AIによるデザイン監修プラットフォーム「AIPEX」、JISSUI出向起業「認定・助成金」に認定（経産省後援）

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AIによるデザイン監修プラットフォーム「AIPEX」、JISSUI出向起業「認定・助成金」に認定（経産省後援）

[25/12/25]
提供元：PRTIMES

〜有力IPホルダーを含む多数の企業から引き合いが相次ぐ中、開発・導入を加速。ワークフロー統合で監修運用を効率化し、リードタイム短縮と運用負荷の低減を推進〜

AIによるデザイン監修プラットフォーム「AIPEX(TM)（アイペックス）」を提供する株式会社AIPEX（本社：東京都港区、代表取締役社長：大城敦司、以下AIPEX）は、一般社団法人社会実装推進センター（以下、JISSUI）が実施する「2025年度出向起業『認定・助成金』」の第一公募において、認定を受けました。
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　AIPEXは、IPホルダー（版権元）とライセンシー（IP使用者）が1つのプラットフォーム上で監修業務を完結できるようにし、独自のAI技術を活用して制作工程の効率化と省力化を実現するSaaSです。本認定を機に、プロダクト開発と導入支援体制を強化し、監修業務のリードタイム短縮と運用負荷の低減をさらに推進します。

認定の背景と本制度について

　「出向起業『認定・助成金』」は、大企業発の挑戦を社会実装につなげるため、出向起業による事業創出を認定・支援する制度です。大企業の知見とスタートアップのスピードを掛け合わせ、事業化を加速させます。

　本制度は、経済産業省による出向起業補助金事業の終了を受け、当該事業の旧事務局を務めていた一般社団法人社会実装推進センター（JISSUI）が、経済産業省の後援のもと情報連携しながら実施しています。認定結果は経済産業省へ報告・共有され、同省Webサイトでも公表されています。

　今回の認定は、AIPEXが大企業の知見を活かして独立し、個社の利益にとどまらず、日本のコンテンツ産業全体の生産性向上に資する「社会的意義の高い事業」に取り組んでいる点を評価いただいたものと受け止めています。

IP監修のボトルネックと、「AIPEX」の解決策

　「AIPEX」は、IPホルダー（版権元）とライセンシー（IP使用者）の間で行われる監修業務（提出・確認・差し戻し・承認）を一つのワークフローに統合し、AIによる一次チェックで定型確認を前に進めるIP監修効率化SaaSです。
ボトルネック：監修が「最後の砦」ゆえに、止まりやすい
　国内約2.7兆円規模と言われるキャラクタービジネス市場において、「監修（デザイン確認）」はブランド価値を守る最後の砦です。一方で現場では、アナログな目視確認が限界を迎え、工数の増大と回答遅延が常態化しています。

　だからこそ、監修の品質を守りながらスピードを上げるには、定型確認を仕組み化し、やり取りを一つの流れにまとめることが欠かせません。
「AIPEX」の解決策：AIによる一次チェック × ワークフロー統合
　監修の品質を守りながら、リードタイム短縮と運用負荷の低減を進めるために、「AI」と「業務フロー」を一体で設計します。
- AIによる監修作業の半自動化　提出された制作物と、事前に登録したキャラクターガイドラインや過去の監修データをAIが自動で照合し、違反の可能性がある箇所を指摘します。これにより、担当者は単純なチェック作業から解放され、新規企画の立案などのクリエイティブな業務に注力できます。
- 監修依頼の一元管理とプロセスの可視化　メールやファイルサーバーに散在しがちな監修依頼と関連情報を、「AIPEX」プラットフォーム上で一元管理します。案件の進捗状況や過去のやり取りが瞬時に把握でき、タスクの抜け漏れやコミュニケーションロスを防ぎます。
- 事例の蓄積・学習による監修品質の均一化　「AIPEX」は監修事例を継続的に蓄積・学習することで、ガイドラインに明文化されていない現場の暗黙知や、担当者による判断のばらつきを吸収・標準化します。これにより、担当者の経験に依存することなく監修品質を常に一定に保ち、ブランド価値を守ります。

目指す状態：AIが定型作業を担い、人は創造的な判断に専念できる監修へ
　AIが得意とする「定型的なチェック」と、人が行うべき「創造的な判断」を最適に分担させることで、キャラクター・コンテンツ業界全体の生産性向上に貢献します。

*「AIPEX」は、株式会社AIPEXが商標として出願中の名称です。
*「AIPEX」の独自機能については、現在特許出願準備中です。

認定にあたっての代表コメント

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株式会社AIPEX 代表取締役大城敦司
2025年9月のスピンアウト以降、国内有数のIPホルダーを含む多数の企業様から“監修が長年の課題だった”というご相談が増え、導入に向けた引き合いが想定を大幅に上回るペースで積み上がっています。
今回の認定は、私たちの取り組みが個社の効率化にとどまらず、日本のコンテンツ産業全体の生産性を押し上げる点を評価いただいた結果だと受け止めています。今後も、プロダクトの磨き込みと導入支援体制の強化に邁進し、日本の誇るべきキャラクター達を世の中に早く、正しく、心に響く形で届けられる基盤を提供していきます。