白内障手術装置「Cube α」を発売
[19/06/28]
提供元:PRTIMES
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株式会社ニデック(本社:愛知県蒲郡市、代表取締役社長:小澤素生)は、眼科手術装置
CV-9000 シリーズの最新機種として「白内障手術装置 Cube α(以下Cube α)」を発売いたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/37877/9/resize/d37877-9-277819-0.png ]
白内障は、眼の水晶体が白く濁る病気です。一般的な白内障手術は、ハンドピースの先端のチップを超音波振動させることで濁った水晶体を砕いて取り除きます。その代わりとして眼内レンズという人工のレンズを挿入します。Cube αは、この超音波振によって水晶体を砕いて取り除くための手術装置です。
Cube αは、縦振動とねじれ振動の超音波を発振するGyro(ジャイロ) ハンドピースとGyro チップを搭載しました。当社従来装置であるFortas(フォルタス) Cube では縦振動のみでしたが、ねじれ振動を追加することにより破砕力の向上や、振動時に発生する熱を低減し熱傷のリスクを抑えるといった効果が期待できます。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/37877/table/9_1.jpg ]
■白内障について
白内障は、眼の水晶体が白く濁る病気です。濁る原因は、生まれつきのもの、外傷によるものなど
ありますが、 多くは加齢により水晶体の透明度が低くなるものです。国内の患者数は80 万人を超えて
います(*)。濁ったレンズを 眼内レンズに換える白内障手術は、国内では広く普及していますが、手
術が普及しておらず、 白内障が失明原因の上位となる国もあります。
* 参考文献:患者調査(平成26 年度、厚生労働省)
■白内障手術の流れ
1.水晶体嚢という袋の前側を切開する
2.超音波振動で、濁った水晶体核を破砕し吸引除去する
3.水晶体嚢の中に眼内レンズを挿入する
[画像2: https://prtimes.jp/i/37877/9/resize/d37877-9-914645-1.png ]
■Gyro ハンドピース、Gyro チップ
超音波発振は、縦振動とねじれ振動に対応しています。
縦とねじれのコンビネーションも可能で、その組み合わせの比率を任意に設定できます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/37877/9/resize/d37877-9-764169-2.png ]
弊社は、今後も技術力と柔軟な発想を活かした幅広い製品ラインアップを展開し、眼科市場のニーズにお応えしてまいります。