ブロックチェーン技術を利用したスマートコントラクト保険の実証実験実施について
[18/11/15]
提供元:PRTIMES
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MS&ADインシュアランス グループのあいおいニッセイ同和損害保険株式会社(代表取締役社長:金杉恭三、以下「あいおいニッセイ同和損保」)、株式会社シーエーシー(代表取締役社長:西森良太、以下「CAC」)とソラミツ株式会社(共同代表取締役:岡田隆/武宮誠、以下「ソラミツ」)は、ブロックチェーン技術「Hyperledger Iroha(※1)」を利用したスマートコントラクト(※2)保険についての実証実験を行いました。
現在の損害保険では、紙の申込書、対面での保険契約手続がいまだ主流となっており、保険の契約書である「約款・特約」の交付、万が一事故が発生した場合の保険金請求も、基本的には紙の請求書と手作業による保険金審査で行われています。
一方、お客さまの購買行動、情報入手や銀行取引までもインターネット、特にスマートフォンを介したオンラインで行われることが社会的に当たり前となる中、損害保険もより便利に、よりお客様のニーズに合った商品・サービスを提供することが求められています。
ブロックチェーン技術はBitcoin(ビットコイン)をはじめとした仮想通貨(暗号通貨)にとどまらず、分散記録台帳の特性を活かした堅牢な情報共有システム、さらには契約の執行を自動化するスマートコントラクトなど、様々な分野への活用が世界中で幅広く検討・研究されています。あいおいニッセイ同和損保はこの中でも特にスマートコントラクトに着目し、損害保険をスマートコントラクト化することにより、現在の損害保険が抱える様々な問題を解決するとともに、「従来にはない新たな顧客体験を提供する次世代の損害保険を創る」ことを目的に今回の実証実験を企図しました。
このような背景の下、あいおいニッセイ同和損保、金融・保険分野を中心にブロックチェーン応用開発に取り組むCACおよびHyperledger Irohaのオリジナル開発者であるソラミツの三社は、それぞれの分野で培った経験と知見を持ち寄り、ブロックチェーン技術を活用したスマートコントラクト保険の枠組みを共同開発し、実証実験を実施しました。
本実証実験ではHyperledger Irohaをブロックチェーン基盤として保険契約の申込、引受審査、再保険取引、事故通知、保険金審査・支払機能の大部分を自動化できるよう構築し、また、システム内だけで流通する独自トークンを活用しました。保険契約をスマートコントラクトとして取り扱い、各手続きが発生と同時に電子的契約に基づいて自動で執行されることで、ペーパーレスに、かつ手作業を極力介すことなく取引が完了する手続きモデルとなります。これにより、お客さまにはスマートフォンだけで保険への加入、保険金請求をしていただけるだけでなく、保険料の支払いや保険金の受取りも即時に、かつ自動的に行っていただくことが可能となります。
保険契約のスマートコントラクト化によって、保険契約の完全ペーパーレス化、手作業の極少化が実現し、お客さまにお支払いいただく保険料を低減することも可能となります。
また今後、P2P保険(※3)やオンデマンド保険(※4)、マイクロインシュアランス(※5)への活用、更には今後の社会の変革により発生する新たなリスクに対する保険・サービスを展開することで、お客さまに対し新たな付加価値を提供することが可能となります。
三社は、ブロックチェーン技術及びスマートコントラクトを活用した損害保険を開発することで、保険契約に係る申込み手続きや保険金支払いの事務負担を軽減し、ますますデジタル化する社会のニーズに対応するスマートコントラクト保険を提供することを目指して活動していきます。
<あいおいニッセイ同和損害保険について>
MS&ADインシュアランス グループホールディングス株式会社の中核事業会社として、自動車保険、火災保険、傷害保険などの引き受けを行っています。すべてのお客さまに高品質の商品・サービスをお届けし、一人ひとりのお客さまからの確かな信頼を基に発展する企業を創造するために、「お客さま第一」「誠実」「チームワーク」「革新」「プロフェッショナリズム」「地域密着」「情熱」を行動指針としています。企業メッセージとして掲げる『全力サポート宣言(3つの宣言「迅速」「優しい」「頼れる」)』を実践し、明るく元気な社員がお客さまを全力でサポートする「特色ある個性豊かな会社」を目指しています。
<CACについて>
日本で最初の独立系ソフトウェア専門会社として1966年に発足。CAC Holdings(東証一部上場)を持株会社とするCACグループの中核企業(所在地:東京都中央区日本橋箱崎町24 番1 号)。金融、医薬分野などのシステム開発・運用を国内外で展開し、近年は、スタートアップなどとも連携して社会やビジネスのイノベーションに寄与する価値あるソリューションの提供に注力しています。
<ソラミツについて>
ソラミツは、2016年2月にブロックチェーンの技術系スタートアップとして誕生し、現在、アイデンティティプラットフォームの開発を行っています。このアイデンティティに対する取り組み・技術・ノウハウを生かし、非営利団体The Linux Foundationが設立した、世界のオープンソースプロジェクト「Hyperledgerプロジェクト」にも参画しています。 今後、Hyperledgerプロジェクトのメンバーとして、ブロックチェーンに係る技術提供に取り組みながら、社会課題を解決するサービスづくりを進めていきます。
※1<Hyperledger Irohaについて>
Hyperledger Irohaは、Linux Foundationの主催するHyperledger Projectにおいて、Activeステータスとして採択されているブロックチェーン・フレームワーク。ソラミツをオリジナル開発者、開発パートナーとして世界6社と1中央銀行がリードし、オープンソースコミュニティのメンバーと共に開発を継続している。
※2<スマートコントラクトについて>
スマートコントラクトとは、コンピュータネットワーク上で契約の自動的な検証、執行、実行を可能とする技術。第三者を介さずに信用が担保された契約を自動的に、迅速に、低コストで処理できるという特徴があり、ブロックチェーン技術の応用分野の一つとして、保険分野に限らず幅広い範囲への活用が期待されている。
※3<P2P保険について>
P2P保険は、Peer-to-Peer保険の略称であり、友人や特定のグループで保険料を拠出し合い、リスクや割引などもそのグループ内でシェアする仕組み。
※4<オンデマンド保険について>
必要なものに必要なときだけ保険をかけることのできる仕組み。
※5<マイクロインシュアランス>
低価格・低コストで提供される保険。
【関連するwebサイト】
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社:https://www.aioinissaydowa.co.jp/
株式会社シーエーシー:https://www.cac.co.jp/
ソラミツ株式会社:https://soramitsu.co.jp
Hyperledger Iroha:https://iroha.tech
現在の損害保険では、紙の申込書、対面での保険契約手続がいまだ主流となっており、保険の契約書である「約款・特約」の交付、万が一事故が発生した場合の保険金請求も、基本的には紙の請求書と手作業による保険金審査で行われています。
一方、お客さまの購買行動、情報入手や銀行取引までもインターネット、特にスマートフォンを介したオンラインで行われることが社会的に当たり前となる中、損害保険もより便利に、よりお客様のニーズに合った商品・サービスを提供することが求められています。
ブロックチェーン技術はBitcoin(ビットコイン)をはじめとした仮想通貨(暗号通貨)にとどまらず、分散記録台帳の特性を活かした堅牢な情報共有システム、さらには契約の執行を自動化するスマートコントラクトなど、様々な分野への活用が世界中で幅広く検討・研究されています。あいおいニッセイ同和損保はこの中でも特にスマートコントラクトに着目し、損害保険をスマートコントラクト化することにより、現在の損害保険が抱える様々な問題を解決するとともに、「従来にはない新たな顧客体験を提供する次世代の損害保険を創る」ことを目的に今回の実証実験を企図しました。
このような背景の下、あいおいニッセイ同和損保、金融・保険分野を中心にブロックチェーン応用開発に取り組むCACおよびHyperledger Irohaのオリジナル開発者であるソラミツの三社は、それぞれの分野で培った経験と知見を持ち寄り、ブロックチェーン技術を活用したスマートコントラクト保険の枠組みを共同開発し、実証実験を実施しました。
本実証実験ではHyperledger Irohaをブロックチェーン基盤として保険契約の申込、引受審査、再保険取引、事故通知、保険金審査・支払機能の大部分を自動化できるよう構築し、また、システム内だけで流通する独自トークンを活用しました。保険契約をスマートコントラクトとして取り扱い、各手続きが発生と同時に電子的契約に基づいて自動で執行されることで、ペーパーレスに、かつ手作業を極力介すことなく取引が完了する手続きモデルとなります。これにより、お客さまにはスマートフォンだけで保険への加入、保険金請求をしていただけるだけでなく、保険料の支払いや保険金の受取りも即時に、かつ自動的に行っていただくことが可能となります。
保険契約のスマートコントラクト化によって、保険契約の完全ペーパーレス化、手作業の極少化が実現し、お客さまにお支払いいただく保険料を低減することも可能となります。
また今後、P2P保険(※3)やオンデマンド保険(※4)、マイクロインシュアランス(※5)への活用、更には今後の社会の変革により発生する新たなリスクに対する保険・サービスを展開することで、お客さまに対し新たな付加価値を提供することが可能となります。
三社は、ブロックチェーン技術及びスマートコントラクトを活用した損害保険を開発することで、保険契約に係る申込み手続きや保険金支払いの事務負担を軽減し、ますますデジタル化する社会のニーズに対応するスマートコントラクト保険を提供することを目指して活動していきます。
<あいおいニッセイ同和損害保険について>
MS&ADインシュアランス グループホールディングス株式会社の中核事業会社として、自動車保険、火災保険、傷害保険などの引き受けを行っています。すべてのお客さまに高品質の商品・サービスをお届けし、一人ひとりのお客さまからの確かな信頼を基に発展する企業を創造するために、「お客さま第一」「誠実」「チームワーク」「革新」「プロフェッショナリズム」「地域密着」「情熱」を行動指針としています。企業メッセージとして掲げる『全力サポート宣言(3つの宣言「迅速」「優しい」「頼れる」)』を実践し、明るく元気な社員がお客さまを全力でサポートする「特色ある個性豊かな会社」を目指しています。
<CACについて>
日本で最初の独立系ソフトウェア専門会社として1966年に発足。CAC Holdings(東証一部上場)を持株会社とするCACグループの中核企業(所在地:東京都中央区日本橋箱崎町24 番1 号)。金融、医薬分野などのシステム開発・運用を国内外で展開し、近年は、スタートアップなどとも連携して社会やビジネスのイノベーションに寄与する価値あるソリューションの提供に注力しています。
<ソラミツについて>
ソラミツは、2016年2月にブロックチェーンの技術系スタートアップとして誕生し、現在、アイデンティティプラットフォームの開発を行っています。このアイデンティティに対する取り組み・技術・ノウハウを生かし、非営利団体The Linux Foundationが設立した、世界のオープンソースプロジェクト「Hyperledgerプロジェクト」にも参画しています。 今後、Hyperledgerプロジェクトのメンバーとして、ブロックチェーンに係る技術提供に取り組みながら、社会課題を解決するサービスづくりを進めていきます。
※1<Hyperledger Irohaについて>
Hyperledger Irohaは、Linux Foundationの主催するHyperledger Projectにおいて、Activeステータスとして採択されているブロックチェーン・フレームワーク。ソラミツをオリジナル開発者、開発パートナーとして世界6社と1中央銀行がリードし、オープンソースコミュニティのメンバーと共に開発を継続している。
※2<スマートコントラクトについて>
スマートコントラクトとは、コンピュータネットワーク上で契約の自動的な検証、執行、実行を可能とする技術。第三者を介さずに信用が担保された契約を自動的に、迅速に、低コストで処理できるという特徴があり、ブロックチェーン技術の応用分野の一つとして、保険分野に限らず幅広い範囲への活用が期待されている。
※3<P2P保険について>
P2P保険は、Peer-to-Peer保険の略称であり、友人や特定のグループで保険料を拠出し合い、リスクや割引などもそのグループ内でシェアする仕組み。
※4<オンデマンド保険について>
必要なものに必要なときだけ保険をかけることのできる仕組み。
※5<マイクロインシュアランス>
低価格・低コストで提供される保険。
【関連するwebサイト】
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社:https://www.aioinissaydowa.co.jp/
株式会社シーエーシー:https://www.cac.co.jp/
ソラミツ株式会社:https://soramitsu.co.jp
Hyperledger Iroha:https://iroha.tech