【保育士不足に関する実態調査アンケート】現役保育士、見合わない給料・ゆとりのない保育環境のギャップが浮き彫りに
[16/02/18]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
現役保育士の50%以上が手取り月給15万円以下!
株式会社ネクストビートが運営する保育士の求人・転職サイト「保育士バンク!」は、この度登録保育士1000名に対し、保育士不足問題に関する実態調査を行いました。今回の現役保育士対象のアンケート調査結果では、51%の保育士が手取り月給15万円を下回っていました。また、残業や持ち帰りの仕事が多く、保育をとりまく労働環境は、少ない保育士で多くの仕事を受け持っている状況になっています。厚生労働省が発表した平成28年度の保育関係予算案に記載された「保育士増加支援」だけではなく、現在の保育現場就業者、就業施設の労働環境を改善する施策が今後求められると考えます。
株式会社ネクストビート(所在地:東京都渋谷区、代表:三原 誠司)が運営する保育士の求人・転職サイト「保育士バンク!」(http://www.hoikushibank.com/)は、このたび登録保育士1000名(内訳: 現役保育士500名、元保育士500名)に対し、保育士不足問題に関する実態調査を行いました。保育士不足が深刻化している原因の一つに、高い離職率が挙げられます。そこで、保育士資格を持ち、現在就業している“現役保育士”500名を対象に、就労に関する意識調査を行いましたので発表いたします。
[調査概要]
・調査期間:2015年1月15日〜1月31日
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:20〜50代 現役保育士※ 500名 ※保育士資格を持ち、現在保育園に勤めている人
・調査詳細:現役保育士、見合わない給料 残業時間とのギャップが浮き彫り | 保育士1000人意識調査
・調査詳細URL:http://www.hoikushibank.com/column/2016/02/post-361.html
現役保育士の職場への改善希望1位は「お給料」、2位「人間関係」、3位「残業時間」
現役保育士に、「今の職場で改善をしたい点を教えてください。」と聞いたところ、60%が「お給料」と回答し、最も給料面で改善希望が強いことがわかりました。
そこで、現在のお給料(手取り月給)はいくらか聞いたところ、55%が15万円以下と答えました。[グラフ1]これは全体の中で一番大きい割合となりました。続いて15万〜20万円が40%となり、95%の保育士が20万円以下の手取り月給で働いていることになります。 これは、全産業の月額平均29万5700円を大きく下回っています。保育という責任がある勤務内容に対し、平均よりも安いお給料で就業していることに、不満を感じている人が多いという事実が明らかになりました。
[画像1: http://prtimes.jp/i/16431/7/resize/d16431-7-941532-0.jpg ]
増える残業時間「81%が持ち帰り仕事の経験あり」
続いて、現役保育士の就労時間に関する調査を行いました。「日々の残業時間はおよそ何時間ですか?」という質問に対し、1時間が62%、2時間が23%、3時間が7%という結果になり、大半の保育士が1〜2時間の残業を行っていることがわかりました。次にどの業務負担が軽減されれば残業が減ると思うかと聞いたところ、26%が「延長保育」、22%が「工作」、18%が「会議」と回答。共働き世帯の増加により、夜遅くまで子供を預けられる保育施設が増えている中、そのしわ寄せが保育士の残業時間に及んでいることがわかります。また同時に、子供達がいなくなった後に、工作やお便りなどの作成、保育士同士の会議などの庶務があるため、残業時間でこなさなければならない状況も多いようです。
さらに、残業時間に終わらなかった業務は「持ち帰り仕事」となり、持ち帰り仕事の経験の有無を質問すると、81%が「ある」と回答。重ねて持ち帰り仕事の発生頻度を聞いたところ、「週に1〜2回」が48% 、「週に3〜4回」が20%、「ほぼ毎日」が17%と、非常に頻度が高いことが伺えます。[グラフ2]「書類が多く、勤務時間内に終わらない。」(30代女性)「研修やレポートなど、保育と間接的に関係する仕事が多くて負担。結局、勤務時間外にレポート作成する事になる。」(40代女性)という意見も上がりました。このことから、日頃の業務量の多さが伺えます。
[画像2: http://prtimes.jp/i/16431/7/resize/d16431-7-877415-1.jpg ]
約半数が現在の保育環境に「ゆとりがない」と回答し、ストレス過多に陥っている
最後に日々の仕事の中でストレスに感じるとを教えてくださいと聞いたところ、51%が「ゆとりのない保育環境」、38%が「体が疲れる」、同率38%で「職場の人間関係」という結果になりました。[グラフ3]
前述の残業時間や持ち帰り仕事の多さなどからか、ゆとりがないと感じながら保育に当たっている保育士が多いことが伺えます。また、子供達と遊んだり、保育の仕事は肉体労働が多いこと、職場の人間関係に気を遣うことから、心身の疲れを感じている人が多そうです。
[画像3: http://prtimes.jp/i/16431/7/resize/d16431-7-886026-2.jpg ]
現役の保育士をより良い環境へ
株式会社ネクストビートは、保育士専用転職サービス「保育士バンク!」の運用を通じ、現役保育士がより良い保育環境で働けるようサポートを致します。インターネットが普及した社会で、保育士がパソコンやスマートフォンで、自らの希望にあった就職先を見つけることで、より働きやすい環境づくりに貢献して参ります。
▼特設ページ「現役保育士、見合わない給料 残業時間とのギャップが浮き彫り | 保育士1000人意識調査」
http://www.hoikushibank.com/column/2016/02/post-361.html
▼「保育士バンク!」保育士・幼稚園教諭の求人、転職、採用サイト。 厚生労働大臣認可のサービスです。
http://www.hoikushibank.com/
▼「保育士就活バンク!」新卒保育士さん向け保育士求人・就活サイト。
https://www.hoikushi-syusyoku.com/
株式会社ネクストビートが運営する保育士の求人・転職サイト「保育士バンク!」は、この度登録保育士1000名に対し、保育士不足問題に関する実態調査を行いました。今回の現役保育士対象のアンケート調査結果では、51%の保育士が手取り月給15万円を下回っていました。また、残業や持ち帰りの仕事が多く、保育をとりまく労働環境は、少ない保育士で多くの仕事を受け持っている状況になっています。厚生労働省が発表した平成28年度の保育関係予算案に記載された「保育士増加支援」だけではなく、現在の保育現場就業者、就業施設の労働環境を改善する施策が今後求められると考えます。
株式会社ネクストビート(所在地:東京都渋谷区、代表:三原 誠司)が運営する保育士の求人・転職サイト「保育士バンク!」(http://www.hoikushibank.com/)は、このたび登録保育士1000名(内訳: 現役保育士500名、元保育士500名)に対し、保育士不足問題に関する実態調査を行いました。保育士不足が深刻化している原因の一つに、高い離職率が挙げられます。そこで、保育士資格を持ち、現在就業している“現役保育士”500名を対象に、就労に関する意識調査を行いましたので発表いたします。
[調査概要]
・調査期間:2015年1月15日〜1月31日
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:20〜50代 現役保育士※ 500名 ※保育士資格を持ち、現在保育園に勤めている人
・調査詳細:現役保育士、見合わない給料 残業時間とのギャップが浮き彫り | 保育士1000人意識調査
・調査詳細URL:http://www.hoikushibank.com/column/2016/02/post-361.html
現役保育士の職場への改善希望1位は「お給料」、2位「人間関係」、3位「残業時間」
現役保育士に、「今の職場で改善をしたい点を教えてください。」と聞いたところ、60%が「お給料」と回答し、最も給料面で改善希望が強いことがわかりました。
そこで、現在のお給料(手取り月給)はいくらか聞いたところ、55%が15万円以下と答えました。[グラフ1]これは全体の中で一番大きい割合となりました。続いて15万〜20万円が40%となり、95%の保育士が20万円以下の手取り月給で働いていることになります。 これは、全産業の月額平均29万5700円を大きく下回っています。保育という責任がある勤務内容に対し、平均よりも安いお給料で就業していることに、不満を感じている人が多いという事実が明らかになりました。
[画像1: http://prtimes.jp/i/16431/7/resize/d16431-7-941532-0.jpg ]
増える残業時間「81%が持ち帰り仕事の経験あり」
続いて、現役保育士の就労時間に関する調査を行いました。「日々の残業時間はおよそ何時間ですか?」という質問に対し、1時間が62%、2時間が23%、3時間が7%という結果になり、大半の保育士が1〜2時間の残業を行っていることがわかりました。次にどの業務負担が軽減されれば残業が減ると思うかと聞いたところ、26%が「延長保育」、22%が「工作」、18%が「会議」と回答。共働き世帯の増加により、夜遅くまで子供を預けられる保育施設が増えている中、そのしわ寄せが保育士の残業時間に及んでいることがわかります。また同時に、子供達がいなくなった後に、工作やお便りなどの作成、保育士同士の会議などの庶務があるため、残業時間でこなさなければならない状況も多いようです。
さらに、残業時間に終わらなかった業務は「持ち帰り仕事」となり、持ち帰り仕事の経験の有無を質問すると、81%が「ある」と回答。重ねて持ち帰り仕事の発生頻度を聞いたところ、「週に1〜2回」が48% 、「週に3〜4回」が20%、「ほぼ毎日」が17%と、非常に頻度が高いことが伺えます。[グラフ2]「書類が多く、勤務時間内に終わらない。」(30代女性)「研修やレポートなど、保育と間接的に関係する仕事が多くて負担。結局、勤務時間外にレポート作成する事になる。」(40代女性)という意見も上がりました。このことから、日頃の業務量の多さが伺えます。
[画像2: http://prtimes.jp/i/16431/7/resize/d16431-7-877415-1.jpg ]
約半数が現在の保育環境に「ゆとりがない」と回答し、ストレス過多に陥っている
最後に日々の仕事の中でストレスに感じるとを教えてくださいと聞いたところ、51%が「ゆとりのない保育環境」、38%が「体が疲れる」、同率38%で「職場の人間関係」という結果になりました。[グラフ3]
前述の残業時間や持ち帰り仕事の多さなどからか、ゆとりがないと感じながら保育に当たっている保育士が多いことが伺えます。また、子供達と遊んだり、保育の仕事は肉体労働が多いこと、職場の人間関係に気を遣うことから、心身の疲れを感じている人が多そうです。
[画像3: http://prtimes.jp/i/16431/7/resize/d16431-7-886026-2.jpg ]
現役の保育士をより良い環境へ
株式会社ネクストビートは、保育士専用転職サービス「保育士バンク!」の運用を通じ、現役保育士がより良い保育環境で働けるようサポートを致します。インターネットが普及した社会で、保育士がパソコンやスマートフォンで、自らの希望にあった就職先を見つけることで、より働きやすい環境づくりに貢献して参ります。
▼特設ページ「現役保育士、見合わない給料 残業時間とのギャップが浮き彫り | 保育士1000人意識調査」
http://www.hoikushibank.com/column/2016/02/post-361.html
▼「保育士バンク!」保育士・幼稚園教諭の求人、転職、採用サイト。 厚生労働大臣認可のサービスです。
http://www.hoikushibank.com/
▼「保育士就活バンク!」新卒保育士さん向け保育士求人・就活サイト。
https://www.hoikushi-syusyoku.com/