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テクノロジー世界のビジョナリー、ティム・オライリーの著作『WTF経済―絶望または驚異の未来と我々の選択』が日本発売

オープンソース・ソフトウェア、Web 2.0などを提唱してきたティム・オライリーが語る、未来の経済とは?

株式会社オライリー・ジャパン(本社:東京都新宿区)は、米O'Reilly Media社のファウンダー兼CEOであるティム・オライリー初の単著『WTF経済―絶望または驚異の未来と我々の選択』を、2019年2月26日に発売いたします(原著タイトル『WTF? What's the Future and Why It's Up to Us』)。




[画像: https://prtimes.jp/i/27490/7/resize/d27490-7-489112-0.jpg ]

【書籍概要】
『WTF経済 ―絶望または驚異の未来と我々の選択』
Tim O’Reilly 著
山形 浩生 訳
2019年2月26日発売
556ページ
ISBN 978-4-87311-859-8
四六判 上製
定価2,592円(税込)
発売:オーム社/発行:オライリー・ジャパン

【本書の内容】
人工知能、自動運転、オンデマンドサービス、ギグエコノミー、補助拡張された労働者、魔法のようなユーザー体験など、最先端のテクノロジーがもたらす予想もできなかった事物によって、ビジネス、政治、そして「職」はどう変わっていくのか、また、「人間中心の未来」を作っていくために、我々はどんな選択をするべきなのか。出版、カンファレンス事業で、テクノロジーのトレンドを先取りし、「シリコンバレーの予言者」と称される著者が、オープンソース・ソフトウェアを中心にしたテクノロジーの歴史とそれが社会に与えてきた影響を振り返り、そこから学んだ経験をもとに次世代ビジネスの戦略を伝授する。エンジニア、起業家、そしてテクノロジーに関わるすべての読者必読の書。
※WTF:一般には感嘆表現”What the Fuck!?”の略。「何だって!」「信じられない!」「何じゃこりゃ!!」という意味で使われている俗語。ティム・オライリーはこれに「What’s The Future?」という意を当て、本書ではダブルミーニングで用いられている。

【著者紹介】
Tim O’Reilly(ティム・オライリー)
オライリー・メディアの創業者兼CEO。インターネット草創期より、その核となる様々なオープンソース・ソフトウェアやプログラミング言語、および関連トレンドについて、常に決定版の解説書・教科書をいち早く刊行し続け、テクノロジー系技術に対する慧眼は他の追随を許さない。またアーリーステージのベンチャー資本企業オライリー・アルファテック・ベンチャーズ(O’Reilly AlphaTech Ventures:OATV)のパートナーでもあり、コード・フォー・アメリカ(Code for America)、メイカー・メディア(Maker Media)、オープンアクセスジャーナルPeerJ、データ活用専門会社Civis Analyticsおよび米国連邦議会と有権者をつなぐWebサービスPopVoxの役員も務めている。

【訳者紹介】
山形 浩生(やまがた・ひろお)
東京大学都市工学科修士課程およびMIT不動産センター修士課程修了。途上国開発援助のかたわら、小説、経済、建築、ネット文化など広範な分野での翻訳および雑文書きに手を染める。著書に『Linux日本語環境―最適なシステム環境構築のための基礎と実践』(共著、オライリー・ジャパン)、『新教養としてのパソコン入門 コンピュータのきもち』(アスキー新書)、『新教養主義宣言』(河出文庫)など。訳書にジェイン・ジェイコブズ『アメリカ大都市の死と生』(鹿島出版会)、ポール・クルーグマン『クルーグマン教授の経済入門』(ちくま文庫)、トマ・ピケティ『21世紀の資本』(みすず書房)ほか多数。

【「訳者解説」より】※抜粋
著者ティム・オライリーといえば、特にUnix系のコンピューター関係者なら知らぬ者のない出版社オライリーの親玉だ。この邦訳の版元がオライリー・ジャパンなので、わざわざ説明するのは蛇足もいいところではあるけれど、主に古い動物の銅版画を表紙にあつらえた同社のシリーズは、各種のプログラミング言語やプロトコル、ソフトなどについての世界的スタンダードだ。しかも常に話題が盛り上がり始めた見事なタイミングで、ツボを突いた本が登場する。
なぜそんなことができるのか? 本書を読むと、それが明らかとなる。
・著者とその同志デール・ダハティが、Unixのスクリプト活用により入稿から出版までの時間を大幅に短縮し、すばやい刊行を実現。
・出版事業とカンファレンス事業の相乗効果。先端的なネタが熟すのを待つのではなく、その筋で話題になっているトピックの主要人物を集めてイベントを開催し、ムーブメント化することで自ら市場を作り出す。
・ティム・オライリー(とその仲間たち)の嗅覚。
本書は、特にその嗅覚の中身を著者が自ら述べるという、非常に興味深いものだ。どういう考え方で、何に注目することで、多くの技術トレンドを先取りできたのか?
さらにこうした技術的な動きは、技術屋の世界を超えたもっと大きな社会変化をも生み出した。それも単なる便利な道具を提供するだけでなく、社会自体の仕組みの変化がコンピューター業界での技術構造の変化を反映する様子さえある。すると、これからの社会変化の萌芽も、先進的な技術やそれを体現する企業に見られるはずだ。著者が注目するのはどこか? そしてそうした動きを、意識的にもっと大きな社会的課題の技術的解決へとつなげるために何が必要と考えているのか? これが本書の読みどころだろう。

【目次】
はじめに
I部 正しい地図を使う
 1章 未来をいま見通す
 2章 グローバルブレインに向けて
 3章 リフトとウーバーから学ぶ
 4章 未来はひとつではない
II部 プラットフォーム思考
 5章 ネットワークと企業の性質
 6章 約束で考える
 7章 プラットフォームとしての政府
III部 アルゴリズムの支配する世界
 8章 魔神の労働力を管理する
 9章 「熱い情熱は冷たい理性を蹴倒すのです」
 10章 アルゴリズムの時代のメディア
 11章 スカイネット的瞬間
IV部 未来は私たち次第
 12章 ルールを書き直す
 13章 スーパーマネー
 14章 職がなくなる必要はない
 15章 人間を置きかえるより拡張しよう
 16章 重要なことに取り組もう

【会社概要】
会社名:株式会社オライリー・ジャパン
所在地:〒 160-0002 東京都新宿区四谷坂町12番22号 VORT四谷坂町 1F
URL:https://www.oreilly.co.jp/index.shtml
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