【サーラ住宅】快適で健康な空間づくりに向けた共同研究で室温28 ℃でも除湿により睡眠効率が向上することを実証
[20/08/19]
提供元:PRTIMES
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株式会社サーラコーポレーション(本社:愛知県豊橋市、代表取締役社長:神野吾郎)の連結子会社であるサーラ住宅株式会社(本社:愛知県豊橋市、代表取締役社長:山口信仁)が、国立大学法人豊橋技術科学大学(愛知県豊橋市)の都築和代教授(建築・都市システム学系)との共同研究において、戸建て住宅における夏期の除湿空間が睡眠効率に与える影響について検証し、その結果を公表しましたので、お知らせいたします。
サーラ住宅株式会社は、豊橋技術科学大学・都築和代教授(建築・都市システム学系)との共同研究において、戸建て住宅における夏期の除湿空間が睡眠効率に与える影響について検証しました。
夏期の就寝環境はエアコンによる冷房が一般的ですが、入眠時は快適であっても起床時には冷えや倦怠感などの体調不良を感じるなど、室温設定は大変悩ましい問題です。また近年、健康や日中の集中力に影響を与えるものとして、睡眠の質に対する関心は高まっています。
温度・湿度が人に与える影響については、これまで行われてきた検証の多くが「快適性」といった心理的な評価によるものですが、今回の実験では、睡眠効率・直腸温(以下深部体温と称する・皮膚温など、主に生理的評価から検証を行いました。
その結果、エアコン停止後に室温が28℃~29℃(多くの人が蒸し暑さを感じる温度に上昇しても、全館調湿換気システム※1により湿度を50%に維持することで、深部体温は低下を続け、睡眠効率は向上することが実証されました。睡眠効率はアクチグラフ※2で活動量を測定し、下記の式により算出したものです。
[画像1: https://prtimes.jp/i/40055/11/resize/d40055-11-498233-0.png ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/40055/11/resize/d40055-11-768855-1.jpg ]
■検証結果のまとめ ※3
・温熱環境が人に与える影響のうち、一般的に温度が支配的だといわれています。しかし、エアコン停止後に室温が28℃~29℃に上昇しても、全館調湿換気システムにより湿度を50%に維持することで深部体温は低下を続け、皮膚温の上昇は抑制され、睡眠効率は向上しました。
・室内環境に対する反応には個人差があり、暑がり・寒がりとして一般的に自己申告がされています。皮膚温は除湿の有無だけでなく、暑がり・寒がりという感じ方の個人属性の影響も受けました。この2つに交互作用はありませんでしたが、暑がりの皮膚温は最も上昇を抑制されました。
断熱性能だけでなく湿度や空気質まで含めた空間づくりは、住宅の快適性を向上し、住む人の健康面をサポートします。当社では共同研究などを通して、より一層の快適・健康な空間づくりに取組んでまいります。
※1 第1種の24時間換気システムに除湿・加湿機能を付加したもの。当社商品「べステア・プラス」で採用。
「べステア・プラス」について詳しくは下記リリースを参照ください。
https://prtimes.jp/main/action.php?run=html&page=releasedetail&company_id=40055&release_id=9&owner=1
※2 圧センサーで加速度圧を計測することにより、活動量を連続して測定する方法。睡眠・覚醒リズムを調べることが可能。
※3 空気調和・衛生工学会中部支部学術研究発表会論文集 第21号pp.29-32「夏期のデシカント換気が生理反応及び睡眠効率に与える影響」柴山依子他、2020年3月
■豊橋技術科学大学・都築和代教授(建築・都市システム学系)コメント
近年、温暖化の影響により、夜間に外気温が低下しにくくなっているだけでなく高湿になっているので、睡眠には一晩中冷房を入れて室温管理する必要があります。しかし、今回の結果は湿度管理されていればエアコンが途中で切れても皮膚温の上昇は少なく、深部体温は影響を受けず、睡眠効率は低下しない、という湿度が生理反応に及ぼす新しい知見が得られました。
※検証方法および検証結果の詳細については、下記リリース資料を参照ください。
https://prtimes.jp/a/?f=d40055-20200819-2983.pdf
【このプレスリリースに関するお問い合わせ】
サーラ住宅株式会社 本社営業部 担当:三村、田平 技術開発 担当:加来、柴山
TEL:0532-32-7272 Mail:info@sala-house.co.jp
サーラ住宅株式会社は、豊橋技術科学大学・都築和代教授(建築・都市システム学系)との共同研究において、戸建て住宅における夏期の除湿空間が睡眠効率に与える影響について検証しました。
夏期の就寝環境はエアコンによる冷房が一般的ですが、入眠時は快適であっても起床時には冷えや倦怠感などの体調不良を感じるなど、室温設定は大変悩ましい問題です。また近年、健康や日中の集中力に影響を与えるものとして、睡眠の質に対する関心は高まっています。
温度・湿度が人に与える影響については、これまで行われてきた検証の多くが「快適性」といった心理的な評価によるものですが、今回の実験では、睡眠効率・直腸温(以下深部体温と称する・皮膚温など、主に生理的評価から検証を行いました。
その結果、エアコン停止後に室温が28℃~29℃(多くの人が蒸し暑さを感じる温度に上昇しても、全館調湿換気システム※1により湿度を50%に維持することで、深部体温は低下を続け、睡眠効率は向上することが実証されました。睡眠効率はアクチグラフ※2で活動量を測定し、下記の式により算出したものです。
[画像1: https://prtimes.jp/i/40055/11/resize/d40055-11-498233-0.png ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/40055/11/resize/d40055-11-768855-1.jpg ]
■検証結果のまとめ ※3
・温熱環境が人に与える影響のうち、一般的に温度が支配的だといわれています。しかし、エアコン停止後に室温が28℃~29℃に上昇しても、全館調湿換気システムにより湿度を50%に維持することで深部体温は低下を続け、皮膚温の上昇は抑制され、睡眠効率は向上しました。
・室内環境に対する反応には個人差があり、暑がり・寒がりとして一般的に自己申告がされています。皮膚温は除湿の有無だけでなく、暑がり・寒がりという感じ方の個人属性の影響も受けました。この2つに交互作用はありませんでしたが、暑がりの皮膚温は最も上昇を抑制されました。
断熱性能だけでなく湿度や空気質まで含めた空間づくりは、住宅の快適性を向上し、住む人の健康面をサポートします。当社では共同研究などを通して、より一層の快適・健康な空間づくりに取組んでまいります。
※1 第1種の24時間換気システムに除湿・加湿機能を付加したもの。当社商品「べステア・プラス」で採用。
「べステア・プラス」について詳しくは下記リリースを参照ください。
https://prtimes.jp/main/action.php?run=html&page=releasedetail&company_id=40055&release_id=9&owner=1
※2 圧センサーで加速度圧を計測することにより、活動量を連続して測定する方法。睡眠・覚醒リズムを調べることが可能。
※3 空気調和・衛生工学会中部支部学術研究発表会論文集 第21号pp.29-32「夏期のデシカント換気が生理反応及び睡眠効率に与える影響」柴山依子他、2020年3月
■豊橋技術科学大学・都築和代教授(建築・都市システム学系)コメント
近年、温暖化の影響により、夜間に外気温が低下しにくくなっているだけでなく高湿になっているので、睡眠には一晩中冷房を入れて室温管理する必要があります。しかし、今回の結果は湿度管理されていればエアコンが途中で切れても皮膚温の上昇は少なく、深部体温は影響を受けず、睡眠効率は低下しない、という湿度が生理反応に及ぼす新しい知見が得られました。
※検証方法および検証結果の詳細については、下記リリース資料を参照ください。
https://prtimes.jp/a/?f=d40055-20200819-2983.pdf
【このプレスリリースに関するお問い合わせ】
サーラ住宅株式会社 本社営業部 担当:三村、田平 技術開発 担当:加来、柴山
TEL:0532-32-7272 Mail:info@sala-house.co.jp