小売業の売上増加と在庫削減を実現するSaaSのフルカイテン、第三者割当増資で1億7000万円を調達
[20/01/15]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
プロダクトとビジネスモデルの完成度向上へ体制を強化
小売企業やメーカーを対象に売上増加と在庫削減の両立を支援するSaaS(クラウドサービス)『FULL KAITEN』を開発、提供するフルカイテン株式会社(本社・大阪市福島区、代表取締役・瀬川直寛)は、大和企業投資株式会社、京銀リース・キャピタル株式会社、みずほキャピタル株式会社を引受先とする第三者割当増資により、計1億7000万円の資金調達を実施しました。加えてみずほ銀行からは融資を受け、事業資金を積み増しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/25713/11/resize/d25713-11-233290-0.jpg ]
今回の資金調達は2017年5月、2018年6月に続き3回目の増資で、2020年をFULL KAITENの飛躍・成長の礎となる一年にするための資金となります。弊社は今後、FULL KAITENのプロダクト開発とさらなる普及をスピーディーに進めるため、人材採用と開発体制の強化に対する投資を継続してまいります。
在庫問題とFULL KAITEN
FULL KAITENが解決する「在庫問題」とは、在庫を増やすと売上は伸びるが不良在庫も増えてしまい、在庫を減らそうとすると売上も減ってしまう問題のことです。一言で表現すると、売上増加と在庫削減の両立が非常に難しいということです。
この問題が解決できれば在庫が減って売上が増えるため、どの企業も非常に助かるのですが、これまで効果的な解決方法がなかったため、解決したいのに解決されないまま長年ニーズだけが存在するという状態でした。
弊社は2012年の創業以来、自社で手がけていた小売事業(2018年に売却)を題材にして在庫問題を研究し、この問題が起きるメカニズムを解明しました。その成果は在庫問題解決テクノロジーとして特許出願中です。
そして当テクノロジーとAIによる需要予測によって在庫問題を解決できる技術の開発に成功し、それを『FULL KAITEN』としてSaaS化しました。在庫問題の解決に特化したSaaSという意味では、日本で唯一のサービスでもあります。
エンタープライズとの契約が急増
弊社は2017年にFULL KAITENバージョン1.0をリリースしました。導入した企業では、次のような目に見える成果が出ています。
● 導入から9ヶ月で在庫が半減し、売上は導入前の前年同月比で毎月更新
● 導入後1年間で在庫数量は変化していないのに、売上は2倍に成長
その後、導入企業から出た様々な機能追加の要望に対応する形でバージョン2.0の提供を開始しました。ジュン、ドーム(UNDER ARMOUR)、フェリシモなどの大手アパレル企業をはじめ、アシックスジャパン、マドラス、サダ・マーチャンダイジングリプリゼンタティブ(メーカーズシャツ鎌倉)ほか、エンタープライズを中心に多くの企業からご契約を頂戴しています。
資金調達でさらなるプロダクト開発と人材投資へ
[画像2: https://prtimes.jp/i/25713/11/resize/d25713-11-237151-1.jpg ]
弊社はバージョン2.0リリースに満足することなく、企業から寄せられる要望や営業訪問で把握したニーズ、社内での議論から出てきた課題などを基に、FULL KAITENをより良いプロダクトに改善すべく新機能などの開発を継続しています。
また、契約増加に合わせ、顧客企業に売上増加と在庫削減の成果を出していただくために顧客と伴走するカスタマーサクセス業務の重要性が増しています。さらに、在庫問題は業種を問わず在庫ビジネスを行う企業の宿命的課題であるため、FULL KAITENのマーケットは非常に大きいことから、今後も契約企業数の増加が見込まれます。
そこで弊社は今回の調達資金を、事業の中核を担う人材採用の強化とプロダクト開発へ投下し、さらなる事業拡大を図ります。
弊社はFULL KAITENの開発・提供を通して、「在庫問題の解決を通じて、『必要な商品が必要な量だけ流通する社会』を実現し、世界の廃棄・資源・不公平取引問題を解決する」というミッションの遂行に向け、事業のスケールに取り組んでまいります。
投資家からの応援メッセージ
今回の第三者割当増資の引受先は以下のとおりです。
● 大和ベンチャー1号投資事業有限責任組合(大和企業投資株式会社 代表取締役社長:柳原藤雄)
● みずほ成長支援第3号投資事業有限責任組合(みずほキャピタル株式会社 代表取締役社長:大町祐輔)
● 京銀輝く未来応援ファンド2号投資事業有限責任組合(京銀リース・キャピタル株式会社 代表取締役:奥野浩)
各社からフルカイテンへの応援メッセージをいただいています。
大和企業投資 国内投資運用第一部長 後藤聴武氏
[画像3: https://prtimes.jp/i/25713/11/resize/d25713-11-597242-2.jpg ]
当社は2017年のシードラウンドからファーストかつリードインベスターとしてフルカイテンとともに歩んできました。流通業界の在庫問題は根が深く、FULL KAITENは社会に広く求められているツールだと確信しています。
瀬川さんは当初手がけていた小売事業で在庫問題が原因で3度も倒産危機に瀕し、乗り越えてきました。そうした課題解決の実体験と統計学の素養を持つ人が生み出したからこそ、FULL KAITENには説得力があると感じています。
起業家の中には、世の中を善くしようと思って経営している人が多いですが、瀬川さんもその1人であり、フルカイテンは意欲と能力のある人材を惹き付けられる事業とチームが揃っていると思います。フルカイテンのミッションに共感する皆さんのジョインを期待しています。
京銀リース・キャピタル 投資部部長代理 西岡浩志氏
[画像4: https://prtimes.jp/i/25713/11/resize/d25713-11-470198-4.jpg ]
当社は前回2018年のラウンドから参加させていただき、追加出資のタイミングがあればサポートしていきたいと考えていました。親会社の京都銀行の取引先にも潜在的に在庫問題で困っている企業は多いので、明確なニーズがありマーケットも大きいと感じています。
やはりFULL KAITENは瀬川さんの小売事業での実体験がベースになっているので、顧客企業はプロダクトの「痒い所に手が届く」ユーザインターフェースが気に入って契約しているのではないでしょうか。それくらい、顧客目線で作りこまれたサービスだと思います。
今回の資金調達で採用と開発をさらに強化し、京都銀行の取引先も含めた幅広い業種、規模の企業がFULL KAITENを使えるようになることを期待しています。
みずほキャピタル 投資第4部インベストメントマネジャー 藤井智史氏
[画像5: https://prtimes.jp/i/25713/11/resize/d25713-11-561676-3.jpg ]
前回ラウンドから開発を続けていたFULL KAITENバージョン2.0がリリースされ、足もとの契約状況から見てもより多くの企業の課題解決につながるプロダクトになると期待し、追加出資させていただきました。
昨年、マッチング商談会で瀬川さんのセールスに同席する機会がありました。FULL KAITENの操作デモに対し、大手企業の担当者が「そうなんですよ」としきりに頷いている様子を見て大きな可能性を感じました。多くの人が課題に感じているが解決できていないことに取り組めるのは、とても意義があると思います。
FULL KAITENには現在、顧客企業から高い期待が寄せられています。それを超える体験価値を提供してほしいと思います。目線を下げてしまうと、そこが成長の限界になってしまうと思っているので、高い目標、視座を持ち続けてほしいです。
※3氏のインタビュー記事をWantedlyにて掲載しています。
【会社概要】
社名: フルカイテン株式会社
URL: https://full-kaiten.com
本社: 大阪市福島区玉川2-8-4 阪神玉川オフィスビル7階
東京事務所: 東京都港区虎ノ門3丁目3-3 虎ノ門南ビル2階
設立: 2012年5月7日
代表者: 代表取締役 瀬川直寛
従業員数: 15名(大阪9名、東京6名)
【本件の問い合わせ先】
フルカイテン株式会社
広報チーム 南
電話: 06-6225-3051
Eメール: info@full-kaiten.com
小売企業やメーカーを対象に売上増加と在庫削減の両立を支援するSaaS(クラウドサービス)『FULL KAITEN』を開発、提供するフルカイテン株式会社(本社・大阪市福島区、代表取締役・瀬川直寛)は、大和企業投資株式会社、京銀リース・キャピタル株式会社、みずほキャピタル株式会社を引受先とする第三者割当増資により、計1億7000万円の資金調達を実施しました。加えてみずほ銀行からは融資を受け、事業資金を積み増しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/25713/11/resize/d25713-11-233290-0.jpg ]
今回の資金調達は2017年5月、2018年6月に続き3回目の増資で、2020年をFULL KAITENの飛躍・成長の礎となる一年にするための資金となります。弊社は今後、FULL KAITENのプロダクト開発とさらなる普及をスピーディーに進めるため、人材採用と開発体制の強化に対する投資を継続してまいります。
在庫問題とFULL KAITEN
FULL KAITENが解決する「在庫問題」とは、在庫を増やすと売上は伸びるが不良在庫も増えてしまい、在庫を減らそうとすると売上も減ってしまう問題のことです。一言で表現すると、売上増加と在庫削減の両立が非常に難しいということです。
この問題が解決できれば在庫が減って売上が増えるため、どの企業も非常に助かるのですが、これまで効果的な解決方法がなかったため、解決したいのに解決されないまま長年ニーズだけが存在するという状態でした。
弊社は2012年の創業以来、自社で手がけていた小売事業(2018年に売却)を題材にして在庫問題を研究し、この問題が起きるメカニズムを解明しました。その成果は在庫問題解決テクノロジーとして特許出願中です。
そして当テクノロジーとAIによる需要予測によって在庫問題を解決できる技術の開発に成功し、それを『FULL KAITEN』としてSaaS化しました。在庫問題の解決に特化したSaaSという意味では、日本で唯一のサービスでもあります。
エンタープライズとの契約が急増
弊社は2017年にFULL KAITENバージョン1.0をリリースしました。導入した企業では、次のような目に見える成果が出ています。
● 導入から9ヶ月で在庫が半減し、売上は導入前の前年同月比で毎月更新
● 導入後1年間で在庫数量は変化していないのに、売上は2倍に成長
その後、導入企業から出た様々な機能追加の要望に対応する形でバージョン2.0の提供を開始しました。ジュン、ドーム(UNDER ARMOUR)、フェリシモなどの大手アパレル企業をはじめ、アシックスジャパン、マドラス、サダ・マーチャンダイジングリプリゼンタティブ(メーカーズシャツ鎌倉)ほか、エンタープライズを中心に多くの企業からご契約を頂戴しています。
資金調達でさらなるプロダクト開発と人材投資へ
[画像2: https://prtimes.jp/i/25713/11/resize/d25713-11-237151-1.jpg ]
弊社はバージョン2.0リリースに満足することなく、企業から寄せられる要望や営業訪問で把握したニーズ、社内での議論から出てきた課題などを基に、FULL KAITENをより良いプロダクトに改善すべく新機能などの開発を継続しています。
また、契約増加に合わせ、顧客企業に売上増加と在庫削減の成果を出していただくために顧客と伴走するカスタマーサクセス業務の重要性が増しています。さらに、在庫問題は業種を問わず在庫ビジネスを行う企業の宿命的課題であるため、FULL KAITENのマーケットは非常に大きいことから、今後も契約企業数の増加が見込まれます。
そこで弊社は今回の調達資金を、事業の中核を担う人材採用の強化とプロダクト開発へ投下し、さらなる事業拡大を図ります。
弊社はFULL KAITENの開発・提供を通して、「在庫問題の解決を通じて、『必要な商品が必要な量だけ流通する社会』を実現し、世界の廃棄・資源・不公平取引問題を解決する」というミッションの遂行に向け、事業のスケールに取り組んでまいります。
投資家からの応援メッセージ
今回の第三者割当増資の引受先は以下のとおりです。
● 大和ベンチャー1号投資事業有限責任組合(大和企業投資株式会社 代表取締役社長:柳原藤雄)
● みずほ成長支援第3号投資事業有限責任組合(みずほキャピタル株式会社 代表取締役社長:大町祐輔)
● 京銀輝く未来応援ファンド2号投資事業有限責任組合(京銀リース・キャピタル株式会社 代表取締役:奥野浩)
各社からフルカイテンへの応援メッセージをいただいています。
大和企業投資 国内投資運用第一部長 後藤聴武氏
[画像3: https://prtimes.jp/i/25713/11/resize/d25713-11-597242-2.jpg ]
当社は2017年のシードラウンドからファーストかつリードインベスターとしてフルカイテンとともに歩んできました。流通業界の在庫問題は根が深く、FULL KAITENは社会に広く求められているツールだと確信しています。
瀬川さんは当初手がけていた小売事業で在庫問題が原因で3度も倒産危機に瀕し、乗り越えてきました。そうした課題解決の実体験と統計学の素養を持つ人が生み出したからこそ、FULL KAITENには説得力があると感じています。
起業家の中には、世の中を善くしようと思って経営している人が多いですが、瀬川さんもその1人であり、フルカイテンは意欲と能力のある人材を惹き付けられる事業とチームが揃っていると思います。フルカイテンのミッションに共感する皆さんのジョインを期待しています。
京銀リース・キャピタル 投資部部長代理 西岡浩志氏
[画像4: https://prtimes.jp/i/25713/11/resize/d25713-11-470198-4.jpg ]
当社は前回2018年のラウンドから参加させていただき、追加出資のタイミングがあればサポートしていきたいと考えていました。親会社の京都銀行の取引先にも潜在的に在庫問題で困っている企業は多いので、明確なニーズがありマーケットも大きいと感じています。
やはりFULL KAITENは瀬川さんの小売事業での実体験がベースになっているので、顧客企業はプロダクトの「痒い所に手が届く」ユーザインターフェースが気に入って契約しているのではないでしょうか。それくらい、顧客目線で作りこまれたサービスだと思います。
今回の資金調達で採用と開発をさらに強化し、京都銀行の取引先も含めた幅広い業種、規模の企業がFULL KAITENを使えるようになることを期待しています。
みずほキャピタル 投資第4部インベストメントマネジャー 藤井智史氏
[画像5: https://prtimes.jp/i/25713/11/resize/d25713-11-561676-3.jpg ]
前回ラウンドから開発を続けていたFULL KAITENバージョン2.0がリリースされ、足もとの契約状況から見てもより多くの企業の課題解決につながるプロダクトになると期待し、追加出資させていただきました。
昨年、マッチング商談会で瀬川さんのセールスに同席する機会がありました。FULL KAITENの操作デモに対し、大手企業の担当者が「そうなんですよ」としきりに頷いている様子を見て大きな可能性を感じました。多くの人が課題に感じているが解決できていないことに取り組めるのは、とても意義があると思います。
FULL KAITENには現在、顧客企業から高い期待が寄せられています。それを超える体験価値を提供してほしいと思います。目線を下げてしまうと、そこが成長の限界になってしまうと思っているので、高い目標、視座を持ち続けてほしいです。
※3氏のインタビュー記事をWantedlyにて掲載しています。
【会社概要】
社名: フルカイテン株式会社
URL: https://full-kaiten.com
本社: 大阪市福島区玉川2-8-4 阪神玉川オフィスビル7階
東京事務所: 東京都港区虎ノ門3丁目3-3 虎ノ門南ビル2階
設立: 2012年5月7日
代表者: 代表取締役 瀬川直寛
従業員数: 15名(大阪9名、東京6名)
【本件の問い合わせ先】
フルカイテン株式会社
広報チーム 南
電話: 06-6225-3051
Eメール: info@full-kaiten.com