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社会インフラ向けシステムに求められるセキュリティや環境配慮に対応し、最新CPU「Power10」を搭載したエンタープライズサーバ「EP8000」のハイエンドモデルを販売開始

  株式会社日立製作所(以下、日立)は、このたび、日立の高性能・高信頼なUNIXサーバであるエンタープライズサーバ「EP8000」のハイエンドモデルとして「EP8000 E1080」を10月29日から販売開始します。今回販売開始する「EP8000 E1080」は、強固なデータ保護を実現するセキュリティ機能を備え、エネルギー効率を従来モデル比*1で約2.6倍に向上する最新CPU「Power10」*2を搭載し、環境への配慮とTCO削減へ貢献します。このほか、EP8000シリーズの特長である高信頼性も継承し、社会インフラ向け大規模基幹システムに求められるセキュリティ・環境配慮・高信頼などのニーズに対応します。
*1 従来モデル「EP8000 E980」と「EP8000 E1080」との比較。
*2 IBM Power9後継となる最新CPU。





[画像1: https://prtimes.jp/i/71207/11/resize/d71207-11-045ec628bb8fc60b9fff-1.png ]


                    エンタープライズサーバ
                    「EP8000 E1080」



今回のハイエンドモデルの特長

(1)社会インフラ向けシステムのセキュリティニーズに対応し、強固なデータ保護を実現
 年々高まるセキュリティ脅威に対応するため、Power10上でメモリ暗号化を高速に行う機能*3を新たに サポートしました。また、メルトダウン*4などの投機的実行に関する脆弱性への攻撃を緩和する機能について、Power9より性能を向上し、セキュリティを強化してもシステム性能への影響が少なくなるよう配慮しています。さらに、量子コンピュータなど今後のコンピュータ技術の進展に対応する暗号化技術である耐量子暗号*5および完全準同型暗号(FHE*6)にも新たに対応可能とし、将来のセキュリティ脅威にも備える強固なデータ保護を実現して社会インフラシステムが求めるセキュリティニーズに応えます。
*3共通鍵暗号処理を行うAdvanced Encryption Standard(AES)エンジン。Power9比で2.5倍に高速化。
*4本来保護されるべきプロテクトメモリの内容が別のプロセスから読み出せてしまう脆弱性。
*5量子コンピュータを用いても解読が困難な暗号方式。
*6 Fully Homomorphic Encryptionはデータを暗号化したまま計算や分析を行うことを可能にする暗号化技術。 特に機密性の高いデータを取り扱う際に有効。

(2)システム性能と省電力性の向上などにより、環境へ配慮しTCO削減にも寄与
 Power10搭載による高速化などでシステム処理性能を従来モデル比で最大1.49倍*7に向上しました。
また、プロセッサの負荷増減とサーバを使用する環境の温度変化に合わせて、プロセッサの駆動周波数や有効化するコア数を制御するEnergyScale機能を強化したことでの消費電力の半減と、プロセッサ高速化との相乗効果により、エネルギー効率を従来モデル比で約2.6倍化し、環境へ配慮しています。
さらに、従来から提供しているCoD*8機能においては、EP8000シリーズのオペレーティングシステムであるAIX(R)や仮想化ソフトウェアであるPowerVMなどのソフトウェアライセンスを含んでおり、必要な時にサーバリソースやライセンスを拡張できるため、TCO削減に寄与します。なお、今回のハイエンドモデルは、「Hitachi Cloud」で提供するプライベートクラウドで利用可能なため、運用に関わる負担を削減することも可能です。
*7プロセッサコア速度は最大1.3倍、PCI Gen5の新サポートでデータ入出力帯域を4倍、チップ当たりのメモリ帯域を4倍にそれぞれ向上・拡張し、これらによりシステム処理性能をE980比で最大1.49倍に向上。
*8 Capacity on Demand はあらかじめ搭載済みのCPUやメモリなどのシステムソースを、必要な時に必要な分だけ有効化し利用できる機能。

 このほか、従来から提供しているHAクラスタソフト「HA Booster Pack for AIX」との連携による高速系切替や、日立ストレージ連携時のエラートレース機能での迅速な障害原因究明など、日立独自の高信頼性も継承して、社会インフラ向けシステムの安定稼働を支援します。


新製品の価格と出荷時期 


[画像2: https://prtimes.jp/i/71207/11/resize/d71207-11-ab4fa06a1144011e7a70-0.png ]




「EP8000シリーズ」について

 「EP8000シリーズ」は、オペレーティングシステムにAIX(R)を採用する、日立のUNIXサーバです。金融機関をはじめとする企業の基幹業務や鉄道、電力などの社会インフラ向けシステムに多くの稼働実績があります。HAクラスタソフトや日立ストレージとの連携による高信頼で高速なデータ処理の実現にくわえ、長期保守を支援する日立サポート360により、基幹業務や社会インフラ向けシステムの安定稼働を支援しています。


EP8000に関するホームページ

エンタープライズサーバ「EP8000」
https://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/EP8000/index.html


商標注記

・IBM,Power,POWER,POWER9,AIX,PowerVMは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。
・その他、記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商号、商標もしくは登録商標です。


本件に関するお問い合わせ先

株式会社日立製作所 サービスプラットフォーム事業本部 IoT・クラウドサービス事業部
お問い合わせフォーム https://www.hitachi.co.jp/it-pf/inq/NR/

以上
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