのコストツールを個別に使用する必要性がなくなります。

Cost Advisorのダッシュボード画面例
インフラ全体のコスト、パフォーマンス、使用率を一覧で可視化でき、各クラウドプロバイダー毎やクラスタ毎の使用率も把握
[画像: https://prtimes.jp/i/107539/6/resize/d107539-6-a13671c060a07459f561-0.png ]


「クラウドコストの管理は、すべてのクラウドネイティブ利用者にとって重要な機能であり、コストデータはクラウドネイティブのモニタリング・スタックの一部であるべきです。コンテナやKubernetesによって、クラウド上で迅速に行動できるようになりますが、こうしたコンテナ化された環境では、コストが最も取り組みにくい問題になります」と、Sysdigのエンジニアリング&テクノロジー担当副社長のSaro Subbiahは述べています。「このコストデータがないため、クラウドにかける費用を無駄にして、正社員2〜3人分の損失を出しているチームもあります」

参考資料
ブログ:Cost Advisor:Kubernetesのコストを最適化・適正化する
https://sysdig.jp/blog/kubernetes-cost-advisor(日本語)

Sysdigについて
Sysdigは、クラウドとコンテナのセキュリティ標準を推進しています。Falcoとsysdig-ossをオープンソースの標準規格かつSysdigプラットフォームの主な構成要素として作成したことで、クラウドネイティブ環境におけるランタイム脅威検知と対応の先駆者となっています。Sysdigのプラットフォームで、ソフトウェアの脆弱性発見と優先順位付け、脅威の検出と対応、クラウドサービスの設定ミス検知(CSPM)、過剰な権限チェック(CIEM)、コンプライアンス管理まで対応可能となります。コンテナやKubernetesからクラウドサービスまで、お客様は開発ソースから実行までリスクを視覚化させることで、セキュリティリスクの死角や当て推量、ブラックボックス等を無くすことが可能です。米国カリフォルニア州に本社を置き、2013年の設立以降、世界中の最も革新的な大企業がSysdigを採用しており、日本ではヤフージャパン、メルカリ、NTTデータをはじめ有数の企業に採用されています。 日本法人はSysdig Japan合同会社(ウェブサイト:https://sysdig.jp/
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