「クーばあちゃんの魔法の花空間 〜庫淑蘭切り絵展〜」日中友好会館美術館(東京都文京区)にて2023.9.22(金)〜11.5(日)
[23/08/21]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
中国初のユネスコ認定「民間美術工芸の巨匠」のファンタジーな切り絵の世界!
日中友好会館は、文化・芸術交流をはじめ、青少年交流、留学生寮や語学学校の運営などの事業を展開する日中両国の民間交流の拠点です。その日中友好会館の文化活動の一環として1988年に開館した日中友好会館美術館は、中国の伝統工芸や書画、現代アートなどオリジナリティのある企画展を定期的に開催しています。
2023年、日中平和友好条約締結45周年を記念する第二弾の展覧会として「クーばあちゃんの魔法の花空間 〜庫淑蘭切り絵展〜」と題し、中国陝西省美術博物館から届いた切り絵アーティスト庫淑蘭(クー・シューラン 1920-2004年)の作品70点を展示紹介します。カラフルで華やか、ファンタジーな切り絵の世界をお届けします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/99851/11/resize/d99851-11-bfb74a9ec22a3a0646e5-14.jpg ]
◎本展の3つの推しポイント
1. 中国無形文化遺産「剪紙(センシ)」×ユネスコ認定「民間美術工芸の巨匠」、贅沢な視覚体験!
ハサミで色紙を切り、さまざまに図柄を作ることを、中国では「剪紙」(=切り紙)といい、その切り紙そのものも「剪紙」といいます。1500年以上もの歴史がある剪紙は、美しい造形や複雑な模様、豊かな題材や繊細な制作工程で知られ、中国の人々の生活には欠かせない伝統文化です。2009年には、ユネスコの世界無形文化遺産に登録されています。
庫淑蘭の作品は、斬新な構図と華やかな色彩がみられるほか、独特な芸術性と世界観があります。1996年、ユネスコから中国で最初の「民間美術工芸の巨匠」の称号を授与されました。
本展は中国無形文化遺産×民間美術工芸の巨匠というWのユネスコ認定が、ご来場の皆さまにとって贅沢な視覚体験となることでしょう。
2. 魔法をかけたかのような心躍るカラフルな色彩!誰もがハッピーになれる絵!
庫淑蘭が生まれ育った陝西省の農村では、女の子は幼い頃からおばあちゃんやお母さんを見習い、剪紙を学びます。剪紙に親しんできた庫淑蘭は、伝統的な単色の剪紙を大胆にアレンジして「切る」と「貼る」を組み合わせ、鮮やかな配色で彩られたオリジナルの切り絵作品を作りました。
「キュートでポップ、繊細で華やか、なんと不思議!」と、庫淑蘭の作品を見た誰もが、彼女の生まれもった色彩感覚に驚きを感じずにはいられません。まるで魔法をかけたかのように美術館いっぱいに広がる美しい花空間は、子どもも大人もハッピーな気分になれること間違いなしです。
3. 不自由な現実には自由な心、いつの時代も生きるための術(すべ)!
[画像2: https://prtimes.jp/i/99851/11/resize/d99851-11-70cad6de9503ad965b7c-11.jpg ]
中国近代社会の封建的な環境で育った庫淑蘭は、幼少期(3歳)での結婚、文盲であり、纏足を強制され、夫からDVを受け、衛生状態が悪く13人の子供のうち10人が亡くなるという辛く悲しい日々を送っていました。さらに65歳のときには転落事故に遭い生死の淵を彷徨います。そんな彼女の生きる希望だったのが、この切り絵です。
庫淑蘭は、身近にあるさまざまな動植物や日常を描きながら、自らが想像した神話の世界を表現しました。自らが置かれた人生にまっすぐに向き合う彼女の作品には、悲しみや苦しみは見られず、生命への仁愛、自由への憧れ、神々への畏敬の念、そして生活を楽しむ自由な心がありました。
■■ 開催概要 ■■
展覧会名:日中平和友好条約締結45周年記念展PartII
「クーばあちゃんの魔法の花空間 〜庫淑蘭切り絵展〜」
会 期:2023年9月22日(金) 〜 11月5日(日)
主 催:公益財団法人日中友好会館、中国陝西省文化観光局
協 力:中国陝西省美術博物館
後 援:中華人民共和国駐日本国大使館、文京区、文京区教育委員会、国際交流基金、
中国文化センター、日中友好議員連盟、公益社団法人日本中国友好協会、
日本国際貿易促進協会、一般財団法人日本中国文化交流協会、一般財団法人日中経済協会、
一般社団法人日中協会、一般社団法人文京区観光協会
会 場:日中友好会館美術館 (東京都文京区後楽1-5-3)
開館時間:10:00〜17:00 (9/29、10/6、10/20、10/27は20:00まで開館)
休 館 日:月曜日、10/10(火) ※ただし、10/9(月・祝)は開館
入 館 料:無料
アクセス:https://jcfcmuseum.jp/access
都営大江戸線「飯田橋」C3出口より徒歩1分
JR総武線「飯田橋」東口/地下鉄東西線・有楽町線・南北線「飯田橋」A1出口より徒歩7分
本展URL:https://jcfcmuseum.jp/events/event/2023-14/
■■ 展覧会のみどころと各章のご紹介 ■■
本展では、作品のテーマと創作年代の2つの軸に着目し、「花鳥風月」「民俗風習」「神話伝説」「切り絵の女神」の4章に分けてご紹介します。
第一章 「花鳥風月」
美しい自然に対する喜びと生命への賛歌を表現した「花鳥風月」。庫淑蘭のハサミにかかると身近な動植物が、まるで新しい生命を与えられたかのように、生き生きとした魅力を放つのです。
[画像3: https://prtimes.jp/i/99851/11/resize/d99851-11-a6970cd8c910d2dd7261-4.png ]
広報画像1. 「生命の樹」
たくましい生命力が表現されている黒い木の幹には、たくさんの小さな虫が付いています。これは蜂を見たことがない庫淑蘭が想像して作った蜂の姿です。伝統的な蝶の図柄が応用されています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/99851/11/resize/d99851-11-87baf56cb105ba44885d-4.png ]
広報画像2. 「五毒」
五毒(蛙・蜘蛛・ヤモリ・サソリ・蛇)は「毒を以て毒を制す」の言葉どおり、邪気を避ける縁起物として、中国の伝統模様によく見られます。作品下部に描かれた今にも動き出しそうな蛇腹は、長さを強調させ、クルッと一回転しています。
第二章 「民俗風習」
陝西省農村部の日常生活を垣間見ることができる「民俗風習」。民謡や童話、夢みた世界や憧れの場面が、数々の切り絵作品に収められています。自分の心を映し出す鏡のような作品群です。
[画像5: https://prtimes.jp/i/99851/11/resize/d99851-11-3bdd32f972ca2d52fa16-4.png ]
広報画像3. 「橋を渡る恋人」
馬を引く青年・江娃(ジャンワ)と馬に乗る少女・梅香(メイシャン)の甘酸っぱい恋物語を描いた作品です。現実では幸せな結婚生活に恵まれなかった庫淑蘭ですが、恋愛に憧れ、このカップルをモチーフにした作品をいくつも制作しています。
[画像6: https://prtimes.jp/i/99851/11/resize/d99851-11-05912a99d3431fe723a0-4.png ]
広報画像4. 「犬の餌やり」
当地の農産物、男女の服装や髪型など、陝西省農村の風景がそのまま描かれている作品です。美術を学んだことがない庫淑蘭は、自分の目で見たものを思うがままに配置しています。遠近法の概念がなく、まるで抽象画のようにも見えます。
第三章 「神話伝説」
庫淑蘭の切り絵から見る中国陝西省の民間の宗教や信仰は、古くから生活の一部であり、精神的な支えとして重要でした。「神話伝説」もその一つで、いろいろな神様がとても身近な存在であることがわかります。
[画像7: https://prtimes.jp/i/99851/11/resize/d99851-11-c30185979489157e7d79-4.png ]
広報画像5. 「太陽神に祈る」
電気のない家で暮らしていた庫淑蘭は、太陽、月、電球、蝋燭の灯等々、光を象徴するものを好んで切り絵にしました。太陽、月、星などの天体も彼女の意のままに、心に思い描く神話的な宇宙として表現されています。
[画像8: https://prtimes.jp/i/99851/11/resize/d99851-11-a513592f32847fdb9f42-4.png ]
広報画像6. 「加持祈禱」
神殿や蓮のランタン、蝋燭やお香など、仏教の法具が対称的に描かれています。蓮華台にいる神様の手には薬が描かれています。衛生状態が悪く13人の子供のうち10人が亡くなった作者にとって、神の存在は特別なものだったのでしょう。
第四章 「切り絵の女神」
1985年、庫淑蘭65歳の時に不幸にも崖から転落する事故に遭い、40日を超える昏睡状態に陥りました。生死の淵を彷徨うなかで現れた「切り絵の女神」。奇跡的に意識を回復した後、さらに切り絵の創作に没頭し、ついに中国民間芸術史上に自分自身のスタイルを確立しました。まるで民間宗教の創始者のように神と人間をつなぐ存在である庫淑蘭は、自分自身を神に捧げ、神と一体化することにより「切り絵の女神」シリーズを作り上げたのです。
[画像9: https://prtimes.jp/i/99851/11/resize/d99851-11-b2c6b96efc93224e4f29-4.png ]
広報画像7. 「切り絵の女神」
今回展示される作品の中で最もダイナミックな一枚(1.3m×1.3m)。2970個の円形と花びらで飾られた本作は、宝石箱のように鮮やかに静かな輝きを放っています。「切り絵の女神」は、心に思い描く神話的な宇宙の中で徐々に育てられた主人公です。女神の手には小さなハサミが握られています。その場所は、厳かで壮麗な寺院に見えますが、実は宇宙の全体像でもあるのです。
■■ 関連イベント ■■
1. 変幻自在!マジック × 舞台劇
[画像10: https://prtimes.jp/i/99851/11/resize/d99851-11-a1f5471da306e8ae5600-0.png ]
ある美術館で女の子と不思議なピエロが出会うオリジナルストーリー。アッと驚くマジックを始め、躍動感あるパフォーマンスに驚きと興奮で目が離せません!大人も子どもも楽しめるファンタジーあふれる舞台劇。
【日 時】9月30日(土) 1.11:00〜11:40 2.14:00〜14:40
【会 場】日中友好会館B1階・大ホール
【出 演】ごっちくん × アッキー
【席 数】130席/回、立ち見OK
【参加料】無料 ※申込不要
2. 親子で楽しむ切り紙ワークショップ ※ 事前申込制
[画像11: https://prtimes.jp/i/99851/11/resize/d99851-11-2d6cf3828aa7816a70c4-0.png ]
中国の農村や日本各地でのフィールドワークから伝統的な「切り紙」文化を学びます。暮らしを彩り、めぐる季節の中で再生する形を一緒に作ります。
【日 時】10月9日(月・祝) 1.10:30〜12:30 2.14:00〜16:00
【会 場】日中友好会館B1階・大ホール
【講 師】下中菜穂 (造形作家 伝承切り紙、歳時伝承研究)
丹羽朋子 (文化人類学)
【対 象】小学校3年生以上の学生とそのご家族
(ハサミやカッターが使える方)
【人 数】30名/回
【材料費】500円/名
※ 事前申込はこちら >>> https://onl.bz/hBf6N3y <<< 申込締切9/24。
申込多数の場合は抽選します。当選の方のみ9/25以降メールでご連絡します。
電話・メール・来館でのお申込みはできません。
3. 二胡 × 尺八 × ピアノ ♪ 秋のコンサート
[画像12: https://prtimes.jp/i/99851/11/resize/d99851-11-3eb9ba44e3a7c5b7525b-0.png ]
若手アーティストによる、柔らかい音色の二胡(中国)、落ち着いた渋みの尺八(日本)、おなじみのピアノ(西洋)のアンサンブル!秋の雰囲気にピッタリの演奏をお届けします。
【日 時】10月14日(土) 1.11:00〜11:50 2.14:00〜14:50
【会 場】日中友好会館B1階・大ホール
【出 演】MAYA(二胡) × 田辺しおり(尺八) × 芝田佳央(ピアノ)
【席 数】130席/回、立ち見OK
【参加料】無料 ※申込不要
日中友好会館は、文化・芸術交流をはじめ、青少年交流、留学生寮や語学学校の運営などの事業を展開する日中両国の民間交流の拠点です。その日中友好会館の文化活動の一環として1988年に開館した日中友好会館美術館は、中国の伝統工芸や書画、現代アートなどオリジナリティのある企画展を定期的に開催しています。
2023年、日中平和友好条約締結45周年を記念する第二弾の展覧会として「クーばあちゃんの魔法の花空間 〜庫淑蘭切り絵展〜」と題し、中国陝西省美術博物館から届いた切り絵アーティスト庫淑蘭(クー・シューラン 1920-2004年)の作品70点を展示紹介します。カラフルで華やか、ファンタジーな切り絵の世界をお届けします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/99851/11/resize/d99851-11-bfb74a9ec22a3a0646e5-14.jpg ]
◎本展の3つの推しポイント
1. 中国無形文化遺産「剪紙(センシ)」×ユネスコ認定「民間美術工芸の巨匠」、贅沢な視覚体験!
ハサミで色紙を切り、さまざまに図柄を作ることを、中国では「剪紙」(=切り紙)といい、その切り紙そのものも「剪紙」といいます。1500年以上もの歴史がある剪紙は、美しい造形や複雑な模様、豊かな題材や繊細な制作工程で知られ、中国の人々の生活には欠かせない伝統文化です。2009年には、ユネスコの世界無形文化遺産に登録されています。
庫淑蘭の作品は、斬新な構図と華やかな色彩がみられるほか、独特な芸術性と世界観があります。1996年、ユネスコから中国で最初の「民間美術工芸の巨匠」の称号を授与されました。
本展は中国無形文化遺産×民間美術工芸の巨匠というWのユネスコ認定が、ご来場の皆さまにとって贅沢な視覚体験となることでしょう。
2. 魔法をかけたかのような心躍るカラフルな色彩!誰もがハッピーになれる絵!
庫淑蘭が生まれ育った陝西省の農村では、女の子は幼い頃からおばあちゃんやお母さんを見習い、剪紙を学びます。剪紙に親しんできた庫淑蘭は、伝統的な単色の剪紙を大胆にアレンジして「切る」と「貼る」を組み合わせ、鮮やかな配色で彩られたオリジナルの切り絵作品を作りました。
「キュートでポップ、繊細で華やか、なんと不思議!」と、庫淑蘭の作品を見た誰もが、彼女の生まれもった色彩感覚に驚きを感じずにはいられません。まるで魔法をかけたかのように美術館いっぱいに広がる美しい花空間は、子どもも大人もハッピーな気分になれること間違いなしです。
3. 不自由な現実には自由な心、いつの時代も生きるための術(すべ)!
[画像2: https://prtimes.jp/i/99851/11/resize/d99851-11-70cad6de9503ad965b7c-11.jpg ]
中国近代社会の封建的な環境で育った庫淑蘭は、幼少期(3歳)での結婚、文盲であり、纏足を強制され、夫からDVを受け、衛生状態が悪く13人の子供のうち10人が亡くなるという辛く悲しい日々を送っていました。さらに65歳のときには転落事故に遭い生死の淵を彷徨います。そんな彼女の生きる希望だったのが、この切り絵です。
庫淑蘭は、身近にあるさまざまな動植物や日常を描きながら、自らが想像した神話の世界を表現しました。自らが置かれた人生にまっすぐに向き合う彼女の作品には、悲しみや苦しみは見られず、生命への仁愛、自由への憧れ、神々への畏敬の念、そして生活を楽しむ自由な心がありました。
■■ 開催概要 ■■
展覧会名:日中平和友好条約締結45周年記念展PartII
「クーばあちゃんの魔法の花空間 〜庫淑蘭切り絵展〜」
会 期:2023年9月22日(金) 〜 11月5日(日)
主 催:公益財団法人日中友好会館、中国陝西省文化観光局
協 力:中国陝西省美術博物館
後 援:中華人民共和国駐日本国大使館、文京区、文京区教育委員会、国際交流基金、
中国文化センター、日中友好議員連盟、公益社団法人日本中国友好協会、
日本国際貿易促進協会、一般財団法人日本中国文化交流協会、一般財団法人日中経済協会、
一般社団法人日中協会、一般社団法人文京区観光協会
会 場:日中友好会館美術館 (東京都文京区後楽1-5-3)
開館時間:10:00〜17:00 (9/29、10/6、10/20、10/27は20:00まで開館)
休 館 日:月曜日、10/10(火) ※ただし、10/9(月・祝)は開館
入 館 料:無料
アクセス:https://jcfcmuseum.jp/access
都営大江戸線「飯田橋」C3出口より徒歩1分
JR総武線「飯田橋」東口/地下鉄東西線・有楽町線・南北線「飯田橋」A1出口より徒歩7分
本展URL:https://jcfcmuseum.jp/events/event/2023-14/
■■ 展覧会のみどころと各章のご紹介 ■■
本展では、作品のテーマと創作年代の2つの軸に着目し、「花鳥風月」「民俗風習」「神話伝説」「切り絵の女神」の4章に分けてご紹介します。
第一章 「花鳥風月」
美しい自然に対する喜びと生命への賛歌を表現した「花鳥風月」。庫淑蘭のハサミにかかると身近な動植物が、まるで新しい生命を与えられたかのように、生き生きとした魅力を放つのです。
[画像3: https://prtimes.jp/i/99851/11/resize/d99851-11-a6970cd8c910d2dd7261-4.png ]
広報画像1. 「生命の樹」
たくましい生命力が表現されている黒い木の幹には、たくさんの小さな虫が付いています。これは蜂を見たことがない庫淑蘭が想像して作った蜂の姿です。伝統的な蝶の図柄が応用されています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/99851/11/resize/d99851-11-87baf56cb105ba44885d-4.png ]
広報画像2. 「五毒」
五毒(蛙・蜘蛛・ヤモリ・サソリ・蛇)は「毒を以て毒を制す」の言葉どおり、邪気を避ける縁起物として、中国の伝統模様によく見られます。作品下部に描かれた今にも動き出しそうな蛇腹は、長さを強調させ、クルッと一回転しています。
第二章 「民俗風習」
陝西省農村部の日常生活を垣間見ることができる「民俗風習」。民謡や童話、夢みた世界や憧れの場面が、数々の切り絵作品に収められています。自分の心を映し出す鏡のような作品群です。
[画像5: https://prtimes.jp/i/99851/11/resize/d99851-11-3bdd32f972ca2d52fa16-4.png ]
広報画像3. 「橋を渡る恋人」
馬を引く青年・江娃(ジャンワ)と馬に乗る少女・梅香(メイシャン)の甘酸っぱい恋物語を描いた作品です。現実では幸せな結婚生活に恵まれなかった庫淑蘭ですが、恋愛に憧れ、このカップルをモチーフにした作品をいくつも制作しています。
[画像6: https://prtimes.jp/i/99851/11/resize/d99851-11-05912a99d3431fe723a0-4.png ]
広報画像4. 「犬の餌やり」
当地の農産物、男女の服装や髪型など、陝西省農村の風景がそのまま描かれている作品です。美術を学んだことがない庫淑蘭は、自分の目で見たものを思うがままに配置しています。遠近法の概念がなく、まるで抽象画のようにも見えます。
第三章 「神話伝説」
庫淑蘭の切り絵から見る中国陝西省の民間の宗教や信仰は、古くから生活の一部であり、精神的な支えとして重要でした。「神話伝説」もその一つで、いろいろな神様がとても身近な存在であることがわかります。
[画像7: https://prtimes.jp/i/99851/11/resize/d99851-11-c30185979489157e7d79-4.png ]
広報画像5. 「太陽神に祈る」
電気のない家で暮らしていた庫淑蘭は、太陽、月、電球、蝋燭の灯等々、光を象徴するものを好んで切り絵にしました。太陽、月、星などの天体も彼女の意のままに、心に思い描く神話的な宇宙として表現されています。
[画像8: https://prtimes.jp/i/99851/11/resize/d99851-11-a513592f32847fdb9f42-4.png ]
広報画像6. 「加持祈禱」
神殿や蓮のランタン、蝋燭やお香など、仏教の法具が対称的に描かれています。蓮華台にいる神様の手には薬が描かれています。衛生状態が悪く13人の子供のうち10人が亡くなった作者にとって、神の存在は特別なものだったのでしょう。
第四章 「切り絵の女神」
1985年、庫淑蘭65歳の時に不幸にも崖から転落する事故に遭い、40日を超える昏睡状態に陥りました。生死の淵を彷徨うなかで現れた「切り絵の女神」。奇跡的に意識を回復した後、さらに切り絵の創作に没頭し、ついに中国民間芸術史上に自分自身のスタイルを確立しました。まるで民間宗教の創始者のように神と人間をつなぐ存在である庫淑蘭は、自分自身を神に捧げ、神と一体化することにより「切り絵の女神」シリーズを作り上げたのです。
[画像9: https://prtimes.jp/i/99851/11/resize/d99851-11-b2c6b96efc93224e4f29-4.png ]
広報画像7. 「切り絵の女神」
今回展示される作品の中で最もダイナミックな一枚(1.3m×1.3m)。2970個の円形と花びらで飾られた本作は、宝石箱のように鮮やかに静かな輝きを放っています。「切り絵の女神」は、心に思い描く神話的な宇宙の中で徐々に育てられた主人公です。女神の手には小さなハサミが握られています。その場所は、厳かで壮麗な寺院に見えますが、実は宇宙の全体像でもあるのです。
■■ 関連イベント ■■
1. 変幻自在!マジック × 舞台劇
[画像10: https://prtimes.jp/i/99851/11/resize/d99851-11-a1f5471da306e8ae5600-0.png ]
ある美術館で女の子と不思議なピエロが出会うオリジナルストーリー。アッと驚くマジックを始め、躍動感あるパフォーマンスに驚きと興奮で目が離せません!大人も子どもも楽しめるファンタジーあふれる舞台劇。
【日 時】9月30日(土) 1.11:00〜11:40 2.14:00〜14:40
【会 場】日中友好会館B1階・大ホール
【出 演】ごっちくん × アッキー
【席 数】130席/回、立ち見OK
【参加料】無料 ※申込不要
2. 親子で楽しむ切り紙ワークショップ ※ 事前申込制
[画像11: https://prtimes.jp/i/99851/11/resize/d99851-11-2d6cf3828aa7816a70c4-0.png ]
中国の農村や日本各地でのフィールドワークから伝統的な「切り紙」文化を学びます。暮らしを彩り、めぐる季節の中で再生する形を一緒に作ります。
【日 時】10月9日(月・祝) 1.10:30〜12:30 2.14:00〜16:00
【会 場】日中友好会館B1階・大ホール
【講 師】下中菜穂 (造形作家 伝承切り紙、歳時伝承研究)
丹羽朋子 (文化人類学)
【対 象】小学校3年生以上の学生とそのご家族
(ハサミやカッターが使える方)
【人 数】30名/回
【材料費】500円/名
※ 事前申込はこちら >>> https://onl.bz/hBf6N3y <<< 申込締切9/24。
申込多数の場合は抽選します。当選の方のみ9/25以降メールでご連絡します。
電話・メール・来館でのお申込みはできません。
3. 二胡 × 尺八 × ピアノ ♪ 秋のコンサート
[画像12: https://prtimes.jp/i/99851/11/resize/d99851-11-3eb9ba44e3a7c5b7525b-0.png ]
若手アーティストによる、柔らかい音色の二胡(中国)、落ち着いた渋みの尺八(日本)、おなじみのピアノ(西洋)のアンサンブル!秋の雰囲気にピッタリの演奏をお届けします。
【日 時】10月14日(土) 1.11:00〜11:50 2.14:00〜14:50
【会 場】日中友好会館B1階・大ホール
【出 演】MAYA(二胡) × 田辺しおり(尺八) × 芝田佳央(ピアノ)
【席 数】130席/回、立ち見OK
【参加料】無料 ※申込不要