調査レポート「スマホでのキャッシュレス決済の利用に関する調査 利用層の分析編」
[23/03/30]
提供元:PRTIMES
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スマホに複数のアプリがあっても定期利用するのは1〜2種類で現金をまったく持ち歩かない人は少数にとどまる
朝日大学(岐阜県瑞穂市)の附属研究機関である朝日大学マーティング研究所(所長 中畑千弘)は、スマホでのキャッシュレス決済の利用について調査を行いました。スマホでキャッシュレス決済アプリを利用している人が日頃、どのように活用しているのかを調べました。複数のアプリがあっても週1回以上の頻度で利用するのは1〜2種類であることがわかりました。
調査の背景
最近はあらゆる場所で、スマホによる決済が可能となっています。このような環境変化に伴い、ユーザーはどのようにキャッシュレス決済を活用し、日常生活にはどのような変化が生じたのか、調査を行いました。利用層の保有、活用の実態について考察を行いました。
「スマホでのキャッシュレス決済の利用に関する調査 利用層の分析編」の主な結果
■交通系キャッシュレス決済利用層の大半が買い物にも利用
スマホでの交通系のキャッシュレス決済の利用層は全体の70.5%(男性72.7%、女性68.1%)で、このうちの51.6%(男性54.7%、女性48.3%)は交通機関だけでなく、一般的な買い物にもキャッシュレス決済アプリを利用しています。買い物のみの利用層も10.9% (男性9.9%、女性11.9%)で、6割以上が交通系キャッシュレス決済を買い物にも利用しています。より便利に交通機関を利用することをきっかけにスマホにキャッシュレス決済を導入しますが、多くの人が買い物にもキャッシュレス決済を利用しています。交通系ですが、一般的な買い物においても有力な決済手段のひとつとして活用されています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/105793/11/resize/d105793-11-8e7e4329fce5825b21c6-0.png ]
■複数のアプリが利用可能でも、定期的に利用しているのは1〜2種類だけ
スマホで利用可能なキャッシュレス決済の種類については32.7%が「4種類以上」と回答し、「3種類」が22.1%、「2種類」26.0%で、「1種類」は19.2%でした。利用可能なキャッシュレス決済アプリが2種類以上の割合は約8割(80.8%)でした。一方、週1回以上の頻度で利用するキャッシュレス決済の種類については40.1%が「1種類」と回答し、「2種類」が8.5%、「3種類」が14.1%で、「4種類以上」は6.4%にとどまりました。「1種類」「2種類」の合計が約7割(68.6%)となっています。多くのキャッシュレス決済をスマホで利用可能としていますが、定期的に利用するのは1〜2種類にとどまります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/105793/11/resize/d105793-11-89d3eb1498ee73b0a52d-2.png ]
■キャッシュレス決済アプリの利用により現金の持ち歩きは少なくなったが、
まったく持ち歩かなくなった訳ではない
スマホでのキャッシュレス決済の利用層における現金の持ち歩きの現状については、「ほとんど変わらない」が36.9%、「以前より多くなった」が9.3%、「以前より少なくなった」が45.8%、「現金を持ち歩かなくなった」が8.0%でした。「ほとんど変わらない」または「以前より少なくなった」が大半を占めます。現金を持たずに出かける人は1割未満で、スマホにキャッシュレス決済を導入すれば現金を持ち歩かないという人はごく少数にとどまります。
キャッシュレス決済が利用できないお店に対しては、「ほとんどの場合で現金を用意する」が28.0%、「どうしても利用したいお店のときだけ現金を用意する」が40.0%、「お店の利用を諦める」が32.0%でした。お店に強い魅力がない場合、キャッシュレス決済を利用できないことが不利に働く可能性は高まります。
[画像3: https://prtimes.jp/i/105793/11/resize/d105793-11-f01223ab7086210507e5-3.png ]
■今回の調査を通じて
複数のキャッシュレス決済アプリをスマホにインストールしていても、定期利用されるのは1〜2種類にとどまります。交通系のキャッシュレス決済アプリも一般的な買い物に利用されています。キャッシュレス決済を受け付けないことでお店の利用を諦めてしまうこともあります。キャッシュレス決済の日常化に伴い、定期的に利用されるキャッシュレス決済アプリとして選ばれること、決済方法としてキャッシュレス決済を受け入れることが、現在の消費社会のなかでますます重要なポイントとなっていることがわかります。
調査の詳細
「スマホでのキャッシュレス決済アプリの利用に関する調査(利用層の分析編)」
■調査期間:2023年1月17日(火)〜 1月20日(金)
■調査方法:朝日大学マーケティング研究所のパネル利用によるインターネット調査
■対象者:居住地 首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)
年 代 20代・30代・40代・50代
性 別 男女
■回収サンプル数:400
調査データはこちら: http://marketing.asahi-u.ac.jp/wp-content/uploads/2023/03/2303.pdf
朝日大学マーティング研究所「公開リサーチデータ」
マーケティング研究所では、話題のサービス、消費トレンド、世の中の新しい動きを先取りした事象について、自主的に「トピックス・リサーチ」を実施し、調査データ集積のポータルサイトとして広くデータを公表しています。また、企業様などからの市場調査のご要望にスムースにお応えするために首都圏、東海圏など全国規模のモニターにアクセスできる仕組みを保有しています。
■名称:公開リサーチデータ
■調査レポート: 200本以上
■詳細:http://marketing.asahi-u.ac.jp/data/
朝日大学マーティング研究所について
[画像4: https://prtimes.jp/i/105793/11/resize/d105793-11-f7ec0f32bc4e1999dd90-4.png ]
【会社概要】
本社所在地:岐阜県瑞穂市穂積1851
所長:中畑 千弘 (経営学部教授)
事業内容: 消費行動の分析および研究、経営コンサルティン、マーケティングリサーチ、商品開発支援、
講演会・社会人セミナーの実施等
設立: 2002年4月
HP:http://marketing.asahi-u.ac.jp/
朝日大学(岐阜県瑞穂市)の附属研究機関である朝日大学マーティング研究所(所長 中畑千弘)は、スマホでのキャッシュレス決済の利用について調査を行いました。スマホでキャッシュレス決済アプリを利用している人が日頃、どのように活用しているのかを調べました。複数のアプリがあっても週1回以上の頻度で利用するのは1〜2種類であることがわかりました。
調査の背景
最近はあらゆる場所で、スマホによる決済が可能となっています。このような環境変化に伴い、ユーザーはどのようにキャッシュレス決済を活用し、日常生活にはどのような変化が生じたのか、調査を行いました。利用層の保有、活用の実態について考察を行いました。
「スマホでのキャッシュレス決済の利用に関する調査 利用層の分析編」の主な結果
■交通系キャッシュレス決済利用層の大半が買い物にも利用
スマホでの交通系のキャッシュレス決済の利用層は全体の70.5%(男性72.7%、女性68.1%)で、このうちの51.6%(男性54.7%、女性48.3%)は交通機関だけでなく、一般的な買い物にもキャッシュレス決済アプリを利用しています。買い物のみの利用層も10.9% (男性9.9%、女性11.9%)で、6割以上が交通系キャッシュレス決済を買い物にも利用しています。より便利に交通機関を利用することをきっかけにスマホにキャッシュレス決済を導入しますが、多くの人が買い物にもキャッシュレス決済を利用しています。交通系ですが、一般的な買い物においても有力な決済手段のひとつとして活用されています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/105793/11/resize/d105793-11-8e7e4329fce5825b21c6-0.png ]
■複数のアプリが利用可能でも、定期的に利用しているのは1〜2種類だけ
スマホで利用可能なキャッシュレス決済の種類については32.7%が「4種類以上」と回答し、「3種類」が22.1%、「2種類」26.0%で、「1種類」は19.2%でした。利用可能なキャッシュレス決済アプリが2種類以上の割合は約8割(80.8%)でした。一方、週1回以上の頻度で利用するキャッシュレス決済の種類については40.1%が「1種類」と回答し、「2種類」が8.5%、「3種類」が14.1%で、「4種類以上」は6.4%にとどまりました。「1種類」「2種類」の合計が約7割(68.6%)となっています。多くのキャッシュレス決済をスマホで利用可能としていますが、定期的に利用するのは1〜2種類にとどまります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/105793/11/resize/d105793-11-89d3eb1498ee73b0a52d-2.png ]
■キャッシュレス決済アプリの利用により現金の持ち歩きは少なくなったが、
まったく持ち歩かなくなった訳ではない
スマホでのキャッシュレス決済の利用層における現金の持ち歩きの現状については、「ほとんど変わらない」が36.9%、「以前より多くなった」が9.3%、「以前より少なくなった」が45.8%、「現金を持ち歩かなくなった」が8.0%でした。「ほとんど変わらない」または「以前より少なくなった」が大半を占めます。現金を持たずに出かける人は1割未満で、スマホにキャッシュレス決済を導入すれば現金を持ち歩かないという人はごく少数にとどまります。
キャッシュレス決済が利用できないお店に対しては、「ほとんどの場合で現金を用意する」が28.0%、「どうしても利用したいお店のときだけ現金を用意する」が40.0%、「お店の利用を諦める」が32.0%でした。お店に強い魅力がない場合、キャッシュレス決済を利用できないことが不利に働く可能性は高まります。
[画像3: https://prtimes.jp/i/105793/11/resize/d105793-11-f01223ab7086210507e5-3.png ]
■今回の調査を通じて
複数のキャッシュレス決済アプリをスマホにインストールしていても、定期利用されるのは1〜2種類にとどまります。交通系のキャッシュレス決済アプリも一般的な買い物に利用されています。キャッシュレス決済を受け付けないことでお店の利用を諦めてしまうこともあります。キャッシュレス決済の日常化に伴い、定期的に利用されるキャッシュレス決済アプリとして選ばれること、決済方法としてキャッシュレス決済を受け入れることが、現在の消費社会のなかでますます重要なポイントとなっていることがわかります。
調査の詳細
「スマホでのキャッシュレス決済アプリの利用に関する調査(利用層の分析編)」
■調査期間:2023年1月17日(火)〜 1月20日(金)
■調査方法:朝日大学マーケティング研究所のパネル利用によるインターネット調査
■対象者:居住地 首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)
年 代 20代・30代・40代・50代
性 別 男女
■回収サンプル数:400
調査データはこちら: http://marketing.asahi-u.ac.jp/wp-content/uploads/2023/03/2303.pdf
朝日大学マーティング研究所「公開リサーチデータ」
マーケティング研究所では、話題のサービス、消費トレンド、世の中の新しい動きを先取りした事象について、自主的に「トピックス・リサーチ」を実施し、調査データ集積のポータルサイトとして広くデータを公表しています。また、企業様などからの市場調査のご要望にスムースにお応えするために首都圏、東海圏など全国規模のモニターにアクセスできる仕組みを保有しています。
■名称:公開リサーチデータ
■調査レポート: 200本以上
■詳細:http://marketing.asahi-u.ac.jp/data/
朝日大学マーティング研究所について
[画像4: https://prtimes.jp/i/105793/11/resize/d105793-11-f7ec0f32bc4e1999dd90-4.png ]
【会社概要】
本社所在地:岐阜県瑞穂市穂積1851
所長:中畑 千弘 (経営学部教授)
事業内容: 消費行動の分析および研究、経営コンサルティン、マーケティングリサーチ、商品開発支援、
講演会・社会人セミナーの実施等
設立: 2002年4月
HP:http://marketing.asahi-u.ac.jp/