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20代の8割がダークモード利用、スマホ閲覧率UP|日本のメルマガ購読調査2023年度版

日本のインターネットユーザーの71.3%がメルマガを購読。どのように読まれているのかを徹底調査!

株式会社ベンチマークジャパンでは、2021年から「メールマガジンが日本のインターネットユーザーにどのように読まれているのか?」について、プライベート用メールアドレス、仕事用メールアドレスそれぞれについて調査を行っています。今回の2023年度調査では「ダークモード」や「キャリアメールの利用状況」についても新たに設問を追加しています。




【調査結果サマリー】

日本のインターネットユーザーの71.3%がメルマガを購読

メルマガに期待するコンテンツ1位は「最新情報・ニュース」

メルマガ1通あたりを読むのにかける時間、1位は「30秒以上1分未満」

メルマガを読む時のメールソフト1位はGmail、2位はYahoo!メール

20代では8割以上がダークモードでメルマガを読むことがある

昨年に比べ、スマホでメルマガを購読する人が増加

メルマガ・LINE・SNSで情報収集する人の割合は昨年より増加、Facebookは減少



調査目的
メルマガ購読状況についての現状を把握し、メール配信の企画・実務に携わる方々に役立つ情報を提供するため。また、仕事用とプライベート用のメールアドレスそれぞれの購読状況を比較するため、調査対象者を下記とした。

調査概要
・調査方法 :インターネット調査
・調査期間 :2023年8月18日〜8月26日
・対象者  :会社員、公務員、自営業を含めた経営者、20代〜60代(回答者の年齢分布は国勢調査の人口比率に対応)
・有効回答数:4,324(事前調査)、763(本調査)

※本記事の全文は以下ブログ記事に掲載しております。
 グラフ画像の高解像度版が必要な方は、こちらより保存してご利用ください。
https://www.benchmarkemail.com/jp/blog/newslettersurvey2023/

(事前調査)メルマガを1通以上受信している人はどれくらいの割合か?


「プライベートと仕事用のメールアドレスいずれかで、メルマガを最低1通以上受信しているか」について伺いました。(有効回答数4,324人)
※有料のメルマガは含まない

[画像1: https://prtimes.jp/i/81059/11/resize/d81059-11-85d850165ac0dd0dcf6f-0.jpg ]


全体の71.3%がメルマガを受信していると回答しました。昨年度は73.0%でしたので、比較すると1.7ポイント低下しています。また、年代が上がるにつれメルマガの購読率が上がっています。この傾向は昨年度も見られましたが、若い世代はSNSを活用している割合が比較的高く、情報収集のチャネルが分散しているためだと考えられます。

ここからは「プライベートと仕事用のメールアドレスでメルマガを1通以上受信している」と回答した方(763名)を対象に行った調査結果をダイジェストでお届けします。

メルマガを読む時間帯は?


メルマガを読む時間帯についての調査結果がこちらです。

[画像2: https://prtimes.jp/i/81059/11/resize/d81059-11-d22049a9f9b6e750e4fe-1.jpg ]

仕事用アドレス
1位:12時〜15時台(25.8%)
2位:〜9時台(23.8%)
3位:10時〜11時台(16.9%)
プライベート用アドレス
1位:21時〜23時台(24.3%)
2位:19時〜20時台(20.9%)
3位:12時〜15時台(19.1%)

仕事用アドレスの順位は昨年度と変わらず、朝から午後にかけて読んでいる人が多い結果となりました。昨年と比べると1位と2位の差が縮まりましたが、全体的な傾向は変わっていません。プライベート用アドレスでは、夜の時間帯を中心にメルマガが読まれている結果となりました。また、「12時〜15時台」が3位に入っており、昼から午後にかけての時間帯も比較的多くの人がメルマガを読んでいることが分かりました。


メルマガ購読に利用されているメールソフトは?


「どのメールサービスを使ってメルマガを読んでいるか」について質問しました。(複数選択可)
[画像3: https://prtimes.jp/i/81059/11/resize/d81059-11-c148660e725825307464-5.jpg ]

仕事用アドレス
1位:Gmail(昨年比-1.4ポイント)
2位:Yahoo!メール(昨年比+0.2ポイント)
3位:Outlook(昨年比-8.3ポイント)
プライベート用アドレス
1位:Gmail(昨年比+1.1ポイント)
2位:Yahoo!メール(昨年比-0.1ポイント)
3位:Outlook(昨年比-7.8ポイント)

仕事用・プライベート用共に1位はGmail、2位はYahoo!メール、3位はOutlookとなりました。昨年と比較すると、プライベート用アドレスの順位は変わりませんでした。一方で、仕事用アドレスでは、昨年は2位がOutlook、3位がYahoo!メールだったため、2位と3位の順位が入れ替わっています。
また、GmailとYahoo!メールは昨年との差がそれぞれ±0.1〜1.4ポイントに収まりましたが、Outlookは仕事用・プライベート用ともに8ポイント程度下がっていました。GmailとYahoo!メールのどちらかを使用する人が増えている傾向にあることが分かります。近年では業務効率化のツールとしてGoogle Workspaceを使う企業が増えていますが、その影響も多少はあるかもしれません。

さらに、上位3つのメールサービスの利用状況を年代別に見ると、以下のような結果となりました。

[画像4: https://prtimes.jp/i/81059/11/resize/d81059-11-6a8bcc4e73d956e0e49f-10.png ]


仕事用・プライベート用共に、20代のGmailの利用状況は8割前後と高く、年代が上がるにつれ利用者が減っていることが分かります。一方で、Outlookは年代が高い方が比較的利用者も多くなる傾向にありました。また、Yahoo!メールは30代が最も利用している結果となりました。
仕事用のアドレスに注目してみると、20代〜40代までは1位がGmail、2位はYahoo!メール、3位がOutlookという順位でしたが、Outlookは50代では2位となり、60代では1位でした。

スマホとPC、どちらのデバイスで読まれているか?


スマホとPCのどちらでメルマガを読んでいるかについて調査しました。

[画像5: https://prtimes.jp/i/81059/11/resize/d81059-11-c58257120271b977ebbe-10.png ]

※年代別の結果では、傾向を分かりやすく見るため「スマホのみ」「両方だが、スマホが多い」のいずれかを回答したグループと、「PCのみ」「両方だが、PCが多い」のいずれかを回答したグループの2つに分けています。

全体の結果
昨年と比較すると、「スマホのみ」と回答した人の割合が増えています。
仕事用アドレスでは19.8%(昨年比+6.5ポイント)、プライベート用では27.3%(昨年比+7.8ポイント)でした。また、「PCのみ」の回答者は、仕事用アドレスでは24.1%(昨年比-0.9ポイント)、プライベート用では27.3%(昨年比-4.5ポイント)と、どちらも昨年から減少していました。

年代別の結果
仕事用・プライベート用問わず、若い世代ほどスマホで読む傾向が強く、年代が上がるにつれPCの割合が高くなっていることが分かります。
20〜30代では、プライベート用だけでなく、仕事用のメールでもスマホで読む比率が7〜8割程度と高めでした。仕事用アドレスではメルマガが読まれる時間帯の1位が「12時〜15時台」、2位が「〜9時台」という結果でしたが、朝の通勤時間やお昼の休憩時間中にスマホでメールをチェックする人が多い傾向にあるのかもしれません。
また、どの年代においても、仕事用に比べてプライベート用の方がスマホでの閲覧率が高い結果となりました。

【調査結果ダイジェスト】仕事用・プライベート用アドレスの比較(時間/ソフト/デバイス)

[画像6: https://prtimes.jp/i/81059/11/resize/d81059-11-1ecc831b31d24a74598e-9.jpg ]




1日何通のメルマガを受信している?


1日あたり平均何通のメルマガを受信しているのかについて尋ねました。
[画像7: https://prtimes.jp/i/81059/11/resize/d81059-11-51f81feda506575efe4b-2.jpg ]

昨年と大きくは変わらない結果となりました。仕事用もプライベート用も1位は「1〜5通」、2位は「6〜10通」でした。また、3位は「21通以上」となり、メールの受信通数は人によりばらつきのある傾向が見られます。

1日何通のメルマガを読んでいる?


受信しているメルマガのうち、「1日何通のメルマガを開いて読んでいるか」について尋ねました。
[画像8: https://prtimes.jp/i/81059/11/resize/d81059-11-a2791d66a152dc04f685-3.jpg ]

仕事用・プライベート用共に、1位は「1〜5通」、2位は「6〜10通」、3位は「1通未満」となりました。1位の「1〜5通」が全体の約4割を占めており、前問の「受信しているメール通数」と比較すると、読者は興味のあるものを選んでメルマガを開封していることが分かります。


1通あたりどれくらいの時間をかけて読んでいる?


次は「メルマガ1通あたり、どのくらいの時間をかけて読んでいるか」についての質問です。
[画像9: https://prtimes.jp/i/81059/11/resize/d81059-11-c79febe902184bf8c1eb-4.jpg ]

仕事用・プライベート用共に1位は「30秒以上1分未満」、2位は「10秒以上30秒未満」、3位は「10秒未満」となりました。全体の約8割が1分未満となり、メルマガ1通あたりにかけている時間はそれほど長くないことが分かります。読者はメルマガの内容を数秒で確認し、気になるトピックがあれば多少時間をかけて読んだり、リンクをクリックするなどの行動を取っているのだと思われます。

【調査結果ダイジェスト】プライベート用アドレスの受信および購読状況
[画像10: https://prtimes.jp/i/81059/11/resize/d81059-11-040122bd15c489e28df7-10.jpg ]



Gmailのプロモーションタブなどは見ている?


メルマガを読むのに使うメールサービス1位のGmailですが、Gmailの受信箱には「メイン」「新着」といったタブがいくつかあり、メール受信時に自動で振り分けられています。メール配信側としては、できるだけメインタブに届けたいと考える方も多いと思いますが、受信者は「メイン」以外のタブはどの程度チェックしているのでしょうか?

Gmailを利用している方に、「メイン」だけでなく「プロモーション」や「新着」など他のタブも開いて見ているかを尋ねてみました。

[画像11: https://prtimes.jp/i/81059/11/resize/d81059-11-2f909635a8433ddf50d1-8.png ]

※年代別の結果では「毎回見る」または「たまに見る」と回答したグループと、「見ることはない」または「メインタブ以外は非表示に設定している」と回答したグループの2つに分けています。

全体の結果
仕事・プライベート共に「毎回見る」の回答者が最も多く、「たまに見る」も含めると約8割がプロモーションや新着タブなどを閲覧している結果となりました。

年代別の結果
20代・30代は、9割以上がプロモーションや新着タブなどをチェックしていることがわかりました。

メルマガを開封するかどうかは何を見て決めている?


「メルマガを開く、開かないの判断に最も影響するところはどこですか?」という質問の回答がこちらです。

[画像12: https://prtimes.jp/i/81059/11/resize/d81059-11-96392882afd9dd6dd60c-11.jpg ]


1位は「件名・タイトル」で51.5%(昨年比+0.7ポイント)、2位は「本文プレビュー」で20.7%(昨年比+2.5ポイント)、3位は「送信元名」で19.8%(昨年比+0.7ポイント)でした。
昨年と比率はほとんど変わらないものの、微差で2位と3位が入れ替わる結果となりました。GmailやAppleメールのスマホアプリでは本文プレビューがPCよりも目立つため、その影響もあるかもしれません。

メルマガを配信停止する理由は?


「どんな理由でメルマガを配信停止することが多いか?」について尋ねました。

[画像13: https://prtimes.jp/i/81059/11/resize/d81059-11-1f6282de06775a8878ef-12.jpg ]


「メルマガの内容に興味がなくなった(42.5%)」と「配信数が多すぎる(36.4%)」の2つが全体の8割近くを占める結果となりました。

メルマガに期待をしているコンテンツは?


配信停止理由の1位は「メルマガの内容に興味がなくなった」でしたが、読者はどんなコンテンツを期待してメルマガに登録しているのでしょうか。(複数回答可)
[画像14: https://prtimes.jp/i/81059/11/resize/d81059-11-b264bdfa89d73b21f8ef-13.jpg ]

1位は「最新情報、ニュース」で60.2%、2位は「セール、クーポンなどお得な情報」で52.6%、3位は「ブランドやサービスが提供する商品の情報、カタログ、メニュー」で43.3%となりました。順位や比率は昨年とほとんど変わらない結果となりました。

配信停止をしたメルマガの配信頻度は?


配信停止をする理由についての質問では2位が「配信数が多すぎる」という結果でしたが、ここでは配信停止をしたメルマガが平均どのくらいの配信頻度だったかを尋ねました。

[画像15: https://prtimes.jp/i/81059/11/resize/d81059-11-ea2eca16ba9f093064c0-14.jpg ]


1位は「1日1通以上」で27.1%、2位は「週に4〜6通」で26.5%、3位は「1日2通以上」で16.8%でした。
週に4通以上配信されているメルマガが7割以上を占めており、配信頻度が比較的高めのメルマガは配信停止がされやすい傾向にありそうです。一方で、「月に2〜3通」や「週に1通」など、配信頻度が低めのメルマガについてもそれぞれ7%前後は配信停止がされています。

メルマガを配信停止する方法は?


どのような方法でメルマガの配信停止をすることが多いかについて尋ねました。

[画像16: https://prtimes.jp/i/81059/11/resize/d81059-11-a362a236e52e5aa64106-15.jpg ]

1位は「メール内の配信停止リンク・フォーム」で63.1%と、半数以上を占めました。
続いて2位は「迷惑メール・スパム報告」で25.4%、3位は「送信者へ直接連絡」で7.1%となりました。

「迷惑メール・スパム報告」をされてしまうと、送信元ドメインの評価が下がり、今後のメルマガの到達率に悪影響をもたらすため、注意が必要です。「迷惑メール・スパム報告」をされてしまう原因としては、メールの配信停止方法が分かりづらかったり、配信停止リンクがメール内に設置されていなかったり、手続きが複雑であることなどが挙げられるでしょう。

メルマガは何日前までさかのぼって読んでいる?


次に「受信したメルマガはどれくらいさかのぼって読むことが多いか」について調査しました。

[画像17: https://prtimes.jp/i/81059/11/resize/d81059-11-448315353e51b9a3385e-16.jpg ]


順位や割合は昨年とほとんど同じで、1位は「1日前でも読む」で32.6%、2位は「3日前でも読む」で25.8%、3位は「当日のメルマガしか読まない」で21.9%となりました。
半数以上が当日〜1日前までのメルマガを読んでいる結果となりましたが、一方で「1週間以上前でも読む」と回答した人も8.5%います。メルマガ配信の効果測定を行う際は、1日程度で判断をせず、3日〜1週間ほど時間をおいてみてもいいかもしれません。

ダークモードでメルマガを読むことは?


「ダークモード(ナイトモード)でメルマガを読むことはあるか」について尋ねました。

※ダークモードとは、ディスプレイやインターフェースを「明るい色の背景+暗い色の文字」から「暗い色の背景+明るい色の文字」へ変更できるデザイン機能のことです。普段は使用していない場合でも、バッテリーの消費を抑えたい時や夜間などに使用されることがあります。

[画像18: https://prtimes.jp/i/81059/11/resize/d81059-11-8b30dac7fdabfcfe9672-17.png ]


全体の結果
45.8%の人がダークモード(ナイトモード)でメルマガを読むことがあると答えました。

年代別の結果
若い世代ほどダークモードでメルマガを読む割合が高い結果となりました。
20代の8割以上がダークモードでメルマガを読むことがあると答えており、60代と比較すると70ポイント近くも使用率が高いことが分かります。

メルマガ、LINE、SNSなどで会社やお店の情報を見ている?


メルマガやLINE、Twitterなどのメディアやチャネルで、会社やお店に関する情報を見ることがあるかについて尋ねました。(複数回答可)
本年度は、2023年7月にリリースされた「Threads」も追加をして調査を行いました。

[画像19: https://prtimes.jp/i/81059/11/resize/d81059-11-bbbd0822fe74a325e718-18.png ]


全体の結果
全体の順位は昨年と同じで、「会社やお店に関する情報を見るチャネル」として最も多くの回答が集まったのはLINEで57.5%(昨年比+6.6ポイント)でした。続く2位はメルマガで49.3%(昨年比+3.5ポイント)、3位はTwitter(現:X)で41.5%(昨年比+0.6ポイント)でした。
また、昨年と比較すると、ほとんどのメディアで回答率が伸びていました。昨年比はInstagramが+5.0ポイント、Youtubeは+2.3ポイント、TikTokは+2.3ポイント、Pinterestは+2.4ポイントとなりました。今年リリースされた「Threads」も3.9%いました。
メルマガやLINE、 SNSを情報収集チャネルとして活用する人がさらに増えているように感じます。
一方で、昨年と比較して割合が減少したメディアはFacebook(昨年比-1.6ポイント)のみとなりました。また、「特にない」と回答した方も13.2%(昨年比-4.4%)と減少しています。

年代別の結果
昨年と同様に、LINEやTwitter(現:X)、Instagramは、20〜30代の若い世代の方が比率が高い傾向がありました。LINEは20代が最も比率が高く、LINEとメルマガ以外のメディアに関しては、30代が最も高い結果となっています。
また、メルマガの比率に注目してみると、年代に関わらず4〜5割前後が閲覧をしていることがわかります。
「特にない」と回答した方は年代が高くなるにつれて上がっており、若い世代ほどこれらのメディアを情報収集チャネルとして活用しているようです。

メルマガ、LINE、SNSなどから購入や予約をすることは?


一つ前の質問で「会社やお店に関する情報を見ることがある」と回答したメディアについて、さらに「実際に商品やサービスを購入したり、お店や施設・イベントの予約をするきっかけとなることがあるか」について質問をしました。以下は、「よくある」「たまにある」と回答をした方の合計です。
[画像20: https://prtimes.jp/i/81059/11/resize/d81059-11-e57154805a3c2e57ac29-19.png ]

いずれのチャネルにおいても、8割〜9割以上が商品の購入やお店の予約のきっかけになると回答をしました。

まとめと調査結果の詳細について


当調査はブログ記事やセミナー、解説動画など、Benchmark Emailユーザー様へお届けするコンテンツ用のデータ収集のために実施しています。今後もユーザー様に役立てていただけるテーマについて調査を行ってまいります。

調査結果の詳細についてはこちらのスライドをご覧ください:
https://www.benchmarkemail.com/download/jp/newslettersurvey2023.pdf
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