長野県立美術館で「とびたつとき-池田満寿夫とデモクラートの作家」展を、9月9日(土)から開催!
[23/08/01]
提供元:PRTIMES
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1950年代から66年頃までの池田の作品とともに、影響を受けた作家の作品をご紹介します
[画像1: https://prtimes.jp/i/62004/11/resize/d62004-11-700602a456a2212283cd-0.jpg ]
池田満寿夫が1997年に亡くなって四半世紀が経ちました。彼の版画作品がどれほどまでに世界で評価され、また彼が芸術家としての道をいかに情熱的に歩んだか、今日あらためて問いかけることには大きな意味があると思われます。
池田満寿夫は、1934年に旧満州国・奉天で生まれ、終戦の年に父母と共に長野に引き揚げました。長野県長野北高等学校(現・長野県長野高等学校)を卒業後、画家を志して上京し、東京藝術大学を3回受験するも失敗に終わります。そうした頃、1955年に靉嘔(あいおう)と出会い、彼を通じて、デモクラート美術家協会を創設した瑛九(えいきゅう)や美術評論家の久保貞次郎を知ることになります。
デモクラートの作家たちは多くの人に見てもらえる版画の制作に力を入れ、瑛九のすすめを受けた池田も若手のひとりとして、その活動に参加しました。そして泉茂や吉原英雄、加藤正らとの交流を深め、自身も久保の後援により銅版画の制作に打ち込んでいきました。
戦後、国力を回復してきた日本は、初の国際現代美術展として1957年に第1回東京国際版画ビエンナーレ展を開催します。池田のほかデモクラートの多くの作家たちが同展に出品、入選し、彼らの飛躍のきっかけとなった一方、瑛九は同年にデモクラートの解散を決めます。以降も若い作家たちは版画の可能性を拡張する旺盛な活動を見せ、なかでも池田は1966年のヴェネチア・ビエンナーレで版画部門国際大賞を受賞するなど、国際的な評価を受けて脚光を浴びていきました。
本展では、1950年代から1966年頃までの池田満寿夫の作品とともに、池田が影響を受け、また交遊のあった作家の作品を紹介し、当時世界を席巻した日本の版画を振り返ります。
◆展示構成
I デモクラートとの出会い 1950-1956(展示室1)
II 起点としての瑛九 1950-1957(展示室1)
III 夜明けまえ 1957(展示室2)
IV それぞれのとびたつとき 1958-1966(展示室2)
V 池田満寿夫 とびたつとき 1958-1966(展示室3)
◆出品作家
池田満寿夫(1934-1997)
靉嘔(1931-)
泉茂(1922-1995)
磯辺行久(1935-)
瑛九(1911-1960)
加藤正(1926-2016)
利根山光人(1921-1994)
舩井裕(1932-2010)
吉原英雄(1931-2007)
◆見どころ
●貴重な初期の油彩画から、受賞を重ね世界へと進出した1960年代の版画まで、池田満寿夫の作品を当時の資料と共に展示します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/62004/11/resize/d62004-11-7fd6e00748a523f6e9f9-6.jpg ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/62004/11/resize/d62004-11-ee883dfdd42187ccb0e2-7.jpg ]
●靉嘔や瑛九に加え、泉茂や吉原英雄といった、長野県内ではあまり展示される機会がなかった関西デモクラートの作家たちを紹介します。
[画像4: https://prtimes.jp/i/62004/11/resize/d62004-11-8dd68536a94a36d449ee-8.jpg ]
[画像5: https://prtimes.jp/i/62004/11/resize/d62004-11-362322d3e873449133c4-4.jpg ]
[画像6: https://prtimes.jp/i/62004/11/resize/d62004-11-f03c7aca242cf8bf662a-5.jpg ]
●池田の大きな飛躍の一つとして、ニューヨーク近代美術館での個展開催(1965年)が挙げられます。第5章では参考出品作を交えて、展示の一部を再現します。
●関連イベントでは、生前の池田を知る方々による講演や対談を通じて、それぞれの視点から池田のリアルな姿を浮かび上がらせます。また版画をより身近に感じていただくために、一般向けの版画講習も開催します。
◆関連イベント
【講演会】「版画との出会いー池田満寿夫さんの想い出」
日時:9月10日(日)14:00〜15:30
講師:山本容子(銅版画家)
会場:本館B1Fホール
定員:100名(当日先着順、参加無料)
【対談】「同級生が語る満寿夫像」
日時:9月30日(土)13:30〜15:00
講師:荒井一章(不忍画廊会長、長野高校OB)
木内真由美(長野県伊那文化会館学芸主幹)
会場:本館3Fレセプションルーム
定員:40名(当日先着順、参加無料)
【学芸員によるギャラリートーク】
日時:10月15日(日)14:00〜15:00
会場:展示室1・2・3(要観覧券)
【おとなアートラボ】「銅版画の技法やプレス機を使って、版画作品をつくりましょう」
日時:10月9日(月・祝)13:30〜16:30
講師:長野県立美術館スタッフ
会場:本館3Fレセプションルーム
定員:10名(参加費:500円)
申込:9月16日(土)より当館HP応募フォームにて受付
※汚れてもいい服装でお越しください
◆開催概要
『とびたつときー池田満寿夫とデモクラートの作家』
会期| 2023年9月9日(土)〜11月5 日(日)*休館日|水曜日
会場| 長野県立美術館 展示室1・2・3
開館時間| 9:00〜17:00(展示室入場は16:30まで)
https://nagano.art.museum/exhibition/exhibit2023_ikeda
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◆広報用画像提供(報道関係者向け)
本展覧会の広報用画像をお求めの場合、以下より『広報用画像申込書』をダウンロードいただき、ご希望の画像と必要事項をご記入の上、長野県立美術館、広報・マーケティング室までメールまたはファックスにてお申込みください。
https://prtimes.jp/a/?f=d62004-11-9a0a24a4ebb5e9680cbff636095a0abc.pdf
[画像1: https://prtimes.jp/i/62004/11/resize/d62004-11-700602a456a2212283cd-0.jpg ]
池田満寿夫が1997年に亡くなって四半世紀が経ちました。彼の版画作品がどれほどまでに世界で評価され、また彼が芸術家としての道をいかに情熱的に歩んだか、今日あらためて問いかけることには大きな意味があると思われます。
池田満寿夫は、1934年に旧満州国・奉天で生まれ、終戦の年に父母と共に長野に引き揚げました。長野県長野北高等学校(現・長野県長野高等学校)を卒業後、画家を志して上京し、東京藝術大学を3回受験するも失敗に終わります。そうした頃、1955年に靉嘔(あいおう)と出会い、彼を通じて、デモクラート美術家協会を創設した瑛九(えいきゅう)や美術評論家の久保貞次郎を知ることになります。
デモクラートの作家たちは多くの人に見てもらえる版画の制作に力を入れ、瑛九のすすめを受けた池田も若手のひとりとして、その活動に参加しました。そして泉茂や吉原英雄、加藤正らとの交流を深め、自身も久保の後援により銅版画の制作に打ち込んでいきました。
戦後、国力を回復してきた日本は、初の国際現代美術展として1957年に第1回東京国際版画ビエンナーレ展を開催します。池田のほかデモクラートの多くの作家たちが同展に出品、入選し、彼らの飛躍のきっかけとなった一方、瑛九は同年にデモクラートの解散を決めます。以降も若い作家たちは版画の可能性を拡張する旺盛な活動を見せ、なかでも池田は1966年のヴェネチア・ビエンナーレで版画部門国際大賞を受賞するなど、国際的な評価を受けて脚光を浴びていきました。
本展では、1950年代から1966年頃までの池田満寿夫の作品とともに、池田が影響を受け、また交遊のあった作家の作品を紹介し、当時世界を席巻した日本の版画を振り返ります。
◆展示構成
I デモクラートとの出会い 1950-1956(展示室1)
II 起点としての瑛九 1950-1957(展示室1)
III 夜明けまえ 1957(展示室2)
IV それぞれのとびたつとき 1958-1966(展示室2)
V 池田満寿夫 とびたつとき 1958-1966(展示室3)
◆出品作家
池田満寿夫(1934-1997)
靉嘔(1931-)
泉茂(1922-1995)
磯辺行久(1935-)
瑛九(1911-1960)
加藤正(1926-2016)
利根山光人(1921-1994)
舩井裕(1932-2010)
吉原英雄(1931-2007)
◆見どころ
●貴重な初期の油彩画から、受賞を重ね世界へと進出した1960年代の版画まで、池田満寿夫の作品を当時の資料と共に展示します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/62004/11/resize/d62004-11-7fd6e00748a523f6e9f9-6.jpg ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/62004/11/resize/d62004-11-ee883dfdd42187ccb0e2-7.jpg ]
●靉嘔や瑛九に加え、泉茂や吉原英雄といった、長野県内ではあまり展示される機会がなかった関西デモクラートの作家たちを紹介します。
[画像4: https://prtimes.jp/i/62004/11/resize/d62004-11-8dd68536a94a36d449ee-8.jpg ]
[画像5: https://prtimes.jp/i/62004/11/resize/d62004-11-362322d3e873449133c4-4.jpg ]
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●池田の大きな飛躍の一つとして、ニューヨーク近代美術館での個展開催(1965年)が挙げられます。第5章では参考出品作を交えて、展示の一部を再現します。
●関連イベントでは、生前の池田を知る方々による講演や対談を通じて、それぞれの視点から池田のリアルな姿を浮かび上がらせます。また版画をより身近に感じていただくために、一般向けの版画講習も開催します。
◆関連イベント
【講演会】「版画との出会いー池田満寿夫さんの想い出」
日時:9月10日(日)14:00〜15:30
講師:山本容子(銅版画家)
会場:本館B1Fホール
定員:100名(当日先着順、参加無料)
【対談】「同級生が語る満寿夫像」
日時:9月30日(土)13:30〜15:00
講師:荒井一章(不忍画廊会長、長野高校OB)
木内真由美(長野県伊那文化会館学芸主幹)
会場:本館3Fレセプションルーム
定員:40名(当日先着順、参加無料)
【学芸員によるギャラリートーク】
日時:10月15日(日)14:00〜15:00
会場:展示室1・2・3(要観覧券)
【おとなアートラボ】「銅版画の技法やプレス機を使って、版画作品をつくりましょう」
日時:10月9日(月・祝)13:30〜16:30
講師:長野県立美術館スタッフ
会場:本館3Fレセプションルーム
定員:10名(参加費:500円)
申込:9月16日(土)より当館HP応募フォームにて受付
※汚れてもいい服装でお越しください
◆開催概要
『とびたつときー池田満寿夫とデモクラートの作家』
会期| 2023年9月9日(土)〜11月5 日(日)*休館日|水曜日
会場| 長野県立美術館 展示室1・2・3
開館時間| 9:00〜17:00(展示室入場は16:30まで)
https://nagano.art.museum/exhibition/exhibit2023_ikeda
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◆広報用画像提供(報道関係者向け)
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