BSI(英国規格協会)、CO2削減で世界をリードする英国にて、『カーボン・ニュートラル実証の仕様(PAS2060)』を近日発行予定
[10/03/03]
提供元:PRTIMES
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〜CO2削減で世界をリードする英国にて、
PAS(*1)2060 カーボン・ニュートラル実証の仕様の開発が進む〜
BSI(英国規格協会)は、英国エネルギー・気候変動省(DECC:Department of Energy and
Climate Change)並びにマーク&スペンサーやユーロスターといったEUにおける著名な企業の
協力のもとに開発を進めてきた、『カーボン・ニュートラル実証の仕様(PAS2060)』が3月下旬
に発行予定であることを表明しました。
温室効果ガス(GHG)排出量の削減による気候変動対策は、今日、社会が直面している重大な
問題の一つであり、政府、企業、社会は、様々な方法でこの課題に取り組む必要があります。
「カーボンフットプリント」とは例えば工場や家庭など生活や営業活動の様々な場面で排出され
るCO2などのGHGについてその出所を調べ目に見える形で相当量を把握することを表わします。
一方、カーボンオフセットはCO2削減活動へ投資するなどして、排出されるCO2を埋め合わせると
いう考え方として、我が国でも定着しつつあります。これらの取り組みは、英国をはじめとす
る、欧米諸国で非常に活発であり、日本においても特に民間企業を中心に活動が拡がりつつあり
ます。
欧州では、さらに一歩進んで、CO2の排出量を実質ゼロにする「カーボン・ニュートラル」と
呼ばれる取り組みが、政府、企業や消費者から注目されています。「カーボン・ニュートラル」
とは、経済活動で排出されるCO2に相当する排出量について、植林などの方法でのCO2の吸収、
化石燃料に代わりバイオマスエネルギーを利用する、またCO2排出権の購入(カーボンオフセッ
ト)などを行うことで、実質的にCO2排出量をゼロにすることです。
ヨーロッパの多くの国で、WEBページ上や広告・チラシといったメディアを通じた、「カーボ
ン・ニュートラル」の宣言が、多くの組織でなされるようになってきましたが、同時に、「カー
ボン・ニュートラル」に関する用語の定義や検証方法の統一がされていないなどの理由から、
「カーボン・ニュートラル」の宣言への信頼性に疑問の声が上がり始めています。
「カーボン・ニュートラル」の宣言への信頼性を取り戻すためにも、BSIは、関係機関と協力の
上『カーボン・ニュートラルを実証するための仕様(PAS2060)』の開発を急いできました。
PAS2060は、3月下旬にも発行の予定です。
『PAS2060』は、「カーボン・ニュートラル」を証明したいあらゆるエンティティ(企業、
部門、自治体、個人など)が活用できる仕様であり、それぞれの組織での製品/サービスのプロダ
クトサイクルの過程で、またプロモーション活動やイベントなどから生じる温室効果ガス(GHG)
排出量を定量化し、削減し、そのオフセットを確認するものです。
日本においても、CO2の排出量を何らかの方法で相殺し、CO2の排出を実質ゼロに近づけようとい
う取り組みへの関心が高まっています。検証の場面において、カーボン・ニュートラルの宣言が
誤解なく正確に行われるために、PAS2060といった客観的で信頼性の高い規格の活用が重要な鍵と
なります。
(*1)PAS
Publicly Available Specificationの略で、「入手可能な公開された仕様」の意。
BSI(British Standards Institution)について
英国規格協会は、1901年に英国貿易産業省の支援を受けて設立された世界で最も古い歴史を持つ
国家規格協会。 1929年に英国王室の認可(Royal Charter)を受け、1942年にはBS規格
(British Standard規格:英国国家規格)を策定・発行する英国唯一の機関として英国政府より
認可される。現在世界100カ国以上でISOを中心としたマネジメントシステムの認証・各種検証
およびトレーニングのサービスを提供し、ISOの認証件数は6万件を超える実績を誇る。 ISO9001
(品質マネジメントシステム)、ISO14001(環境マネジメントシステム)、ISO27001 (情報セキ
ュリティマネジメントシステム)を始め多くのBS規格がISO規格の原案として採用されており、
その実績は世界随一を誇る。BSIグループジャパンはBSIの日本法人である。
URL:http://www.bsigroup.jp/
■お客様からのお問い合わせ先
BSIグループジャパン株式会社(英国規格協会) マーケティング本部
東京都港区北青山2-12-28 青山ビル5階
TEL: 03-6890-1174
FAX: 03-6890-1181
Email:Japan.Marketing@bsigroup.com
PAS(*1)2060 カーボン・ニュートラル実証の仕様の開発が進む〜
BSI(英国規格協会)は、英国エネルギー・気候変動省(DECC:Department of Energy and
Climate Change)並びにマーク&スペンサーやユーロスターといったEUにおける著名な企業の
協力のもとに開発を進めてきた、『カーボン・ニュートラル実証の仕様(PAS2060)』が3月下旬
に発行予定であることを表明しました。
温室効果ガス(GHG)排出量の削減による気候変動対策は、今日、社会が直面している重大な
問題の一つであり、政府、企業、社会は、様々な方法でこの課題に取り組む必要があります。
「カーボンフットプリント」とは例えば工場や家庭など生活や営業活動の様々な場面で排出され
るCO2などのGHGについてその出所を調べ目に見える形で相当量を把握することを表わします。
一方、カーボンオフセットはCO2削減活動へ投資するなどして、排出されるCO2を埋め合わせると
いう考え方として、我が国でも定着しつつあります。これらの取り組みは、英国をはじめとす
る、欧米諸国で非常に活発であり、日本においても特に民間企業を中心に活動が拡がりつつあり
ます。
欧州では、さらに一歩進んで、CO2の排出量を実質ゼロにする「カーボン・ニュートラル」と
呼ばれる取り組みが、政府、企業や消費者から注目されています。「カーボン・ニュートラル」
とは、経済活動で排出されるCO2に相当する排出量について、植林などの方法でのCO2の吸収、
化石燃料に代わりバイオマスエネルギーを利用する、またCO2排出権の購入(カーボンオフセッ
ト)などを行うことで、実質的にCO2排出量をゼロにすることです。
ヨーロッパの多くの国で、WEBページ上や広告・チラシといったメディアを通じた、「カーボ
ン・ニュートラル」の宣言が、多くの組織でなされるようになってきましたが、同時に、「カー
ボン・ニュートラル」に関する用語の定義や検証方法の統一がされていないなどの理由から、
「カーボン・ニュートラル」の宣言への信頼性に疑問の声が上がり始めています。
「カーボン・ニュートラル」の宣言への信頼性を取り戻すためにも、BSIは、関係機関と協力の
上『カーボン・ニュートラルを実証するための仕様(PAS2060)』の開発を急いできました。
PAS2060は、3月下旬にも発行の予定です。
『PAS2060』は、「カーボン・ニュートラル」を証明したいあらゆるエンティティ(企業、
部門、自治体、個人など)が活用できる仕様であり、それぞれの組織での製品/サービスのプロダ
クトサイクルの過程で、またプロモーション活動やイベントなどから生じる温室効果ガス(GHG)
排出量を定量化し、削減し、そのオフセットを確認するものです。
日本においても、CO2の排出量を何らかの方法で相殺し、CO2の排出を実質ゼロに近づけようとい
う取り組みへの関心が高まっています。検証の場面において、カーボン・ニュートラルの宣言が
誤解なく正確に行われるために、PAS2060といった客観的で信頼性の高い規格の活用が重要な鍵と
なります。
(*1)PAS
Publicly Available Specificationの略で、「入手可能な公開された仕様」の意。
BSI(British Standards Institution)について
英国規格協会は、1901年に英国貿易産業省の支援を受けて設立された世界で最も古い歴史を持つ
国家規格協会。 1929年に英国王室の認可(Royal Charter)を受け、1942年にはBS規格
(British Standard規格:英国国家規格)を策定・発行する英国唯一の機関として英国政府より
認可される。現在世界100カ国以上でISOを中心としたマネジメントシステムの認証・各種検証
およびトレーニングのサービスを提供し、ISOの認証件数は6万件を超える実績を誇る。 ISO9001
(品質マネジメントシステム)、ISO14001(環境マネジメントシステム)、ISO27001 (情報セキ
ュリティマネジメントシステム)を始め多くのBS規格がISO規格の原案として採用されており、
その実績は世界随一を誇る。BSIグループジャパンはBSIの日本法人である。
URL:http://www.bsigroup.jp/
■お客様からのお問い合わせ先
BSIグループジャパン株式会社(英国規格協会) マーケティング本部
東京都港区北青山2-12-28 青山ビル5階
TEL: 03-6890-1174
FAX: 03-6890-1181
Email:Japan.Marketing@bsigroup.com