「ジファール ウェストカップ2022」世界大会がフランスで開催
[22/10/01]
提供元:PRTIMES
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フランス代表が世界一のバーテンダーに決定
フランスの老舗リキュール・メーカー【ジファール(Giffard)】の主催による国際カクテル・コンペティション、「ジファール ウェストカップ」の本戦「ワールド ファイナル」が、2022年9月26(月)〜27(火)の2日間、ジファールの本拠地フランス・アンジェで開催されました。全世界で1000人以上の応募があり、各国予選を勝ち抜いた18名のバーテンダーが熱戦を繰り広げ、世界一の称号を手にしたのはフランス代表のブノワ・ブイヤール(Benoît Bouillard)氏。
日本人初のファイナリストとして世界に挑んだ竹田 英和氏(Bar 霞町嵐/東京都)は、上位3位以内の入賞は叶わぬも、柚子やワサビといった和素材を合わせ、ジファールのリキュールに日本人ならではの感性を持ち込み、高評価を獲得。また、熟考されたプレゼン力とパフォーマンスで会場を大いに沸かせ健闘しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/83368/11/resize/d83368-11-dc06d14094e994486f92-0.png ]
今回の2022年大会は、「ウェストカップ」がはじまって25年目という、記念すべきアニバーサリーイヤー。そのため決戦の舞台には、1885年に創業者のエミール・ジファールが、原点のミント風味リキュール「マント・パスティーユ」の開発・製造を手掛けたかつての蒸留所が選ばれました。当時の姿をとどめつつも、現在は美術学校の校舎として使われているこの場所で、各国代表のトップバーテンダーたちが、今大会のメインテーマである「Listen to the Flavours」に基づく“音楽と融合したカクテル”の他、マント・パスティーユを使用したオリジナル・カクテル作成のという2種の競技に挑みました。
審査員にはジファールCEO、有名シェフ、カクテル界の権威などが名を連ね、“ミクソロジーはアート”を掲げるジファールならではの視点から、味わい、カクテルのコンセプトやカリスマ性、オリジナリティ&創造性、テーマやリキュールの表現力を評価。さらに、ジファールのリキュールを理解し持ち味を十分に生かしているか、テーマとの関連性の深さや表現力などを基準に審査が行なわれ、「上位も4位以下も極めて僅差」というほどの接戦の中、以下のトップ3が決定いたしました。
◆ジファール ウェストカップ2022 世界決勝大会「ワールド ファイナル」審査結果
【優勝(第1位)】Benoît Bouillard(フランス)
【第2位】Grante Lee(台湾)
【第3位】Davide Barbieri(イタリア)
[画像2: https://prtimes.jp/i/83368/11/resize/d83368-11-c17a93b59f8f65c84abd-1.png ]
<競技内容>
Challenge 1:2022年9月26日(月)
テーマ「Clarity」:1885年にジファールが創業するきっかけとなった、透明に澄み切ったジファールのシグネチャーリキュール、「マント・パスティーユ」にオマージュを捧げ、「Clarity(清澄さ、明瞭さ)」を表現したオリジナル・カクテルを作成。
Challenge 2:2022年9月27日(火)
テーマ「Listen to the Flavours」:音楽からインスピレーションを得た、音楽とバーテンディングの強い結びつきを表現したオリジナル・カクテルを作成(Giffardのリキュールを、全体のアルコール総量の50%以上使用)。
◆「ウェストカップ」新たな参加国としての日本
昨年ジファールが再上陸を果たしたことを受け、「ウェストカップ」25年の歴史上、初の参加となった日本。初代日本代表として本大会に参加した竹田 英和氏(Bar 霞町嵐/東京都)は、Challenge1は上位3位に食い込む高得点をマークしつつも、総合得点で惜しくも上位3位入賞は逃しました。しかし、審査員からの評価も高く、日本が「ウェストカップ」に参加する意義を、十分にアピールするに足りる存在感を発揮しました。
「今回、日本が初参加国として加わりましたが、まったく別の文化からの視点や風をジファールに吹き込んでくれました。竹田氏はマント・パスティーユにワサビや柚子を合わせましたが、彼のカクテルを通して、私たちはマント・パスティーユの新たな味わいの世界を発見しました。私の祖父が130年以上も前に生み出したマント・パスティーユという、フランスの伝統のリキュールに、日本文化が融合した瞬間です。さまざまな国の文化を巻き込むことで、それがジファールの味わいの発展につながるのです。日本で再び本格的に展開を開始しましたが、日本のバーテンダーの方々がジファールの商品を通して新たな味わいに出会い、そしてその商品を使って、“未知の味わい”を構築してほしいと願っています。まさに、竹田氏がされたようにね(審査委員長 エディット・ジファール氏[ジファールCEO])」。
◆初代日本代表 竹田 和秀氏、大会を終えて
「僕にとって初の世界大会でしたが、日本の大会との違いを感じたり、面白いなと感じる経験を色々としました。パフォーマンス中のリアクションも大きいですし。ファイナリスト同士、皆で盛り上がろうとか、励まし合ったり、助け合おうという自然な空気感があり、楽しいなあと。また、ファイナリスト同士の互いを称える姿勢や、他国のジファール担当者の方々の温かいフレンドリーな雰囲気がさらに、各選手たちのポテンシャルを上げてくれたと思います。
今回は、音楽×カクテルというテーマを受けて、『カノン』という曲を表現したカクテルを作りましたが、この曲は僕が決断のときや大事なときに聞く、非常に思い入れのある曲。バーテンダー駆け出しの頃の、この曲にまつわる実体験のストーリーをベースにカクテルに落とし込み、いわば、20年以上にわたる僕のバーテンダー人生の思いが凝縮したカクテルに仕上がりました。また、僕はもともとミント風味のカクテルが好きで、ミントを使ったカクテルで世界大会に行かれたらいいなと思っていたので、その2つの思いがこの大会で結実したことも感慨深かったです」。
【ジファール ウェストカップとは】
137年の歴史を誇る、フランスのリキュール・メーカー【ジファール(Giffard)】が、1997年から2年おきに開催している国際カクテル・コンペティション。世界85か国で愛されるジファールの唯一無二の味わいを、現代的なカクテルのクリエーションに生かした作品を競うこの大会は、ジファールの世界を広めることを目的とする一方、バーテンダーのコミュニティーの支援と、バー業界の交流を深めることをミッションにスタートしました。
ジファールのリキュールを使ったオリジナル・カクテルをテーマに、各国の予選を勝ち抜いたファイナリストたちがフランスに集結し、世界一の称号をかけてその技術と創造性を競う本大会。前回2019年大会では、世界18か国から800人以上のバーテンダーが参加し、白熱した戦いを繰り広げました。コロナ禍の影響で2021年大会が延期になったことを受け、3年ぶりに開催された今回の2022年大会は、史上初の日本予選が開催。200名以上の応募が集まり、注目を集めました。
フランスの老舗リキュール・メーカー【ジファール(Giffard)】の主催による国際カクテル・コンペティション、「ジファール ウェストカップ」の本戦「ワールド ファイナル」が、2022年9月26(月)〜27(火)の2日間、ジファールの本拠地フランス・アンジェで開催されました。全世界で1000人以上の応募があり、各国予選を勝ち抜いた18名のバーテンダーが熱戦を繰り広げ、世界一の称号を手にしたのはフランス代表のブノワ・ブイヤール(Benoît Bouillard)氏。
日本人初のファイナリストとして世界に挑んだ竹田 英和氏(Bar 霞町嵐/東京都)は、上位3位以内の入賞は叶わぬも、柚子やワサビといった和素材を合わせ、ジファールのリキュールに日本人ならではの感性を持ち込み、高評価を獲得。また、熟考されたプレゼン力とパフォーマンスで会場を大いに沸かせ健闘しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/83368/11/resize/d83368-11-dc06d14094e994486f92-0.png ]
今回の2022年大会は、「ウェストカップ」がはじまって25年目という、記念すべきアニバーサリーイヤー。そのため決戦の舞台には、1885年に創業者のエミール・ジファールが、原点のミント風味リキュール「マント・パスティーユ」の開発・製造を手掛けたかつての蒸留所が選ばれました。当時の姿をとどめつつも、現在は美術学校の校舎として使われているこの場所で、各国代表のトップバーテンダーたちが、今大会のメインテーマである「Listen to the Flavours」に基づく“音楽と融合したカクテル”の他、マント・パスティーユを使用したオリジナル・カクテル作成のという2種の競技に挑みました。
審査員にはジファールCEO、有名シェフ、カクテル界の権威などが名を連ね、“ミクソロジーはアート”を掲げるジファールならではの視点から、味わい、カクテルのコンセプトやカリスマ性、オリジナリティ&創造性、テーマやリキュールの表現力を評価。さらに、ジファールのリキュールを理解し持ち味を十分に生かしているか、テーマとの関連性の深さや表現力などを基準に審査が行なわれ、「上位も4位以下も極めて僅差」というほどの接戦の中、以下のトップ3が決定いたしました。
◆ジファール ウェストカップ2022 世界決勝大会「ワールド ファイナル」審査結果
【優勝(第1位)】Benoît Bouillard(フランス)
【第2位】Grante Lee(台湾)
【第3位】Davide Barbieri(イタリア)
[画像2: https://prtimes.jp/i/83368/11/resize/d83368-11-c17a93b59f8f65c84abd-1.png ]
<競技内容>
Challenge 1:2022年9月26日(月)
テーマ「Clarity」:1885年にジファールが創業するきっかけとなった、透明に澄み切ったジファールのシグネチャーリキュール、「マント・パスティーユ」にオマージュを捧げ、「Clarity(清澄さ、明瞭さ)」を表現したオリジナル・カクテルを作成。
Challenge 2:2022年9月27日(火)
テーマ「Listen to the Flavours」:音楽からインスピレーションを得た、音楽とバーテンディングの強い結びつきを表現したオリジナル・カクテルを作成(Giffardのリキュールを、全体のアルコール総量の50%以上使用)。
◆「ウェストカップ」新たな参加国としての日本
昨年ジファールが再上陸を果たしたことを受け、「ウェストカップ」25年の歴史上、初の参加となった日本。初代日本代表として本大会に参加した竹田 英和氏(Bar 霞町嵐/東京都)は、Challenge1は上位3位に食い込む高得点をマークしつつも、総合得点で惜しくも上位3位入賞は逃しました。しかし、審査員からの評価も高く、日本が「ウェストカップ」に参加する意義を、十分にアピールするに足りる存在感を発揮しました。
「今回、日本が初参加国として加わりましたが、まったく別の文化からの視点や風をジファールに吹き込んでくれました。竹田氏はマント・パスティーユにワサビや柚子を合わせましたが、彼のカクテルを通して、私たちはマント・パスティーユの新たな味わいの世界を発見しました。私の祖父が130年以上も前に生み出したマント・パスティーユという、フランスの伝統のリキュールに、日本文化が融合した瞬間です。さまざまな国の文化を巻き込むことで、それがジファールの味わいの発展につながるのです。日本で再び本格的に展開を開始しましたが、日本のバーテンダーの方々がジファールの商品を通して新たな味わいに出会い、そしてその商品を使って、“未知の味わい”を構築してほしいと願っています。まさに、竹田氏がされたようにね(審査委員長 エディット・ジファール氏[ジファールCEO])」。
◆初代日本代表 竹田 和秀氏、大会を終えて
「僕にとって初の世界大会でしたが、日本の大会との違いを感じたり、面白いなと感じる経験を色々としました。パフォーマンス中のリアクションも大きいですし。ファイナリスト同士、皆で盛り上がろうとか、励まし合ったり、助け合おうという自然な空気感があり、楽しいなあと。また、ファイナリスト同士の互いを称える姿勢や、他国のジファール担当者の方々の温かいフレンドリーな雰囲気がさらに、各選手たちのポテンシャルを上げてくれたと思います。
今回は、音楽×カクテルというテーマを受けて、『カノン』という曲を表現したカクテルを作りましたが、この曲は僕が決断のときや大事なときに聞く、非常に思い入れのある曲。バーテンダー駆け出しの頃の、この曲にまつわる実体験のストーリーをベースにカクテルに落とし込み、いわば、20年以上にわたる僕のバーテンダー人生の思いが凝縮したカクテルに仕上がりました。また、僕はもともとミント風味のカクテルが好きで、ミントを使ったカクテルで世界大会に行かれたらいいなと思っていたので、その2つの思いがこの大会で結実したことも感慨深かったです」。
【ジファール ウェストカップとは】
137年の歴史を誇る、フランスのリキュール・メーカー【ジファール(Giffard)】が、1997年から2年おきに開催している国際カクテル・コンペティション。世界85か国で愛されるジファールの唯一無二の味わいを、現代的なカクテルのクリエーションに生かした作品を競うこの大会は、ジファールの世界を広めることを目的とする一方、バーテンダーのコミュニティーの支援と、バー業界の交流を深めることをミッションにスタートしました。
ジファールのリキュールを使ったオリジナル・カクテルをテーマに、各国の予選を勝ち抜いたファイナリストたちがフランスに集結し、世界一の称号をかけてその技術と創造性を競う本大会。前回2019年大会では、世界18か国から800人以上のバーテンダーが参加し、白熱した戦いを繰り広げました。コロナ禍の影響で2021年大会が延期になったことを受け、3年ぶりに開催された今回の2022年大会は、史上初の日本予選が開催。200名以上の応募が集まり、注目を集めました。