「アジア太平洋地域版:資本投資専門家の報酬に関する調査」の最新レポートを公開プライベートキャピタル市場は成長傾向に
[23/04/27]
提供元:PRTIMES
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日本人回答者の市場心理は67%が「変化無し」
世界最大級のエグゼクティブ・サーチ会社Heidrick & Struggles(ハイドリック・アンド・ストラグルズジャパン合同会社、本社:アメリカ合衆国シカゴ、CEO:クリシュナン・ラジャゴパラン、以下 ハイドリック&ストラグルズ)は本日、「アジア太平洋地域版:資本投資専門家の報酬に関する調査」の最新レポートを公開しました。本調査によると、世界的なインフレに関わらず、アジア太平洋地域におけるプライベートキャピタル市場は成長傾向にあり、2021年から2022年にかけて現金報酬額も上昇していることが分かりました。
本レポートは、日本、中国、シンガポール、オーストラリアおよびその他地域(インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、サウジアラビア、韓国、タイ、アラブ首長国連邦)のプライベートエクイティの投資部門の専門家を対象に、2020年〜2022年の報酬額や市場心理について収集した匿名データを基にして作成されました。
市場心理:プライベートキャピタル市場に対して、日本の回答者67%は「変化無し」
プライベートキャピタル市場に対する資本投資専門家の心理について、日本を除く調査対象国および地域では、「やや改善されている」もしくは「やや悪い」という意見の両方の回答が目立つ一方、日本では「変化無し」と回答する割合が67%に上りました(表1)。この背景として、日本の回答者は、金利の上昇や為替レートの円安により市場を不安視していることが考えられます。
また、戦略に関する市場心理は、過去2年に引き続き、クレジット投資/スペシャル・シチュエーション投資に対する前向きな見方が、全体の8割以上を占めています。同投資に対して、調査回答者の81%は、今年の見通しが「やや改善」または「大幅に改善した」と回答しました。一方、一つのファンドが複数のファンドに投資を行うファンド・オブ・ファンズについては、61%が「やや悪化」または「大幅に悪化する」と考えており、否定的な心理を抱いていることが明らかになりました(表2)。
[画像1: https://prtimes.jp/i/24650/12/resize/d24650-12-025952e0489bcf2bfb50-0.png ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/24650/12/resize/d24650-12-5a807dbdbc5b82649166-1.png ]
報酬:市場全体では堅調だが、ボーナスの減少が浮き彫りに
報酬面では、回答者の69%が今後18か月で基本給が上がることを予想しています。一方、ボーナスについては、対2020年比で2021年にボーナスが減少したと回答する割合より、対2021 年比で2022年にボーナスが減少したと回答した割合の方が上回りました(表3)。
ハイドリック・アンド・ストラグルズジャパン合同会社の金融プラクティス担当パートナーである飯沼綾は次のように語っています。「報酬に関する前向きな見方の背景には、二つの要素があると考えられます。一つは、採用競争の激化です。ここ数年継続的に投資活動が増加している市場のトレンドに対し、経験豊富な投資プロフェッショナルの人口が少なく採用競争は激化しています。また二つ目の要素としては、円安の影響です。近年急速に進行した円安の影響で、日本市場の報酬レベルは他の市場に比較すると割安感が出ており、調整が行われていることが考えられます。投資機会増加の要因としては、投資先企業のオーナーや経営者のプライベートエクイティに対する視点の変化もあると考えられます。従来は、プライベートエクイティが自社の株主となることに抵抗があるオーナー経営者も少なくありませんでした。しかし、後継者問題や新型コロナウイルスによる社会経済の変化に直面する中で、プライベートエクイティ投資は経営者にとってビジネスの先行きを決める一つの選択肢となっています。これにより、プライベートエクイティ投資が活発になり、投資専門家の報酬面にも前向きな影響を与えていると言えるでしょう。」
[画像3: https://prtimes.jp/i/24650/12/resize/d24650-12-d9f800f4f1b12c6852d2-2.png ]
以上
ハイドリック&ストラグルズについて
Heidrick & Strugglesは、グローバルリーダーシップアドバイザリーおよびオンデマンドタレントソリューションのプレミアプロバイダーとして、世界のトップ企業のシニアレベル人材およびコンサルティングのニーズにお応えします。私たちは信頼あるリーダーシップアドバイザーとして、お客様のパートナーとなって将来のリーダーと組織を育成し、エグゼクティブ・サーチ、ダイバーシティ&インクルージョン、リーダーシップの評価・開発、組織とチームの加速、文化の形成、オンデマンドの独立した人材ソリューションなどのサービスと製品をご提供します。ハイドリック&ストラグルズは、エグゼクティブ・サーチという職業を65年以上前に開拓しました。現在は人材および人的資本のソリューションをご提供し、クライアントのリーダーシップチーム一つ一つが世界を変えるお手伝いをいたします。(R)
https://www.heidrick.com/en
世界最大級のエグゼクティブ・サーチ会社Heidrick & Struggles(ハイドリック・アンド・ストラグルズジャパン合同会社、本社:アメリカ合衆国シカゴ、CEO:クリシュナン・ラジャゴパラン、以下 ハイドリック&ストラグルズ)は本日、「アジア太平洋地域版:資本投資専門家の報酬に関する調査」の最新レポートを公開しました。本調査によると、世界的なインフレに関わらず、アジア太平洋地域におけるプライベートキャピタル市場は成長傾向にあり、2021年から2022年にかけて現金報酬額も上昇していることが分かりました。
本レポートは、日本、中国、シンガポール、オーストラリアおよびその他地域(インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、サウジアラビア、韓国、タイ、アラブ首長国連邦)のプライベートエクイティの投資部門の専門家を対象に、2020年〜2022年の報酬額や市場心理について収集した匿名データを基にして作成されました。
市場心理:プライベートキャピタル市場に対して、日本の回答者67%は「変化無し」
プライベートキャピタル市場に対する資本投資専門家の心理について、日本を除く調査対象国および地域では、「やや改善されている」もしくは「やや悪い」という意見の両方の回答が目立つ一方、日本では「変化無し」と回答する割合が67%に上りました(表1)。この背景として、日本の回答者は、金利の上昇や為替レートの円安により市場を不安視していることが考えられます。
また、戦略に関する市場心理は、過去2年に引き続き、クレジット投資/スペシャル・シチュエーション投資に対する前向きな見方が、全体の8割以上を占めています。同投資に対して、調査回答者の81%は、今年の見通しが「やや改善」または「大幅に改善した」と回答しました。一方、一つのファンドが複数のファンドに投資を行うファンド・オブ・ファンズについては、61%が「やや悪化」または「大幅に悪化する」と考えており、否定的な心理を抱いていることが明らかになりました(表2)。
[画像1: https://prtimes.jp/i/24650/12/resize/d24650-12-025952e0489bcf2bfb50-0.png ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/24650/12/resize/d24650-12-5a807dbdbc5b82649166-1.png ]
報酬:市場全体では堅調だが、ボーナスの減少が浮き彫りに
報酬面では、回答者の69%が今後18か月で基本給が上がることを予想しています。一方、ボーナスについては、対2020年比で2021年にボーナスが減少したと回答する割合より、対2021 年比で2022年にボーナスが減少したと回答した割合の方が上回りました(表3)。
ハイドリック・アンド・ストラグルズジャパン合同会社の金融プラクティス担当パートナーである飯沼綾は次のように語っています。「報酬に関する前向きな見方の背景には、二つの要素があると考えられます。一つは、採用競争の激化です。ここ数年継続的に投資活動が増加している市場のトレンドに対し、経験豊富な投資プロフェッショナルの人口が少なく採用競争は激化しています。また二つ目の要素としては、円安の影響です。近年急速に進行した円安の影響で、日本市場の報酬レベルは他の市場に比較すると割安感が出ており、調整が行われていることが考えられます。投資機会増加の要因としては、投資先企業のオーナーや経営者のプライベートエクイティに対する視点の変化もあると考えられます。従来は、プライベートエクイティが自社の株主となることに抵抗があるオーナー経営者も少なくありませんでした。しかし、後継者問題や新型コロナウイルスによる社会経済の変化に直面する中で、プライベートエクイティ投資は経営者にとってビジネスの先行きを決める一つの選択肢となっています。これにより、プライベートエクイティ投資が活発になり、投資専門家の報酬面にも前向きな影響を与えていると言えるでしょう。」
[画像3: https://prtimes.jp/i/24650/12/resize/d24650-12-d9f800f4f1b12c6852d2-2.png ]
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ハイドリック&ストラグルズについて
Heidrick & Strugglesは、グローバルリーダーシップアドバイザリーおよびオンデマンドタレントソリューションのプレミアプロバイダーとして、世界のトップ企業のシニアレベル人材およびコンサルティングのニーズにお応えします。私たちは信頼あるリーダーシップアドバイザーとして、お客様のパートナーとなって将来のリーダーと組織を育成し、エグゼクティブ・サーチ、ダイバーシティ&インクルージョン、リーダーシップの評価・開発、組織とチームの加速、文化の形成、オンデマンドの独立した人材ソリューションなどのサービスと製品をご提供します。ハイドリック&ストラグルズは、エグゼクティブ・サーチという職業を65年以上前に開拓しました。現在は人材および人的資本のソリューションをご提供し、クライアントのリーダーシップチーム一つ一つが世界を変えるお手伝いをいたします。(R)
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