次世代アドテクノロジー企業CHEQ 2019年、日本におけるオンライン広告詐欺の被害総額は、少なくとも680億円に上ると予測
[19/09/18]
提供元:PRTIMES
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ミリタリーレベルのサイバーセキュリティを提供する企業CHEQ AI Technologies Ltd(以下CHEQ)が実施した世界的な経済調査によると、マーケティング担当者たちは、日本においてオンライン広告詐欺における被害総額が680億円に上ると予測していることが分かりました。
CHEQは、ボルチモア大学の教授であるエコノミスト、ロベルト・カバゾス氏に依頼し、最新の経済分析、独自のCHEQデータ、および専門家のインタビューを介して、本格的なオンライン広告詐欺についての報告書をまとめました。
この報告書によると、日本で直接的に経済へ及ぼす広告詐欺の被害総額は控えめに見積もっても680億円と試算され、間接的に経済および社会に与える被害を考慮すると、被害総額は、さらに上昇することが予測されています。
急成長している日本のオンライン広告業界(1兆7590億円規模)において、この広告費を狙った広告詐欺の影響は全体の4-10%程度と予測。広告詐欺で失われた広告費用は高単価広告商品、低単価広告商品問わず混在している状況であるが、低単価広告商品における影響度が甚大であることが明らかになりました。
さらにグローバルでは、オンライン広告詐欺被害は今年230億ドル規模に上るとマーケティング担当者たちが予想していることが、CHEQの調査で分かっています。
世界的に急成長しているデジタル広告予算を搾取しようとする詐欺行為は、オンライン広告のエコシステムの複雑さと不透明さを要因に、ますます増加する傾向にあります。監視体制の難しさや透明性の不足といった業界特有の状況を温床に、オンライン広告は金融や一般商材のような他の産業分野と比較して、特に詐欺の影響を受けやすいことが確認されました。
直接的な被害に加え、広告主や媒体社の信頼性低下、技術革新の減少、およびオンライン広告への投資意欲の低下など間接的な被害を勘案した場合、詐欺の費用はさらに高くなる可能性が考えられます。
CHEQ JAPANのカントリーマネジャー犬塚洋二は、「日本の広告費の状況として、テレビやラジオなどの往来のメディアへの広告支出は、3.3%減の2.7兆円、デジタル広告支出は16.5%増の1兆7590億円(約158億ドル)とデジタル広告の躍進が続いています。この状況において、増加するオンライン広告を狙った詐欺行為が増加・高度化してくるのは自明のことで、実際に弊社が検知しているアドフラウド(詐欺)の手法も日々巧妙になり、頻度も高まっています。オンライン広告の複雑なエコシステム、そしてそこに関わっている企業や人の数の多さとなど、悪質な詐欺の横行を可能にする特殊な環境が問題となっています。」と、述べています。
CHEQについて
CHEQはAIを用いてアドベリフィケーションの分野を席巻するサイバーセキュリティ会社です。オンライン広告のリスクから広告主を保護すると共に、デジタル広告スペースの信頼を回復することによって、デジタル・エコシステムの保全に寄与することを企業ミッションとしています。元イスラエル軍のサイバーセキュリティ専門家によって設立された同社は、強力なAI、NLP、コンピュータビジョン、およびディープ・ラーニング・アルゴリズムを実行し、ブランド・セーフティ、アドフラウド、およびビューアビリティのための、初のニューラルネットワークベースのソリューションを提供しております。急速に成長している同社は、近年注目を集めるイスラエルのハイテクシーンにおいて、頭角を現す10社のユニコーン企業のうちの1社と言われています。
ロベルト・カバゾス教授について
ボルチモア大学メリックスクール・オブ・ビジネスのエグゼクティブ・イン・レジデンスを務めるロベルト・カバゾス教授は、経済分析、統計とデータ分析、プロジェクトとプログラムの管理と政策、そして金融に関する豊富な経験を活かしたテクノロジー、データとヘルスケアの詐欺分析、政府や民間組織などの幅広い分析において、25年以上の経験があります。また、カバゾス氏は、コロンビア大学国際関係公共政策大学院の助教授、カーネギー・メロン大学ハインツ・カレッジの教授を歴任。統計分析における専門家です。
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