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緊急・食中毒対応保険加入助成コロナに負けない!梅雨にも負けない!一人でも多くの子どもを支えるために、支える人に安心を

「むすびえ・こども食堂基金」緊急臨時小口助成のご案内

NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ」では、コロナ禍で一堂に会する居場所型のこども食堂の開催が困難な一方で、代替手段としてのお弁当配布にも食中毒発生の懸念がつきまとうことから、その懸念を払拭するために、下記のとおり緊急・小口の助成事業を開始することとしました。この数年、全国に広がってきたこども食堂という活動の灯がコロナで消えることのないよう、子どもたちとご家庭、それを支えるこども食堂のみなさんが安心して活動できるような条件を整えていきます。ご理解・ご注目いただければ幸いです。




緊急事態宣言下、多くのこども食堂が食材・弁当配布に切り替えて活動を継続してきました。宣言は解除されましたが、第二波への懸念などから、まだ居場所としてのこども食堂の再開には慎重なところも多く、当面食材・弁当配布活動は継続されるものと思われます。また居場所の再開に至ったこども食堂でも、同時に弁当配布(テイクアウト)も行うところも少なくありません。

他方、日本全国が梅雨入りし、食中毒の懸念が高まっています。5月には、残念ながら、こども食堂が飲食店で購買して配布した弁当から集団食中毒が発生するという事件も起こってしまいました。

今、こども食堂のみなさんは、居場所開催にはコロナ感染懸念があり、かといって弁当配布には食中毒懸念がつきまとう、という非常に悩ましい状態にあります。どちらにも踏み切れない状態が長く続けば、この数年間日本全国に広がってきたこども食堂という「灯」が細っていきかねません。

私たちNPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえは、こうした事態を受けて、弁当作成・配布時の注意点を解説した動画作成に協力してきました*。このたび、それに加えて、弁当配布を行うこども食堂に対し、食中毒に対応した保険加入を促進する助成事業を緊急に実施することとしました。

こども食堂が安心して活動できることが、コロナ禍に見舞われた子どもたちを支えることにつながります。一人でも多くの子どもを支えるために、支える人に安心を提供します。

*1:保健所に相談の上実施しているこども食堂が、お弁当の配布(テイクアウト)を行うことに問題がないことは、厚労省に確認済みです。その上で、それでもその場で食べる場合と持ち帰って食べる場合では食中毒発生リスクが異なることから、改めて保健所に相談することをお勧めしています。

*2:エフコープ生活協同組合「食中毒を防ごう!【お弁当の衛生管理】」
https://www.youtube.com/watch?v=dmZF-riQ_CI
また、そもそも食中毒が起こらないよう、弁当作成・配布に際しては「弁当及びそうざいの衛生規範について」に沿った実施を呼びかけています。
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00ta5751&dataType=1&pageNo=1

【名称】
「むすびえ・こども食堂基金」緊急臨時小口助成

【公募期間】
6月23日(火)〜30日(火)12時

【助成内容】
手渡しした弁当による食中毒に対応する保険*の費用として、一律1万円を、最大470団体まで(総額470万円)

【助成対象団体・期間】
1)2020年6月1日から10月30日までの間に、
2)手渡しによる弁当配布活動を行うこども食堂で、
3)食中毒に十分注意した弁当の作成・配布を行うところで、
4)食中毒に対応した保険に加入する、または加入しているこども食堂
※自ら作成・配布する場合だけでなく、飲食店から購買して配布する活動を含みます。
※フードパントリー活動による弁当配布の他、一堂に介する形での居場所開催時に希望者に弁当持ち帰り(テイクアウト)を認めるこども食堂も対象となります。
※弁当の配達(宅配)活動は対象になりません。
※上記期間中であれば、実施済みの取組みも対象になります。
※こども食堂の法人格は問いません。

【手渡しした弁当による食中毒に対応する保険とは(助成の対象となる保険)】
・「ボランティア行事用保険」(取扱:一部をのぞく全国の市町村社協)
・その他、利用者(弁当を受け取る側)が直接補償を受けられる保険
・「ボランティア活動保険」はボランティア活動者のための保険で、利用者が直接補償を受けられないので、今回の対象にはなりません。また、ボランティア行事用保険も、お弁当を配達(宅配)する活動は対象にはなりませんので、ご注意ください。

※「行事用保険」のカバー範囲
・人々が一堂に会して開催される居場所型のこども食堂の他、持ち帰りやフードパントリー活動でなど、取りにきた利用者に手渡しした弁当によって食中毒が発生してしまった場合、医療費等が利用者の方に直接支払われます。
・ボランティア及び利用者全員の名簿が必要です。また、ボランティア行事用保険は行き帰りの交通事故も補償対象になりますが、その場合は受け取った方だけでなくドライバーの方の名簿も必要になります(ドライブスルー方式による弁当配布の場合など)。
・弁当を受け取った後の保管状態が悪かったことによる食中毒は補償対象にはなりません。
※ボランティア行事用保険とは
https://www.fukushihoken.co.jp/fukushi/files/council/pdf/2020/volunteer_events_pamphlet.pdf

【支援対象者数】
最大16万8000人の子どもの万が一に備えられます。
(行事用保険の場合、1人あたり28円のため、1万円で最大357人まで対応可能。その470倍)

【資金提供者】
本助成金は、イオン株式会社様「新型コロナウイルス 子ども支援募金」からのご寄付によって実施しています。

【応募方法】
以下の応募フォームに必要事項を記入してください。
https://forms.gle/2SdZCveLLZ8vk1Fd9
※緊急・小口の助成であることから、やりとりの手間を極力少なくさせるため、お申込の段階で口座情報を頂戴しています。ご理解・ご協力をお願いします。

【選定方法】
先着順。

【発表・振込】
発表は助成金の振込みをもって代えさせていただきます。
振込は、7月末日までに完了する予定です。

【NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえについて】
「こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくる。」というビジョンを掲げ、2018年12月に設立された団体(理事長 湯浅誠)。こども食堂が全国のどこにでもあり、みんなが安心して行ける場所となるよう環境を整える他、こども食堂を通じて、多くの人たちが未来をつくる社会活動に参加できるよう活動しています。活動は、個人や企業等からの寄付で行なっています。
https://musubie.org/
[画像1: https://prtimes.jp/i/44382/7/resize/d44382-7-354916-1.jpg ]



【むすびえ 理事長 湯浅誠について】
社会活動家。東京大学先端科学技術研究センター特任教授。
全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長。
1969年東京都生まれ。東京大学法学部卒。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。1990年代よりホームレス支援に従事し、2009年から足掛け3年間内閣府参与に就任。内閣官房社会的包摂推進室長、震災ボランティア連携室長など。法政大学教授(2014〜2019年)を経て現職。政策決定の現場に携わったことで、官民協働とともに、日本社会を前に進めるために民主主義の成熟が重要と痛感する。 著書に、『子どもが増えた!人口増・税収増の自治体経営』(泉房穂・明石市長との共著、光文社新書、2019年)『「なんとかする」子どもの貧困』(角川新書、2017年)、『ヒーローを待っていても世界は変わらない』(朝日新聞出版、2012年)、『反貧困』(岩波新書、2008年、第8回大佛次郎論壇賞、第14回平和・協同ジャーナリスト基金賞受賞)、『貧困についてとことん考えてみた』(茂木健一郎と共著、NHK出版、2010年)など多数。 ヤフーニュース個人に連載中の「1ミリでも進める子どもの貧困対策」で「オーサーアワード2016」受賞、法政大学の教育実践で「学生が選ぶベストティーチャー」を2年連続で受賞。「こども食堂安心・安全プロジェクト」でCampfireAward2018受賞。他に日本弁護士連合会市民会議委員、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」レギュラーコメンテーターなど。
https://news.yahoo.co.jp/byline/yuasamakoto/

【こども食堂について】
“多世代交流拠点”と“子どもの貧困対策”という2つの役割を持つ「こども食堂」は、2012年東京都大田区の青果店「気まぐれ八百屋 だんだん」から始まり、現在、少なくとも全国3,718ヶ所で運営されています(むすびえと地域ネットワーク団体の合同調査)。
「こども食堂」は、子どもの未来を応援したいという志を持つボランティアが運営しており、ご寄付により活動が支えられています。
https://musubie.org/kodomosyokudo/

[画像2: https://prtimes.jp/i/44382/7/resize/d44382-7-739710-2.jpg ]



【むすびえ「新型コロナウイルス対策緊急プロジェクト」の取り組み】
むすびえでは、全国一斉休校要請を受けた直後から「新型コロナウイルス対策緊急プロジェクト」を開始し、居場所としてのこども食堂の開催は難しくても、食材などの配布を行うフードパントリーや宅食などの活動を支えるために食材・アルコール製剤などの物品支援の呼びかけと仲介、助成事業の立ち上げなどを行なっています。
また、全国のこども食堂とのつながりを生かし、コロナ禍におけるアンケート調査なども実施し、こども食堂の現状にもとづいた支援事業を立ち上げて、取り組んでいます。

[画像3: https://prtimes.jp/i/44382/7/resize/d44382-7-241578-3.jpg ]


新型コロナウィルス対策緊急プロジェクト(3/5)
https://musubie.org/news/2073/
新型コロナウィルス対策緊急プロジェクト 中間報告(4/23)
https://musubie.org/news/2109/
こども食堂の現状&困りごとアンケート調査結果(4/23)
https://musubie.org/news/2126/
中間報告オンラインセミナー(4/24)
https://musubie.org/news/2120/
「新型コロナウイルス対策緊急支援プロジェクト」第2弾(4/27)
https://musubie.org/news/2141/
むすびえ・こども食堂基金第1回募集要項(4/27)
https://musubie.org/news/2136/
こども食堂・フードパントリー開設簡易ハンドブック(5/5)
https://musubie.org/news/2153/
むすびえ・こども食堂基金第1回採択結果(5/11)
https://musubie.org/news/2163/
新型コロナウィルス対策緊急プロジェクト 中間報告 その2(5/12)
https://musubie.org/news/2160/
緊急事態宣言解除後の「移行期」を見据えて 「むすびえ・こども食堂基金」で5万人の子どもに食を〜クラウドファンディング実施のおしらせ〜 &「支える人を、元気に」〜緊急プロジェクト第三弾 こども食堂支援パッケージの発表〜
https://musubie.org/news/2200/
気持ちを応援、気持ちで応援。 こども食堂再開支援Facebookグループ(6/12)
https://musubie.org/case/2224/
むすびえ・こども食堂基金第2回採択結果(6/15)
https://musubie.org/news/2258/
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