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既設配管の再利用が可能なビル用マルチエアコン「FLEXMULTI-R(フレックスマルチ-R)」リニューアル型の新機種を開発

省エネ性の向上と設置面積の削減を実現

日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社(CEO:フランツ・サーウィンカ)は、既設配管の再利用が可能な『ビル用マルチエアコン「FLEXMULTI-R(フレックスマルチ-R)」リニューアル型(*1)』の新機種SGRシリーズとSSRシリーズを開発し、2018年6月から生産を開始します。




[画像1: https://prtimes.jp/i/20546/11/resize/d20546-11-714045-4.jpg ]


日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社(CEO:フランツ・サーウィンカ)は、既設配管の再利用が可能な『ビル用マルチエアコン「FLEXMULTI-R(フレックスマルチ-R)」リニューアル型(*1)』の新機種SGRシリーズとSSRシリーズを開発し、2018年6月から生産を開始します。

新機種は、当社従来機種と比較して、APF2015(通年エネルギー消費効率)(*2)の向上と設置面積の削減を実現しました。また、従来機種から引き続き、既設配管内の水分・酸化物を除去するリニューアルフィルターを内蔵することで、既設配管の配管洗浄作業が不要(*3)となり、更新作業工程を短縮できます。


(*1) 既設システムからの更新の際に、室外ユニット、室内ユニットのみを入れ換えて、現地の既設配管を再利用するための専用室外ユニット
(*2) JIS B 8616:2015に基づく通年エネルギー消費効率
(*3) 既設ユニットによる冷媒回収運転が可能であることが必要

■開発の背景
既設配管の再利用が可能なリニューアル型は、従来からエアコン更新の工期短縮やコスト低減を可能にする選択肢としてニーズが多くありましたが、それに加えてさらなる省エネ性や設置自由度も求められるようになってきました。今回、お客様の声に応えるため、省エネ性の向上と設置面積の削減を実現した新製品を開発しました。

■新製品の特長
今回開発した『「FLEXMULTI-R(フレックスマルチ-R)」リニューアル型』は、より高効率なSGRシリーズと、よりコンパクトなSSRシリーズの2シリーズを展開します。
本シリーズはリニューアル型の従来機種DGRシリーズとDSRシリーズの後継機種となりますが、採用技術としては2016年発売の『「FLEXMULTI(フレックスマルチ)」冷暖切換型』SGシリーズとSSシリーズをベースとして開発しました。より高効率を求めるお客様にはSGRシリーズ、より省スペースを求めるお客様にはSSRシリーズをご提案することで、多様化するお客様の声にお応えします。

1.省エネ性の向上
新製品の代表的な機種であるSGRシリーズ400型(*4)では、SGシリーズでも採用した低負荷運転時の効率を向上するための2ファン構造と、2ファン構造の効果を最大限に引き出すΣ形状の熱交換器を採用しました。また、多段拡大構造のロングベルマウスの採用により、漏れを抑制するだけでなく、風を小さな渦に分散して流れをスムーズ化することでファン入力を大幅に低減しました。
さらに新製品では、新たにガスインジェクションサイクル(*5)を採用し新型圧縮機を搭載することで、省エネ性を向上しました。これらの技術によって、SGRシリーズ400型のAPF2015(通年エネルギー消費効率)は、業界トップクラス の6.1(*6)を達成しました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/20546/11/resize/d20546-11-738508-0.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/20546/11/resize/d20546-11-873170-1.jpg ]


2.設置面積を約44%削減(SGRシリーズ400型)
SGRシリーズでは単体ユニットあたりの容量を大きくしました。これにより室外ユニットの単体化を実現し(*7)、室外ユニットの組み合わせユニット数を減らしました。設置面積の削減が可能になるだけでなく、接続時の工事工程も短縮できます。大容量圧縮機を採用したSGRシリーズ400型では、設置面積を従来機種DGRシリーズ400型(*8)との比較で約44%削減しました。
SSRシリーズはSGRシリーズよりもさらにコンパクトなユニットサイズとなっています。これによって、より省スペースでの設置を可能としています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/20546/11/resize/d20546-11-309385-2.jpg ]


(*4) 新型機種FLEXMULTI-R リニューアル型SGRシリーズ400型 室外ユニット型式RAS-AP400SGR
(*5) ガスインジェクションによる能力向上分を圧縮機の動力へ還元することで消費電力を減らしている
(*6) 2018年2月14日現在。ビル用マルチエアコンにおける「てんかせ4方向」との組み合わせにおいて
(*7) 新型機種FLEXMULTI-R リニューアル型SGRシリーズ400型〜500型において。室外ユニット型式RAS-AP400SGR、RAS-AP450SGR、RAS-AP500SGR
(*8) 現行機種FLEXMULTI-R リニューアル型DGRシリーズ400型 室外ユニット型式RAS-AP400DGR3

■型名および生産開始時期
現行のDGRシリーズでは140〜1000型の17機種(*9)のラインアップとなっていますが、SGRシリーズでは1060、1120、1180型の3機種を追加した全20機種(*10)のラインアップとなり、多様な空調負荷へのニーズに対応します。
[画像5: https://prtimes.jp/i/20546/11/resize/d20546-11-266981-3.jpg ]

(*9) 現行機種『FLEXMULTI-R リニューアル型』DGRシリーズ 室外ユニット型式RAS-AP140DGR3〜RAS-AP1000DGR3
(*10) 新型機種『FLEXMULTI-R リニューアル型』SGRシリーズ 室外ユニット型式RAS-AP140SGR〜RAS-AP1180SGR


■本製品に関する照会先
日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 グローバル製品開発統括本部 国内製品企画部
〒105-0022 東京都港区海岸一丁目16番1号(ニューピア竹芝サウスタワー)
電話 03-6848-9189
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