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TYPICA(ティピカ)がブラインドオークション機能リリース。第一回の結果は同じコーヒーが最大2.5倍の価格に。

国内ロースターのアイデアが新たな機能となり、世界59ヵ国へ展開。

ブラインドオークションは最高品質で希少性の高い “旬のコーヒー生豆” が最適な価格で売買される世界最大規模のオンラインオークションシステムを目指します。初年度は世界21カ国のコーヒー生産者と38ヵ国のロースターが参加予定です。




◆ 価格競争だけでなく、価値を認め合える「ブラインドオークション」

[画像1: https://prtimes.jp/i/69170/7/resize/d69170-7-179cc2fe68ef517cf7a4-0.jpg ]

高品質なコーヒーのサスティナビリティを追求するグローバルベンチャー企業、TYPICA(代表:山田彩音、後藤将)は、2022年3月より新たにコーヒー生豆のブラインドオークションを開始しました。
TYPICAは現在、コーヒー生産者と自家焙煎コーヒー事業者(以下ロースター)が、麻袋一袋からコーヒー生豆をダイレクトトレードできるオンラインプラットフォームを運用しています。そのなかで、一定の条件を満たしたコーヒー(全体の10〜20%)に限り、オークション形式による出品が可能になりました。
コーヒー業界で認知されている従来のオークションと大きく異なる点は、ブラインドオークションというスタイルです。オークション開催中に「誰が」「いくらで」入札しているかが見えないので、入札希望者は自らの評価基準に基づき、最適だと思われる価格で入札することができます。落札までの過程で価格競争にならないところが大きな特徴です。
また、通常のオファー(予約受付)と連動することで、コスト、物量、送料などロジスティクスの側面においても合理化され、生産者とロースターが参加しやすいシステムを実現しました。


[画像2: https://prtimes.jp/i/69170/7/resize/d69170-7-2dc6961ec45edda2b6ac-2.jpg ]



◆ 「最適な価格」が、より良いコーヒーづくりのためのインセンティブ

[画像3: https://prtimes.jp/i/69170/7/resize/d69170-7-58f25b9762a870acc7e2-1.jpg ]


TYPICAの通常のオファーにおいて、コーヒーの値決めは生産者が行います。しかし、海外のマーケットと関わりが少ない生産者にとって値決めは頭を悩ませる要素の一つであり、生産者から「いくらがいいと思うか?」などの相談を受けることも多くありました。そこで、普段の買い付けで多種多様なコーヒー生豆を比較し相場を理解しているロースター自身がブラインドオークションを通じて価格を決めることで、コーヒーの価値に応じた「最適な価格」での取引を実現しました。
3月8日から15日に開催された記念すべき第一回目のブラインドオークションには、タンザニアのキリマンジャロにある著名なコーヒー農園「アカシアヒルズ」のレオン・クリスティアナキスが全10ロットを出品。世界9ヵ国のロースターが参加し、49件の入札結果となりました。 最も人気の高いロットに対しては最大2.5倍、その他もほとんどのロットに1.5倍以上の価格が付き、生産者からも喜びの声を頂いております。
スタート価格を上回ったオークションの利益はすべて生産者に還元されます。この仕組みによって、より品質の高いコーヒー生産へのインセンティブを生産者に提供することができます。
今後は、即完売が予想されるロット、希少品種や特殊な精製方法のロットについて、生産者と連携しながらブラインドオークションを開催する予定です。

◆ 価格だけでなく価値のマッチングを目指す

[画像4: https://prtimes.jp/i/69170/7/resize/d69170-7-dd56f5fc55febb27f215-4.jpg ]

本リリース時点では、入札価格が高いロースターを優先しますが、今後は入札価格だけでなく、生産者とロースターのフィロソフィーやコミットメントなど、価値によるマッチングを可能とするTYPICA独自のオークションアルゴリズムの開発も予定しています。「自分で販売先を決めたい。価格だけでなく信頼し合える相手と長期的に取引したい」という生産者の意見がヒントになりました。

◆コミュニティの力で、より良いプラットフォームづくりを

[画像5: https://prtimes.jp/i/69170/7/resize/d69170-7-1e912b4df7f6e2efa792-3.jpg ]

TYPICAは、コーヒー生産者の収益性とロースターの提供価値を一貫して高め、生活者によりよいコーヒー体験を提供し続けるために、中小規模の生産者によるダイレクトトレードを推進しています。
その鍵を握り、サステナビリティを高めるために大切にしている価値として、「ともに育みあえるコミュニティづくり」があります。サービスの「提供者」と「利用者」を切り分けるのではなく、生産者、ロースター、生活者が「美味しいコーヒーのサスティナビリティを高める」という共通目標を実現するためにサービスを活用し、お互いに価値を育み合えるコミュニティづくりを目指しています。
今回のブラインドオークション機能は、日本最大のコーヒーの展示会「SCAJ 2021」のアフターイベントとして開催した座談会初日の参加ロースター、KARIOMONS COFFEEの伊藤寛之さん、hazeru coffeeの窪田豊久さん、COFFEE COUNTYの森崇顕さんと、コーヒーマガジンStandart Japan編集長の室本寿和さんにより「高品質なコーヒーの価値がより正しく評価されるようになれば、生産者の喜びややり甲斐が増すのではないか」という声から生まれました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/69170/7/resize/d69170-7-2bf764d3d03ee1e63c7f-5.jpg ]

生産者を思うロースターの良心が、わずか3ヶ月で世界中の生産者とロースターに活用される新機能へと発展しました。これはTYPICAが目指す「ダイナミックハーモニー」をコンセプトとしたコミュニティづくりの理想的な事例の一つです。今後も、世界中の生産者、ロースター、コーヒーを愛する全ての人々が、お互いを思いあう気持ちがプラットフォームを育むコミュニティづくりを実践しますのでご期待ください。

◆「TYPICA」 について
コーヒー生産者とロースターによる、麻袋一袋単位でのコーヒー生豆のダイレクトトレードを可能にした、世界初のオンラインプラットフォームを提供。これまでコンテナ単位(約18t)での取引が基本とされていたコーヒー生豆のダイレクトトレードを麻袋一袋単位(約60kg)から可能にし、輸出のためのリソースを持たない小規模生産者でもニュークロップ(収穫、精製されたて)のコーヒー生豆を簡単に出品でき、トレーサビリティ(生産者名、農園名などコーヒー生豆の情報や流通経路が明確にされ、ロースターや消費者まで届けられる透明性のこと)向上をめざすロースターが直接購入できる仕組みを実現。2025年までに世界70カ国、5000軒以上のコーヒー生産者とロースターのコミュニティをつくることを目標に、「TYPICA」を通じてコーヒーを愛する世界中の人たちがつながり合える世界を目指します。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=xh_gA_MJ-Bw ]



[表: https://prtimes.jp/data/corp/69170/table/7_1_6862a3e25af510ab63444a06c8a7ef69.jpg ]
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