スカパー!調べ 家族と一緒に観て“おうち時間”を楽しみたい番組・作品は? ドラマ部門1位「ごくせん」 アニメ部門1位「名探偵コナン」 バラエティ部門1位「アメトーーク!」
[20/06/22]
提供元:PRTIMES
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コロナ禍におけるエンターテインメントへの意識に関する調査
2020年になって国内で流行し始めた新型コロナウイルス感染症は、私たちの生活に大きな影響を与えました。
この度、スカパー!は、いわゆる“コロナ禍”においてどのようなエンターテインメントを楽しんでいたか、また今後楽しみたい娯楽などを把握するため、「コロナ禍におけるエンターテインメントへの意識に関する調査」を全国の15歳〜69歳の男女1,000名に対し、2020年6月5日(金)〜6月8日(月)の4日間で、インターネット調査により実施いたしました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)
[画像: https://prtimes.jp/i/32742/7/resize/d32742-7-128973-20.jpg ]
[調査結果]
≪コロナ禍による生活の変化≫
◆コロナ禍で中止・延期になり残念だったイベント 1位「夏の甲子園」2位「東京2020オリンピック・パラリンピック」
2020年になって国内では新型コロナウイルス感染症の感染者が増加し始め、多くのイベントが中止・延期となりました。また、4月7日(火)には緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出の自粛を徹底することが要請されるなど、一定の行動制限を伴った生活を送ることが求められました。では、新型コロナウイルスによってもたらされる災いを意味する“コロナ禍”により、生活にどのような変化があったのでしょうか。コロナ禍による生活の変化について質問しました。
まず、全国の15歳〜69歳の男女1,000名(全回答者)に、新型コロナウイルス感染症の感染者増加に伴って中止・延期となったイベントのうち、残念に感じたものを聞いたところ、「夏の甲子園(全国高校野球選手権大会)の中止」(32.9%)が最も高く、次いで、「東京2020オリンピック・パラリンピックの延期」(29.9%)、「音楽イベントの中止・延期(ライブ、野外フェスなど)」(28.0%)、「プロスポーツ試合の開催中止・延期(プロ野球、Jリーグなど)」(25.0%)、「伝統行事の中止・延期(花火大会、祭りなど)」(23.6%)となりました。毎年春に行われる“センバツ”(選抜高等学校野球大会)に続いて夏の甲子園大会も中止が決定されました。高校球児の活躍をみられなくなったことを残念に感じた高校野球ファンが多いのではないでしょうか。
男女別にみると、「プロスポーツ試合の開催中止・延期(プロ野球、Jリーグなど)」は男性では36.2%と、女性(13.8%)と比べて22.4ポイント高くなりました。プロスポーツの観戦を心待ちにしている男性が多いようです。
◆緊急事態宣言発出前後のメディア接触時間の変化
「1人でテレビを観る時間」は平均38分増、「同居している家族とテレビを観る時間」は平均32分増
次に、メディアへの接触時間について聞きました。
全回答者(1,000名)に、1人でテレビを観る時間は1日あたりおおよそどのくらいだったか聞いたところ、緊急事態宣言発出前では平均135分(2時間15分)、緊急事態宣言発出以降では平均173分(2時間53分)と、平均視聴時間は38分の増加となりました。
世代別にみると、平均視聴時間が最も増加したのは30代(緊急事態宣言発出前127分、緊急事態宣言発出以降175分)で、48分の増加となりました。
同居家族がいる人(830名)に、家族と一緒にテレビを観る時間は1日あたりおおよそどのくらいだったか聞いたところ、緊急事態宣言発出前では平均98分(1時間38分)、緊急事態宣言発出以降では平均130分(2時間10分)と、平均視聴時間は32分の増加となりました。
◆緊急事態宣言発出前後の「SNS」利用時間の変化 平均21分増、10代では平均53分増
◆緊急事態宣言発出前後の「YouTube」利用時間の変化 平均30分増、10代では平均59分増
全回答者(1,000名)に、SNS(Instagram、Facebook、Twitterなど)を利用する時間は1日あたりおおよそどのくらいだったか聞いたところ、緊急事態宣言発出前では平均57分、緊急事態宣言発出以降では平均78分(1時間18分)と、平均利用時間は21分の増加となりました。
世代別にみると、平均利用時間は若年層で大きく増加しており、10代(緊急事態宣言発出前110分、緊急事態宣言発出以降163分)では53分、20代(緊急事態宣言発出前96分、緊急事態宣言発出以降126分)では30分の増加となりました。
YouTubeの利用時間については、緊急事態宣言発出前では平均58分、緊急事態宣言発出以降では平均88分(1時間28分)と、平均利用時間は30分の増加となりました。
世代別にみると、平均利用時間の増加幅が最も大きかったのは10代(緊急事態宣言発出前108分、緊急事態宣言発出以降167分)で、59分の増加でした。
ネットショッピングの利用時間については、緊急事態宣言発出前では平均30分、緊急事態宣言発出以降では平均40分と、平均利用時間は10分の増加となりました。
◆緊急事態宣言発出以降、視聴時間が増えたテレビ番組 1位「ニュース・報道番組」2位「国内ドラマ」
「バラエティ」「アニメ」「音楽番組」の視聴時間が増えた人は10代に多い傾向
緊急事態宣言発出以降、どのようなジャンルのテレビ番組が多く観られるようになったのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、緊急事態宣言発出以降、視聴時間が増えたテレビ番組のジャンルを聞いたところ、「ニュース・報道番組」(39.2%)が最も高く、次いで、「国内ドラマ(連続ドラマ)」(30.2%)、「情報番組・ワイドショー」(25.0%)、「バラエティ番組・お笑い番組」(21.1%)、「映画(邦画)」(16.7%)となりました。新型コロナウイルス感染症に関する情報を入手するために、ニュースや報道番組を観る機会が増えたという人が多かったのではないでしょうか。
世代別にみると、10代では、「バラエティ番組・お笑い番組」(31.3%)や「アニメ」(28.3%)、「音楽番組」(23.5%)が、他の世代と比べて高くなりました。10代には、お笑いやアニメ、音楽など、テレビでエンタメを楽しむことで外出自粛生活を過ごすようにしていた人が多いようです。
◆コロナ関連の情報を得るためによく観ていた番組 1位「news every.」「news zero」3位「スッキリ」
◆コロナ関連のニュースを的確に伝えてくれたと思うキャスター 1位「藤井貴彦」2位「羽鳥慎一」3位「宮根誠司」
◆コロナ関連のニュースを的確に伝えてくれたと思う専門家 1位「岡田晴恵」2位「二木芳人」3位「尾身茂」
全回答者(1,000名)に、新型コロナウイルス感染症関連の情報を得るためによく観ていた番組を聞いたところ、1位「news every.」「news zero」、3位「スッキリ」、4位「羽鳥慎一モーニングショー」、5位「ひるおび!」「情報ライブ ミヤネ屋」となりました。
また、新型コロナウイルス感染症関連のニュースを的確に伝えてくれたと思うキャスターを聞いたところ、1位は「藤井貴彦」となりました。視聴者に訴えかけるような、真摯なコメントが印象に残っているという人が多いのではないでしょうか。以降、2位「羽鳥慎一」、3位「宮根誠司」となりました。
新型コロナウイルス感染症関連のニュースを的確に伝えてくれたと思う専門家を聞いたところ、1位「岡田晴恵(白鴎大学教授)」(10.9%)、2位「二木芳人(昭和大学客員教授)」(10.8%)、3位「尾身茂(新型コロナウイルス感染症対策専門家会議副座長)」(7.0%)となりました。
◆過去の名作大放出! 面白かった再放送ドラマ 1位「逃げ恥」2位「JIN-仁-」3位「野ブタ」「ごくせん」
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、各局でドラマの収録が延期となった影響などにより、緊急事態宣言発出以降、過去のドラマ作品が多数放送されるようになりました。
全回答者(1,000名)に、緊急事態宣言発出以降に再放送(特別編を含む)されたドラマのうち、面白いと感じたものを聞いたところ、1位「逃げるは恥だが役に立つ」(16.4%)、2位「JIN-仁-」(16.2%)、3位「野ブタ。をプロデュース」「ごくせん」(いずれも13.4%)、5位「鍵のかかった部屋」(11.2%)となりました。再放送での“リモート恋ダンス”が話題となった「逃げ恥」がトップでした。
世代別にみると、10代と20代の1位は「野ブタ。をプロデュース」、40代の1位は「ハケンの品格」、50代・60代の1位は「JIN-仁-」となりました。
◆緊急事態宣言下のストレスを癒してくれた芸能人 男性回答1位「新垣結衣」、女性回答1位「嵐」
◆コロナ禍で沈んだ気持ちを前向きにしてくれるアニメキャラ TOP3「ドラえもん」「しんのすけ」「コナン」
全回答者(1,000名)に、緊急事態宣言下のストレスを癒してくれた芸能人を聞いたところ、1位「嵐」、2位「佐藤健」「星野源」、4位「新垣結衣」「明石家さんま」となりました。ストレスが溜まってしまいがちな外出自粛生活の中であっても、嵐のメンバー5人の笑顔に癒されたという人が少なくないようです。
男女別にみると、男性回答では1位「新垣結衣」、2位「有吉弘行」、3位「広瀬すず」「星野源」「明石家さんま」、女性回答では1位「嵐」、2位「佐藤健」、3位「マツコ・デラックス」「星野源」となりました。
また、コロナ禍で沈んだ気持ちを前向きにしてくれるアニメキャラを聞いたところ、1位「ドラえもん(ドラえもん)」、2位「野原しんのすけ(クレヨンしんちゃん)」、3位「江戸川コナン(名探偵コナン)」、4位「竈門炭治郎(鬼滅の刃)」、5位「フグ田サザエ(サザエさん)」「モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)」となりました。長年親しまれている国民的アニメのキャラクターが上位を占める中、2019年にアニメ化されたばかりの「鬼滅の刃」の主人公・竈門炭治郎が4位に挙げられました。
≪緊急事態宣言解除後の生活≫
◆緊急事態宣言解除後、実践している感染症対策 TOP3「外出時のマスク着用」「帰宅後の手洗い」「“3密”回避」
「買い物は少人数で」は3人に1人、「電子決済を利用」は4人に1人が実践
◆働き方についての感染症対策実践状況 関東エリアでは「テレワーク」2割、「時差通勤」1割半
4月7日(火)に発出された緊急事態宣言は、5月25日(月)をもって解除されましたが、新型コロナウイルス感染症の流行は完全に収束したわけではないため、引き続き、感染症の拡大防止を意識した行動を取ることが大切だといわれています。
全回答者(1,000名)に、緊急事態宣言が解除されてから、感染症対策として実践しているものを聞いたところ、「外出時はマスクを着用する」(78.3%)が最も高く、次いで、「帰宅したらまず手を洗う」(69.9%)、「“3密”(密集・密接・密閉)を回避する」(54.3%)となりました。感染症予防のための基本的な対策を徹底している人が多いようです。また、「予備のマスクをストックする」(43.1%)や「予備の石鹸・ハンドソープをストックする」(20.5%)など、感染症流行の第2波への備えとして、備蓄をしている人も少なくないことがわかりました。そのほか、「買い物は少人数でする」(31.9%)や「電子決済を利用する」(25.5%)といった買い物時の対策も上位に挙がりました。
また、有職者(607名)に、緊急事態宣言が解除されてから、働き方について、感染症対策として実践しているものを聞いたところ、「テレワークを活用する」は13.3%、「時差通勤をする」は10.0%、「会議はオンラインで行う」は8.4%となりました。
エリア別にみると、関東では「テレワークを活用する」は20.7%、「時差通勤をする」は15.1%、「会議はオンラインで行う」は12.5%と、いずれの対策についても他のエリアと比べて高くなりました。
◆コロナ禍が収束したらまず行きたいところは? 1位「温泉」2位「海外旅行」3位「実家」
全回答者(1,000名)に、新型コロナウイルス感染症が収束したら、まず行きたいところを聞いたところ、1位「温泉」となりました。外出自粛生活が続いて溜まった疲れやストレスを温泉で癒したいと考えている人が多いようです。以降、2位「海外旅行」、3位「実家(への帰省)」、4位「東京ディズニーリゾート」、5位「外食」となりました。
世代別に1位に挙げられたものをみると、10代・20代は「東京ディズニーリゾート」、30代は「温泉」「実家(への帰省)」、40代と60代は「温泉」、50代は「実家(への帰省)」でした。
◆“Go To Travelキャンペーン”を利用して旅行したい場所 TOP3「東京ディズニーリゾート」「箱根」「草津」
新型コロナウイルス感染症の流行により大きな影響を受けた観光産業の復興事業として、現在、日本国内での旅行需要喚起を目的とした“Go To Travelキャンペーン”の開始が計画されています。
全回答者(1,000名)に、“Go To Travelキャンペーン”を利用して旅行したい場所を聞いたところ、1位「東京ディズニーリゾート」、2位「箱根」、3位「草津」、4位「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」「伊勢志摩」「伊豆」となりました。お得に旅行をすることができるキャンペーンを活用して、テーマパークや温泉などを楽しみたいと考えている人が多いようです。
世代別に1位に挙げられたものをみると、10代・20代・40代では「東京ディズニーリゾート」、30代・50代・60代では「箱根」でした。
◆緊急事態宣言解除後、活躍を期待しているスポーツ選手 3位「羽生結弦」2位「坂本勇人」、1位は?
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、多くのプロスポーツの試合が延期となりましたが、緊急事態宣言の解除を受け、各スポーツ界からは、試合を順次再開する予定であることが発表されています。どの選手の活躍を期待している人が多いのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、緊急事態宣言解除後、活躍を期待しているスポーツ選手を聞いたところ、1位は「大谷翔平」となりました。ケガから復帰し、またMLBの舞台で活躍してくれると期待している人が多いようです。以降、2位「坂本勇人」、3位「羽生結弦」、4位「錦織圭」「池江璃花子」となりました。
≪おうち時間の楽しみ方≫
◆家族で一緒にテレビを観て“おうち時間”を過ごす利点は? 1位「一家団らんの時間が増える」
緊急事態宣言発出以降、自宅で過ごす時間(“おうち時間”)を楽しくする工夫に注目が集まっています。
同居家族がいる人(830名)に、家族で一緒にテレビを観て“おうち時間”を過ごす利点は何だと思うか聞いたところ、「一家団らんの時間が増える」(39.0%)が最も高くなりました。家族揃ってテレビを観ることで、家族が同じ時間を過ごし、家族との談笑を楽しむことができると感じている人が多いようです。また、利点として、「楽しい時間を共有できる」(30.2%)、「共通の話題ができる」(27.8%)が上位に挙がりました。
◆家族と一緒に観て“おうち時間”を楽しみたい番組・作品は?
ドラマ部門1位「ごくせん」 アニメ部門1位「名探偵コナン」 バラエティ部門1位「アメトーーク!」
全回答者(1,000名)に、家族と一緒に観て“おうち時間”を楽しみたいドラマを聞いたところ、1位「ごくせん」、2位「JIN-仁-」、3位「逃げるは恥だが役に立つ」となりました。仲間由紀恵が型破りな教師“ヤンクミ”を演じた「ごくせん」を家族で楽しみたい人が多いようです。
家族と一緒に観て“おうち時間”を楽しみたいアニメでは、1位「名探偵コナン」、2位「ドラえもん」、3位「鬼滅の刃」となりました。
また、家族と一緒に観て“おうち時間”を楽しみたいバラエティ番組では、1位「アメトーーク!」、2位「世界の果てまでイッテQ!」、3位「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」となりました。
◆有名人による“おうち時間”を楽しむためのコンテンツとして良いと思ったもの 1位「インスタライブ」
「うちで踊ろう」「手洗い動画」は何位?
“おうち時間”を楽しむためのコンテンツとして、有名人がSNS上に提供する動画や写真が話題となりました。
全回答者(1,000名)に、有名人による“おうち時間”を楽しむためのコンテンツとして良いと思ったものを聞いたところ、「インスタライブ(Instagramの生配信機能を使用した投稿)」(18.9%)が最も高く、次いで、「過去のライブ映像(アーティストによる過去のライブ映像)」(16.9%)、「トレーニング動画(スポーツ選手による自宅でのトレーニング動画)」(16.4%)となりました。“3密”を避けながらファンとの接点を持つ方法として、多くの有名人がInstagramを活用したパフォーマンスや情報発信を行っていました。“いいね”やコメントにより、リアルタイムでコミュニケーションを取れたということが、観ている人に満足感を与えたのではないでしょうか。そのほか、「うちで踊ろう(コラボレーションを推奨してSNSに星野源が投稿した弾き語り動画)」(10.6%)や「手洗い動画【PPAP‐2020‐】(ピコ太郎による手洗いの大切さを訴える動画)」(10.4%)、「手洗い動画【Wash Your Hands】(ジャニーズ所属タレントによる手洗いの大切さを訴える動画)」(10.3%)など、SNS上で広く注目されたコンテンツも上位に挙がりました。
世代別にみると、10代では「インスタライブ」(39.8%)や「無観客ライブ」(22.9%)、「うちで踊ろう」(25.9%)、「手洗い動画【Wash Your Hands】」(23.5%)が、他の世代と比べて高くなりました。
◆テレビを観ながら“おうち時間”を一緒に楽しみたい芸能人 女性回答1位は「佐藤健」「明石家さんま」
◆手洗いソングを歌ってほしい芸能人 1位「嵐」2位「星野源」3位「ピコ太郎」
◆“うたつなぎ”で歌声を聞きたい芸能人 1位「星野源」2位「嵐」3位「あいみょん」「米津玄師」
全回答者(1,000名)に、テレビを観ながら“おうち時間”を一緒に楽しみたい芸能人を聞いたところ、1位「明石家さんま」、2位「所ジョージ」、3位「星野源」となりました。テレビを一緒に観ながら、明石家さんまのキレのあるツッコミを横で楽しんで、賑やかな“おうち時間”を過ごしたいと思う人が多いのではないでしょうか。
男女別にみると、女性回答では「明石家さんま」と並んで「佐藤健」が1位でした。
また、“おうち時間”を楽しむコンテンツに関して聞いたところ、手洗いソングを歌ってほしい芸能人では1位「嵐」、2位「星野源」、3位「ピコ太郎」、“うたつなぎ”で歌声を聞きたい芸能人では1位「星野源」、2位「嵐」、3位「あいみょん」「米津玄師」となりました。
2020年になって国内で流行し始めた新型コロナウイルス感染症は、私たちの生活に大きな影響を与えました。
この度、スカパー!は、いわゆる“コロナ禍”においてどのようなエンターテインメントを楽しんでいたか、また今後楽しみたい娯楽などを把握するため、「コロナ禍におけるエンターテインメントへの意識に関する調査」を全国の15歳〜69歳の男女1,000名に対し、2020年6月5日(金)〜6月8日(月)の4日間で、インターネット調査により実施いたしました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)
[画像: https://prtimes.jp/i/32742/7/resize/d32742-7-128973-20.jpg ]
[調査結果]
≪コロナ禍による生活の変化≫
◆コロナ禍で中止・延期になり残念だったイベント 1位「夏の甲子園」2位「東京2020オリンピック・パラリンピック」
2020年になって国内では新型コロナウイルス感染症の感染者が増加し始め、多くのイベントが中止・延期となりました。また、4月7日(火)には緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出の自粛を徹底することが要請されるなど、一定の行動制限を伴った生活を送ることが求められました。では、新型コロナウイルスによってもたらされる災いを意味する“コロナ禍”により、生活にどのような変化があったのでしょうか。コロナ禍による生活の変化について質問しました。
まず、全国の15歳〜69歳の男女1,000名(全回答者)に、新型コロナウイルス感染症の感染者増加に伴って中止・延期となったイベントのうち、残念に感じたものを聞いたところ、「夏の甲子園(全国高校野球選手権大会)の中止」(32.9%)が最も高く、次いで、「東京2020オリンピック・パラリンピックの延期」(29.9%)、「音楽イベントの中止・延期(ライブ、野外フェスなど)」(28.0%)、「プロスポーツ試合の開催中止・延期(プロ野球、Jリーグなど)」(25.0%)、「伝統行事の中止・延期(花火大会、祭りなど)」(23.6%)となりました。毎年春に行われる“センバツ”(選抜高等学校野球大会)に続いて夏の甲子園大会も中止が決定されました。高校球児の活躍をみられなくなったことを残念に感じた高校野球ファンが多いのではないでしょうか。
男女別にみると、「プロスポーツ試合の開催中止・延期(プロ野球、Jリーグなど)」は男性では36.2%と、女性(13.8%)と比べて22.4ポイント高くなりました。プロスポーツの観戦を心待ちにしている男性が多いようです。
◆緊急事態宣言発出前後のメディア接触時間の変化
「1人でテレビを観る時間」は平均38分増、「同居している家族とテレビを観る時間」は平均32分増
次に、メディアへの接触時間について聞きました。
全回答者(1,000名)に、1人でテレビを観る時間は1日あたりおおよそどのくらいだったか聞いたところ、緊急事態宣言発出前では平均135分(2時間15分)、緊急事態宣言発出以降では平均173分(2時間53分)と、平均視聴時間は38分の増加となりました。
世代別にみると、平均視聴時間が最も増加したのは30代(緊急事態宣言発出前127分、緊急事態宣言発出以降175分)で、48分の増加となりました。
同居家族がいる人(830名)に、家族と一緒にテレビを観る時間は1日あたりおおよそどのくらいだったか聞いたところ、緊急事態宣言発出前では平均98分(1時間38分)、緊急事態宣言発出以降では平均130分(2時間10分)と、平均視聴時間は32分の増加となりました。
◆緊急事態宣言発出前後の「SNS」利用時間の変化 平均21分増、10代では平均53分増
◆緊急事態宣言発出前後の「YouTube」利用時間の変化 平均30分増、10代では平均59分増
全回答者(1,000名)に、SNS(Instagram、Facebook、Twitterなど)を利用する時間は1日あたりおおよそどのくらいだったか聞いたところ、緊急事態宣言発出前では平均57分、緊急事態宣言発出以降では平均78分(1時間18分)と、平均利用時間は21分の増加となりました。
世代別にみると、平均利用時間は若年層で大きく増加しており、10代(緊急事態宣言発出前110分、緊急事態宣言発出以降163分)では53分、20代(緊急事態宣言発出前96分、緊急事態宣言発出以降126分)では30分の増加となりました。
YouTubeの利用時間については、緊急事態宣言発出前では平均58分、緊急事態宣言発出以降では平均88分(1時間28分)と、平均利用時間は30分の増加となりました。
世代別にみると、平均利用時間の増加幅が最も大きかったのは10代(緊急事態宣言発出前108分、緊急事態宣言発出以降167分)で、59分の増加でした。
ネットショッピングの利用時間については、緊急事態宣言発出前では平均30分、緊急事態宣言発出以降では平均40分と、平均利用時間は10分の増加となりました。
◆緊急事態宣言発出以降、視聴時間が増えたテレビ番組 1位「ニュース・報道番組」2位「国内ドラマ」
「バラエティ」「アニメ」「音楽番組」の視聴時間が増えた人は10代に多い傾向
緊急事態宣言発出以降、どのようなジャンルのテレビ番組が多く観られるようになったのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、緊急事態宣言発出以降、視聴時間が増えたテレビ番組のジャンルを聞いたところ、「ニュース・報道番組」(39.2%)が最も高く、次いで、「国内ドラマ(連続ドラマ)」(30.2%)、「情報番組・ワイドショー」(25.0%)、「バラエティ番組・お笑い番組」(21.1%)、「映画(邦画)」(16.7%)となりました。新型コロナウイルス感染症に関する情報を入手するために、ニュースや報道番組を観る機会が増えたという人が多かったのではないでしょうか。
世代別にみると、10代では、「バラエティ番組・お笑い番組」(31.3%)や「アニメ」(28.3%)、「音楽番組」(23.5%)が、他の世代と比べて高くなりました。10代には、お笑いやアニメ、音楽など、テレビでエンタメを楽しむことで外出自粛生活を過ごすようにしていた人が多いようです。
◆コロナ関連の情報を得るためによく観ていた番組 1位「news every.」「news zero」3位「スッキリ」
◆コロナ関連のニュースを的確に伝えてくれたと思うキャスター 1位「藤井貴彦」2位「羽鳥慎一」3位「宮根誠司」
◆コロナ関連のニュースを的確に伝えてくれたと思う専門家 1位「岡田晴恵」2位「二木芳人」3位「尾身茂」
全回答者(1,000名)に、新型コロナウイルス感染症関連の情報を得るためによく観ていた番組を聞いたところ、1位「news every.」「news zero」、3位「スッキリ」、4位「羽鳥慎一モーニングショー」、5位「ひるおび!」「情報ライブ ミヤネ屋」となりました。
また、新型コロナウイルス感染症関連のニュースを的確に伝えてくれたと思うキャスターを聞いたところ、1位は「藤井貴彦」となりました。視聴者に訴えかけるような、真摯なコメントが印象に残っているという人が多いのではないでしょうか。以降、2位「羽鳥慎一」、3位「宮根誠司」となりました。
新型コロナウイルス感染症関連のニュースを的確に伝えてくれたと思う専門家を聞いたところ、1位「岡田晴恵(白鴎大学教授)」(10.9%)、2位「二木芳人(昭和大学客員教授)」(10.8%)、3位「尾身茂(新型コロナウイルス感染症対策専門家会議副座長)」(7.0%)となりました。
◆過去の名作大放出! 面白かった再放送ドラマ 1位「逃げ恥」2位「JIN-仁-」3位「野ブタ」「ごくせん」
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、各局でドラマの収録が延期となった影響などにより、緊急事態宣言発出以降、過去のドラマ作品が多数放送されるようになりました。
全回答者(1,000名)に、緊急事態宣言発出以降に再放送(特別編を含む)されたドラマのうち、面白いと感じたものを聞いたところ、1位「逃げるは恥だが役に立つ」(16.4%)、2位「JIN-仁-」(16.2%)、3位「野ブタ。をプロデュース」「ごくせん」(いずれも13.4%)、5位「鍵のかかった部屋」(11.2%)となりました。再放送での“リモート恋ダンス”が話題となった「逃げ恥」がトップでした。
世代別にみると、10代と20代の1位は「野ブタ。をプロデュース」、40代の1位は「ハケンの品格」、50代・60代の1位は「JIN-仁-」となりました。
◆緊急事態宣言下のストレスを癒してくれた芸能人 男性回答1位「新垣結衣」、女性回答1位「嵐」
◆コロナ禍で沈んだ気持ちを前向きにしてくれるアニメキャラ TOP3「ドラえもん」「しんのすけ」「コナン」
全回答者(1,000名)に、緊急事態宣言下のストレスを癒してくれた芸能人を聞いたところ、1位「嵐」、2位「佐藤健」「星野源」、4位「新垣結衣」「明石家さんま」となりました。ストレスが溜まってしまいがちな外出自粛生活の中であっても、嵐のメンバー5人の笑顔に癒されたという人が少なくないようです。
男女別にみると、男性回答では1位「新垣結衣」、2位「有吉弘行」、3位「広瀬すず」「星野源」「明石家さんま」、女性回答では1位「嵐」、2位「佐藤健」、3位「マツコ・デラックス」「星野源」となりました。
また、コロナ禍で沈んだ気持ちを前向きにしてくれるアニメキャラを聞いたところ、1位「ドラえもん(ドラえもん)」、2位「野原しんのすけ(クレヨンしんちゃん)」、3位「江戸川コナン(名探偵コナン)」、4位「竈門炭治郎(鬼滅の刃)」、5位「フグ田サザエ(サザエさん)」「モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)」となりました。長年親しまれている国民的アニメのキャラクターが上位を占める中、2019年にアニメ化されたばかりの「鬼滅の刃」の主人公・竈門炭治郎が4位に挙げられました。
≪緊急事態宣言解除後の生活≫
◆緊急事態宣言解除後、実践している感染症対策 TOP3「外出時のマスク着用」「帰宅後の手洗い」「“3密”回避」
「買い物は少人数で」は3人に1人、「電子決済を利用」は4人に1人が実践
◆働き方についての感染症対策実践状況 関東エリアでは「テレワーク」2割、「時差通勤」1割半
4月7日(火)に発出された緊急事態宣言は、5月25日(月)をもって解除されましたが、新型コロナウイルス感染症の流行は完全に収束したわけではないため、引き続き、感染症の拡大防止を意識した行動を取ることが大切だといわれています。
全回答者(1,000名)に、緊急事態宣言が解除されてから、感染症対策として実践しているものを聞いたところ、「外出時はマスクを着用する」(78.3%)が最も高く、次いで、「帰宅したらまず手を洗う」(69.9%)、「“3密”(密集・密接・密閉)を回避する」(54.3%)となりました。感染症予防のための基本的な対策を徹底している人が多いようです。また、「予備のマスクをストックする」(43.1%)や「予備の石鹸・ハンドソープをストックする」(20.5%)など、感染症流行の第2波への備えとして、備蓄をしている人も少なくないことがわかりました。そのほか、「買い物は少人数でする」(31.9%)や「電子決済を利用する」(25.5%)といった買い物時の対策も上位に挙がりました。
また、有職者(607名)に、緊急事態宣言が解除されてから、働き方について、感染症対策として実践しているものを聞いたところ、「テレワークを活用する」は13.3%、「時差通勤をする」は10.0%、「会議はオンラインで行う」は8.4%となりました。
エリア別にみると、関東では「テレワークを活用する」は20.7%、「時差通勤をする」は15.1%、「会議はオンラインで行う」は12.5%と、いずれの対策についても他のエリアと比べて高くなりました。
◆コロナ禍が収束したらまず行きたいところは? 1位「温泉」2位「海外旅行」3位「実家」
全回答者(1,000名)に、新型コロナウイルス感染症が収束したら、まず行きたいところを聞いたところ、1位「温泉」となりました。外出自粛生活が続いて溜まった疲れやストレスを温泉で癒したいと考えている人が多いようです。以降、2位「海外旅行」、3位「実家(への帰省)」、4位「東京ディズニーリゾート」、5位「外食」となりました。
世代別に1位に挙げられたものをみると、10代・20代は「東京ディズニーリゾート」、30代は「温泉」「実家(への帰省)」、40代と60代は「温泉」、50代は「実家(への帰省)」でした。
◆“Go To Travelキャンペーン”を利用して旅行したい場所 TOP3「東京ディズニーリゾート」「箱根」「草津」
新型コロナウイルス感染症の流行により大きな影響を受けた観光産業の復興事業として、現在、日本国内での旅行需要喚起を目的とした“Go To Travelキャンペーン”の開始が計画されています。
全回答者(1,000名)に、“Go To Travelキャンペーン”を利用して旅行したい場所を聞いたところ、1位「東京ディズニーリゾート」、2位「箱根」、3位「草津」、4位「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」「伊勢志摩」「伊豆」となりました。お得に旅行をすることができるキャンペーンを活用して、テーマパークや温泉などを楽しみたいと考えている人が多いようです。
世代別に1位に挙げられたものをみると、10代・20代・40代では「東京ディズニーリゾート」、30代・50代・60代では「箱根」でした。
◆緊急事態宣言解除後、活躍を期待しているスポーツ選手 3位「羽生結弦」2位「坂本勇人」、1位は?
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、多くのプロスポーツの試合が延期となりましたが、緊急事態宣言の解除を受け、各スポーツ界からは、試合を順次再開する予定であることが発表されています。どの選手の活躍を期待している人が多いのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、緊急事態宣言解除後、活躍を期待しているスポーツ選手を聞いたところ、1位は「大谷翔平」となりました。ケガから復帰し、またMLBの舞台で活躍してくれると期待している人が多いようです。以降、2位「坂本勇人」、3位「羽生結弦」、4位「錦織圭」「池江璃花子」となりました。
≪おうち時間の楽しみ方≫
◆家族で一緒にテレビを観て“おうち時間”を過ごす利点は? 1位「一家団らんの時間が増える」
緊急事態宣言発出以降、自宅で過ごす時間(“おうち時間”)を楽しくする工夫に注目が集まっています。
同居家族がいる人(830名)に、家族で一緒にテレビを観て“おうち時間”を過ごす利点は何だと思うか聞いたところ、「一家団らんの時間が増える」(39.0%)が最も高くなりました。家族揃ってテレビを観ることで、家族が同じ時間を過ごし、家族との談笑を楽しむことができると感じている人が多いようです。また、利点として、「楽しい時間を共有できる」(30.2%)、「共通の話題ができる」(27.8%)が上位に挙がりました。
◆家族と一緒に観て“おうち時間”を楽しみたい番組・作品は?
ドラマ部門1位「ごくせん」 アニメ部門1位「名探偵コナン」 バラエティ部門1位「アメトーーク!」
全回答者(1,000名)に、家族と一緒に観て“おうち時間”を楽しみたいドラマを聞いたところ、1位「ごくせん」、2位「JIN-仁-」、3位「逃げるは恥だが役に立つ」となりました。仲間由紀恵が型破りな教師“ヤンクミ”を演じた「ごくせん」を家族で楽しみたい人が多いようです。
家族と一緒に観て“おうち時間”を楽しみたいアニメでは、1位「名探偵コナン」、2位「ドラえもん」、3位「鬼滅の刃」となりました。
また、家族と一緒に観て“おうち時間”を楽しみたいバラエティ番組では、1位「アメトーーク!」、2位「世界の果てまでイッテQ!」、3位「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」となりました。
◆有名人による“おうち時間”を楽しむためのコンテンツとして良いと思ったもの 1位「インスタライブ」
「うちで踊ろう」「手洗い動画」は何位?
“おうち時間”を楽しむためのコンテンツとして、有名人がSNS上に提供する動画や写真が話題となりました。
全回答者(1,000名)に、有名人による“おうち時間”を楽しむためのコンテンツとして良いと思ったものを聞いたところ、「インスタライブ(Instagramの生配信機能を使用した投稿)」(18.9%)が最も高く、次いで、「過去のライブ映像(アーティストによる過去のライブ映像)」(16.9%)、「トレーニング動画(スポーツ選手による自宅でのトレーニング動画)」(16.4%)となりました。“3密”を避けながらファンとの接点を持つ方法として、多くの有名人がInstagramを活用したパフォーマンスや情報発信を行っていました。“いいね”やコメントにより、リアルタイムでコミュニケーションを取れたということが、観ている人に満足感を与えたのではないでしょうか。そのほか、「うちで踊ろう(コラボレーションを推奨してSNSに星野源が投稿した弾き語り動画)」(10.6%)や「手洗い動画【PPAP‐2020‐】(ピコ太郎による手洗いの大切さを訴える動画)」(10.4%)、「手洗い動画【Wash Your Hands】(ジャニーズ所属タレントによる手洗いの大切さを訴える動画)」(10.3%)など、SNS上で広く注目されたコンテンツも上位に挙がりました。
世代別にみると、10代では「インスタライブ」(39.8%)や「無観客ライブ」(22.9%)、「うちで踊ろう」(25.9%)、「手洗い動画【Wash Your Hands】」(23.5%)が、他の世代と比べて高くなりました。
◆テレビを観ながら“おうち時間”を一緒に楽しみたい芸能人 女性回答1位は「佐藤健」「明石家さんま」
◆手洗いソングを歌ってほしい芸能人 1位「嵐」2位「星野源」3位「ピコ太郎」
◆“うたつなぎ”で歌声を聞きたい芸能人 1位「星野源」2位「嵐」3位「あいみょん」「米津玄師」
全回答者(1,000名)に、テレビを観ながら“おうち時間”を一緒に楽しみたい芸能人を聞いたところ、1位「明石家さんま」、2位「所ジョージ」、3位「星野源」となりました。テレビを一緒に観ながら、明石家さんまのキレのあるツッコミを横で楽しんで、賑やかな“おうち時間”を過ごしたいと思う人が多いのではないでしょうか。
男女別にみると、女性回答では「明石家さんま」と並んで「佐藤健」が1位でした。
また、“おうち時間”を楽しむコンテンツに関して聞いたところ、手洗いソングを歌ってほしい芸能人では1位「嵐」、2位「星野源」、3位「ピコ太郎」、“うたつなぎ”で歌声を聞きたい芸能人では1位「星野源」、2位「嵐」、3位「あいみょん」「米津玄師」となりました。