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民間版の世界銀行を目指す五常・アンド・カンパニー、シリーズD資金調達の第一回クローズで23.3億円を調達

新型コロナウイルスに関連する混乱への対応と収束後に向けた成長資金を確保

五常・アンド・カンパニー株式会社(代表取締役:慎泰俊、本社:東京都渋谷区)はシリーズD資金調達の第一回クローズを完了し、2014年7月の創業からの累計資本調達額は100億円に達しました。2020年前半の最終クローズに向けて、国内外の投資家候補との協議を継続してまいります。




シリーズD第一回クローズについて
2019年10月に発表した42.2億円のシリーズCラウンドに引き続き、既存7社のグループ会社の更なる成長に向けた財務基盤の拡充と今後のアジア・アフリカ地域における拠点拡大を主な資金使途としてシリーズD資金調達を実施しています。

本シリーズの第一回クローズには既存株主であるセブン銀行やSBIグループ、2020年2月よりレンダーとして名を連ねているクレディセゾン、個人投資家複数名が優先株式と転換社債型新株予約権付社債の引受けの組み合わせにより参加しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/48303/9/resize/d48303-9-131868-0.png ]

既存グループ会社へ追加出資
2019年末から2020年初頭にかけて既存のグループ会社に対して合計16.5億円を超える金額の投融資を行いました。

Satya MicroCapital (インド):2018年7月の初回出資以降、インドにおける中央銀行であるインド準備銀行(RBI)の承認が必要な持株比率26%を上回らない範囲で追加出資を行ってきました。RBIからの承認プロセス完了の目処が立ったことから、このタイミングで5億円強を追加出資し、認可取得後には更に10億円規模の投資を実行して弊社の持分を更に引き上げます。

Satya社は、インドの歴史上最も速い事業成長を安定的な債権の質を維持しながら実現している、業界で最も注目を浴びるマイクロファイナンス機関の一つです。2016年9月の創業以降、合計260億円強の小口融資を実行し、2020年3月末時点の顧客数は個人事業主や中小零細事業者を中心に38万人を越えました。

Aviom India Housing Finance (インド):2020年2月にRBIより五常の持分比率を引き上げる承認を得て、同年3月に約4億円を追加出資しました。

Aviom社は、インドの主に郊外地域で暮らす低所得者層が住宅を手に入れるために必要なマイクロ住宅ローンを供給しています。借入人は女性であり、女性の家庭内の地位向上の観点からも本事業がもたらす社会的インパクトが大きい事業です。40%の人々がトイレのない自宅に暮らす社会課題を解決しながら大きな潜在需要を取り込みます。

MAXIMA Microfinance (カンボジア): Maxima社へ5.5億円相当のインターカンパニーローンを実施しました。本ローンはクレディセゾンからの融資が原資となっています。

Maxima社は、既存事業である個人事業や中小零細事業を営む女性向けの融資の拡大に加えて、実験的に開始しているエージェントバンキングモデルを活用した少額融資のオペレーションの構築にも注力します。

Ananya Finance for Inclusive Growth (インド):株式持分を引き上げるために既存株主が保有する株式の買取と、約1.7億円を追加出資しました。

Ananya社は主に小から中規模のマイクロファイナンス機関に対する法人融資を行っており、その他にも農業関連事業や社会的インパクトの創出を目指す中堅企業へも融資しています。

新型コロナウイルスが事業に与える影響について
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出禁止令等により、世界中の同業者と同様、融資資金の回収業務や新規融資を一時的に見合わせざるを得ないといった影響が出始めています。まずは顧客と従業員の安全を第一に考え、リモートワークの実施や追加の支払利息や遅延金を猶予したうえで延滞を一部認めるといった対策を講じています。五常グループの各社は世界的な危機に立ち向かうために必要な流動性資金を五常からの追加投融資により確保しています。

急成長を支える多国籍チームの強化
2019年10月にシリーズC資金調達完了を発表以降、今後の成長を見据えてチームの強化を図ってきました。テクノロジーをはじめとするグループ会社への経営支援、社会的インパクト測定、財務経理、内部監査の領域に強みを持つメンバーが加わりました。多国籍化が更に進み、インド、イタリア、シンガポール、ミャンマー、中国、そして日本出身のメンバーが集いました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/48303/9/resize/d48303-9-569200-1.png ]


五常・アンド・カンパニーについて
すべての人に金融包摂を届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。2030年までに50カ国で1億人に廉価かつ高品質な金融サービスの提供を目指しています。2020年3月末時点でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマーに3,400名を超えるグループ従業員を擁し、顧客数は57万人を突破しました。

ビジョン: 誰もが自分の未来を決めることができる世界
ミッション: すべての人に金融包摂を
長期目標:廉価で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届ける=
本社所在地: 東京都渋谷区
代表取締役: 慎泰俊
設立日: 2014年7月4日
融資残高: 約300億円
問合わせ先: info@gojo.co
会社HP: http://gojo.co/
※ KPIと財務数値はインドの子会社化予定グループ会社を含む、2020年2月末時点数値
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