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伸びる平均寿命、高まる健康意識といわれますが・・・実は、みんなどう思ってる? 何してる? ”気になる「健康・長寿」 実感アンケート”

太り気味の人はわかっているが、やっぱり「食べること」「飲むこと」を止められない? 見えてきた「長寿願望者」と、そうでない方々の「老後イメージ」のコントラスト

 マーケティングの実務家による国際組織=MCEI*(Marketing Communications Executives International)の東京支部(NPO:特定非営利活動法人、東京都千代田区麹町3-10-6)は、MCEI東京・大阪支部の会員を対象に、「健康・長寿」について“実感”アンケートを実施。189名の回答を得て、その集計結果をまとめました。
 2014年の日本人の平均寿命は女性86.83歳、男性80.50歳。女性は3年連続世界一、男性は前年の4位から3位になり、世界有数の長寿国であることが改めて示されました。一方で、「健康寿命」は女性74.21歳、男性71.19歳と、平均寿命との乖離が・・・超高齢化につき進むこれから、健康はもはや自分一人の問題ではなく、家族や社会とのかかわりの中でだれもが向き合わざるを得ないテーマになっています。
 気になる「健康・長寿」。でも実のところ、みんなどう思ってるの? 何してるの? マーケターたちの実感をご紹介します。(※調査方法:セミナー会場およびウェブからの回答)




[表1: http://prtimes.jp/data/corp/265/table/11_1.jpg ]



Q1. あなたの現在の体型について、ご自身でどう思われますか?

[画像1: http://prtimes.jp/i/265/11/resize/d265-11-796820-0.jpg ]

 自身の体型について、「ちょうどよい」39%と、「やや太り気味」35%の回答が同程度でした。
性別で見ると、女性は「やや太り気味」と答える人が38.6%と最も多く、一方男性は「ちょうどよい」という人が40.3%と最も多くなっています。*
 体型が気になり始める30〜50代を年代別で見ると、30代では「ちょうどよい」が37%と最も多く、「やや太り気味」は50代が46.5%と最も多くなっています*体型的に大きな問題を抱えている人は、総じて少ない様子です。 
*リンク先(文末にURL)に詳細グラフ


◆身体に悪いこと・ワースト3は 「運動不足」「夜更かし」「飲み過ぎ」

Q2.あなたが普段していることで、身体に悪いなと思うことは何ですか?当てはまるもの全てに○をつけてください。またその中で最も改善したいと思うもの1つに◎をつけてください。
[画像2: http://prtimes.jp/i/265/11/resize/d265-11-468428-1.jpg ]



 日常生活で「身体に悪い」と思うこと(複数回答)を上位から見ると、
「スポーツ・運動をしていない」45% 、「夜更かし」35%、「飲み過ぎ」32% 、「睡眠時間が不足」「食べ過ぎ」各29%、「食事時間が不規則」27% となっています。
 これに対して「改善したい」項目は、
「スポーツ・運動をしていない」12%、「飲み過ぎ」「食べ過ぎ」各8% 、その他の項目も3%以下と、いずれも少ない数字にとどまっています。
 注目すべきは、「身体に悪いこと」は全780項目、一人平均4.1項目挙げられているのに対し、「改善したい」
は全116項目にとどまっている点です。実に半数近くの人が、改善項目をひとつも挙げていない、という結果でした。
 身体に悪いとわかっていても生活習慣はなかなか変えられないし、実のところ改善しようとまでは思っていない、というのが率直な現実でしょうか。

◆身体に悪いこと---改善対策をしている人は約5割

Q3-1. Q2の「最も改善したいこと」を解消するために、現在何か対策をしていますか?
[画像3: http://prtimes.jp/i/265/11/resize/d265-11-284795-2.jpg ]

[画像4: http://prtimes.jp/i/265/11/resize/d265-11-691854-3.jpg ]



 身体に悪いことを改善するための対策実施状況は、「毎日している」5%、「時々している」44%、「あまりしていない」36%、「全くしていない」15%という結果でした。 対策をしている人は、男性で51.4%、女性で45.5% と、男性の方が高い実施率となっています。
Q2で「改善したい項目」を挙げた人は全体の約6割、Q3で「対策をしている」人は49% ですから、「改善したいと思いつつしていない」人は、数字上は約1割。つまり、具体的な改善のイメージをもっている方は、ほとんどが何らかの対策を実施しているということがわかりました。
[画像5: http://prtimes.jp/i/265/11/resize/d265-11-176664-4.jpg ]



[画像6: http://prtimes.jp/i/265/11/resize/d265-11-327614-5.jpg ]






 一方、対策を「あまりしていない」「全くしていない」人、その理由を尋ねたところ、「実はそこまで切実ではない」34%、「時間がない」31%、「そのために何かをすることが面倒」23%という結果でした。男性は「切実ではない」33.8%が最も多く、女性は「時間がない」40%が圧倒的に多くなっています。

◆身体に悪いこと解消のための月間支出限度額—1,000円未満が40%、5,001〜7,000円が35%

Q4. 「身体に悪いこと」を解消するために何かするとしたら、あなたは月いくら位まで支出できますか/していますか?
[画像7: http://prtimes.jp/i/265/11/resize/d265-11-148964-6.jpg ]

 身体に悪いことを解消するために月あたり支出できる限度額は、 「1000円未満」が40%、「5,001〜7,000円」が35% とボリュームゾーンが大きく2つに分かれました。
 簡易算出方式による月額支出限度額は、年代別では30代5,222円、40代7,079円、50代7,523円と、年齢が上がるに従い高くなっています。性別では男性が6,683円と、女性の4,355円を大きく上回っていますが、これは男性回答者の平均年齢が女性に比べて高いことが影響している可能性があります。


◆健康維持のための支出先—スポーツ59% サプリメント39% マッサージ31%

Q5. 健康維持のためにあなたが実際にお金を払うことがあるのはどれですか?当てはまるもの全てに○をつけてください。またその中で最も多くお金を払っていると思うもの1つに◎をつけてください。
[画像8: http://prtimes.jp/i/265/11/resize/d265-11-987704-13.jpg ]



実際に健康維持のために支出している項目は、「スポーツ」が最も多く59%、次いで「サプリメント」39%、「マッサージなどのリラクゼーション」31%、「人間ドッグなどの定期健診」25%、「健康食品」23%となっています。運動やサプリなど生活の中でできることがメインですが、マッサージも約3人に1人が利用しています。多い支出先としてはスポーツに次ぎ、サプリや健康食品を上回るなど、いまや日常的な健康対策として定着していることがわかります。


[表2: http://prtimes.jp/data/corp/265/table/11_2.jpg ]



◆長寿願望の人は“ポジティブな老後”を描き、そうでない人は“長生きのリスク”を意識

 日本の平均寿命は男性80.5歳、女性86.8歳。寿命についての願望を尋ねたところ、全体では「平均寿命くらいがいい」が44%と多数派だが、「平均寿命より長生きしたい」21%に対して、「平均寿命までいかなくてもいい」15%、「あまり長生きしたいと思わない」7%で合わせると23%と拮抗しており、その他「こだわりがない」13%という結果。健康寿命については「意味まで知っている」が58%と、なかなかの認知率です。
 自由回答を見ると、長生き願望の人はポジティブな老後を描いています。一方、平均寿命程度・それ以下の人では「平均寿命≠健康寿命」と捉え、認知症や寝たきり、その結果としての周りへの迷惑を危惧して「健康でないなら長生きしたくない」との回答が多く、どちらかというと「長生きのリスク」に注目している点が特徴です。

◆男性68%平均寿命かそれ以上を望み、女性の43%は平均寿命未満でいいと考えている

 男性と女性では長生き願望に明らかな差異が見られました。男性は「平均寿命くらい」46%、「平均寿命より長生きしたい」22% をあわせると、約7割が平均寿命かそれ以上を望んでいるのに対し、女性は「平均寿命までいかなくてもいい」29% 、あまり長生きしたくない」13%と、4割以上が長寿を望んではいません。
 やはり女性には将来に対する強い不安があると思われます。超高齢化社会につき進んでいくこれから…介護の負担はどうしても女性に多くかかりがちであり、また男性より平均寿命が高い女性は、「介護する・介護される」の両面から自身の将来像を思い描いているのではないでしょうか。

Q8. 将来起こりうるリスクの可能性を検査したり、それを回避するために何か対応をしたり(予防医学)、具体的な症状の改善ではなく、未来のために先回りして自分の健康に投資という考えに興味がありますか?
[画像9: http://prtimes.jp/i/265/11/resize/d265-11-539297-12.jpg ]

 将来的な疾病リスクの検査やそれに基づく疾病予防を取り入れた「予防医学」については、「ぜひやってみたい」19%、「やってみたい」59%と、約8割もの人が興味を示しています。
 実施している健康対策上位のスポーツやサプリメントにもひけをとらない、興味の高さ。気休め的な健康対策?より、本格的な「医学」になると、俄然興味がわくのか? 単に目新しいだけなのか? 回答者=マーケティング実務家の旺盛な好奇心が感じられます。


◆調査対象◆ 189人(男性141人、女性45人、不明3人、20代〜60代以上)
◆調査期間◆ 2016年1月26日〜3月31日
全アンケートの回答グラフは下記よりご覧いただけます。(PDFファイル)
https://ssl.mceitokyo.org/PDF/MCEIquestionaire_Vol.14.pdf
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