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世界のテレマティクス・コントロール・ユニット市場に成長の兆し。複合年間成長率18%の伸びで、2018〜2022年に1.75億台出荷の見通し。

LG、コンチネンタル、ハーマン、ボッシュ、デンソーが世界のTCU市場をリード('17年時点)。EUのeCall義務化、日本の自動車メーカーのコネクテッド採用により、市場の伸びは大きく加速する見通し。

カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、カウンターポイント社)は、世界のTCU(テレマティクス・コントロール・ユニット)市場は、複合年間成長率18%で成長し、2018〜22年に1.75億台以上のコネクテッド機能搭載車両が出荷される見込みであるとの最新市場調査を発表致しました。(カウンターポイント社IoTマーケットトラッカー調べ)
これらの数字は、乗用車(1)、小型商用車(LCV)、大型車(HCV)、バスを含めた、全車種でのTCU出荷の総計を示しており、台数ベースでは、EUによるeCallの義務化、日本の自動車メーカーのコネクテッド機能採用開始、中国におけるコネクテッドカー需要の立ち上がり等により市場が牽引されると予測されています。




こうした状況について、カウンターポイント社のIoTとモビリティ関連のシニア・アナリストHanish Bhatia氏はこう述べています。

「市場シェアの面では、LGがリードし、需要の1/4以上を獲得している。これに、コンチネンタル(Continental)、 ハーマン(Harman)、ボッシュ(Bosch)、デンソーと続く。トップ企業を除くその他TCUメーカーの市場シェアを全て合わせて、ようやくTCU市場全体の28%に到達する。」

[画像: https://prtimes.jp/i/33140/9/resize/d33140-9-459032-0.jpg ]


図1: グローバルでのテレマティクス・コントロール・ユニットのメーカー別出荷シェア
(%表記 2017年)

各メーカーの状況について、Hanish Bhatia氏は以下の点を強調しています。

「LG、Continental、Harman、Boschは、主要自動車メーカーであるGeneral Motors、BMW、Audi、Daimlerと強い結びつきを持つことで、市場規模を大きく押し上げている。また、デンソーはこれまでToyotaのLexusブランド向けのコネクテッド機能を手掛けてきたが、両社の関係からみて、将来はToyotaの量販車にもデンソーのコネクテッド機能を入れてくる可能性が高いだろう。」

コネクテッド技術に関して、カウンターポイント社のリサーチ・ディレクターPeter Richardson氏は、以下のように述べています。

「市場は急速に4G LTE接続に移行しつつあり、ほぼ半数の車両のTCUが4G LTEを搭載している。4G LTEは2022年およびその後も主流であり、他の市場と同様、2Gや3Gは2020年代前半には使われなくなるだろう。」

「加えて、TCUメーカーは2018から2019年にかけて自動車向け通信技術(C-V2X)を搭載する見込みであり、これには、Qualcomm社の9150 C-V2Xチップセットが使用される。C-V2Xシステムが組み込まれることで、システムとしてより洗練したものとなった5G-NR(スタンドアローンあるいはSA)を活用した自動車は、2025年以降に現れ始め、その後、レベル4およびその先の自動運転への動きが20年の間に出てくるだろうと予測される。この動きは、大変革を引き起こすと思われる。ちょうど、4G接続、タッチスクリーン、アプリ主導のプラットフォームといった技術が、携帯市場において従来型の携帯電話からスマートフォンへの大変革を引き起こしたのと同等の大変革になるだろう。」

コネクテッド・カーの進化について、リサーチ・ディレクターのNeil Shah氏は以下のようにコメントしています。

「自動車業界全体を巻き込みつつある大きなトレンドが3つある。1つ目は、車両の電子化である。2つ目は、超高速で低遅延なセルラー接続、そして3つ目は、何百ものセンサーを統合し、高度に自動化した運転技術である。これら3つのトレンドは、この先の10年で一点に収束し、そこに向けて自動車メーカーもそのサプライチェーンも突き進むことになるだろう。そんな動きが、今まさに始まりつつある。こうした新しく出現する機能によって、まったく新しいビジネスモデルが次々に生まれてくる為、新規事業創出の機会であると同時に、既存企業にとっては破壊的な流れにもなるだろう。」

「つまり、現在のTCUはインフォテインメント(インフォメーションとエンタテイメント)や電子制御がその機能であるが、車がコネクテッドになり多様なセンサーを搭載するようになるにつれ、将来のTCUは完全に姿を変えて、車ともっと統合された装置になることを意味している。TCUが強力な『ゲートウェイ・モデム』、つまり、車の頭脳へと変身していくのは不可避であり、それにより車の接続性や高機能が担保され、その結果、TCUベンダーと関連部品ベンダーの役割が重要になっていくだろう。」

市場ハイライト:

グローバルでのテレマティクス・コントロール・ユニット市場は、複合年間成長率17.7%で成長し、2018年から2022年の間に1.75億台以上のコネクテッド・カーが出荷される見通しである
台数ベースでは、EUによるeCallの義務化、日本自動車メーカーのコネクテッド機能の採用、それに中国でのコネクテッド・カー需要の立ち上がり等により市場が牽引される見通しである
市場シェアでは、LGがリードし、需要の1/4以上を獲得している。これに、Continental、 Harman、Bosch、デンソーと続く
トップ企業を除くその他のTCUメーカーの市場シェアを全て合わせて、TCU市場全体の28%に到達する
LG、Continental、Harman、Boschは主要自動車メーカーであるGeneral Motors、BMW、Audi、Daimlerと強い結びつきを持つことで、市場規模を大きく押し上げている
市場は急速に4G LTE接続に移行しつつあり、ほぼ半数の車両のTCUが4G LTEを搭載している
より多くのTCUベンダーがC-V2X機能を搭載したTCUを2018年から2019年にかけて市場に投入する見込みであり、これらはQualcommの9150 C-V2Xチップセットを採用する見通しである


注:
(1) SUV、多用途車(MUV)、スポーツ仕様の車両を含む

Global Telematics Control Unit Market Tracker 2018レポートの完全版は、弊社のコネクテッド・カー調査サービスが提供しており、report.counterpointinsights.comからご購入いただけます。また、詳細な最新の調査、分析、プレスリリースに関するお問い合わせは、press@counterpointresearch.comまでお気軽にお寄せください。

カウンターポイント社IoTマーケットトラッカーのコネクテッドカー関連に関する調査は、各社のIR情報に基づく出荷台数推計、販売店での裏付けも含めた各自動車メーカーへの聞き取り、部品メーカーの調査、および各種二次調査に基づいています。


【カウンターポイント社 会社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/
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