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障がい者向け就労支援ソリューション「NEXT HERO」を展開するVALT JAPAN、スカラパートナーズからCSVインベストメント事業の第1号企業として資金調達を実施

障がい者の「仕事と体調管理」の両立支援システム「NEXT HERO」を開発・運営するVALT JAPAN株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:小野 貴也)は、株式会社スカラ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:梛野 憲克(東証一部・コード4845))の100%子会社である、株式会社スカラパートナーズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:梛野 憲克、以下「スカラパートナーズ」といいます)を引受先とした、第三者割当増資を実施しました。
なお、当社はスカラパートナーズのCSVインベストメント事業の第1号企業となります。
また、今回の第三者割当増資を通じて、シードラウンドとして、累計約5,000万円の資金調達が完了いたしました。




[画像1: https://prtimes.jp/i/13618/8/resize/d13618-8-798218-4.png ]


■働く障がい者が抱えている社会的課題と、「NEXT HERO」の開発背景
1.意志を発揮する仕事そのものが、圧倒的に不足している
障がいのある方々が利用する行政サービスの1つである「就労継続支援A型・B型事業所(以下、A型・B型といいます)」や、「在宅の未就労者」などの多くは、仕事を通じて活躍したい意志はあるが、実際に仕事を受注できる機会が少ないのが現状*1です。

*1:例えばA型・B型を利用する方々における全国の月次平均所得・工賃は「74,085 円(A型)」「15,603 円(B型)」と、いずれも自立した生活が可能といえる数字ではありません。

また、日本の障がい者手帳受給者数約900万人のうち18歳〜64歳の労働人口は、約375万人、その内企業に雇用されている人数は約50万人、A型・B型・就労移行支援事業所などといった福祉的サービスの利用者数は約30万人であることから、労働人口の残り290万人の中には、企業や組織などに所属されていない在宅の障がい者や、心身的に就業が困難な状況である方々が数多く存在していることが明確であることなどから、障がい者の就労業界では、働く環境・機会の「選択肢を増やす」ことと「働きがいと所得を増加させる新たな仕組み」が必要不可欠です。

2.入社後1年以内に、2人1人が退職している実態
一方、「就職できれば良い」という時代ではないことも事実です。
厚生労働省の発表によると、精神障がい者の職場定着率は約49%と低く、継続的な就業が困難な理由に「職場でのコミュニケーションや人間関係」「仕事が合わなかった」「体力意欲が続かなかった」「症状が悪化した」など、「仕事と健康管理(状態)」に関する理由が挙げられていることから、いかにして、就職後も安定的にかつ戦力的に働くことができるのかが、障がい者の就労・雇用業界における重要な課題であることが分かります。

3.本音にあったのは「安定的に働きたい」「本当はもっと企業の力になりたい」だった
当社に登録する方々には、企業に勤めて日々仕事に励んでいた方々が大勢います。そんな方々の本音には、「安定した環境で、しっかりと企業の力になり、社会の役に立ちたい。」という潜在的な意志があります。この意志を実現するためには、決して本人だけではなく、企業などの働く環境、障がい者雇用担当者、福祉的支援者などを含めた「組織全体の仕組み化(再現性のある支援体制の構築)」も重要な課題であると捉えています。

■当社の強みと事業沿革
これらの社会的課題を解決するべく、当社は創業から5年以上、全国47都道府県、総勢6,000名を超える働く意志を持つ障がい者をネットワークしながら、民間企業の外注業務を積極的に受注して、400種類を超える業務を障がいのある方々に再委託を行い、かつ当社の従業員である医療従事経験者、障がいのある社員、BPOディレクターなどで構成されたチームをもって、全ての作業管理・品質管理・納品管理・技術指導等を行いながら、”障がい者に新たな仕事の流通”をつくる「障がい者特化型BPO事業」を展開してきました。

そして2019年4月。障がいのある方々でも、発注元企業の収益に直結する外注業務を受注して、かつ成果を生み出せる仕組みを駆使して積み重ねたノウハウを活かし、次なる課題である、障がいのある方本人の「仕事と体調管理の自立」を支える仕組みづくりへの挑戦を開始しました。それが、就労困難者特化型の、仕事と体調管理の両立支援HRテック「NEXT HERO」です。

■今回の増資について
「NEXT HERO」を中心とした事業展開をより一層推進し、就労支援ソリューションから、「就労困難者特化型のHRテック業界」へ本格的に参入・加速化するためのものであり、「NEXT HERO」の開発拡充と、仕事を通じて活躍したい、という意志のある障がいのある方々、障がい者雇用を行っている法人への積極的な導入を推進して参ります。

さらに、「人々の幸せと人類の進歩に貢献する」というビジョンと、その強い想いが体現された「圧倒的な実績」を誇るスカラグループがこれまで蓄積させてきた、SaaS/ASPのノウハウ、知見を提供していただき、さらに「協業」「UI/UX及びウェブデザインの制作提供」などもご支援いただきながら、「NEXT HERO」を利用する全てのユーザーが、仕事を通じて「存在価値・存在意義を強く実感できる社会」を実現して参ります。

■日本初の就労困難者特化型HRテック「NEXT HERO」について
「NEXT HERO」とは、安定的かつ戦力的に働き続けるために支援を必要としている、障がいのある方々本人(ユーザー)が活用する、就労困難者特化型HRテックです。テクノロジーを活用して、障がい者の日々の「仕事データ&体調データを可視化する機能」に加え、「アウトソーシングを活用したお仕事の受注機能」「職域を拡大するスキルアップ機能」の3つの機能を1つのシステムに集約した日本初の、仕事と体調管理の両立支援を実現するシステム。

[画像2: https://prtimes.jp/i/13618/8/resize/d13618-8-452066-0.png ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/13618/8/resize/d13618-8-539124-1.png ]

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[画像5: https://prtimes.jp/i/13618/8/resize/d13618-8-925144-3.png ]


■VALT JAPAN株式会社について
就労困難者本人が利用する、日本初の「仕事と体調管理」の両立支援システム「NEXT HERO」を開発・運営する、就労困難者特化型HRテックのスタートアップ企業。2014年に「意志のある可能性に愛を」という理念を掲げて同社を起業し、現在では6,000名を超える国内最大級の障がい者ネットワークを構築し、就労困難者が仕事を通じて「戦力として活躍し続けられる社会」の実現に向けて事業を展開しています。
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/13618/table/8_1.jpg ]



■株式会社スカラパートナーズについて
「誰かがやらねばならないことを、誰よりも先にやる。その勇気と信念を実現に導く」ことをミッションとして、目指すべきより良い社会の姿に対して本気で向き合いゴールを目指すという強い信念のもと、大企業とベンチャー企業の双方にソリューションを提供し、社会問題を解決する新たなビジネスを創造・支援するCSVインベストメント事業(価値創造支援事業)を展開。

また同社は、サイト内検索サービスやFAQシステム、IVR等を中心とした幅広いSaaS/ASPサービスの提供を通じて、上場企業等約1,000社、取引企業数5,000社以上と、SaaS/ASPで提供する手法でトップクラスの実績を持つ、株式会社スカラの100%子会社であります。

■出資会社及び親会社の概要

[表2: https://prtimes.jp/data/corp/13618/table/8_2.jpg ]



[表3: https://prtimes.jp/data/corp/13618/table/8_3.jpg ]



<本件に関するお問い合わせ>
VALT JAPAN株式会社 広報担当:岡野 菜摘
TEL:03-5774-2131 E-mail:n-okano@valt-japan.com
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