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【イベント開催報告】スタートアップ3社CEOが語る「インバウンドビジネスのこれから」

「観光」「食」「民泊」の3つの現場から見えてくるインバウンドビジネス

インバウンド系スタートアップ3社のCEOが大学生に向けてメッセージを伝えました。「観光」「食」「民泊」のインバウンドビジネスに取り組む3社の視点から見えてくる「日本のインバウンドビジネスのこれから」とは。




訪日インバウンド事業を展開する株式会社フレンバシー(東京都渋谷区、代表:播太樹)は、BOJ株式会社(東京都中央区、代表:野口貴裕)、及びZens株式会社(東京都渋谷区、代表:町田龍馬)のインバウンド系スタートアップ3社合同で学生を対象としたイベントを2016年5月12日(木)にスマートニュース株式会社(渋谷)にて開催しました。


当日は約40名のインバウンドや起業に関心がある学生が集まり、各CEOからの熱いメッセージに耳を傾け、意見交換しました。当日のイベントの様子をご報告します。
[画像1: http://prtimes.jp/i/16326/7/resize/d16326-7-462102-6.jpg ]


【イベント・講演要旨】
最初に登壇したBOJ株式会社の野口貴裕CEOは”観光”をテーマとし、学生に「日本は好きですか?」と問いかけた。野口CEO自身が海外に出て日本の良さを再認識したことがビジネスの原点となっており、「日本人にとっての日常が外国人にとっての非日常」と考える。現在、官民で提供されている観光コンテンツは必ずしも外国人が求めているものとは一致していない。同社が提供する「相撲部屋朝稽古見学」「商店街ツアー」など独自の体験コンテンツは外国人のニーズをとらえて人気を集めており、今後も「最もユニークな日本観光コンテンツのプロバイダーになる」ことを目指すと語った。
[画像2: http://prtimes.jp/i/16326/7/resize/d16326-7-401997-4.jpg ]


次に株式会社フレンバシーの播太樹CEOは”食”のインバウンド対応について、「食のマイノリティー」をテーマに語った。食のマイノリティーとは、「ベジタリアン」「ムスリム」などが当てはまる。訪日外国人は飲食店で提供される料理を食べる際に「何が入っているか分からない」「除去対応してもらえない」「メニューが読めない」など様々な困難がある。例えば、ベジタリアンにとっての「うどん」。肉類が入っていないので問題がないように思われるが、だし汁に使われる鰹節は動物性なので食べることができない。同社は食のマイノリティーである人々も日本で安心して食事を楽しめるサービスを今後提供したいと考えている。
[画像3: http://prtimes.jp/i/16326/7/resize/d16326-7-343448-3.jpg ]



最後はZens株式会社の町田龍馬CEO、講演は”民泊”の観点から『なぜZensは東京オリンピックまでにAirbnb物件5000件管理を目指すのか?』がテーマ。高齢化・人口減少などにより成長が止まる日本で、若者にとっては「生き抜く力をつけること」「外貨を獲得すること」が重要となってくる。同社はAirbnb関連事業により日本と世界をつなぐ役割を果たし、日本の若者に英語を話す機会、多様性を学ぶ機会を提供し自信をつけさせ、外貨を稼ぐ機会を与えていきたい、と語った。最近アップルより有能なメンバーが参画するなど、目標に向けて急速に体制を整えている。
[画像4: http://prtimes.jp/i/16326/7/resize/d16326-7-543937-0.jpg ]



講演後は学生がチームに分かれてアイデアソンを行い、各CEOが有望なチームを選定。「外国人が日本の小学校を体験する」などが優秀アイデアとして選ばれた。実際に事業化を検討することも視野に入れたアイデアもあり、インターンを希望する学生も現れるなど、CEOと学生が化学反応を起こして熱気あふれるイベントとなった。
[画像5: http://prtimes.jp/i/16326/7/resize/d16326-7-611503-5.jpg ]


【登壇者プロフィール】
BOJ株式会社 CEO 野口貴裕
中学卒業後、カナダ・ケベック州の高校へ単身留学。その後、カナダ・オタワ大学(専攻:マーケティング、起業家 経営)を卒業。2004年に帰国後、株式会社リンクス(現:セブンシーズマーケティングリサーチ株式会社)にて各種市場調査業務を経験。2008年ソニー 株式会社入社。2009年よりアメリカへ赴任し車載事業を統括。2012年に帰国後、ユニ・チャーム株式会社、シック・ジャパン株式会社にてブランドマー ケティング業務に従事。
約12年の北米滞在歴、20カ国以上の訪問経験から、各国の文化や伝統に強い興味を抱く。日本独自の文化や伝統の「美しさ」をもっと海外へ発信したい、そして体験してもらいたいという強い想いから2014年10月BOJ株式会社を設立。
2015年7月〜 エナジャイザー マーケティングコンサルタント(日本総代理店:小泉成器株式会社)
http://bojinc.com

株式会社フレンバシー CEO 播太樹
1987年生まれ、神戸大学国際文化学部卒。在学中に米University of Georgiaへ留学し、広告学を学ぶ。
新卒で三井住友銀行入社。神戸で中小企業の融資、海外事業支援に携わる。その後、内閣府管轄のシンクタンクである国際金融情報センター(JCIF)へ出向。欧州・北アフリカ地域担当のエコノミストとして、新興国の経済リスク調査を行う。
バックパッカーとしてこれまで20数か国を巡り、旅行者の視点で世界と日本を比較する中で、日本の外国人受入れ体制に問題意識を持つようになる。
2015年、株式会社フレンバシーを創業。訪日外国人旅行者の不自由を取り除き、「世界中に日本のファンを増やす」ことを目標として事業を開始する。現在は、ニッチな日本食情報を発信するメディアJapan Gourmetpedia、日本食レストラン予約サイトTokyo Dinner Ticketを運営。
http://frembassy.jp

Zens株式会社 CEO 町田龍馬
1987年長崎県生まれ。17歳でニュージーランドに渡り、18歳で高校留学エージェントを立ち上げ。オークランド工科大学ビジネス学部卒業後、共同購入クーポン事業を立ち上げ。トーチライト(博報堂グループ会社)でコンテンツ・マーケティングを担当し、2011年6月にZen Startupを創業。
2014年8月、Airbnb運営代行サービスを開始し、同年11月に社名をZensに変更。60件以上のAirbnb物件の内装、100件以上の運営代行を手がける。2015年12月に幻冬舎より出版した著書『Airbnb空室物件活用術』はAmazonランキング不動産投資部門で1位を獲得。「ガイアの夜明け」「New York Times」など多数のメディアで掲載される。ミッションは「英語を話す人を増やし、外貨を稼ぐ人を増やし、日本を元気にする」。
http://www.zens.tokyo
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