「環境も人も大切にしたい時、梱包・パッケージはどう選べばいいの?」パネル対談イベントを開催
[23/04/01]
提供元:PRTIMES
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【ごみの学校 特別編】環境も人も大切にしたい時、梱包・パッケージはどう選べばいいの?
2023年3月16日。東京都港区のSHIBAURA HOUSEで「環境も人も大切にしたい時、梱包・パッケージはどう選べばいいの?」と題したイベントを開催しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/57841/9/resize/d57841-9-0373195400ade2b1ec26-1.jpg ]
■商品を傷つけず、大切な人に届いてほしい。
そんな想いから美しく丁寧な梱包を心がける日本特有の文化は、受け取った人への配慮という魅力がある一方で、過剰包装やプラスチック包装の廃棄における環境問題など向き合うべき課題があることも事実です。
そこで、ごみの中でも梱包・パッケージのこれからについて焦点を絞り、作り手として、また消費者として、一緒に悩み、考えることを目的に本イベントを開催しました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/57841/9/resize/d57841-9-1d23834ae07c748a6319-0.jpg ]
■処理を担う立場から見た、日本の容器包装の現状
登壇者:ごみの学校 運営代表 寺井正幸
寺井:「日本のごみ処理の容積比率は、容器包装由来のプラスチックが46%も占めているのだそうです。また、日本のペットボトルのリサイクル率においては、法律で定められていないにも関わらず、自主的に洗い分別する仕組みができているため、約97%と世界的に高い水準を保っています。
一方で、その他のプラスチックはマテリアルに戻す割合が40%程度と低い水準に。この原因として、リサイクルの条件にきれいに洗われている・素材の種類ごとに分類されている・同じ種類がまとまっているの3つがあるにも関わらず、洗い方や分別の仕方が分かりやすく消費者に示されていないという課題が挙げられるのだそう。」
[画像3: https://prtimes.jp/i/57841/9/resize/d57841-9-5137209c91b95f1458f9-2.jpg ]
■梱包・パッケージのごみ問題に立ち向かう2社
登壇者:SOLIT株式会社 代表取締役 田中美咲、カユーパッケージ株式会社 CEO 王克文
梱包・パッケージの方法に関しての悩みの事例として、インクルーシブファッションブランド「SOLIT!」も運営する田中より共有がありました。
多様な人も地球環境も誰もどれも取り残さないことを目指すSOLITでは、特別なデザインはしないシンプルな段ボールに、メッセージが書かれたテープを貼るだけの梱包をしています。また、中の商品を包む布は残布を使用し、環境への負荷を最小限におさえているのだそう。
環境への配慮も大切にしたいけれど、商品を買ってくれた人の素敵な体験も大切にしたい。このジレンマの中で、1つの正解を見つけることはとても難しいことなのです。
王:「私たちがすべきことは、「選択肢を与えること」なんです。」
[画像4: https://prtimes.jp/i/57841/9/resize/d57841-9-0da76aec2321e7416eba-3.jpg ]
■立場が違うからこそ気が付く、「知らなかった」
寺井:「作り手は梱包・パッケージを作る段階のみに着目するのではなく、その先の「誰の手にわたって誰が処理するのか」にも着目することが大切なのかもしれません。」
[画像5: https://prtimes.jp/i/57841/9/resize/d57841-9-f945fbf1b1a240095860-4.jpg ]
■梱包・パッケージはどう選べば良いのか?
寺井:「現時点でパッケージの選び方に正解はないと思っています。ただ、梱包・パッケージを作る人、捨てる人、リサイクルする人のそれぞれが、自分が一度手にしたものは誰の手に渡り、どのように終わりをむかえるかを知る努力をすることが大事だと思います。それができていれば、ある程度コントロールできる。だからこそ、私は本イベントのような、お互いに考えや情報を共有し理解する場をこれからもつくっていきます。」
王:「皆さんに知っておいてほしいことは、「消えるものなどない」ということです。一度生み出したものは、リユースするとしても焼却するとしてもこの地球のどこかに存在し続けます。人は自分の家の中にごみがあれば、ごみを減らしたり再利用したりするためにはどうすれば良いかを考える。でも地球規模になるとそれが見えなくなってしまう。だから、地球を「皆が住む大きな家」として捉えることで、ごみに関する問題の解決につながると信じています。」
本イベントを詳しく知りたい方はこちらの記事をご確認ください。
https://note.com/macmh/n/n7fdf782bf551
[画像6: https://prtimes.jp/i/57841/9/resize/d57841-9-15eb89c97f1daeaeebb1-5.jpg ]
■ごみの学校 運営代表 寺井正幸(テライ マサユキ)
1990年京都府亀岡市生まれ 大阪在住。兵庫県立大学環境人間学部卒業後、産業廃棄物処理業者に入社し、産業廃棄物処理を中心とした営業を行う。ビジネスマン・主婦・子供までみんながごみのことを正しく知れる場を提供したいと考え「ごみの学校」を立ち上げる。2年間で合計3500名にごみに関する講座を実施。facebookグループ「ごみの学校」でも1600名のコミュニティを運営している。
■SOLIT株式会社 代表取締役 田中美咲(タナカ ミサキ)について
障害やセクシュアリティなどの違いを超えて、だれでも自分の好みや体型にあわせて部位ごとにカスタマイズのできるインクルーシブファッションブランド「SOLIT!」創業・代表取締役。2022年世界三大デザインアワード「iF DESIGN AWARD」にて最優秀賞受賞。また、社会課題解決に特化した企画・PR会社「morning after cutting my hair,Inc.」創業。
■KAYU PACKAGEについて
環境に配慮した木製容器「KAYU PACKAGE」
KAYU PACKAGEは、日本の伝統である「木の容器」を現代にアップデートして提案する木製容器です。
WEB:https://www.kayupackage.com/
■会社概要
カユーパッケージ株式会社
所在地:東京都港区高輪
事業内容:木製容器「KAYU PACKAGE(カユーパッケージ)」の企画・製造・販売
URL:https://www.kayupackage.com/
2023年3月16日。東京都港区のSHIBAURA HOUSEで「環境も人も大切にしたい時、梱包・パッケージはどう選べばいいの?」と題したイベントを開催しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/57841/9/resize/d57841-9-0373195400ade2b1ec26-1.jpg ]
■商品を傷つけず、大切な人に届いてほしい。
そんな想いから美しく丁寧な梱包を心がける日本特有の文化は、受け取った人への配慮という魅力がある一方で、過剰包装やプラスチック包装の廃棄における環境問題など向き合うべき課題があることも事実です。
そこで、ごみの中でも梱包・パッケージのこれからについて焦点を絞り、作り手として、また消費者として、一緒に悩み、考えることを目的に本イベントを開催しました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/57841/9/resize/d57841-9-1d23834ae07c748a6319-0.jpg ]
■処理を担う立場から見た、日本の容器包装の現状
登壇者:ごみの学校 運営代表 寺井正幸
寺井:「日本のごみ処理の容積比率は、容器包装由来のプラスチックが46%も占めているのだそうです。また、日本のペットボトルのリサイクル率においては、法律で定められていないにも関わらず、自主的に洗い分別する仕組みができているため、約97%と世界的に高い水準を保っています。
一方で、その他のプラスチックはマテリアルに戻す割合が40%程度と低い水準に。この原因として、リサイクルの条件にきれいに洗われている・素材の種類ごとに分類されている・同じ種類がまとまっているの3つがあるにも関わらず、洗い方や分別の仕方が分かりやすく消費者に示されていないという課題が挙げられるのだそう。」
[画像3: https://prtimes.jp/i/57841/9/resize/d57841-9-5137209c91b95f1458f9-2.jpg ]
■梱包・パッケージのごみ問題に立ち向かう2社
登壇者:SOLIT株式会社 代表取締役 田中美咲、カユーパッケージ株式会社 CEO 王克文
梱包・パッケージの方法に関しての悩みの事例として、インクルーシブファッションブランド「SOLIT!」も運営する田中より共有がありました。
多様な人も地球環境も誰もどれも取り残さないことを目指すSOLITでは、特別なデザインはしないシンプルな段ボールに、メッセージが書かれたテープを貼るだけの梱包をしています。また、中の商品を包む布は残布を使用し、環境への負荷を最小限におさえているのだそう。
環境への配慮も大切にしたいけれど、商品を買ってくれた人の素敵な体験も大切にしたい。このジレンマの中で、1つの正解を見つけることはとても難しいことなのです。
王:「私たちがすべきことは、「選択肢を与えること」なんです。」
[画像4: https://prtimes.jp/i/57841/9/resize/d57841-9-0da76aec2321e7416eba-3.jpg ]
■立場が違うからこそ気が付く、「知らなかった」
寺井:「作り手は梱包・パッケージを作る段階のみに着目するのではなく、その先の「誰の手にわたって誰が処理するのか」にも着目することが大切なのかもしれません。」
[画像5: https://prtimes.jp/i/57841/9/resize/d57841-9-f945fbf1b1a240095860-4.jpg ]
■梱包・パッケージはどう選べば良いのか?
寺井:「現時点でパッケージの選び方に正解はないと思っています。ただ、梱包・パッケージを作る人、捨てる人、リサイクルする人のそれぞれが、自分が一度手にしたものは誰の手に渡り、どのように終わりをむかえるかを知る努力をすることが大事だと思います。それができていれば、ある程度コントロールできる。だからこそ、私は本イベントのような、お互いに考えや情報を共有し理解する場をこれからもつくっていきます。」
王:「皆さんに知っておいてほしいことは、「消えるものなどない」ということです。一度生み出したものは、リユースするとしても焼却するとしてもこの地球のどこかに存在し続けます。人は自分の家の中にごみがあれば、ごみを減らしたり再利用したりするためにはどうすれば良いかを考える。でも地球規模になるとそれが見えなくなってしまう。だから、地球を「皆が住む大きな家」として捉えることで、ごみに関する問題の解決につながると信じています。」
本イベントを詳しく知りたい方はこちらの記事をご確認ください。
https://note.com/macmh/n/n7fdf782bf551
[画像6: https://prtimes.jp/i/57841/9/resize/d57841-9-15eb89c97f1daeaeebb1-5.jpg ]
■ごみの学校 運営代表 寺井正幸(テライ マサユキ)
1990年京都府亀岡市生まれ 大阪在住。兵庫県立大学環境人間学部卒業後、産業廃棄物処理業者に入社し、産業廃棄物処理を中心とした営業を行う。ビジネスマン・主婦・子供までみんながごみのことを正しく知れる場を提供したいと考え「ごみの学校」を立ち上げる。2年間で合計3500名にごみに関する講座を実施。facebookグループ「ごみの学校」でも1600名のコミュニティを運営している。
■SOLIT株式会社 代表取締役 田中美咲(タナカ ミサキ)について
障害やセクシュアリティなどの違いを超えて、だれでも自分の好みや体型にあわせて部位ごとにカスタマイズのできるインクルーシブファッションブランド「SOLIT!」創業・代表取締役。2022年世界三大デザインアワード「iF DESIGN AWARD」にて最優秀賞受賞。また、社会課題解決に特化した企画・PR会社「morning after cutting my hair,Inc.」創業。
■KAYU PACKAGEについて
環境に配慮した木製容器「KAYU PACKAGE」
KAYU PACKAGEは、日本の伝統である「木の容器」を現代にアップデートして提案する木製容器です。
WEB:https://www.kayupackage.com/
■会社概要
カユーパッケージ株式会社
所在地:東京都港区高輪
事業内容:木製容器「KAYU PACKAGE(カユーパッケージ)」の企画・製造・販売
URL:https://www.kayupackage.com/