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【2024物流問題(法改正前)緊急調査→利用者約6割「不安」】鮮度のため「県外まで自社配送策」も導入。創業17年最大のピンチを乗り越える

2024年物流問題に先行して、2023年4月から取り組んできた、産地直送を超える漁師直送グレードアップ施作を紹介。




[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81902/7/81902-7-da886d86b7d149e35fd6cdc033e40ae2-1920x1280.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
キャプション
株式会社 弁慶丸(鳥取県鳥取市、代表取締役 河西千明、以下「弁慶丸」)が2007年より開始した、「鮮魚通販・弁慶丸とれたて直送便」の利用者を中心としたメルマガ読者1万8千名超へアンケートを実施したところ、524名から回答が得られ、社会問題となっている2024年の物流問題に対し、過半数を超える約57%が不安に感じていることがわかりました。
アンケート調査結果サマリー
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81902/7/81902-7-1e2c13e63ec39affbebdbfdfae5b79d4-1920x1280.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81902/7/81902-7-5dab21a4075c797c218710473725c6db-1920x1280.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

・調査期間:2024年3月3日〜2024年3月10日
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:当社メルマガ読者524名

「魚を購入する際に重視していること」に503人(96%)が「鮮度」と回答する当社のお客様らしく、フリーワード記載の具体的な不安への回答も「鮮度」が一番であり、続いて「配送費の高騰」、その他にも「地方の新鮮な魚が東京などに入りにくくなるのではないか。」「ドライバーさんへの負担がどこまで軽減されるか?」などの回答もありました。

当社は2024年物流問題の対応策として、鮮度が命である魚の配送遅延が発生しないための「自社配送ルート」の確保・体制整備を2023年夏頃から進めてきました。その施策についてもご紹介させていただきます。

鮮度にこだわる弁慶丸の2024年物流問題に対する漁師直送施策
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81902/7/81902-7-de2a577eff128589eb27030bd9c5fc4f-1920x1280.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

弁慶丸が2024年物流問題の対応を迫られた背景
2024年物流問題に先駆け、2023年3月末に、これまで利用してきた配送業者から、2023年6月から中国、四国エリアである鳥取県発の荷物は、関東地方への配送が翌日でなく翌々日に変更になるという連絡をいただきました。実は当社のお客様の6割は関東地方の方であり、約束してきた翌日配送ができなくなることは当社としては、創業以来初となる事業存続の危機という受け止め方をしました。売りづらい生魚をあきらめて冷凍の魚を扱う他社にはダメージが少ないかもしれませんが、「少しでも鮮度が悪い水揚げ時には魚の発送を中止する」「鮮度が落ちるため魚は一切さばいて送らない」ことを約束してお客様とつながる当社としては死活問題だったのです。
弁慶丸の2024年物流問題への対応具体策
自社配送車(ワゴン車)を購入し、弁慶丸の所在地である鳥取県から近畿地方の配送業者まで「県外自社配送」することで、これまで通りの翌日配送ネットワークを維持することにチャレンジしました。具体的に言うと、兵庫県への片道40分、往復1時間20分の配送を我々が自ら行うことで、遠距離ドライバーの負担を軽減し、お客様にも迷惑をかけないインフラ整備を実現したのです。

「県外自社配送」を10ヶ月実施してきた結果。メリットも
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81902/7/81902-7-fca2a0897efaf9f992916672e71637aa-1920x1280.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

2023年5月に200万円以上かけて配送用の車両を購入、ドライバーも新規雇用し兵庫県の宅配業者経由で翌日配送の体制を維持しています。ドライバーについては、当初は、社員が試したうえで、人材を確保しようと試み、7月に1名を確保、さらに10月にもう1名を確保し、合計2名をアルバイトで雇って交代制でお願いしています。

「県外自社配送」は2023年6月1日にスタートし、2024年3月28日現在まで、稼働中です。1年の中で最大の出荷ピークを迎える11月から12月末の蟹のシーズンを無事に乗り越えました。

発送は市場でのセリが行われない火曜日と土曜日を除く5日間行います。1日の流れとしては、早朝から水揚げ、競り(セリ)を終え、魚を手配して午後から発送準備。発送に際し、一匹ずつ目利きをし、魚を詰めていきます。平日発送の時には多くて1日200匹〜500匹ほど。15:00-15:30くらいに発送作業が終わります。金曜日が発送作業のピークで1,000匹以上を出すこともあるため負荷が高くなっています。17:00に兵庫県の配送会社に到着する契約のため、16:00までに関東便だけを先に「県外自社配送」で出して、引き続き16:00から別エリアを進めていきます。

実際に始めてみると、発送作業の締め切り時間が早くなったことや運転手の確保のみならず、配送用の発泡スチロールの変更を余儀なくされるなど、いくつか乗り越えるべき課題が発生しました。しかし、配送ルートの変更により、これまで翌日配送ができなかったためお断りしてきた、福島県と宮城県に翌日届けられるようになり、お届け先が広がるというポジティブな結果に繋がったこともあります。さらに、関東地方においても14時〜16時が最短だったのが午前中に到着するようになったため既存の定期注文のお客さまに喜んでいただいております。

なお、10ヶ月実施してこの体制が安定してきたとはいえ、引き続き配送会社との交渉を続けてまいりますので、弁慶丸の物流2024年問題に対する改革はまだ終わっていません。今後のご報告にもご期待ください。

弁慶丸 河西信明 コメント
「2024年物流問題と言われていることは聞いていますし、ドライバーの皆さんの負担を軽減することも理解できます。しかし、それを理由に当社がキャッチコピーで宣言している「今朝、水揚げした魚が明日、ご家庭に届きます!」というお客さまとの約束を破るわけには行きません。毎朝、地元の港を何軒も巡り、とことん鮮度にこだわり、1尾1匹1杯のすべてに目利きした魚たちが、その価値を失くしてしまいます。関東への翌日配送便がなくなる知らせを聞いたときは、もはや事業を存続させる事が不可能では?と眠れない夜を過ごしました。しかし、物流問題を他人事にせずに、自社のプロジェクトと考えました。当社のビジネスモデルに対する死活問題として、外部の専門家や有識者、コンサルの方々と知恵を絞りに絞り出し、今回の結論に辿り着きました。

今回のように自社で越境配送を負担することで、お客様との約束を守るというポリシーを実現できたのです。もちろん、新しく提携した配送会社の協力あってのことですが、社会情勢の変化によって自社のポリシーを崩すことなく、社員一丸となってお客様との約束を守り続けることができたことを誇りに思います。鮮度のためなら、何でもする漁師、弁慶丸が物流2024年問題の改革宣言をいたします。」


<このリリースに関するお問い合わせ>
このリリースに関するお問い合わせ
株式会社 弁慶丸 河西信明
〒680-0907 鳥取県鳥取市賀露町北4-31-23
電話:0857-28-8697  FAX:0857-28-8697
メールアドレス:fish@benkeimaru.com
HP:https://benkeimaru.com/contacts
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