【開催レポート】児童虐待やトラウマなど小児精神保健の第一人者 奥山眞紀子先生による“子どもの心に関する問題〜子ども虐待をめぐって〜”
[22/12/20]
提供元:PRTIMES
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内閣府認定事業「ドクターによる出前セミナー」
小児医学・医療・保健の発展を支援する公益財団法人川野小児医学奨学財団(所在地:埼玉県川越市、理事長:川野幸夫/株式会社ヤオコー代表取締役会長)は、ドクターによる出前セミナー事業として、2022年11 月22 日に埼玉県蕨市養護教諭会の研修会にて、「子どもの心に関する問題〜子ども虐待をめぐって〜」を実施いたしました。当日は約50名の養護教諭が参加され、質疑応答の時間では質問が多数出るなど活発なセミナーとなりました。
ドクターによる出前セミナー事業について
当事業は、2019年度に財団設立30周年を記念し、内閣府の認定を受けてスタートしました。学校や保育園などで、日々、児童生徒のケガや病気のケアを行う養護教諭や看護師の方々が開催する研修会に対して、当財団が仲介役となり、小児科医を中心とした専門家を講師として派遣しています。講師料は当財団で負担するため、参加者は無償で受講できます。
URL:https://kawanozaidan.or.jp/seminar/
児童虐待の問題について
[画像1: https://prtimes.jp/i/104845/10/resize/d104845-10-8e78a912538da46fb702-4.jpg ]
厚生労働省のまとめによれば、子どもが親などから虐待を受けたという相談に児童相談所が対応した件数は、2021年度、20万7000件あまりでした。これは過去最多の件数です。2020年度には虐待を原因として、全国で49名の子どもが命を落としています。国や自治体の対策は少しずつ進んできていますが、子どもを虐待から守るためには、子どもが日常的に通う“学校”の役割は大きいといわれています。
今回のセミナーは、実際に小中学校に勤務する養護教諭から「虐待やネグレクトなど不適切な養育を受けている児童生徒、またその保護者との適切なかかわり方について学びたい」というお声を多数いただき実施したものです。
セミナー実施内容
[画像2: https://prtimes.jp/i/104845/10/resize/d104845-10-c563a3ed2e24bf1a1f67-5.jpg ]
●実施日:2022年11月22日(火)
●テーマ:子どもの心に関する問題〜子ども虐待をめぐって〜
●講師プロフィール:
社会福祉法人子どもの虐待防止センター理事
医学博士、小児科専門医、子どものこころ専門医
2017年度より当財団選考委員、2000年度当財団小児医学川野賞
第一回受賞者。日本小児科学会理事、日本子ども虐待防止学会理事長、
日本トラウマティック・ストレス学会理事長のほか、厚生労働省社会保障審議会児童部会専門委員などの役職を多く歴任。児童虐待やトラウマなど小児精神保健に関する第一人者。
編著書は「虐待を受けた子どものケア・治療」(診断と治療社)など多数。
●講演の内容(一部)
子ども虐待とは“子どもの権利侵害”
全ての人間は大人も子どもも、生まれながらに人権をもっています。子ども虐待とは、弱者としての子ども、強者としての大人という権力構造を背景とした重大な子どもへの権利侵害です。子ども虐待の対応は「かわいそうだから」や「命を守るために」という視点で考えられがちですが、人が本来もっている権利の侵害として考えることが重要です。
子どもの人権を保障するために、1989年に国連にて「子どもの権利条約」が採択され、日本は1994年に批准していますが、その際、子どもの権利に関する国内法は制定されませんでした。2023年にはようやく「こども基本法」が施行されることとなり、これは間違いなく大きな一歩となると感じています。
子どもの行動には背景がある
虐待を受けた子どもは、突然怒り出す、いくら注意しても同じことを繰り返すなど、周囲には理解しにくく、対応に困る行動をとることがあります。しかし、そういった行動は、子どもたちが自分を守り生き抜くためにおこなっています。私たちは、行動そのものと同時に、その行動の背景にしっかりと目を向ける必要があります。
例えばトラウマをきっかけとして、困った行動が出てくることもあります。多くの子どもたちが集団で活動する学校では特に、行動の背景にあるトラウマに気が付き、その認識を学校という組織全体で共有して対応に取り込むトラウマインフォームド・ケアも大切です。
コロナ禍だからこそ、子どもの声に耳を傾けて
新型コロナウイルス感染症が拡大し始めた2020年2月、全国の小中高は一斉に休校となりました。それ以降、マスクの着用、手洗いの徹底、給食の黙食などが徹底されています。一斉休校が決まった時も、そしてそれ以降も、子どもの声がコロナ対策に反映されることは少なく、今もなお大人主導で多くのことが決まっています。
これから少しずつ新型コロナの感染状況が落ち着いてくるにしたがい、生活ルールの見直しが図られるでしょう。ぜひその時に、学校においても子どもたちの意見を聞き、尊重しながら、進めていってほしいと思います。
●養護教諭の声
蕨市立中央東小学校 養護教諭 渡邉美和先生
学校では、虐待・ネグレクト等の背景がある子どもに日常的に関わります。奥山先生の講演から、子どもや保護者に対して教育現場でできる私たちの役割について学びました。奥山先生の言う「子どもの命を守ることではなく子どもの権利を守ること」という視点を忘れずに、今後も子どもの声やサインに耳や目を向けていきたいと思います。
事業スタートの背景と実績
●背景
子どもの抱える問題が多様化するにしたがい、養護教諭や就学前教育・保育施設の看護職の方々の役割はますます重要かつ高度になってきています。そういった方々が、最新で正しい医学・医療の知識をすぐに得られるのが一番ですが、実際に第一線で活躍する医療従事者から話を聞く機会をつくるのは難しいのが現状です。そこで、当財団が研究助成や小児医学川野賞などの事業を通じて、設立から30年間で築いてきた小児医学・医療従事者の皆さま延べ500名以上とのつながりを、子どもの成長にとって欠かせない存在である教育現場や保育現場に還元したいという想いで、当事業をスタートさせました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/104845/10/resize/d104845-10-16cbac0dfe1b227ede5e-7.png ]
●実績
・開催件数
2022年度 12件 / 2021年度 12件 / 2020年度 4件 / 2019年度 1件
・これまでの講師およびテーマ(一部)
「保育園ではじめる性教育」(2021年10月実施)
遠見才希子 先生 筑波大学大学院社会精神保健学分野・産婦人科医
「新型コロナウイルスと子どものストレスについて」(2022年2月実施)
田中恭子 先生 国立成育医療研究センターこころの診療部 児童・思春期リエゾン診療科 診療部長
「保健室での救急処置〜骨折その他・学校での対応〜」(2022年7月実施)
淺野祥孝 先生 かわごえファミリークリニック 院長
安齋勝人 先生 埼玉医科大学総合医療センター救急科 救急救命士
小寺紀明 先生 埼玉県南西部消防本部指揮隊長 救急救命士
高野宜子 先生 埼玉県南西部消防本部朝霞消防署救急隊長 救急救命士
野木祐介 先生 埼玉医科大学総合医療センター救急科 救急救命士
※講師の所属先および役職は実施日時点のもの
[画像4: https://prtimes.jp/i/104845/10/resize/d104845-10-26310b02ec6c28301626-6.jpg ]
財団概要
財団名: 公益財団法人川野小児医学奨学財団
所在地: 〒350-1124 埼玉県川越市新宿町1-10-1
理事長: 川野 幸夫(株式会社ヤオコー 代表取締役会長)
事務局長: 川野 紘子
設立: 1989年12月25日
行政庁: 内閣府
URL: https://kawanozaidan.or.jp/
TEL: 049-247-1717
Mail: info@kawanozaidan.or.jp
事業内容: 研究助成/奨学金給付/小児医学川野賞/医学会助成
小児医療施設支援/ドクターによる出前セミナー
小児医学・医療・保健の発展を支援する公益財団法人川野小児医学奨学財団(所在地:埼玉県川越市、理事長:川野幸夫/株式会社ヤオコー代表取締役会長)は、ドクターによる出前セミナー事業として、2022年11 月22 日に埼玉県蕨市養護教諭会の研修会にて、「子どもの心に関する問題〜子ども虐待をめぐって〜」を実施いたしました。当日は約50名の養護教諭が参加され、質疑応答の時間では質問が多数出るなど活発なセミナーとなりました。
ドクターによる出前セミナー事業について
当事業は、2019年度に財団設立30周年を記念し、内閣府の認定を受けてスタートしました。学校や保育園などで、日々、児童生徒のケガや病気のケアを行う養護教諭や看護師の方々が開催する研修会に対して、当財団が仲介役となり、小児科医を中心とした専門家を講師として派遣しています。講師料は当財団で負担するため、参加者は無償で受講できます。
URL:https://kawanozaidan.or.jp/seminar/
児童虐待の問題について
[画像1: https://prtimes.jp/i/104845/10/resize/d104845-10-8e78a912538da46fb702-4.jpg ]
厚生労働省のまとめによれば、子どもが親などから虐待を受けたという相談に児童相談所が対応した件数は、2021年度、20万7000件あまりでした。これは過去最多の件数です。2020年度には虐待を原因として、全国で49名の子どもが命を落としています。国や自治体の対策は少しずつ進んできていますが、子どもを虐待から守るためには、子どもが日常的に通う“学校”の役割は大きいといわれています。
今回のセミナーは、実際に小中学校に勤務する養護教諭から「虐待やネグレクトなど不適切な養育を受けている児童生徒、またその保護者との適切なかかわり方について学びたい」というお声を多数いただき実施したものです。
セミナー実施内容
[画像2: https://prtimes.jp/i/104845/10/resize/d104845-10-c563a3ed2e24bf1a1f67-5.jpg ]
●実施日:2022年11月22日(火)
●テーマ:子どもの心に関する問題〜子ども虐待をめぐって〜
●講師プロフィール:
社会福祉法人子どもの虐待防止センター理事
医学博士、小児科専門医、子どものこころ専門医
2017年度より当財団選考委員、2000年度当財団小児医学川野賞
第一回受賞者。日本小児科学会理事、日本子ども虐待防止学会理事長、
日本トラウマティック・ストレス学会理事長のほか、厚生労働省社会保障審議会児童部会専門委員などの役職を多く歴任。児童虐待やトラウマなど小児精神保健に関する第一人者。
編著書は「虐待を受けた子どものケア・治療」(診断と治療社)など多数。
●講演の内容(一部)
子ども虐待とは“子どもの権利侵害”
全ての人間は大人も子どもも、生まれながらに人権をもっています。子ども虐待とは、弱者としての子ども、強者としての大人という権力構造を背景とした重大な子どもへの権利侵害です。子ども虐待の対応は「かわいそうだから」や「命を守るために」という視点で考えられがちですが、人が本来もっている権利の侵害として考えることが重要です。
子どもの人権を保障するために、1989年に国連にて「子どもの権利条約」が採択され、日本は1994年に批准していますが、その際、子どもの権利に関する国内法は制定されませんでした。2023年にはようやく「こども基本法」が施行されることとなり、これは間違いなく大きな一歩となると感じています。
子どもの行動には背景がある
虐待を受けた子どもは、突然怒り出す、いくら注意しても同じことを繰り返すなど、周囲には理解しにくく、対応に困る行動をとることがあります。しかし、そういった行動は、子どもたちが自分を守り生き抜くためにおこなっています。私たちは、行動そのものと同時に、その行動の背景にしっかりと目を向ける必要があります。
例えばトラウマをきっかけとして、困った行動が出てくることもあります。多くの子どもたちが集団で活動する学校では特に、行動の背景にあるトラウマに気が付き、その認識を学校という組織全体で共有して対応に取り込むトラウマインフォームド・ケアも大切です。
コロナ禍だからこそ、子どもの声に耳を傾けて
新型コロナウイルス感染症が拡大し始めた2020年2月、全国の小中高は一斉に休校となりました。それ以降、マスクの着用、手洗いの徹底、給食の黙食などが徹底されています。一斉休校が決まった時も、そしてそれ以降も、子どもの声がコロナ対策に反映されることは少なく、今もなお大人主導で多くのことが決まっています。
これから少しずつ新型コロナの感染状況が落ち着いてくるにしたがい、生活ルールの見直しが図られるでしょう。ぜひその時に、学校においても子どもたちの意見を聞き、尊重しながら、進めていってほしいと思います。
●養護教諭の声
蕨市立中央東小学校 養護教諭 渡邉美和先生
学校では、虐待・ネグレクト等の背景がある子どもに日常的に関わります。奥山先生の講演から、子どもや保護者に対して教育現場でできる私たちの役割について学びました。奥山先生の言う「子どもの命を守ることではなく子どもの権利を守ること」という視点を忘れずに、今後も子どもの声やサインに耳や目を向けていきたいと思います。
事業スタートの背景と実績
●背景
子どもの抱える問題が多様化するにしたがい、養護教諭や就学前教育・保育施設の看護職の方々の役割はますます重要かつ高度になってきています。そういった方々が、最新で正しい医学・医療の知識をすぐに得られるのが一番ですが、実際に第一線で活躍する医療従事者から話を聞く機会をつくるのは難しいのが現状です。そこで、当財団が研究助成や小児医学川野賞などの事業を通じて、設立から30年間で築いてきた小児医学・医療従事者の皆さま延べ500名以上とのつながりを、子どもの成長にとって欠かせない存在である教育現場や保育現場に還元したいという想いで、当事業をスタートさせました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/104845/10/resize/d104845-10-16cbac0dfe1b227ede5e-7.png ]
●実績
・開催件数
2022年度 12件 / 2021年度 12件 / 2020年度 4件 / 2019年度 1件
・これまでの講師およびテーマ(一部)
「保育園ではじめる性教育」(2021年10月実施)
遠見才希子 先生 筑波大学大学院社会精神保健学分野・産婦人科医
「新型コロナウイルスと子どものストレスについて」(2022年2月実施)
田中恭子 先生 国立成育医療研究センターこころの診療部 児童・思春期リエゾン診療科 診療部長
「保健室での救急処置〜骨折その他・学校での対応〜」(2022年7月実施)
淺野祥孝 先生 かわごえファミリークリニック 院長
安齋勝人 先生 埼玉医科大学総合医療センター救急科 救急救命士
小寺紀明 先生 埼玉県南西部消防本部指揮隊長 救急救命士
高野宜子 先生 埼玉県南西部消防本部朝霞消防署救急隊長 救急救命士
野木祐介 先生 埼玉医科大学総合医療センター救急科 救急救命士
※講師の所属先および役職は実施日時点のもの
[画像4: https://prtimes.jp/i/104845/10/resize/d104845-10-26310b02ec6c28301626-6.jpg ]
財団概要
財団名: 公益財団法人川野小児医学奨学財団
所在地: 〒350-1124 埼玉県川越市新宿町1-10-1
理事長: 川野 幸夫(株式会社ヤオコー 代表取締役会長)
事務局長: 川野 紘子
設立: 1989年12月25日
行政庁: 内閣府
URL: https://kawanozaidan.or.jp/
TEL: 049-247-1717
Mail: info@kawanozaidan.or.jp
事業内容: 研究助成/奨学金給付/小児医学川野賞/医学会助成
小児医療施設支援/ドクターによる出前セミナー










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