日立金属がNTTデータと共同技術開発を本格化
[14/05/20]
提供元:PRTIMES
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〜OpenFlow1.3に対応した通信キャリア向けSDNソリューションを共同開発〜
日立金属株式会社(本社:東京都港区、代表執行役執行役会長:小西 和幸、以下:日立金属)と、株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:岩本 敏男、以下:NTTデータ)は、日立金属のイーサネット(注1)スイッチ「APRESIA(R)(アプレシア)」(注2)とNTTデータのSDN(注3)コントローラー「バーチャルネットワークコントローラ(R)」(注4)を組み合わせ、複数のネットワークの統合・一元管理を可能とする通信キャリア向けSDNソリューションの共同技術開発を5月20日より本格化します。
両社は、2013年より通信キャリア向けSDNソリューションに関する共同研究および検証等を行ってきました。今回、これらの取り組みから得られた知見を生かし、通信キャリアにとってより有益なSDNソリューションの創出に向けた技術開発を本格化するものです。
日立金属とNTTデータは、2015年までにソリューションを開発し、商用ネットワークへの採用をめざします。
現在、各通信キャリアにおいては、企業ユーザー向けを中心に通信回線サービスを提供する「VPN(Virtual Private Network)」、スマートフォンに代表される、モバイルブロードバンド通信サービス「LTE(注5)」やクラウドなど、多岐にわたるサービスを提供しています。しかし、これらのサービスは別々のネットワーク設備で構成・運用されており、設備投資や運用維持コストの効率化が大きな課題となっています。
このような状況を打開する技術として、SDNによる統合化ソリューションが注目を集めています。日立金属ではこれまで、イーサネットスイッチ「APRESIA」シリーズを通信キャリアサービス用途向けに提供してきております。一方でNTTデータは、2011年よりSDNコントローラー「バーチャルネットワークコントローラ」の販売を行っております。両社は2013年より共同でSDNに関する研究および検証を行っております。今般、これらの取り組みで得られた知見を生かし、通信キャリアが抱える課題を解決するSDNソリューションの創出に向けた技術開発を本格化することとなりました。
日立金属の「APRESIA」とNTTデータの「バーチャルネットワークコントローラ」を組み合わせ、以下の特長を持つSDNソリューションの開発を行います。
開発予定のソリューションの特長
- 複数サービスを同一ネットワークに収容し、SDNコントローラーから一元的に制御・管理することで統合網を構成し、設備投資や運用維持にかかる費用を削減する。
- 通信キャリアのネットワークを構成する技術であるPBB(注6)やMPLS(注7)等、通信キャリア向けの機能を数多く取り込んだバージョンのOpenFlow(注8)1.3を使用し、サービスごとにフローを検出することでトラフィック特性に合わせた識別子を付与し、統合網を構成する。
日立金属 「APRESIA」の特長 (現在はApresia26000、Apresia12000シリーズが対象)
- OpenFlow 1.3を通信キャリア向け100G イーサネットスイッチに実装
- 各種コントローラーとの親和性を向上させるためのさまざまなAPI(注9)(OpenFlow1.3含む)を準備
- 「SDNによる集中型」と「従来のスイッチ機能による自律分散型」の組み合わせで制御するハイブリッド方式を採用
- 高速障害検知・復旧、バーストフレーム(注10)検知、送受信や破棄パケット等を計測する各種カウンターなど、通信キャリアグレードを実現するためのさまざまな機能を実装
NTTデータ「バーチャルネットワークコントローラ」の特長
- キャリアネットワークで使われている通信規格を含むOpenFlow1.3への完全準拠
- 高い加入者収容率、スケール可能なアーキテクチャーなど、キャリア規模のネットワークに適用可能な高品質なソフトウエア
- OSS(注11)のソフトスイッチを含むさまざまなOpenFlow1.3対応スイッチをサポート
日立金属とNTTデータは、2015年までに商用ネットワークへの本ソリューションの採用をめざします。
なお、日立金属とNTTデータは、これまでの取り組みの中で開発した本ソリューションのプロトタイプを2014年6月11日(水)〜13日(金)まで幕張メッセにて開催される「INTEROP TOKYO 2014」の日立金属ブース内にて展示する予定です。また、プライベートセミナーや共同プロモーションなどを行う予定です。
【関連リンク】
「APRESIA」紹介ページ
http://www.apresia.jp/index.html
Apresia26000シリーズ紹介ページ
http://www.apresia.jp/products/sp/ap26000.html
「バーチャルネットワークコントローラ」紹介ページ
http://opensol.jp.nttdata.com/solutions/sdn/product/casper
(注1)イーサネットは、富士ゼロックス株式会社の登録商標です。Ethernetは、米国ゼロックス社の製品名称です。
(注2)APRESIAは、日立金属株式会社の登録商標です。
(注3)SDNとはSoftware-Defined Networkingの略で、ネットワークをソフトウエアで制御する概念です。
(注4)バーチャルネットワークコントローラは、株式会社NTTデータの登録商標です。
(注5)LTEは欧州電気通信標準協会(ETSI)の登録商標で、携帯電話のデータ通信を高速化した規格です。
(注6)PBBとはProvider Backbone Bridgeの略で広域イーサネットを実現する技術です。
(注7)MPLSとはMulti-Protocol Label Switchingの略でパケットを高速に転送する技術です。
(注8)OpenFlowとはOpen Networking Foundationの登録商標で、ネットワークをソフトウエアで制御するためのネットワーク制御機能です。
(注9)APIとはApplication Programming Interfaceの略でハードウエアやソフトウエアの提供している機能を利用するための手法です。
(注10)バーストフレームとは瞬間的に突出した流量を示すようなトラフィックのことです。
(注11)OSSとはOpen Source Softwareの略で誰でも改良、再配布が可能なソフトウエアのことです。
*その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本ニュースリリースは日立金属株式会社と株式会社NTTデータが共同で配信しています。重複して配信されることがありますが、ご了承願います。
■報道関係のお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
広報部
甘田(かんだ)
Tel:03-5546-8051
日立金属株式会社
コミュニケーション室
吉原
Tel:03-5765-4082
■製品・サービスに関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
基盤システム事業本部
永園、菊田、小島
Tel:050-5546-2301
日立金属株式会社
電線材料カンパニー 情報システム統括部
水谷、高橋
Tel:03-6381-1439
日立金属株式会社(本社:東京都港区、代表執行役執行役会長:小西 和幸、以下:日立金属)と、株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:岩本 敏男、以下:NTTデータ)は、日立金属のイーサネット(注1)スイッチ「APRESIA(R)(アプレシア)」(注2)とNTTデータのSDN(注3)コントローラー「バーチャルネットワークコントローラ(R)」(注4)を組み合わせ、複数のネットワークの統合・一元管理を可能とする通信キャリア向けSDNソリューションの共同技術開発を5月20日より本格化します。
両社は、2013年より通信キャリア向けSDNソリューションに関する共同研究および検証等を行ってきました。今回、これらの取り組みから得られた知見を生かし、通信キャリアにとってより有益なSDNソリューションの創出に向けた技術開発を本格化するものです。
日立金属とNTTデータは、2015年までにソリューションを開発し、商用ネットワークへの採用をめざします。
現在、各通信キャリアにおいては、企業ユーザー向けを中心に通信回線サービスを提供する「VPN(Virtual Private Network)」、スマートフォンに代表される、モバイルブロードバンド通信サービス「LTE(注5)」やクラウドなど、多岐にわたるサービスを提供しています。しかし、これらのサービスは別々のネットワーク設備で構成・運用されており、設備投資や運用維持コストの効率化が大きな課題となっています。
このような状況を打開する技術として、SDNによる統合化ソリューションが注目を集めています。日立金属ではこれまで、イーサネットスイッチ「APRESIA」シリーズを通信キャリアサービス用途向けに提供してきております。一方でNTTデータは、2011年よりSDNコントローラー「バーチャルネットワークコントローラ」の販売を行っております。両社は2013年より共同でSDNに関する研究および検証を行っております。今般、これらの取り組みで得られた知見を生かし、通信キャリアが抱える課題を解決するSDNソリューションの創出に向けた技術開発を本格化することとなりました。
日立金属の「APRESIA」とNTTデータの「バーチャルネットワークコントローラ」を組み合わせ、以下の特長を持つSDNソリューションの開発を行います。
開発予定のソリューションの特長
- 複数サービスを同一ネットワークに収容し、SDNコントローラーから一元的に制御・管理することで統合網を構成し、設備投資や運用維持にかかる費用を削減する。
- 通信キャリアのネットワークを構成する技術であるPBB(注6)やMPLS(注7)等、通信キャリア向けの機能を数多く取り込んだバージョンのOpenFlow(注8)1.3を使用し、サービスごとにフローを検出することでトラフィック特性に合わせた識別子を付与し、統合網を構成する。
日立金属 「APRESIA」の特長 (現在はApresia26000、Apresia12000シリーズが対象)
- OpenFlow 1.3を通信キャリア向け100G イーサネットスイッチに実装
- 各種コントローラーとの親和性を向上させるためのさまざまなAPI(注9)(OpenFlow1.3含む)を準備
- 「SDNによる集中型」と「従来のスイッチ機能による自律分散型」の組み合わせで制御するハイブリッド方式を採用
- 高速障害検知・復旧、バーストフレーム(注10)検知、送受信や破棄パケット等を計測する各種カウンターなど、通信キャリアグレードを実現するためのさまざまな機能を実装
NTTデータ「バーチャルネットワークコントローラ」の特長
- キャリアネットワークで使われている通信規格を含むOpenFlow1.3への完全準拠
- 高い加入者収容率、スケール可能なアーキテクチャーなど、キャリア規模のネットワークに適用可能な高品質なソフトウエア
- OSS(注11)のソフトスイッチを含むさまざまなOpenFlow1.3対応スイッチをサポート
日立金属とNTTデータは、2015年までに商用ネットワークへの本ソリューションの採用をめざします。
なお、日立金属とNTTデータは、これまでの取り組みの中で開発した本ソリューションのプロトタイプを2014年6月11日(水)〜13日(金)まで幕張メッセにて開催される「INTEROP TOKYO 2014」の日立金属ブース内にて展示する予定です。また、プライベートセミナーや共同プロモーションなどを行う予定です。
【関連リンク】
「APRESIA」紹介ページ
http://www.apresia.jp/index.html
Apresia26000シリーズ紹介ページ
http://www.apresia.jp/products/sp/ap26000.html
「バーチャルネットワークコントローラ」紹介ページ
http://opensol.jp.nttdata.com/solutions/sdn/product/casper
(注1)イーサネットは、富士ゼロックス株式会社の登録商標です。Ethernetは、米国ゼロックス社の製品名称です。
(注2)APRESIAは、日立金属株式会社の登録商標です。
(注3)SDNとはSoftware-Defined Networkingの略で、ネットワークをソフトウエアで制御する概念です。
(注4)バーチャルネットワークコントローラは、株式会社NTTデータの登録商標です。
(注5)LTEは欧州電気通信標準協会(ETSI)の登録商標で、携帯電話のデータ通信を高速化した規格です。
(注6)PBBとはProvider Backbone Bridgeの略で広域イーサネットを実現する技術です。
(注7)MPLSとはMulti-Protocol Label Switchingの略でパケットを高速に転送する技術です。
(注8)OpenFlowとはOpen Networking Foundationの登録商標で、ネットワークをソフトウエアで制御するためのネットワーク制御機能です。
(注9)APIとはApplication Programming Interfaceの略でハードウエアやソフトウエアの提供している機能を利用するための手法です。
(注10)バーストフレームとは瞬間的に突出した流量を示すようなトラフィックのことです。
(注11)OSSとはOpen Source Softwareの略で誰でも改良、再配布が可能なソフトウエアのことです。
*その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本ニュースリリースは日立金属株式会社と株式会社NTTデータが共同で配信しています。重複して配信されることがありますが、ご了承願います。
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株式会社NTTデータ
広報部
甘田(かんだ)
Tel:03-5546-8051
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コミュニケーション室
吉原
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■製品・サービスに関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
基盤システム事業本部
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