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心臓にやさしい、秋田県のご当地「ハートレシピ」発表

日本人の死因、多いのはがんだけじゃない!食を通じた心疾患啓発活動 第3弾!

循環器病を克服するための研究助成や予防啓発に取り組む公益財団法人日本心臓財団と、心臓弁膜症や血行動態モニタリングを中心とした医療機器を扱い、革新的な医療技術で患者さんの健康への貢献を目指すエドワーズライフサイエンス株式会社は、秋田県との協同で“心臓にやさしい”をテーマとした、ご当地食材をふんだんに活用した「ハートレシピ」を開発しました。




[画像1: https://prtimes.jp/i/13714/8/resize/d13714-8-177239-2.jpg ]

都道府県とのコラボレーションによるハートレシピの開発は一昨年の高知県、昨年の和歌山県に続き、3回目です。なおこれまでに作られたレシピは、高知県、和歌山県内の減塩イベントや地元スーパーのイベントでの配布など、幅広く活用されています。
※「ハートレシピ」全24種類は公益財団法人日本心臓財団のHP(http://www.jhf.or.jp/heart_recipe/)からご覧いただけます。

[画像2: https://prtimes.jp/i/13714/8/resize/d13714-8-213467-1.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/13714/8/resize/d13714-8-799025-3.jpg ]

● 日本人の死因第2位※1「心疾患」への取り組みは喫緊の課題
過去20年にわたり、継続して日本人の死因の第2位を占める心疾患は、加齢などに加え、食生活の欧米化など日常的な生活習慣のなかにも、その発症リスクが存在すると考えられており、今後の患者数の増加が懸念されています。
日本心臓財団とエドワーズライフサイエンスは、多くの人にとって身近な「食」に着目し、一般の方が心臓の健康に関心を持つための啓発活動として「ハートレシピプロジェクト」を2015年より開始しました。第3回目となる2017年は、がんによる死亡率が20年連続で全国1位※2、日本人の死因第2位である高血圧性を除いた心疾患の死亡率も全国8位※3の秋田県とコラボレーション。レシピの開発は、地域の専門家である、秋田大学大学院医学系研究科 機能展開医学系心臓血管外科学講座 教授 山本浩史先生、秋田大学医学部附属病院 栄養管理部 栄養士長の中山 真紀氏にご協力をいただき、産官学が一体となって進められました。また、本年度は秋田県在住の方に地域の家庭料理について調査を実施し、その結果をレシピに反映するなど、より地域で食べられている家庭料理にこだわっております。この取り組みを通じ、多くの方が心臓の健康に関心を持つきっかけとなり、生活習慣の見直しにつながることを目指しています。                                
※ 1、2、3厚生労働省28年人口動態統計(概数)

● 減塩と野菜350g以上に加え、作りやすさを意識した新メニュー
ハートレシピは“心臓に優しい食事”をコンセプトに、秋田県の広大な自然が産んだ食材をふんだんに盛り込んだメニューです。朝食から夕食までの3食分を、四季に応じて2セットずつ、合計24レシピを用意。
1日あたりの食塩相当量は6g未満、野菜の量は350g以上、という心臓に優しいポイントはそのままに、季節の食材や旨味のある食材を使用することで、家庭料理をより健康的に作れるレシピを提案しています。

※日本心臓財団は健康のために、塩分は一日あたり6g未満の摂取に抑え、野菜を一日あたり350g以上とることを推奨しています。

[表: https://prtimes.jp/data/corp/13714/table/8_1.jpg ]



[画像4: https://prtimes.jp/i/13714/8/resize/d13714-8-798130-0.jpg ]

レシピ開発担当: 中山 真紀(秋田大学医学部附属病院 栄養管理部 栄養士長)
「秋田県のハートレシピは、冬を生き抜くためのご当地料理を減塩アレンジ」
今回の「ハートレシピ」は栄養面の調整だけでなく、味やメニューのバランスなどに変化をつけ、飽きずに食べ続けられる料理を心がけました。秋田県は厳しい冬を乗り切るために、塩気の多い漬物や保存食といった食文化が発展したことから、県民の食塩摂取量が多く、県をあげて減塩に取り組んできた経緯があります。このためレシピの作成にあたっては、秋田県の食文化を活かしながら、味付けに酸味や香り、風味を使用することで、塩の使用量を控え、美味しく、簡単に減塩料理を食べられるように工夫しました。食生活の改善に、秋田県の「ハートレシピ」をぜひご活用下さい。

● ハートレシピ 発表にあたって

「ハートレシピを食生活の改善の第一歩に」
秋田大学大学院医学系研究科 機能展開医学系心臓血管外科学講座 教授 山本 浩史
心疾患はいまだ日本人の死因の第2位を占めており、我が国が克服すべき医療課題の一つといえます。生活習慣の中でも、特に偏った食生活は血管にダメージを与え、心疾患や脳卒中などの重篤な疾患を引き起こすリスク要因の一つです。「減塩」と「野菜摂取」をコンセプトとしたハートレシピは、その名前の通り心臓に優しい食事を目指したものです。ぜひ家庭の食卓に取り入れていただき、多くの方が自身の心臓の健康に関心を向け、食生活の改善の第一歩につながっていくことを期待しています。

「県民の健康意識の向上と、秋田県の食の魅力を全国へ」
秋田県健康福祉部参事 兼 由利本荘保健所長 伊藤 善信
秋田県ではがん死亡率が20年連続で全国ワースト(1位)と目立っていますが、日本人の死因第2位である心疾患の死亡率も全国8位と高い水準にあります。県では平成25年より「第2期健康秋田21計画」に基づき、各種の疾患予防や県民の生活習慣の改善に向けた取り組みを展開しています。この度のハートレシピのコラボレーションが、秋田県民の健康意識を高めるとともに、県外の方が秋田県のご当地料理と食材の魅力を知っていただく機会となれば幸いです。

「地域密着の取り組みでより多くの方に心疾患啓発を」
公益財団法人日本心臓財団 理事長 矢崎 義雄
1970年に創立された日本心臓財団は、研究助成や疾患予防・啓発活動を通じて、心疾患と脳血管疾患の克服を目指しています。産官学が協力し、地域の健康課題に共に取り組む「ハートレシピ」は2015年より開始し、今年で3回目を迎えます。折しも、今年開催された日本循環器学会学術集会にて採択された「金沢宣言」では、心疾患、脳血管疾患の発症を予防に向けて、食育の重要性が指摘されています。私たちもこの「ハートレシピ」を通じて食育の推進にも取り組んでいきたいと思います。

「平均寿命と健康寿命の差の縮小に貢献を」
エドワーズライフサイエンス米国本社 コーポレートバイスプレジデント 日本・アジアパシフィック担当
兼 エドワーズライフサイエンス株式会社代表取締役会長 ケイミン・ワング
日本では、男女とも平均寿命と健康寿命の差が10年ほどあります。4人に1人が65歳以上となった日本では、単なる長生きではなく、健康で自立した日常生活を送れる「健康寿命」の延伸が重要です。
エドワーズは、心臓弁膜症をはじめとした心疾患領域において、治療を変革するような、革新的な医療機器の開発・供給を通じて患者さんが健やかな日常生活を取り戻す一助となることを使命としています。また近年は製品を通じて平均寿命と健康寿命の差の縮小に貢献するにとどまらず、治療が必要となってしまう前に、心臓の健康に気を配り、健康的に年を重ねる方が増えるよう、心臓弁膜症の認知向上に向けた情報提供をはじめ様々な取り組みを行っています。「ハートレシピ」もその活動のひとつです。この活動が多くの方々のすこやかな日常生活の維持につながり、健康寿命の延伸に貢献できることを願っています。

■ 日本心臓財団について(http://www.jhf.or.jp/
日本心臓財団は1970年の創立以来、循環器病の克服に向けた研究の助成、予防啓発などに関する事業を展開する公益財団法人です。世界に先駆けて超高齢化社会を迎えた我が国において、「いくつになっても健やかに」の願いを達成するため、研究者や専門医と、患者・市民の架け橋となり、国民の健康増進と福祉の向上に寄与する活動を引き続き展開して参ります。

■ エドワーズライフサイエンスについて(http://www.edwards.com/jp/
カリフォルニア州アーバインに拠点を置くエドワーズライフサイエンスは、構造的心疾患とクリティカルケアモニタリングに関する患者さんのためのイノベーションをリードする企業です。臨床医と共に医療のアンメットニーズを充たし、患者さんの健康に貢献することを目指しています。現在、世界100カ国以上で事業を展開しています。
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