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長崎県対馬市に漂着したごみを収納ボックスに。創業136年の工具箱メーカーが作る「オーシャンプラスチックを使った工具箱」が4月上旬より販売開始。

海のない奈良県生駒市から、対馬の海を救うプロジェクト。オーシャンプラスチックを10%配合し、従来の製品と同じ耐荷重を実現。プラスチックを扱うプロの企業だからこそ、“正しく向き合いたい”。

予約ページ:https://ringstar1889.base.shop/

創業より136年に渡り国内自社製造の工具箱を販売する、株式会社リングスター(本社:大阪府大阪市城東区、代表取締役:唐金 吉弘)は長崎県対馬市へ漂着し、再生困難といわれていた海洋プラスチックごみ(オーシャンプラスチック)を耐久消費財として使用する「対馬オーシャンプラスチックバスケット」「対馬オーシャンプラスチックボックス」として製品化することに成功。公式オンラインショップにて2月26日(日)より予約を開始、4月中旬より発売いたします。




[画像1: https://prtimes.jp/i/54147/11/resize/d54147-11-74a4bf5a3f9402d54f39-0.jpg ]




商品概要


[画像2: https://prtimes.jp/i/54147/11/resize/d54147-11-ee8806a4d8a5e88ba99d-1.jpg ]

ハンドルを内側に倒せば、同じサイズのバスケットを、中身が入ったままスタッキングができます。
ハンドルは頂点でロックがかかり自立するので、かがみ込みによる腰の負担を軽減します。
日常からDIY、釣りやキャンプなど、どんな場所でもお好きに使っていただけるバスケットです。
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/54147/table/11_1_da5b2fc76328aa4b335d119f8db5985c.jpg ]



[画像3: https://prtimes.jp/i/54147/11/resize/d54147-11-57bdadbfa16417831dbe-2.jpg ]

蓋は、前後どちらからでも開閉できるダブルオープンシステム。釣りやキャンプでも大人気のボックスです。
プロの現場で使われてきた職人仕込みの耐久性があるので、収納ボックスとしてだけでなく、椅子や踏み台としてもお使いいただけます。

[表2: https://prtimes.jp/data/corp/54147/table/11_2_cd3dfdb3f26ab204b7b259b43f75cc86.jpg ]




長崎県対馬市の現状


[画像4: https://prtimes.jp/i/54147/11/resize/d54147-11-d582e2a53533fc230525-12.png ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/54147/11/resize/d54147-11-14dfc8ec60ff02a8fac6-13.png ]



島の形状、潮流などの影響で大量の漂着物が打ち寄せられる、「海ごみの防波堤」ともいわれる長崎県の対馬。
その漂着量は年間約2万〜3万?、事業費は約2億8千万円に上るといわれています。



海洋プラスチックについて


[画像6: https://prtimes.jp/i/54147/11/resize/d54147-11-ee35fa207d5d4332433e-10.png ]

海洋プラスチックには、海から内陸50kmに存在し、今後海に流出する可能性があるプラスチックごみを指す「オーシャンバウンドプラスチック」(Ocean Bound Plastic:OBP)と、海から流れ着いたことが証明ができるプラスチックごみを指す「オーシャンプラスチック」(Ocean Plastic:OP)の2種類が存在します。
オーシャンバウンドプラスチックはまだ海に流出していないため、分別がしやすかったり汚れの付着等も少ない等の理由から、比較的リサイクルがしやすいプラスチックごみです。

一方で、オーシャンプラスチックは既に海を渡って他の国や場所から海岸に流れ着いているので、波に揉まれ紫外線を浴び、汚れや破損がひどいプラスチックごみです。
そのため回収→分別→洗浄→再分別に膨大なコストがかかってしまい、オーシャンバウンドプラスチックに比べてリサイクルがしにくくなっています。
現在も良い再利用方法が見つからず、企業も手を出せずにいる状態ですが、埋め立てによる処理もこのままではいずれ限界を迎えてしまいます。

このオーシャンプラスチックを有効活用できないか?ということで、「対馬オーシャンプラスチックバスケット」「対馬オーシャンプラスチックボックス」には、対馬市のオーシャンプラスチックを使用。
中でも、年間約2000〜3000個以上が漂着するという“青いポリタンク”(ポリエチレン製)を10%配合し、製品化しました。

※製品本体の斑点模様は、原材料の高耐衝撃性ポリプロピレンと“青いポリタンク”(ポリエチレン製)の融点が違うことによる溶け残りによって発生したものです。現在は品質には問題がありませんので、製品それぞれの個性としてご理解いただけますと幸いです。
※青いポリタンクがなくなれば、他のオーシャンプラスチックを順番に選んで、製品化・販売していく予定です。
[画像7: https://prtimes.jp/i/54147/11/resize/d54147-11-04b3d70a5bcfd5214fbc-5.jpg ]




強度面で不安があったOPを耐久消費財へ

株式会社リングスターの工具箱は約136年もの間、長年現場で働くプロの職人向けの工具箱や、ハードなアウトドアに特化した収納ボックスを作り続けてきました。

今回、強度面に不安があるオーシャンプラスチックを使っても耐久力のある製品を作ることができたのは、素材の強さに頼ってきたのではなく、「どうすればプロの職人が信頼できる、安心で強靭な工具箱を作ることができるのか?」という問いに真摯に向き合い、構造上の強度を追求してきたからです。
今回の「対馬オーシャンプラスチックバスケット」「対馬オーシャンプラスチックボックス」は、奈良工業試験センターの協力のもと耐久力試験を行い、従来の製品と全く変わらない耐荷重数値を記録しました。

強度面で不安があるとされてきたリサイクル素材を使っていても、安心して長く使える製品です。
[画像8: https://prtimes.jp/i/54147/11/resize/d54147-11-d51c039ebc09aa48fce4-4.png ]




なぜ「10%」配合なのか


[画像9: https://prtimes.jp/i/54147/11/resize/d54147-11-3332a5134f81846b02e3-6.jpg ]

1.本来、同じプラスチックであったとしても異なる素材を混ぜ合わせて成形することは、成形不良や製品の耐久力の低下、機械の故障に繋がる行為です。これ以上の配合はその危険性が高くなり、大量生産による販売が困難になってしまうため、私たちができる最大限の配合率として10%としました。

2.先述のように、オーシャンプラスチックはコストが高くなってしまうため、これ以上の配合を行うと皆様に買ってもらいにくい価格になってしまいます。皆様に購入していただき、弊社でたくさんの生産・販売を行うことでオーシャンプラスチックが対馬から無くなる可能性が見えてきます。

※配合率とその理由を明記することにより、オーシャンプラスチックの削減数をより分かりやすく、不正なく、皆様にお伝えすることができると考えています。
※具体的な削減数に関しましては、下記の図をご参照ください。
[画像10: https://prtimes.jp/i/54147/11/resize/d54147-11-2249e21b012a76b268ce-7.png ]

[画像11: https://prtimes.jp/i/54147/11/resize/d54147-11-11ab7dde4dc2b8b3939d-8.png ]




企業としてできること:カタチだけの「SDGs」に終止符を。


[画像12: https://prtimes.jp/i/54147/11/resize/d54147-11-13255dc61fe208d8462a-11.png ]

とめどなく流れ着き、製品化にコストがかかり、再生によって耐久力も保証されないという理由から、企業が継続して扱うことが難しいとされてきたオーシャンプラスチック。
目の前で困っている対馬の人たちを助けるために、約136年に渡り工具箱を作り続けてきた「プラスチックのプロ」である私たちのノウハウがあるのではないか、と考え、製品化に至りました。
製品化に至るまでの段階で、株式会社リングスターとして何ができるのかを考えたときに、対馬の海を綺麗にするためのこの製品を通して、イメージのためのカタチだけの「SDGs」ではなく、全ての企業がさまざまな問題に本気で取り組む世界を作りたいと考えました。

株式会社リングスターはプラスチック製品をメインとして取り扱うメーカーだからこそ、「正しく選ぶ、正しく捨てる、正しく向き合う」世界の実現を目標に、これからも活動していきます。

※「対馬オーシャンプラスチックバスケット」1個販売につき100円、「対馬オーシャンプラスチックボックス」1個販売につき200円を、長崎県対馬市へ寄付いたします。



会社概要

【株式会社リングスター】
工事現場・建設現場で使える工具箱、釣具の収納に最適な釣具箱、アウトドアやキャンプに使えるマルチボックスを開発しています。
時代とユーザーのニーズに合わせた、高品質で高機能な「箱」を、国内製造にこだわって生み出し続けています。

業種:工具収納用プラスチックケース・工具収納用スチールケース・工具収納用バッグ・アウトドア収納ボックス・釣具用タックルケースの製造及び販売
代表者名:唐金 吉弘
設立日:1889年(明治22年)
所在地:奈良県生駒市北田原町1208-5
ホームページ:http://www.ringstar.co.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/ringstar_1889/
Facebook:https://www.facebook.com/ringstar1889/
公式LINEアカウント:https://page.line.me/?accountId=837hxfax



プレスリリースについてのお問い合せ

株式会社リングスター
マーケティング室  唐金 祐太
〒630-0142 奈良県生駒市北田原町1208-5
TEL : 0743-72-0125
mail : yu.karakane@ringstar.co.jp

マーケティング室  篠田 玲羅
mail : r.shinoda@ringstar.co.jp
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