BSI(英国規格協会)が、世界初となるカーボン・ニュートラル実証の仕様(PAS2060)を発行
[10/04/23]
提供元:PRTIMES
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BSI(英国規格協会)は、2010年4月15日にカーボン・ニュートラルの実証の仕様となる
PAS(*1)2060を発行しました。
温室効果ガス(GHG)排出量の削減を行うことで、人類全体の脅威である気候変動を回避していく
ことは、今日社会が取り組むべき重要な課題の一つであり、政府、企業、社会でGHG削減のため
さまざまな活動が行われています。日本においても、「カーボンフットプリント」や「カーボン
オフセット」という考えや取り組みが定着しつつあります。欧州では、これをさらに一歩進めた
「カーボン・ニュートラル」と呼ばれる取り組みが、政府、企業や消費者からの関心を集めてい
ます。
「カーボン・ニュートラル」とは、製品の製造といった経済活動で排出されるCO2に相当する
排出量について、植林などの方法でCO2を吸収する、化石燃料の代わりにバイオマスエネルギーを
利用する、またCO2排出権の購入(カーボンオフセット)などの取り組みを行うことで、実質的な
CO2排出量をゼロにすることです。
欧州では、近年多くの組織が、WEBページや広告・チラシといったメディアで「カーボン・ニュ
ートラル」の宣言をするようになってきました。その一方で、「カーボン・ニュートラル」に
関する用語の定義や検証方法の統一がされていないなどの理由から、「カーボン・ニュートラ
ル」の宣言への信頼性に疑問の声も上がり始めました。
「カーボン・ニュートラル」の宣言への信頼性を取り戻すためにも、BSIは、英国エネルギー・
気候変動省(DECC:Department of Energy and Climate Change)や、マーク&スペンサーやユー
ロスターといったEUにおける著名な組織や政府機関との協力を重ね『カーボン・ニュートラルを
実証するための仕様(PAS2060)』の策定し、2010年4月15日にこれを発行しました。
『PAS2060』は、「カーボン・ニュートラル」を証明したいあらゆるエンティティ(企業、
部門、自治体、個人など)が活用できる仕様であり、それぞれの組織での製品/サービスのプロダ
クトサイクルの過程で、またプロモーション活動やイベントなどから生じる温室効果ガス(GHG)
排出量を定量化し、削減し、そのカーボンオフセットを確認するものです。
日本においても、CO2の排出量を何らかの方法で相殺し、CO2の排出を実質ゼロに近づけようと
いう取り組みが注目を集めています。
検証の場面において、カーボン・ニュートラルの宣言が誤解をうむことなく正確に行われるため
に、PAS2060といった客観的で信頼性の高い規格の活用が重要な鍵となります。
(*1)PAS
Publicly Available Specificationの略で、「入手可能な公開された仕様」の意。
BSI(British Standards Institution)について
英国規格協会は、1901年に英国貿易産業省の支援を受けて設立された世界で最も古い歴史を持つ
国家規格協会。1929年に英国王室の認可(Royal Charter)を受け、1942年にはBS規格(British
Standard規格:英国国家規格)を策定・発行する英国唯一の機関として英国政府より認可される。
現在世界100カ国以上でISOを中心としたマネジメントシステムの認証・各種検証およびトレーニ
ングのサービスを提供し、ISOの認証件数は6万件を超える実績を誇る。 ISO9001(品質マネジ
メントシステム)、ISO14001(環境マネジメントシステム)、ISO27001 (情報セキュリティマネ
ジメントシステム)を始め多くのBS規格がISO規格の原案として採用されており、その実績は世界
随一を誇る。BSIグループジャパンはBSIの日本法人である。
URL:http://www.bsigroup.jp/
■お客様からのお問い合わせ先
BSIグループジャパン株式会社(英国規格協会) マーケティング本部
東京都港区北青山2-12-28 青山ビル5階
TEL: 03-6890-1174
FAX: 03-6890-1181
Email: Japan.Marketing@bsigroup.com
PAS(*1)2060を発行しました。
温室効果ガス(GHG)排出量の削減を行うことで、人類全体の脅威である気候変動を回避していく
ことは、今日社会が取り組むべき重要な課題の一つであり、政府、企業、社会でGHG削減のため
さまざまな活動が行われています。日本においても、「カーボンフットプリント」や「カーボン
オフセット」という考えや取り組みが定着しつつあります。欧州では、これをさらに一歩進めた
「カーボン・ニュートラル」と呼ばれる取り組みが、政府、企業や消費者からの関心を集めてい
ます。
「カーボン・ニュートラル」とは、製品の製造といった経済活動で排出されるCO2に相当する
排出量について、植林などの方法でCO2を吸収する、化石燃料の代わりにバイオマスエネルギーを
利用する、またCO2排出権の購入(カーボンオフセット)などの取り組みを行うことで、実質的な
CO2排出量をゼロにすることです。
欧州では、近年多くの組織が、WEBページや広告・チラシといったメディアで「カーボン・ニュ
ートラル」の宣言をするようになってきました。その一方で、「カーボン・ニュートラル」に
関する用語の定義や検証方法の統一がされていないなどの理由から、「カーボン・ニュートラ
ル」の宣言への信頼性に疑問の声も上がり始めました。
「カーボン・ニュートラル」の宣言への信頼性を取り戻すためにも、BSIは、英国エネルギー・
気候変動省(DECC:Department of Energy and Climate Change)や、マーク&スペンサーやユー
ロスターといったEUにおける著名な組織や政府機関との協力を重ね『カーボン・ニュートラルを
実証するための仕様(PAS2060)』の策定し、2010年4月15日にこれを発行しました。
『PAS2060』は、「カーボン・ニュートラル」を証明したいあらゆるエンティティ(企業、
部門、自治体、個人など)が活用できる仕様であり、それぞれの組織での製品/サービスのプロダ
クトサイクルの過程で、またプロモーション活動やイベントなどから生じる温室効果ガス(GHG)
排出量を定量化し、削減し、そのカーボンオフセットを確認するものです。
日本においても、CO2の排出量を何らかの方法で相殺し、CO2の排出を実質ゼロに近づけようと
いう取り組みが注目を集めています。
検証の場面において、カーボン・ニュートラルの宣言が誤解をうむことなく正確に行われるため
に、PAS2060といった客観的で信頼性の高い規格の活用が重要な鍵となります。
(*1)PAS
Publicly Available Specificationの略で、「入手可能な公開された仕様」の意。
BSI(British Standards Institution)について
英国規格協会は、1901年に英国貿易産業省の支援を受けて設立された世界で最も古い歴史を持つ
国家規格協会。1929年に英国王室の認可(Royal Charter)を受け、1942年にはBS規格(British
Standard規格:英国国家規格)を策定・発行する英国唯一の機関として英国政府より認可される。
現在世界100カ国以上でISOを中心としたマネジメントシステムの認証・各種検証およびトレーニ
ングのサービスを提供し、ISOの認証件数は6万件を超える実績を誇る。 ISO9001(品質マネジ
メントシステム)、ISO14001(環境マネジメントシステム)、ISO27001 (情報セキュリティマネ
ジメントシステム)を始め多くのBS規格がISO規格の原案として採用されており、その実績は世界
随一を誇る。BSIグループジャパンはBSIの日本法人である。
URL:http://www.bsigroup.jp/
■お客様からのお問い合わせ先
BSIグループジャパン株式会社(英国規格協会) マーケティング本部
東京都港区北青山2-12-28 青山ビル5階
TEL: 03-6890-1174
FAX: 03-6890-1181
Email: Japan.Marketing@bsigroup.com